即席珈琲エディクション/Instant coffee addiction...嶋紗雪 |
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2003年02月16日(日)
地震
はっと、飛び起きると部屋が、家が揺れていた。 ―――地震だ! 隣の部屋で寝ていた弟を起こし慌てて階段に向かう。 と、忘れ物に気付き引き返し、パジャマの上着をひっつかむ。 これだけはもって行かなければ。 すぐに身を翻し、弟の後を追う。 階段を降りる前に地震はやんだ。 ふと、弟が廊下の窓の前に立ちつくしている。 「・・・何し」 外の景色が目に飛び込んできた。 窓の向こうには小屋が建っているはずだった。 窓からは、ボロボロにペンキのはがれた古い壁が見えていたのに。 見えるはずのものが、今はなにも、ない。 それどころか、まるでドミノのように折り重なっていた。 小屋も、小屋の隣の家も、なにもかも。 まるで薄っぺらいハリボテだったかのように。 7階建てだったのに・・・。 +++カイセツ+++ 実際には、小屋は2階建てでス。 夢の中では、何故か7階建て。 しかし倒れたハリボテは明らかに2階建てでした。 夢での『心の叫び』は意味不明でス。。。
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2003年02月05日(水)
学園モノ。その後
「行ったな・・・。」ぼそりと白髪の若者が呟いた。 クラスメートとして見送りにきた一人だ。 隣に立っている少年が校門の方を見ながら言葉を返す。 「あぁ、やっぱり彼女がバグプレイヤーだったんだな。」 「"妖ましい転校生"、か。名前からしてバグってるものね。」 女子生徒がさみしそうに呟く。 「さ、バルムンク。終わったよ、帰ろう。」 少年が白髪の若者−バルムンク−の手を引いて校舎の中へ戻る。 他の者もその後に続いた。 +++カイセツ+++ 知る人ぞ知る、『.hack//』が元になってまス。 やはり、寝る前に小説を読むとそのまんま出てくるなぁ(笑) にしても、私が"バグプレイヤー"ってところがミソ。 プログラムとかNPCじゃなくって、何故プレイヤー? ダメダメなのは、夢でも一緒だ☆(死) 会話の中ではっきりと『.hack//』のキャラが出たのは、バルムンクだけです。ちなみに、学級委員長はシューゴ。女子生徒はレナです。その他クラスメートとして・・・アルビレオがいた、かなぁ?
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2003年02月04日(火)
学園モノ。
私が転校して早々、事件が起こった。 もう、どうにもこうにもなら無いくらい最悪の事態に陥った。 学級会議が行われ、人柱が必要だという話になった。 問題は、誰が、犠牲となるか・・・。 皆、自分に当たるのを避けるため、口々に騒ぎ出す。 教室が騒然となる。その時。
「私が行きます」 手を上げた。 行ってくれるか?、と担任が言う。 「まだ馴染んでいない、私が適任なんです。・・・行かせてください」 クラスメートが昇降口まで見送りにきてくれた。 学級委員を含め4,5人だけど。 笑って手を振り校門へ歩き出す。笑顔のまま。 ――― 一度も、振り返らなかった。
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∨...WiLL
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