凪の日々



■引きこもり専業主婦の子育て愚痴日記■

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2006年08月04日(金)

夏休み真っ最中。
PCの前に座る暇も無く。
久しぶりに触ったら指が動かなくてまともにキーボードが打てずちょっと愕然。

夏休みに入って何があったかというと色々あったけどバタバタと過ごしてるうちにもう文として留める気力も失せ。

とりあえず、項目的には一番は「事故に遭遇」かな。
っていうか、自宅集合住宅内の駐車場で住民同士。
帰宅してきた私と出かけようとしていた奥さんの車が出会いがしら、といった感じ。
特に揉める事もなくというか、もめるわけもいかずというか、今後の集合住宅生活を穏便に送るためにもわだかまりを作るわけもいかないので、基本的には自分の車の修理は自分で、後は保険屋さんに割合等は決めてもらいましょう、と相談。
本当は当事者同士が相談してから保険屋さんに連絡ってのは違うんだろうけれど、駐車場での事故は難しいという話だし、なんというか、親子共毎日のように顔を突き合わせている間なので、互いにそう強くも言えないし。

ぶつかった後、奥さんは「とりあえず旦那に連絡するから」とご主人に相談して、夕方だったのですぐ旦那さんが帰宅してその場に来たのが印象的。
「そっちは旦那さんに連絡しなくていいの?」と聞かれたけれど、運転しない夫を事故処理の相談に呼んでも何の役にもたつはずもなく。
「いや、うちは運転しない人だから呼んでも一緒だし」と答える自分がなんだか寂しく。

実際、結婚後、信号待ちで後続車からオカマを掘られた事がある。
あの時は弟が助手席に乗っていて、「姉ちゃんはこのまま車に乗ってて。女だとなめられるから俺が話ししてくる」と車を降りて言った姿は我が弟ながらかっこよかった。
でも何も分からない夫は置物状態。
その後の保険手続き等の時も、黙って後ろに座っているだけ。
「関係ないのにつき合わせてごめんね」なんて、半分嫌味で言ったら「いや、初めてだから面白い」と返してきた。
事故にあった人間に、その後始末の様が面白いって。
どういう人間なんだろうと呆れつつも、運転しない人だから分からなくて無理も無いんだ、と自分に言い聞かせたあの時。

今回は弟も居ない。私一人で処理だ。
相手の奥さんは動揺して上ずった声でおろおろした感じだったけれど、旦那さんが来たとたん、落ち着いて状況説明して相談したりしている。
その様がなんだか微笑ましなぁと。
多分、私の横に奥さんが突っ込んできた形なので、自分がぶつけた、とうろたえてたんだろう。
でも駐車場は優先とかが難しいそうだから素人判断は無理よね多分。
私は誰に相談しよう。とりあえずディーラーさんか。
見積もりだしてもらって、それから今後の流れなんか相談してみるか。

「何ぼんやりしてたんだバカ」としかる旦那さんに「ごめんなさい」と謝る奥さんがまた可愛らしくて。
あぁうちの夫にはないよね。
こっちがからんで不機嫌になって切れる事はあっても、心配してしかるって。
夫は人をしかる勇気が無い人だから。

さて。
そうは言っても、夫の耳に入れないわけもいかないだろう。
仕方ないので翌朝、とりあえず報告をしておいた。
保険屋に連絡した事も、ディーラーさんに見積もりを出してもらった事も、修理の日程、etc。
夫の第一声は「暁が事故ってめずらしいね」だった。
いや、私がぶつけたんじゃなくて、相手が横っ腹に突っ込んできたんだけど。
その言い方って私がぶつけたみたいな。
しかも珍しいって。事故は滅多に起きないから事故なんだし。

夫は結局一言も「怪我は無かったの?」とは聞かなかった。
事故で一番大事なのはそこなんだけどな。
運転しない人は事故についてもわかるわけないよね。
経験が無いわけだしね。

「保険使うか使わないか、決まったら教えて。お金はそのくらいなら出すから」
夫の言葉はそれで終わり。


なんだか物凄く寂しい。
夫と暮らすという事は、こういう事だ。
誰も頼らず、自分ひとりで判断してやっていく事だ。
相談相手は、いないんだ。


これでいいのかなぁ…………





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