皇帝の日記
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ブーマーさんがスカンクを食殺し、めっちゃ臭い汁を近距離で浴び。 臭腺の破けた遺体が庭に転がっていた為に、家の半径半キロほどの空気が死んだ。
それが夜中の事でしたが。 家の周り全ての空気が変わったので、換気しても何しても意味が無い臭さ。 臭いと言うか、スカンクの匂いは刺激なんですよ。 刺激臭とか言うけれども、刺激そのもの。 酢の物。
直撃を喰らったブーマーさんは黄色く染まり、屋外で一夜過ごしてもらい、次の日トラックの荷台に入れられてトリマーに搬送。 臭過ぎて、車内に入れるとかは無理。 帰って来たけれど匂いは完全には落ちず。 トリマーさんの話では、スカンクは若かったか赤ちゃんで、臭腺の中の臭気を長らく使っておらず、成分が濃縮されていたはずだそう。 確かに、今までに無い強烈な匂いだった。
一時はホテルに避難する事まで考えたけれど、なんとか耐えました。 当時窓もドアも閉まっていた密封状態のゲストルームに赤子を押し込み、内側から隙間を埋め、母の仏壇の線香を炊いたりしてしのいだ。 家族揃って窒息死したら笑えないよね。 あはは。
次の日は恵みの雨だったのと、海から風が吹いてくれたのでいくぶんましでした。
さてブラピのお母ちゃんが同性婚に反対する意見書を出して、どうこう言われていますが、そっとしておいてあげて欲しい。
何故なら彼女は修羅の国オクラホマに住んでいるから。
オクラホマは保守キリスト教原理主義が主流。 もちろん共和党が強い。 ジャバ夫さんが11歳のみぎりに友達と下校していたら、大型トラックからおっさんが金属バットを持って降りて来て「お前らゲイか!?死ねー!!」と追いかけて来たそうですから。 そんな田舎で、都会に行ったスターな息子が同性婚に賛成していれば、村八分になるでしょう。 家も燃やされるかもしれませんね。
あんたの息子、何なのよ?奥さんバイセクシャルだし、神様が許しちゃおかないよ、となることでしょう。 だっておかしいでしょ。 自分は有名人でもなんでもないのに、急に新聞社に書簡とか。
きっともう、相当なんか言われてんだろうな、と思って心配になったのでした。
皇帝
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