凪の日々



■引きこもり専業主婦の子育て愚痴日記■

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2004年01月01日(木)

里帰り中、赤ん坊は不機嫌この上なかった。
長時間チャイルドシートに縛り付けられ車に延々揺られ、知らない場所へ連れて行かれ知らない人に次々と引き合わされさぞかしストレスも溜まっただろう。
久しぶりの母の顔を見ても泣き喚く。
親戚や従姉妹たちに抱かれても泣き喚く。
「すみません。どうやら人見知りが始まったようで」
恐縮しながら弁解すると、義母さんが腕の中で泣き喚く赤ん坊をあやしながら「魂が入ったんだねぇ」と笑う。
魂が入った。
へぇ。そんな言い方があるのか。
今までよく笑っていたのに、じっと相手を観察するように見つめる。
心なしかこわばった表情。
私やアイを見るとこちらを見つめたまま訴えるように泣く。
明らかに違う泣き方。
ふぅん。魂が入ったのか。

赤ん坊って魂が入るまでの方が育てるのは面白い。
植物育てるのと同じような気分。
これからはしつけたりしなきゃいけないから動物にレベルアップってとこかしら。
ずっと赤ん坊ならいいのに。





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