はなこせんせいの日記
教育の現場の様子と気付いたことを折々の出来事に載せて綴ります。

2006年03月22日(水) はぁ・・・・終了

 おわったな、17年度。
何だか、色々あって、ずいぶん濃度の濃い一年だった。
 色んなことにも挑戦して、がんばったな。
うーん、感慨深いものがあります。
 とは言うものの、ものの2週間もすれば、すぐ始まる18年度。
 幼稚園は、1年がひとサイクルで、気がつけばあっという間に年を重ねております。
 昨日の卒園式も、とても感動して、子供たちの成長が思い出されて、涙をこらえるのが大変でした。
 来年の一年は、心に余裕をもって、すごします。
子供を一番に据えて、ぜひ一緒に子育てをさせてください。
 来年度もよろしくお願いします。
そして、卒園したみなさん。ここはみんなのふるさとです。
何かなくても、ふらっと立ち寄ってくださいね。
待っています。
 さて、しばしのお休みをいただきます。
 お休み中、先生たちで勉強してきます!
ご報告は、また4月!



2006年03月20日(月) 最後の嵐

 今日はとても風が強いのです。
子供だと、飛ばされそうになるほど。
春の嵐でしょうか。
 嵐といえば、幼稚園の中にも吹き荒れています。
風邪の嵐です。
うえー、明日卒園式だというのに!!風邪の意地悪!
 でも、とにかく、何とか明日元気に来て欲しいと願うのみです。
今年は、インフルエンザの流行が園では見られずにほっとしていたのに、
今週になったら、ばたばたと!
 最後の嵐が吹き荒れている幼稚園なのでした。
 明日は、穏やかな日でありますように・・・



2006年03月16日(木) カウントダウン

 いよいよ、卒園式まで、あと2日。
式練習も本番さながらで、先生たちはウルウルしながら過ごしております。
 早いものです。会場の後ろにいて、年長さんを見つめていたのが一年前。
色んなことを経験し、振り返ればあっという間の一年間でした。
 思い出せば両手両足でも足りないほどの想い出がいっぱい!
 毎年のことながら、本当に嬉しく寂しいときです。
 残された日を大切に過ごしたいと思います。



2006年03月14日(火) 大人も楽しむ幼稚園

 園便り特集の編集をしております。
毎年、決まってあるフレーズが「もっと幼稚園時代を、大人も楽しめばよかった。残念!」というもの。
 そうそう、卒園が近くなって「ああ、もうすぐ幼稚園も終わりだな」と思うと「色々参加しておけばよかったな」と思うようです。
 幼稚園は、楽しいですよ。大人も子供も色んな経験ができるように、準備しています。でもそれは、参加しないと楽しめないのです。
 来年度はぜひ、保護者のための会に、どんどん参加してくださいね。
ここでできた関係で、ずーっと大きくなるまで仲良くしていらっしゃる方、沢山います。
 大人になってから、仕事以外で新しい人に会い、共に話題を共有し、時に悩み、時に笑い、そんな関係見つけるのは案外難しいものです。
 保護者の皆様も、ぜひ幼稚園を楽しんでくださいね!
 そして、その様子を、ぜひ来年の園便り特集に寄稿してください。



2006年03月13日(月) 三月も師走

 日記が滞っております。はい、自覚があります。
年度末のせいにしてもいいでしょうか。それとも、春は頭も曙とか・・
 とにかく、何が何だか分からなくなって仕事をしています。
まあ、これが3月でして、毎年そんな様に過ごしています。
今年は、クールビューティーで、ゆったり構えようとお正月に誓ったのはなんだったのか・・反省します。
 子供たちはといえば、様々な行事も終わり、後は卒園式の練習ぐらいなもので、ゆったりとしております。
 卒園式の練習は緊張感の中身の笑いがあったり、本番までは楽しいものです。入場行進のとき、手と足が一緒に出るなんて序の口。自分の名前を呼ばれているのに、ぜんぜん気が付かなかったり、違うところで返事をしたり。緊張感は、いつもできていることも困難にするのです。これ、大人でもそうですよ。緊張すると間違います。
 というわけで、卒園まで登園するのはあと5日、えー!!
年度末、でもゆっくり進んで子供たちと少しでも長く時間を過ごしたいです。



2006年03月07日(火) 幸せの連鎖

 最近、いいことが続いています。
それも、思ったときにちょうど手を差し伸べられるようにです。
 幸せは連鎖するそうです。
そして感謝する。幸せを他の人にも分けたくなる。
幸せのメリーゴーランドです。
 今日もいいことありました。
思いがけず、楽しい時間を過ごすことができて、また幸せになっちゃった!
 毎日メリーゴーランドに乗っていられるように、感謝とポジティブな気持ちを忘れないで過ごしたいです。
 あなたも一緒に乗りませんか?
 



2006年03月06日(月) 学びのチャンス

 最近、立て続けに悪いうわさが耳に入ってきました。
幼稚園のことに関することで、音楽の指導が厳しいという事と、子どもを叩いて指導しているということでした。
 どちらも、「それは違います!」と大きな声で反論できることなので、そのことに関しては、特に問題ありませんが、このうわさを教えてくださった方が大変悩んでいらしたことが心配でした。
 面白いことに、そのうわさを教えた人は、どちらも相手をあおるような状況でいっていることでした。
 結局うわさは面白半分に言われることのようで、そんなことは実際に考えてみたら、「おかしい話だな」と分かりそうなものですが、話をするほうは、いかにも相手が惑いそうな状況で言うのですね。
 幸運なことに、どちらの方も、幼稚園の普段の様子をお話ししたら、安心してくださいました。
 幼稚園では隠し立てしないことにしていますし、いつでも見学していただける心積もりで保育を行っています。ですから、「今度何か言われたら、すぐに自分の目で確かめに来てくださいね。それが一番確実ですよ」とお伝えしました。
 悪いうわさは心の学びのチャンスだと聞いたことがあります。自分を試されるそうです。本当に信じているのか。
 また、私たちも「いつでも胸をはっていられるように、一層の努力と謙虚さをみにつけよう」ととてもよい学びになりました。
 時に、何かが成長するとき、必ず横槍が入るそうです。でもそれは次のステップへの心を試されること。今回のできごとのおかげで、幼稚園のよさや特色も再確認できたし、確信をもって、日々の保育を進めていこうと誓い合いました。
 私達教師も、更なるよい園をめざして、ステップアップします。

最後に、長くなりますが、私の好きな言葉を引用します。

NBAのマジックジョンソンから 黒人の少年たちへの言葉

「お前は無理だよ」という人の言うことを聞いてはいけない。
もし、自分で何かを成し遂げたかったら、出来なかったときに、
他人のせいにしないで自分のせいにしなさい。

多くの人が僕にも、お前にも無理だよ、と言った。

彼らは君に成功して欲しくないんだ。
何故なら、彼らは成功できなかったから。
途中で諦めてしまったから。
だから、君にもその夢を諦めて欲しいんだ。
不幸な人は不幸な人を友だちにしたいんだ。
決して諦めてはだめだ。
自分の周りをエネルギーであふれ、
しっかりした考え方を持っている人で固めなさい。

自分の周りを野心であふれ、プラス思考の人で固めなさい。

近くに誰かあこがれる人がいたら、
その人にアドバイスを求めなさい。
君の人生を考えることができるのは君だけだ。
君の夢が何であれ、それに向かって生きていくんだ。
君は幸せになるために生れてきたんだから。 



2006年03月03日(金) 猫じゃらしでお茶会

 今日はおひな祭り茶会をしました。
年長さんが年中さんにおしえながら行いました。
年中さんの緊張振りはビデオに撮っておけばよかったと思うぐらい。
和気藹々と、緊張感もありつつ、進みました。
 季節のお花を生けておりましたので、「今日のお花は何でしょうか?」と聞いたところ、一人の子が「ハイ!」と手をあげて
「ねこじゃらし!」うーんおしい!これは「ねこやなぎ」惜しいよ本当におしい!というわけで、春を呼ぶ猫柳と菜の花、桃の花を飾っておりました。
 猫ついでに気になったのが、正座していると、ずいぶん猫背の子が多いことでした。背中の筋肉がないのか、はたまた、そういうくせなのか。
いずれにせよ、お茶をしていると姿勢正しくすわることになります。
 胸を張って座る子供たちは、とってもかっこよかったですよ。
 続けていきたい習慣ですね。 



2006年03月02日(木) 佳境にはいって

 あさっては、音楽発表会です。
といっても、園内で行うものですが、年長さんは初めての和太鼓。
年中さんは本格的な合奏、年少さんもいっちょまえに合奏。ということで、
大人も子供も力が入っています。
 音楽は心の栄養になります。
 楽器を奏でたり、歌を歌ったりしたことは、大きな想い出になるものです。
私自身も、幼稚園のときに演奏した曲は、今でも特別の思いで聴いています。子供の頃のドキドキがよみがえってきて、嬉しい気持ます。
 子供たちも、張り切って練習してきました。
先生たちも、子供を盛り上げ、時に厳しく、また盛り上げと、誠心誠意向き合ってきました。
 どうぞ、楽しみにしていてくださいね。
そして、「たった、3.4.5歳の子供たちが、こんなに演奏できる」ことに大きな拍手をお願いします。
 それは、子供の成長を喜ぶことでもあるし、平和な今の時代を再確認することでもあります。
 練習もいよいよ佳境に入ってきました。この緊張感もまた、成長の肥やしですね。
 



2006年03月01日(水) 教育はサービス業か?

 先日の講演会で講師先生がおっしゃってたことが、ずっと頭に残っていたので、日記に書きます。
 「いただきます事件」のこと。給食にお金を払っているんだから、いただきますという必要はないと、学校にいった親の話。
 そこで、先生は言いました。「教育は、サービス業か?金を払ったらなんでもするのか?それは違うだろう!!」
 ズーんと胸に刺さる言葉でした。
 その後も、添加物のお話が続き、益々胸に響くのでした。
つまり、「サービス」に「業」が付くと、それはもう、ひとつの仕事なのでして、つまり、それで「利益を上げて生活する」ことなのです。
 添加物がいい例です。安いものを求めれば「努力しました」といって、企業はやすくしてくれるでしょう。でも、「どこかを削って安く」してるのです。だって、ボランティアじゃないんだから、価格に見合ったものを作らなければ、企業が倒れてしまいます。そんなのは商売として成り立たないでしょ。
 教育はどうでしょう?払った対価の分、教育したかしないか、そういう尺度は、学校にはないですよね。塾ではあるかも。でも、塾にいくら払っていますか?それを学校に置き換えたら、一体毎月いくら払ってみてもらっているのでしょう?
 あと、塾は「子供の特性を活かして、とか、生きる意欲を育てるとか、道徳とか、」は教えていません。そういう塾もあるでしょうが、オプション料金ですかね。塾は「勉強をすること」だけに料金を払ってもらっているのですから。やる気がないのは本人及び家庭のせい、となります。
 私も含めて、今の世の中「サービスは無料で無限」的な感覚がある気がします。でも、それは見せかけで、どこかで差し引かれていることを考えなければならないし、良いサービスには、それ相当の価格が付くことも思い出さなければ。そして、本当にサービスしてもらったときには、そこに感謝する心が必要だし、「やって当然」という気持ちは、結果的に自分の首を絞めることになるなあと思いました。
 今の教育現場もそうですよね。先生だからやって当然と感謝しないでいると、何だか変なことになってくる。
 添加物から見えた、世の中のひずみです。そして、その責任は・・・反省。


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