凪の日々



■引きこもり専業主婦の子育て愚痴日記■

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2008年10月20日(月)

隣の市に住む夫の叔父が来月引っ越すらしい。
もらった地図でみると、うちから高速で一時間半といったところか。
山を切り開いて作った新興住宅街といった感じ。
ゴルフ好きの叔父と、以前からその地域の名産の果物が好きで、取り寄せてはうちにも送ってくれていた叔母の、二人が気に入った終の棲家ということか、となんとなく納得の地域。

突然の話なので私は驚いたが、夫は叔父からちょっと聞いてはいたとの事。
でもまだ二人とも田舎に引きこもり第二の人生を…という年齢には早いんじゃ、と私は思ったのだけれど。

案の定、「叔母さんは、そんな田舎に行くのはイヤって言ってたらしいから、移住じゃなくて、とりあえず別荘的な家なんじゃないのかな」と夫談。
「こっちに友達もたくさん居るのにイヤよ、あなた一人でいったら」と言っていたとか。
叔母は竹を割ったような、歯に衣着せぬ人なので、そういうだろうなぁと納得。
毎日のジム通いも出来なくなるだろうし。

じゃぁ何故か、というと、どうも叔父が畑仕事をしたくて探した土地らしい。

叔父は夫婦で小さな会社を経営してきたが、それも何年か前に夫の弟に譲って会長職に退いた。
翌年、叔父の兄である夫の父が他界し、夫の弟夫婦が住むかつての叔父の生家に叔父はお正月も里帰りしてこなくなった。

自分が生まれ育った家に、もう親も兄弟もいないのだから、帰っても寂しいだけなのだろうと思う。
一つ一つ、自分の居た場所が、次の世代のものになっていっている実感。

叔父には血を分けた子どもはいない。
可愛い孫の為に街中に住んでいなければいけない理由も無い。
叔父は、かつて自分の父が、父が早くに他界してから父親代わりに自分を育ててくれた兄が、耕していた畑が懐かしくなったんだろうか。

当面は週末の畑仕事用の土地として利用するのかな。
私には突然の話なので、想像するしかできないけれど。
引越しの手伝いはいいのかな。
引越ししてから落ち着いたら、頑張って運転して新居を訪ねてみよう。





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