凪の日々
■引きこもり専業主婦の子育て愚痴日記■
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アイが突然「スイミングに行きたい」と言い出した。 幼稚園で市民プールに連れて行ってもらい、それが楽しかったもよう。 だって、あんた「鼻に水が入って痛いからイヤ」と言い出して挫折したんじゃん去年。 それなら退会でなく休会にしといても良かったんじゃない、などとぶつぶつ思いつつも、本人がその気になっているので体験教室を探す。
集合住宅内の同じ幼稚園OBの子供達は皆同じスイミングスクールに通っている。 「アイちゃんも入ればいいのに」と子供達が言ってた。 その言葉が嬉しかったのもあるのだろうか。 とりあえず、体験教室に行ってみる。
受け付けで「スイミングスクールは初めてですか?」と聞かれ、「いえ、一年ほど前に別のスクールに入ってました」と答える。 一応、ヘルパー無しでビート板使ってばた足程度はやってたんだけど。
プールサイドで子供達が「あ、アイちゃんー」と声をかけてくれる。 アイはおおはしゃぎ。 「よろしくね」と声をかけ見学室へ。 アイは一番うかれまくってプールサイドでも飛び跳ねている。 以前行ってたスクールと違ってここは「スイミングスクール」というより「水遊びプール」といった感じ。 子供はこちらが楽しいだろう。 別にがんがん泳げる子になって欲しいわけじゃないのでここで十分かも。
あがってきたアイはもう入会した気でいる。 「もうちょっと遊びたかったのに」と不平。 入会手続きをしていると子供達も上がってきて一緒に騒ぎ出す。 まぁ、楽しそうだからいいか。
お迎えに来た奥様が「入会したの?」と訊ねてくる。 「楽しそうだから。よろしくお願いします。」と答える。 奥様達は交代で送り迎えをしてるそうな。 行きは別の奥様が子供達三人を連れてきていた。 帰りは別の奥様。 相変わらず仲が良い方達だなぁと羨ましく思う。
それじゃ、と皆と別れる。 アイは「どうして皆一緒に帰るの?」と淋しげ。 「どうして自分だけ一緒じゃないの?」 うーん…それは、お母さんが奥様達と知り合いではあるけれど、お友達ではないからだよ、とも言えず。 送り迎えに参加させてもらうにも、うちのチャイルドシート付きの小さな車じゃ子供は乗れても三人が限度。 四人は無理。 アイの小さな疎外感は付きまとうわけだ。 大丈夫かな…
泳力テストはスイミング経験者であるにもかかわらず、最低クラス。 「水慣れコース」だった。 おいおい。 あんた、去年まではヘルパー無しでがんがん飛び込んでいたのになんだこれ。 今までつぎ込んでいた月謝は溝に捨てていたようなものだったのか。 これなら受け付けで「まったく初めてです」と言っとくべきだった。 はずかしー。
なんとなく、落ち込み気味。 まぁ、どうにかなるか。ってか、どうにかしてかなきゃ。
暁
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