皇帝の日記
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2012年07月07日(土) 食育

引っ越しも5回目ともなれば、慣れたものです。
毎回ジャバ夫さんが業者を使いたがらないので、自力で引っ越していますが。
意地なんでしょうかねえ。
なんなんでしょうかねえ。
とりあえず、背中痛いよ。

さて、ジャバ夫さんの痛風。
発作も3回目。
これは自分の意志でどうにかしてもらわないと、どうにもなんないのではないでしょうかねえ。
どうにかしなさい。
こら。

というわけで、何も改善しようとしないのんきな夫に私とってもお腹が立ちましたの。
もうね、ぶっちーんですよ。
どっかーんですよ。
久々に激怒しました。
その怒りたるや、天を引き裂き地を割り、海の水位は3センチ減り、世界は七日間火に包まれた勢いですよ。
海王拳10倍。
カメハメハで色々吹っ飛びましたよ。
ジャバ夫さんも奥さんのあまりの怒りに恐れをなして、「ごめんなさい」を100回コピペしたメールを後から送信するくらいの勢いでしたよ。

簡単に2週間寝たきりと言いますけどね。
夫婦は生活の上ではチーム。
チーム一丸となって日常迫り来る敵と戦わねばならないのですよ。
主に子育てですが。
子が小さいうちは、戦力は我等夫婦しか居らぬわけで。
どちらか一方が倒れれば、その一方の世話までもが一人で担わなければならない。
そう、今の状況は奥さん無双。

ゲージを常に限界まで上げて、幼児、赤子、猫ら、夫の世話をしているわけですよ。
夫の病欠は致し方ない。
しかし、痛風ですから。
次回に備えて、生活改善するポーズでも見せてくれないと。

というわけで、一方的な攻撃によりジャバ夫さんに少なくとも30ポンドの減量、食生活の改善、暴飲暴食の厳禁などの項目に同意させ屈服させたわけでございます。
第14回日米夫婦修好条約。

というのが数日前の出来事ですが。
ふと、「もしかして、夫の人には栄養学とか食育とかの常識が欠けているのではないだろうか」と思い至りました。
なにせ、「トマトは野菜である。トマトから出来ているケチャップも野菜である。したがって、ケチャップを全面に使用しているピザはもはや野菜である」という色んな常識を覆す食品法が成立したばかりの国の人ですから。
良いですか?
公に、この国では法的にピザは野菜なんですよ?
じゃあピザばかり食べているアメリカ人は、もはや野菜と言っても過言ではないでしょう。

とにもかくにも、ここは怒ってばかりではいけませんね。
少しずつでも夫に食育をしなければ。

というわけで、今朝は手始めに、普段口に入れている色んな食品は何で出来ているかをお知らせしました。

「かつお節はカツオで出来ているから、痛風には良く無いし、プリン体は水溶性だからかつお節でとるカツオ出汁はとっても良く無いのです」
とご説明申し上げましたところ。
「何故かつお節は駄目ですか?カツオの皮でしょう?」
と真摯な眼差しで応えられました。

皮じゃないし。

皮も駄目だし。


皇帝