雑感
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2001年12月20日(木) クリスマス休暇

会社に、「〜さんと話したいのですが・・」という電話があり、「〜さんは
あいにく今日から2週間のクリスマス休暇に入りましたので、次の出社は
1月7日になります。」と返事をしても、ほとんどの人は引き下がってくれる。

Weihnachtsferien(クリスマス休暇)という言葉が、黄門さまの印籠の
ごとく威光を見せる瞬間。オーストリア人は、自分の休暇を大事にする
ので、他人が休暇を取って、業務が遅れることにも寛容だと思う。
個人プレーで仕事をすることが多く、同僚の仕事にはなるべく口をはさま
ないようにしているので、あの件と言われても、はっきり言ってよく
わからない。
最近は端末で仕事をするので、どこにデータがあるかわからないことも
理由の一つになった。

一昨日、クリーニングに洗濯物を出したとき、金曜日までに引き取りに
来てねと言われた。クリーニング屋も2週間の休暇に入るから、こちらも
忘れないようにしなくては。ここでは、小売業の人も平気で夏と
クリスマス休暇を取る。日本だったら、2週間も留守にするなんて、
家賃を考えただけで無理だろう。

クリスマス前というのは、街中に急に人の数が増え、スーパーのレジは
長蛇の列、車は渋滞して動かない、みんな急に忙しくなるようだ。
「クリスマスストレス」という言葉もあるくらい、せわしなく歩き
回り、クリスマスまでに何としても片付けなくちゃという人が多い。
あと1日で、一般の会社は休暇に入る。
24時間動く世界の中で、みんながいっせいに休むのも悪くない。
少々不便だけど、この国ではそうなのだからしかたない。


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