凪の日々
■引きこもり専業主婦の子育て愚痴日記■
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保護者参観。 はぁ。気分が暗い。でも役員を決める大事な参観だ。 どのくらい大事かというと、帰りの園バスは出ないので各自連れて帰るようになってる。 つまり、親が欠席すると子供は帰る手段が無いわけだ。 園も考えるのう。
講演終了後、各教室へ。 日課を見物後、親子で順に自己紹介。 各自己紹介をぼんやり見ているとアイが笑顔で駆け寄ってきた。 どうしたの?あれ、あ、うちの番か。 うろたえつつアイの名前、一歳なりたてのアユムを紹介。 小さな子供がいる事は役員決めに重要なポイントになるからな。(←いやらしい?) 「妹の面倒をよく見てくれる優しいお姉ちゃんです。おっとりしてマイペースな子ですがよろしくおねがいします。」 と挨拶。さすがに本人を前に「ぼーっとしたトロい子で」なんて言えない。
役員決めは決まらずじゃんけん。 しかし妊娠中と役員二年経験者と乳飲み子をかかえた人は対象からはずしてもらえた。 ラッキー。
帰宅してからもアイは「妹にやさしいお姉ちゃんだもんね」とご機嫌で言う。 「妹の面倒をよくみるやさしいお姉ちゃんだもん。」 おやおや、よく覚えていること。 「おっとりしてマイペースだもんね。おっとりって何?」 おおっと。挨拶すべて覚えてたか。 うかつなこと言わなくて良かった。
アイは寝るまで「妹の面倒を良く見る優しいお姉ちゃん」「おっとりしてマイペース」を反芻していた。 自己紹介のコメントがそこまで強烈な体験だったのか。 うーん。ここまで過敏に反応されるとほんと考えちゃうよなぁ。 こんな些細な言葉にこんなに執着するって事は、知らずにアイを傷つけてる事が山ほどあるのかもしれないなぁ。 その逆が山ほどだったらいいけど…それだったら腹痛なんか起こさないか。 はぁ。我が子ながらデリケートで難しい。
暁
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