詩集 ”心の扉をひらいて

2006年06月09日(金) 眠れない夜のために

ベッドに横になったのは確か11時半
それから
いろいろ考えることがありまして
寝付けないのでございます

1度目はそっと起きだして
お水を飲んで
2度目はぱっと起きだして
お茶を飲んで
3度目はどんと起き出して
詩集を読みます

詩集は
眠れない夜のために
いつもこうして
待ってくれているのですね
 
今夜は
童謡のような詩を読みました
微笑みながら読みました

さて
心が少し軽くなって
瞼が少し重くなったので
これから寝ます
 
 
  



2006年06月08日(木) 満開の部屋


私の部屋は満開です

観葉植物は
うつらうつら居眠りしてるし
シクラメンは
テーブルの上で踊ってるし
バンダの花は
宇宙人のようにひらひらしてるし
バラの花は
部屋中に香りを振りまいてる

そして私は
その真ん中でミカンを食べています



2006年05月10日(水) 睡蓮鉢のめだかへ

めだか めだか
恋したことあるか
愛したことあるか

恋はつらいぞ
愛はしんどいぞ

そのまま
睡蓮鉢の中で
揺らぐお日様を見ながら
ゆらりゆらりと
泳ぎ回っているほうが
どんなにか極楽だぞ

 
 



2005年12月25日(日) 薔薇のお風呂

お誕生日に頂いた薔薇の花

花びらを一枚ずつ指ではがして
お風呂に浮かべましょう

白い湯気が立ち込める中
真っ赤な花びらが一枚ずつ
湯船に落ちていきます

その一つ一つが
小さな真っ赤なお船になって
太平洋に浮かびます

私は巨人になって
太平洋に沈みます

真っ赤なお船はたちまち
真っ赤な蝶になって
白い身体に止まります

今夜の私は
女優になった気分で
薔薇の花びらで水を飲み
薔薇の花びらを身体にまとって
妖艶に微笑むの

 



2005年12月24日(土) ピーターパン

ピーターパン
そう あなたはピーターパン

落ち着き払ったスーツの中に
秘密のポケットがあって
そこを覗き込むと
ピーターパンになって
空を飛ぶあなたが見える

どんなにすましていたって
私には分かる

だって
私も実は
ティンカーベルだもの

  
 



2005年12月14日(水) こんなに寒い夜だから

こんなに寒い夜だから

言葉だけでも

愛が欲しい




2005年12月13日(火) 私の愛は

私の愛はわがままだから
安心して眠れるベッドが欲しい

いつ目が覚めても
傍にあなたを感じていたい

私だけを見つめて
私だけを抱きしめて
私だけを支えて

私の愛は
とってもわがままだから
今のあなたは
ちょっぴり物足りない
 
 
 



2005年12月04日(日) 最高の笑顔

大好きな人の前では
最高の笑顔になるんだね

あなたを見てそう思った

私もきっと
最高の笑顔をして
あなたを見てるのね




2005年11月28日(月) 散ってゆく恋

あんなに愛したはずなのに
あなたを友達のように感じるなんて

もう私たちは
昔のようには戻れないかもしれない

氷河が溶け始めたら
もう止まらないように

抱きしめていた宝物を
ふと腕を緩めた隙に 奪われるように

あなたへの愛は
私の指先からこぼれ始めた

クルクルクルクル
白い花びらが真っ赤な芯を隠して
舞い降りてゆく

散っていく恋も
あんなに綺麗・・・
 
 
 
 
 



2005年11月25日(金) 愛してしまったら

あなたのことが
どうしてこんなに気になるのだろう

愛してしまったら
あなたがいつも幸せでいて欲しいと思う

愛してしまったら
あなたをいつも守ってあげたいと思う

愛してしまったら
あなたを傷つけてはいないかと臆病になる

そのくせ 自分が
どんどんわがままになっていくのが分かる

いつまでたっても
恋に慣れない自分がいる



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