凪の日々
■引きこもり専業主婦の子育て愚痴日記■
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ふとみると、アユムがしゃがんでいままさに力まんとする所だった。 「アユム?うんちなの?」と聞くと「んちっ」と答える。 便意か尿意かわからないけれど、とりあえず抱えてトイレへ走る。 補助便座に座らせるとしばらく硬直した後に落下する水音。
おおおおお!初めてトイレでウンチ出来たよ〜すげー!
でもこれは偶然だって分かってる。 偶然、私がアユムの便意に気付いたから。
世の中の母親はこの便意だか尿意だかをすかさず感知してトイレに連れて行くわけよねぇ。 凄いなぁ。そんなに子供と常に向き合っているわけなのかぁ。 それを「偶然」でしか発見できない私って。
アユムがもよおしてきたのをちゃんと察知しなきゃいけないわけなのよね。 それさえ出来ればトイレで用を足すなんてあっという間に出来るようになるんだわ多分。 だってほら今日ウンチ出来たし。
子供は出来るのに、親である私がそれを伸ばしてやれないでいるんだなぁと落ち込む。 多分、アイに対してもそうなのかもしれないなぁ。
暁
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