最終回でございます。
(13)大学一年 次の日、オケのガイダンスに行った。 学内のポスターには「チューバ募集」と書いてあって やっぱりチューバで・・・とも思ったが、N君に聞いて みるとチューバは既に1人入部済みで、募集停止らしい。 (オケでチューバは限られた曲しか使わないので、2年に ひとりしか募集しないのです)
ガイダンスが終わり、トランペットの人に話しかける。 初心者だから嫌な顔されるかなと思ったけど、意外と 歓迎された。2年生にも3年生にも初心者からの人が いるらしい。そしてまだトランペットに入部希望は 来てないとのこと。(オケのトランペット・・・人気ないのかな)
それから2日くらい悩んだが、結局このタイミングを 逃したら転職のチャンスは無いと思い、オケに入ったのだった。
入学前に買っていた安いトランペットは「そんなの使わない ほうがいいよ」という先輩の言葉によって使わず、部活の 楽器を使っていた。 大学1年の12月、楽器を購入することになった。 (財源は・・・祖母からもらった入学祝) レッスンを受けてた師匠に予算と条件(「銀色!」)を 伝え選定してもらい、3本になったあと自分で吹いて選ぶ。
・・・そげん違いとかわからんばい。 結局、ウォーターキィ(=つばすて)がちょっと変わってて メーカー名も聞いたことが無くて玄人っぽい雰囲気の、 「kanstul(カンスタル)」というメーカーのものにした。
(14)結局 結果的に、大学入学時点で転職して良かったと思う。 ひょっとしたら、高校からトランペットになるよりも よかったかもしれない。 以下、良かったと思う点。
◎オケ経験 吹奏楽好き(結局オケより吹奏楽が好き)なので、 友達がいたりしなかったらオケに入ることはなかった。 そして一生オケで演奏することはなかったと思う。 と、いう点で貴重な経験だった。
◎吹奏楽にはほとんど無い「降り番」 一般的なオケの演奏会は、序曲−サブメイン−メインの 3曲。1年生の間は「全降り」だし、2年生からも 「序曲の2番だけ乗り番」とかなので曲に追われず、 莫大な時間を基礎練習に費やすことになった。
◎アンサンブル 火木土の練習のとき、降り番は合奏中ずっと食堂などで 個人練習をしている。そのときによくやったのがアンサンブル。 これもみんなが合奏に参加する吹奏楽にはなかなか無い 文化ではないだろうか。
◎けっこう初期からレッスンを受けられた 高校の時はプロに習うなんて考えてもみなかったけど、 大学では2年生くらいからレッスンを受けるようになった。 変なクセが付くのはある程度阻止できたかもしれない。 就職してから住む地域も変わってレッスンとか受けてないなぁ・・・。
(15)あとがき そして今にいたるわけです。 ここまで全部読んだ人がいたら、ありがとうございました。 |