凪の日々
■引きこもり専業主婦の子育て愚痴日記■
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母が「アイと一緒に飾ろうと思って」と笹を抱えてきた。 アイは喜んでせっせと折り紙を切り刻み母と飾り付けに夢中。 短冊が下がっていたので何を書いたのかな、と見てみる。
「げんきにいられますように」
…うん、そりゃ大事だ。けど。 五歳児の願い事にしてはその…こう…(遠い目)まぁいいか。
家の電話に夫からの着信履歴。 携帯にも履歴。あぁ着信拒否設定したままだっけ。 まぁいいや。それにしてもこの回数。 一体何事だろう。 用事があるのならメールすればいいものを。
夜に夫から電話。 「七夕だったからさ、アイ、短冊に何願い事書いたのかなと思って」 あら、何か自分に叶えられそうな願いだったら叶えてやろうとでも? 気が利くじゃない、とちょっと見直し、「えっと、元気でいられますように、だったよ」と答えると「なぁんだ。おとうさんに会えますようにじゃないのか〜」と一人で思い切り残念がり「じゃ、別に用は無いから」と電話を切った。
哀れな男だなぁ。 今まで人から「会えなくて淋しい」とか言われた事無いんだよねこの人。 まともな恋愛経験無い人だから。 だから娘に思い切り慕われるのが新鮮で嬉しくて仕方ないんだろうなぁ。
ってか、たったそれだけを聞きたいがためにあんなに偏執的に何回も電話してきてたのかと思うと。 なんかもうカワイイとか哀れとか考えてやる気になれない。 きしょい。その一言。
なんか夫がいなくても全然いつもと変わらない生活が送れる(反対に快適でさえあるかも)事実にますます夫の存在が疎ましくなってきてしまっている。 あーあ。困ったね。(溜息)
暁
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