【ザレゴト・タワゴト・ササメゴト】


2008年03月28日(金) 総括せよ

 元より答えの出る問いに悩んだりなんてしないんだ。
 答えがないからこそ悩んで、悩んだからには正解なんてなくても、その先で何かを選ばなくてはならない。思い悩むと言う行為は、つまるところ選ぶための手順なのかもしれない。

 本を読むのは楽しい。意識が身体を離れて紙の上に移る。自分は指先だけのページをめくる器官になる。文字の連なりが言葉になって言葉の集合が意味を生して意味は時を動かし物語を紡ぐ。物語が歪みながらノイズ混じりに流れ込む。思考は止まって自意識が消える。感情は脊髄で返る。物語のカタルシスは投合された世界への思慕。国の数、人の数だけ世界はある。けれど物語の中で世界は常に一つだ。そこには秩序がある。世の中があまりにも混沌としているから、僕はその唯一の世界に惹かれるんだ。きっと。

 正直、自分がどうしたいのか判らないんだ。願わくば、世界を革命する力を。


 < マエ  モクジ  ツギ >


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天瀬紺太(仮) [ 俺 ]
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