雑感
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会社に、「〜さんと話したいのですが・・」という電話があり、「〜さんは あいにく今日から2週間のクリスマス休暇に入りましたので、次の出社は 1月7日になります。」と返事をしても、ほとんどの人は引き下がってくれる。
Weihnachtsferien(クリスマス休暇)という言葉が、黄門さまの印籠の ごとく威光を見せる瞬間。オーストリア人は、自分の休暇を大事にする ので、他人が休暇を取って、業務が遅れることにも寛容だと思う。 個人プレーで仕事をすることが多く、同僚の仕事にはなるべく口をはさま ないようにしているので、あの件と言われても、はっきり言ってよく わからない。 最近は端末で仕事をするので、どこにデータがあるかわからないことも 理由の一つになった。
一昨日、クリーニングに洗濯物を出したとき、金曜日までに引き取りに 来てねと言われた。クリーニング屋も2週間の休暇に入るから、こちらも 忘れないようにしなくては。ここでは、小売業の人も平気で夏と クリスマス休暇を取る。日本だったら、2週間も留守にするなんて、 家賃を考えただけで無理だろう。
クリスマス前というのは、街中に急に人の数が増え、スーパーのレジは 長蛇の列、車は渋滞して動かない、みんな急に忙しくなるようだ。 「クリスマスストレス」という言葉もあるくらい、せわしなく歩き 回り、クリスマスまでに何としても片付けなくちゃという人が多い。 あと1日で、一般の会社は休暇に入る。 24時間動く世界の中で、みんながいっせいに休むのも悪くない。 少々不便だけど、この国ではそうなのだからしかたない。
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