凪の日々



■引きこもり専業主婦の子育て愚痴日記■

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2003年12月08日(月) お遊戯会

幼稚園のお遊戯会。
朝からアイは早起き。「今日はお遊戯会〜♪」と自分から起きて来た。
いつもこうならどんなに楽か。
朝食を食べながら「アイちゃんきんちょーするー」などとニコニコ。
しまいには「お腹痛くなってきた…」とまで言い出しやがって一人前に繊細な神経が育っているかのようにソワソワ。
適当にあしらい登園。

田舎から母が見物にやってきた。
運動会やお遊戯会など行事が可愛いのは幼稚園のうちだろうしな。
去年のお遊戯会は妊婦だった。
突き出た腹でホールの床に座っているのが辛かった。
今年はその腹の中にいた生物を腕に抱いて見物。
確実に一年という月日が過ぎているんだなぁと赤ん坊を見て実感する。

ホールは親馬鹿孫馬鹿の寿司詰め状態。
自分の子供の出番は待ち遠しいが、他所の子の出番なんぞ退屈この上ない。
あくびをかみ殺しつつ早く終わらないかなーと願う。
それでも、同じ集合住宅内の子供達が出ると舞台に釘付け。
台詞を間違えはしないか舞台の上で真っ白になって固まりはしないかと他人の子ながらハラハラしながら見てしまう。
上手く出来てそでに引っ込むと、安堵となんともいえない感情で胸がいっぱいになる。

さて、アイのクラスの番。
アイはなんとどういうわけか主役だ。
もっとも主役はダブルキャストならぬトリプルキャストだけど。
さぁちゃんと台詞は言えるかしら お腹痛いのは大丈夫かしら 舞台で便意をもよおしたりは
そわそわしつつ首を伸ばし舞台を見ようとすると、ぐずりだしていた赤ん坊が本格的に泣き出した。
あぁ限界か。退屈だし空気悪いし場所がないから抱かれっぱなしだし不快この上ないよねあんた。

誤魔化す赤ちゃん用ジュースもお菓子もとっくに無くなった。
「いいからおっぱいふくませたら」と母は恐ろしい事を言う。
そんな事をこんな所でやったらのちのちこの園で語り伝えられてしまうじゃないか。
「お遊戯会の時、舞台見ながらおっぱいあげてたお母さんがいたんですってー」
「うわーはずかしー他所のパパ達もいるのにねー」etc
万が一、どこかのホームビデオの片隅にその授乳光景が写っていたらどうする。
その一家で七代先まで語られてしまうかもしれないぞ。
「昔はお遊戯会の最中に乳をやってる母親もいたが」なんて。

泣き声が本格化したため結局外に出る。
他所さまのビデオ撮影の邪魔だものね。

冷たい外の空気をすうと、赤ん坊は泣き止んだ。
空気悪かったよねやっぱ。
あぁでも今アイのクラスの出し物なのに。
まぁ仕方ないか。予想してたし。
見れたらラッキー程度の気持ちでいたからね。
来年もお遊戯会はあるし。
しかし来年赤ん坊は一歳半。
来年のほうが歩き回って大変なんじゃなかろうか…(遠い目)





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