ベッドに横になったのは確か11時半 それから いろいろ考えることがありまして 寝付けないのでございます
1度目はそっと起きだして お水を飲んで 2度目はぱっと起きだして お茶を飲んで 3度目はどんと起き出して 詩集を読みます
詩集は 眠れない夜のために いつもこうして 待ってくれているのですね 今夜は 童謡のような詩を読みました 微笑みながら読みました
さて 心が少し軽くなって 瞼が少し重くなったので これから寝ます
今 私の部屋は満開です
観葉植物は うつらうつら居眠りしてるし シクラメンは テーブルの上で踊ってるし バンダの花は 宇宙人のようにひらひらしてるし バラの花は 部屋中に香りを振りまいてる
そして私は その真ん中でミカンを食べています
めだか めだか 恋したことあるか 愛したことあるか
恋はつらいぞ 愛はしんどいぞ
そのまま 睡蓮鉢の中で 揺らぐお日様を見ながら ゆらりゆらりと 泳ぎ回っているほうが どんなにか極楽だぞ
お誕生日に頂いた薔薇の花
花びらを一枚ずつ指ではがして お風呂に浮かべましょう
白い湯気が立ち込める中 真っ赤な花びらが一枚ずつ 湯船に落ちていきます
その一つ一つが 小さな真っ赤なお船になって 太平洋に浮かびます
私は巨人になって 太平洋に沈みます
真っ赤なお船はたちまち 真っ赤な蝶になって 白い身体に止まります
今夜の私は 女優になった気分で 薔薇の花びらで水を飲み 薔薇の花びらを身体にまとって 妖艶に微笑むの
ピーターパン そう あなたはピーターパン
落ち着き払ったスーツの中に 秘密のポケットがあって そこを覗き込むと ピーターパンになって 空を飛ぶあなたが見える
どんなにすましていたって 私には分かる
だって 私も実は ティンカーベルだもの
2005年12月14日(水) |
こんなに寒い夜だから |
こんなに寒い夜だから
言葉だけでも
愛が欲しい
私の愛はわがままだから 安心して眠れるベッドが欲しい
いつ目が覚めても 傍にあなたを感じていたい
私だけを見つめて 私だけを抱きしめて 私だけを支えて
私の愛は とってもわがままだから 今のあなたは ちょっぴり物足りない
大好きな人の前では 最高の笑顔になるんだね
あなたを見てそう思った
私もきっと 最高の笑顔をして あなたを見てるのね
あんなに愛したはずなのに あなたを友達のように感じるなんて
もう私たちは 昔のようには戻れないかもしれない
氷河が溶け始めたら もう止まらないように
抱きしめていた宝物を ふと腕を緩めた隙に 奪われるように
あなたへの愛は 私の指先からこぼれ始めた
クルクルクルクル 白い花びらが真っ赤な芯を隠して 舞い降りてゆく
散っていく恋も あんなに綺麗・・・
あなたのことが どうしてこんなに気になるのだろう
愛してしまったら あなたがいつも幸せでいて欲しいと思う
愛してしまったら あなたをいつも守ってあげたいと思う
愛してしまったら あなたを傷つけてはいないかと臆病になる
そのくせ 自分が どんどんわがままになっていくのが分かる
いつまでたっても 恋に慣れない自分がいる
|