サッカー観戦日記

2003年04月29日(火) クラブユース選手権(U−15)大阪予選 2次リーグ 枚方FC−寝屋川レグルス G大阪−大阪セントラル

クラブユース選手権(U−15)大阪予選 2次リーグ 枚方FC−寝屋川レグルス
4月29日(火・祝)万博人工芝 10時 晴 無風


枚方FC             寝屋川レグルス
−−−−−木村−−−−−  −−−今西−−田中−−−
−−−−−−−−−−−−  −−−−−青森−−−−−
貞国−−岡−−橋長−大出  石田−青山−−北口−吉岡
村上−片久世−沢田−藤本  −−下渕−森島−小田−−
−−−−−高瀬−−−−−  −−−−−廣畑−−−−−

キックオフには10分ほど遅れて到着。が何やら騒がしい。どうも枚方FCが早々と退場者を出してしまったらしい。いきなり絶体絶命である。1トップにして全体に引いて対応。
数的優位となった寝屋川はパススピードが速く、引いて守る枚方FCにパスカットさせない。枚方FCのプレスが甘く、中途半端な距離に立つ相手をもろともしない技術を持つ寝屋川がパスまわしで翻弄する。WBはあまり突破せず、アーリークロスか相手を引きつけておいて中央に戻し、青森君を軸に崩す。左利きの青森君は抜群の技術を活かし、確実な技術から長短のパスで組み立て、ラストパス、ミドルを狙う。今西君は流れて受けるタイミングがよく、スピード十分の突破をみせる。他の選手は個性はそれほど感じないが青森君・今西君を忠実にサポートする。またこのチームは攻守の切り替えが早く、当たりもフェアだが激しい。枚方FCは高い技術を持つ岡君を軸にカウンターを狙うが、あっという間に囲まれ、キープに精一杯と言う状況が再三見られた。動き出しのタイミングもよく、寝屋川の選手は次々とフリーになってボールを受ける。寝屋川はトレセン的な練習を普段からみっちり積んでいるような印象を受けるチームだが、今年はそれが徹底されているようだ。左CKから青森君のキックがファーに流れたところを吉岡君がクロス、ファーの石田君が頭で決め寝屋川先制。さらに青森君が右スミへ絶妙なクリーンシュートを決め2点目。この後も寝屋川の攻勢が続き4−0と完勝した。寝屋川レグルスは青森君・今西君以外に意外性や強引さを備えた選手は見当たらなかったが、よく完成されたチームで個々の個人戦術理解が高い。全国を狙う力はあると思う。次のC大阪を倒す可能性も十分ありそうだ。枚方FCは中途半端なポジショニングと動き出しの遅さが致命傷となった。早々に退場者を出したことで一人一人が消極的になってしまったのかもしれない。細かい技術では寝屋川を凌いでいたがゲームの中で自分たちの長所を出せなかった。



クラブユース選手権(U−15)大阪予選 2次リーグ ガンバ大阪−大阪セントラル
4月29日(火・祝)万博人工芝 11時20分 晴 無風


G大阪          大阪セントラル
−−−角島−−星原−−− −−−−−9−−−−−− 
−−−−−−−−−−−− −−−−−7−−−−−−
安本−倉田−−堺−−井谷 −6−−5−10−17−
下平−−原−−池田−野口 −3−−8−15−−2−
−−−−−久保見−−−− −−−−−1−−−−−−


セントラル
2 イトー 15 キク 8 カシマ 3 ヤマシタ 17 シイバ?ケンシ? 
10コーヘー 5オックン? 6オータ? 7ユータ 9シンヤ

このブロックはG大阪、大阪セントラル、柏原FCと有力チームの揃う激戦区でリーグ戦を戦い1位が関西進出、2位にもチャンスがある。
G大阪の中盤は守備時にはフラットだが倉田君が引き気味でDFの手前に下がりパスを受けて攻撃の起点となる。
序盤からG大阪が攻勢に出る。最終ラインが確実につないでサイドを変えて相手の隙を窺う。FWが詰めれば倉田君が下がり、左右両足の正確なキックでサイドにはたき、セントラルのプレスを苦も無くかわす。大柄なLB下平君の左足キックを起点にLH堺君との巧みなコンビでサイドを崩しにかかる。しかしセントラルも守備はしっかりしており簡単に裏を取らせずドリブルへの対応もしっかりしている。ただ全体に声が出ないことが気になった。G大阪があまり突破を狙わないこともあって決定機自体はわずかなものだった。セントラルはカウンター狙いで、LH6番のクロスが9番に入るシーンが何度かあった。17分左CKがファーポストに流れたところに下平君がなぜかドフリー、ダイレクトボレーをGKスーパーセーブ。ロスタイムには星原君が抜け出し1対1となるが、GKを抜きにいったところをガッチリキャッチされ、前半は両者無得点。
後半もG大阪が攻勢だが、あまりポジションを崩した攻めがなく、セントラルの守備も秩序を保つ。CB陣は空中戦でG大阪に抵抗できる程度の高さもある。まったくリズムの変化も無く、このまま引き分けかと思ったロスタイムにDFのミスから星原君が決めG大阪1−0と辛勝した。


第三試合のエルマーノ大阪−セレゾン戦は序盤のみ観戦。スタメンは以下のとおり。ただしっかり観たわけではないので背番号がわからない選手もいるし間違いは結構あるはず。

エルマーノ         セレゾン
−−−松林−−宮崎−−− −−−−−26−−−−−
−−−−−新堂−−−−− −−−−−8−−−−−−
−?−−有吉−坂井−藤本 27−−5−−32−33
−−?−−磯山−門田−− 24−18−−21−−4
−−−−−GK−−−−− −−−−−GK−−−−−


エルマーノの守備は、一旦マークについたら一切受け渡さず、最後までマーカーが責任を持つというもの。カウンター時の前の3人の連携は見事だった。動きの鋭い松林君がエース格か。セレゾンも21番をSWに置く堅実な守備。8番ヨーヘー君が高い技術を誇り、エース格。ちなみにこの試合の結果は2−0でエルマーノの勝ち。


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