皇帝の日記
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イサムさんとお母さん、空前のラブラブ状態なんである。
いや、お母さんはいつでもイサムを愛しているけどね。 イサムさんは、正直誰でも良い男なのだ。 というのも、今まで色んな大人に囲まれて、日替わりで色んな人に面倒を見られていた為にか、お母さんじゃなくても良いのだ。 人見知りもしなければ、後追いもしない。 いや、実にラクチンですよ。
ところが、日本に来たら、お父さんとお母さんしか面倒を見てくれない(朝晩だけおじいちゃん)。 毎日毎日、来る日も来る日も同じ人が世話を。 この人達になつくしかないのか・・・。 と思った(らしい)イサムさん。
じゃじゃーん。 お父さんを選びました。 お父さんを追いかけ、お父さんと遊び、お父さんにミルクをもらい、オムツを替えてもらう。
二択で、なお落選するお母さん。 さすがに少し傷ついたよ・・・。
と、やけに密着している父子を横目で見ながら過ごしていたのだが。 今や、お父さんも友達の添乗員をしに居なくなってしまった。 駅前で、泣き崩れて引き止めたのに。 もうあの日から、一週間も家に帰って来ない(つーか、あと一週間は京都に行くので、帰って来ません)。 お父さん・・・。
絶望の縁から、あっという間に立ち直ったイサムさん。 仕方なしにお母さんを慕う事に決めたようです。
朝起きれば、仕方ないからお母さんを「なーお〜ん、なーお〜ん(福の鳴きまね)」と呼び。 喉が渇けばお母さんに泣きつき。 遊びたければ、お母さんを誘うしかない。
朝から晩までお母さんコール。
あらやだ。 今までこんな事無かったわ。 なれないモテモテに、ちょっとどぎまぎしながらも、これはこれで良いかも。 むふふ。 二人の世界ね。 むふふふ。
なーんて言ってたら、ストレッチしているお母さんの背中によじ登ろうとしたイサムさんに、背中を噛まれた。 あと、公園で遊ばせていたら、プラスチックの車で後頭部を殴打された。
愛が重い・・・。
皇帝

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