「硝子の月」
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2008年02月29日(金) <夕刻> 瀬生曲

 幸いなことに、青年の順応能力はそれなりに高かった。
「よし、わかった。それじゃ行こうじゃないか」
 がりがりと頭をかいて開き直る。もう何でも来いという気分だ。
「はい」
 アンジュがにっこりと微笑んだ。


紗月 護 |MAILHomePage

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