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2003年02月06日(木) |
24/7/めんどくさ。 |
メールでのコミュニケーションについて 先日書いた時、ある人のことを思い出した。
数年前のこと。
「彼女がメールをあまりくれなくなったんです」
バイト先で一緒だった学生のS君から相談をうけた。 メールをくれない、といっても会わなくなったのではなく、 会うようになってからメールがもらえなくなったのが不満なのだという。 彼は、私と二人でいるときにだけ よく愛する彼女のことを照れくさそうに話していたけど、 彼女のことで悩みを打ち明けられるのはそれが初めてだった。
「直接会ったり、電話でよく話してるんだけど、 それでもやっぱり、前みたいにメールもほしいんです」
「そうなんだ。」
「出せるときは出す、っていってくれるけど、物足りなくて。。。 隣に寝ていてもいつか彼女は帰ってしまうし、電話だって いずれ切らないといけない。でも、その後に彼女がメールをくれれば、 会えなくても我慢できるんです。だけど、わかってもらえなくて。。。 姿がないときでも、彼女のくれた言葉で彼女を感じていたいんです。 僕は。。。わがままですか?」
「……う」
「……う?」
そのとき私は、「うらやましい」と言いそうになった。 (当時の私の彼はそんなにまめな人じゃなかったので。(苦笑)) しかも、じっと目を見詰めて言われたので、 ちょっとドキドキしてしまった。(^^;
迷った末、こっちから根気良く出してだめなら たぶんもう前みたいに出してもらうのは無理だと思うから、 今の状況に慣れるしかないんじゃないかなーというようなことを言った。 S君はちょっと寂しそうだったけど、 私が「そういうふうに思われてるのっていいな(^^)」と言うと笑っていた。
それから一ヵ月ほど後のこと。 私はなぜ彼がそんなに彼女の言葉を欲しがっていたのかを知った。
彼はふたまたかけられていて、彼もそのことを知っていた。 しかも、その相手は彼がよく知っている相手だった。 それを承知の上で、相手に隠れて 彼女と付き合っていたのだった。
うらやましい、なんて思ってごめん。 不安だったんだね。。。
彼女がもう一人のほうを選んだとわかり、 彼はしばらくしてバイトを辞めた。 それ以来、彼とは直接会うことはなくなった。
一年たち、S君からメールがきた。 会社に就職して社会人になったという連絡だった。 久しぶりに連絡がきてうれしかったし いろいろ聞きたいこともあったけど、 自分の彼への懐かしい気持ちとは裏腹に そっけなくやりとりは途切れた。 たぶん、彼にとって私はもう以前のような 親しい存在ではないのだろう。
あなたは、もうみつけただろうか? そこにいるときも、 いないときも、 24時間いつでも自分を満たしてくれる人を。
もしまたいつか会うことがあるのなら、 またあの照れくさそうな笑顔で、 愛する人のことを聞かせてほしい。
ふが。。。 人ってなんでこんなにめんどいの。(涙) 考えないでしばらく目を閉じておこっと。
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