凪の日々
■引きこもり専業主婦の子育て愚痴日記■
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地域自治会主催の七夕会があった。 子ども会役員は早朝から公民館でせっせとみやげの団子作り。 婦人会だか敬老会だかのご夫人方の指示の元、ひたすら団子を丸めて茹でてを繰り返し。
「いいなー私もお手伝いに行きたい」とアイはうらやましがったが、そんな生易しいもんじゃないって。
団子作りが終わると会場へ子ども達の世話に。 子ども会に入会していない子どもも当然いるので人数倍、さらに倍って感じ。
思い思いに短冊に願いを書いたり、飾りを作ったりしたのを笹につけてやる。 「もっと上がいい〜!」と訴えられても私の身長じゃ無理。
最後、自治会長さんがお話。 「今日皆さん願い事を書いたけど、願い事は書くだけじゃかなわないよ。その願い事がかなうように努力しなければいけません」 ううむ。まったくもってその通りだなぁ。 願い事言えば良いってもんじゃないよね。 願い事はようは決意表明というか、目標設定で、それに近づけるように努力しないと、お願いしたから後はよろしくね、じゃ都合よすぎるよね。 他力本願にも程がある。 世の中そんな甘い話はないって事だ。
七夕会が終わってから帰宅するやいなや、ダッシュで子ども達を習い事へ連れて行く。 時間がアイの時間とアユムの時間が一時間毎の一時間置きなので、結局三時間そこに居なきゃいけない。
帰宅すると夕方。夕飯の用意をする頃はヘトヘト。
この間、夫は何をしていたかというと、朝は寝ていた。 七夕会への集合時間はちゃんと目立つ場所にプリントを置いて、タイマーもセットして、「この時間だから、このアラームがなったら集合場所にアユムと行ってね」とアイに説明していたにもかかわらず、同じ集合住宅のママさんが「今朝アイちゃんが集合時間何時ですかって聞きに来たよ」と教えてくれた。 夫は何をしていたのか。
パソコンショップに連れて行って欲しい、というので、習い事の帰りになら、と話したら、教室があるショッピングモールまで一緒に車に乗ってきて、そのまま本屋で立ち読み。 ついでに買い物を…と思い、「夕飯何にする?」と聞くと「簡単なのでいいよ」で終わる。 帰りにパソコンショップに連れて行ったら帰宅後パソコンにかかりきり。
朝から一日中動きっぱなしのこちらのフォローをする気まったくなしのいつもどおりの自分の世界篭もりっきり男。
それでも七夕なので、「子ども達の飾りつけ手伝ってやって」と言っておいた。
夜、ベランダに出しておいた笹に結び付けてあった短冊には夫の字で「おかあさんがいつもにこにこ元気でいますように」と書いてあった。
昼間の七夕会での言葉を思い出し、そう思うんだったらあんたが少しは努力をしろよ、と余計むかついた。 まったく、どこまで他力本願なんだろうこの男。 世界は自分の為に動いているので自分は動く必要ないと思い込んでいるよな。
暁
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