凪の日々
■引きこもり専業主婦の子育て愚痴日記■
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夜、Rにメールを打った。 Rの借金の半額程度の金なら、私もなんとか作れそうなので、良ければ貸せそうだけれど、どう…?と、恐る恐る控えめに。 送信ボタンを押すまで悩んだ。 Rはこのメールを見て更に落ち込むんじゃ。 それとも助かった、と喜んでくれるだろうか。 喜んでもらえるのは嬉しい反面、付き合いが終わった、と哀しい気持ちもする。 落ち込まれると、Rに対して失礼な事をして申し訳ない、と思う反面、でもそれじゃどうするんだろう?と心配でもある。
ままよ、と送信。 これで何かが終わった気がした。
半時ほどしてからRから返信。 「そんなつもりなかったからかえって心配かけてごめん!期日までまだあるからなんとかしてみる。金の切れ目が縁の切れ目になるのもイヤだしね。また連絡するね。今度は明るい話をしようね云々」
あぁやっぱりRはRだ。 ごめん、失礼すぎた私。 Rに恥をかかせてしまった。 私達の関係って今までこういう距離だった。 互いに困難に向かい合い、乗り越えあう姿を見ながら、負けまいと力を貰いあう感じ。 2人で人生の障害物競走をし合っている感じ。 手を貸したら終わりなんだ。もうレースは続行不可になる。
でもどうするんだろう。 とりあえず、返済期日までは何も触れないでおこうと思う。 期日前あたりに、もう一度連絡をしてみよう。
そして、私が言った金額でも、いかほどかの足しになるので貸して、と言われたら、送ろうと思う。
なんか、ここを障害物競争のゴールにしてもいいのかもな、と思わないでもないし。 本当のゴールは、どちらかがこの世を去る時だろうとは思うのだけれど。 わからない。あとは成り行き、というか、R次第。
暁
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