時々日刊たえ新聞
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2003年09月18日(木) 教会三昧

13日から毎日教会の行事に参加している。我ながら教会三昧だなぁと笑っている。(笑)
13日(土)は台風の影響で雨と風の日だったが、教会の小羊会の子供5人と大人4人で、神愛園という老人ホームに行った。敬老祝福のお祝いを言いに。数年前に出来た神愛園は特別養護老人ホーム他の施設があって、清潔で機能的な明るい建物だった。わたしたちはその礼拝に間に合うべく教会を早く出発し、9時前には神愛園に到着した。入所者が日常的に憩い食事もするスペースが毎朝礼拝をする場所。特別な場所でない日常的な場所。礼拝がこんなところで日々行われるのはいいなぁ。参加者は職員も入れて40人くらい。特養に入所している方の多くは介護度が高い。自立してシャキシャキ歩く人は少ない。車椅子に座りながら居眠りしている人もちらほら。(笑)でもね、皆さんニコニコしながら説教を聞き、賛美歌を歌い、わたしたち訪問者の手話つきの賛美歌を聴いてくれた。賛美歌「主われを愛す」を歌うと一緒に歌ってくれる人が何人もいた。この賛美歌は最後にアンコールされてまた歌った。その後お一人お一人と握手してご挨拶したんだけど、歓迎されているのがわかった。大人じゃなくて子供たちが喜ばれたんだと思うけど。(笑)うれしかったなぁ。楽しかったなぁ。

14日(日)は平岡ジョイフルチャペルで開催された女性修養会で、ホスピスについての講演を聞いた。クリスチャンドクターより。ホスピスの基本理念は「おもてなし」だそうだ。う〜ん、「おもてなし」って言葉いいねぇ。死を前にして体と心の平安を得る。そうでありたい。死ぬことは避けられないのだから、出来れば喜んで死に踏み込んで行きたいもんです。さて、わたしはそう出来るでしょうか?死を前にした時どんな平安を得るだろうね。それとも平安を手放しちゃうんだろうか?他人事じゃなくなってきた「死」

15日(月)壮年会(おじさまたち)の集会が旭川で14日から開催されていて、15日は朝から三浦光世さん(三浦綾子さんの夫君)の講演がある。夫が急遽仕事がお休みになったので「行こう」ということになって早朝札幌を発って高速道路を飛ばして間に合った。いい天気、涼しいこと!三浦光世さんは今年80歳になるんだって。背中がまっすぐで美しい立ち姿、お若いなぁ。壮年会の集会だというのに、札幌教会のおばさん軍団5人が一番前に陣取って、光世さんの追っかけみたいな様相。(笑)話はもちろん面白くまた心に残った。その後三浦綾子文学館に行って見学と野外礼拝したが、文学館では、光世さんの話を聞いてから見ると掲示されている出来事のよくわかること。野外礼拝は寒かった。(苦笑)遠足気分のいい休日となりました。

さて16日から18日まで連夜教会で祈祷会があって参加している。来週26日から28日の間、わが教会では「特別伝道集会」というのがあって(毎年してるんだけど)他所の牧師を招き集会を持つ。わたしはその実行委員長を受けている。その集会のためにこの三夜連続祈祷会を持つことを企画したのは実行委員会。委員長が出ないわけにいかないね。(笑)毎日出席していい祈りの時を持たせていただいている。今日が三日目最終日ね。
かように教会三昧の日々。これがちっとも嫌じゃないだよね。きっと週末には「疲れた〜」と言うと思うけれど。では今日も祈って喜んでお仕事に出発するとしよう。


2003年09月10日(水) お葬式と祈りと月

昨夜教会の最高齢のノブさんが天に召された。101歳。4月に無くなったKさんの姑に当たる。嫁に先立たれたノブさんは亡くなる前日「ミヤちゃんのところに早く行きたい」と言われていたそうだ。(Kさんの名前はミヤさんなのです)普通、亡くなった人を指して「あの人の側に早く行きたい」と言ったら悲観しているように感じられると思うんだけど、クリスチャンはどういうわけか「そりゃ、そうに違いない」と思って頷くのです。(苦笑)ミヤさんのところにだったらわたしも行きたい。再会して憩いの中で会話したいもんだ。

10日が前夜式(お通夜だね)。しかし翌日は告別式をせずに出棺のみだそうだからこの夜は「お葬式」と言うにふさわしい式を終わってyukikoさんと帰る車の中で、話題は死は終わりではない、勝利だという話になった。死んで無になると思っていないわたしたちは、死んでも再会できると思っている。・・・次第にyukikoさんの連れ合いのminoruさんの最期の時の話になった。もうじき6年になる。その時息子のS君は「オレはこんなに祈ったのにどうして神さまはパパを生かしてくれないんだあ!」と泣き叫んで病室の壁を叩いたんだそうだ。わたしは話を聞きなが涙ぐんだ。運転するのに危ないので涙を拭った。目の見えないyukikoさんに気付かれないように。

そんな話をしている時、わたしたちの行く手上方には明るく丸い月と右上に火星らしき星がキラキラ輝いていた。こっちにおいで〜と手招きしてくれているように着いて来る。「yukikoさん、今日は満月だよ。火星が並んでいるよ。周りに薄い雲が浮かんでいる。絵にしたいような秋の空、きれいだよ」yukikoさんは「そう、今日は満月なの、火星がそんなにはっきり見えるの。いいねぇ」とうっとりした声で言った。
パパを助けてくれなかったと壁に当り散らしたS君はminoruさんの死の安らかだったことを認めざるをえない。minoruさんは死によって息子に神さまを教えた。
「パパは地上の体は死んだけれど、天国では痛みも苦しみもなく喜んでいるよね。またパパに会えるよね」と言うS君は幼子だと思う読者もいるかもしれませんね。いえ、S君は30歳に近い青年なのです。立派な言葉で無しに「神さまどうしてだいじな人を取り去るのですか」と問い詰め「だけどあなたが為さることを受け入れます」これがわたしの信仰です。


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