皇帝の日記
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耳が聞こえにくいジャバ夫さんは、耳鼻科でとんでもない診断をもらってきました。
検査の結果。
「問題無し」 でした。 「じゃ、じゃあ先生、なんで妻の声が聞こえないんですか!?」 と詰め寄ると 「問題ありません。私も私の妻の声は聞こえません」 と言われたとか。 さらにすかさず看護婦さんが 「私の夫も、私の声は聞こえません」 と。
ふーん。 じゃあ問題ないな。
さて、こないだイサムさんの学校の帰りに、ふとホープランチの海のレストランにぶらりと寄った。 何故かまた、ふらりと「ロブスターが食べたい」と思い、何も考えずにオーダーしてしまった。 荒ぶる3歳児と、殻に包まれたロブスター。
うわー。 食べにくい事この上無し。
もたもた殻を割っていると、あっという間に飽きたイサムさんがテーブルから脱走をはかり、するりと椅子の下に潜り込もうとした。 逃がすまじ!と袖をとっさに掴んだら、するっと服が脱げてしまった。 上半身裸のイサムさん。 更にがっと脇の下を掴むと、テーブルの下にぷらーんとなりながらも逃走を諦めたイサムさん。 しかし、そのままテーブルの下に潜む事にしたらしいイサムさん。
左手にはテーブル上のロブスター。 右手にはテーブル下のイサム。
もぐもぐもぐ。
そんな状況に気がついた一人の紳士が、同席のマダムに 「はっはっは、見たまえ君。裸の赤ん坊が机の下に居るよ。はっはっは」 と笑うと、マダムも 「ほほほ。裸ん坊ですわね、あなた。ほほほ」 と笑い。 他のテーブルの人も、優雅にほほほ、ははは、と笑い始めたのでありました。
うむ。
そういう日もあるさ・・・。
皇帝
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