凪の日々
■引きこもり専業主婦の子育て愚痴日記■
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夜、何を思ったのかアイが「あいちゃんがママになる時病院どこにすればいい?」と言い出した。 ママになる時の病院って。産院ですか。(遠い目)
「アイはどこがいいの?」と聞くと(聞くなよ)「○クリニックがいいな」と私がアユムを出産した産院を言う。 あぁいいんじゃない? あそこのキッズルームがお気に入りだったからだろうな。 親子二代で同じ産院ってのも夢があるかもね。 なにせ出来立ての産院だったので、後二十年はあるんじゃなかろうか。 っておいおい、アイは25で出産?(←一人でつっこむ)
「そしたらお母さん、アイと赤ちゃん見にお見舞いに行くね。」と適当に相槌。 「アイがママならお母さんはおばあちゃんだなぁ」と当然のことを言うとアイがいきなり黙り込んだ。 しばらくするとすすり泣き。 「何泣いてるの?」と聞くと「おかあさんがおばあちゃんになったらアイちゃん忘れちゃうかもしれない」と泣く。 意味不明。 「忘れて良いよ。アイがお母さんのこと忘れても、お母さんはアイの事忘れないから」と返すも泣き声はおさまらず。 「あいちゃん、お母さんのこと忘れちゃう」としまいには号泣。 あぁもう言ってる意味がわからん。 「いいんだよ。アイがお母さんの事忘れてもアユムがいるでしょう?アユムの事は忘れないだろうから大丈夫だよ」 しゃくりあげながらも「お母さんのこと忘れちゃう」と言い続ける。 何を考えてんだか理解不能。 あぁもう。 「分かった。それじゃお母さんはおばあちゃんになるのやめるから。アイが赤ちゃんのママで、お母さんはお母さんね。そうしよう。」 こっちも意味不明の提案をすると、アイはなぜか納得したようで泣きやみ、眠りについた。
なんだそれ。 ある程度説明して説得すれば納得する歳になってきたと思っていたんだけれど、五歳児ってこういうもんなのか。 かと思うと「血にはせっけっきゅうとはっけっきゅうとけっしょうばんがあって」なんて本で覚えた知識を得意げにひけらかしたりするし。
子供ってこういう「情報によって得た知識」と「経験で育った感情」のバランスが無茶苦茶なんだろうなぁ。 それともこれはアイの性格で「明日起こるかもしれないけれど起こらないかもしれない事を憂いて行動できない」なんてタイプなのかしら。 どちらにせよ、先が思いやられる事。 まぁ、とりあえず、アイの希望だからおばあちゃんにならないよう、かわいいおばちゃん目指そう。(←意味不明)
暁
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