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2009年05月28日(木) |
人の倫に外れるということ。 |
わたしの父は、家族ぐるみで仲良くしていた奥さんと不倫した挙句、 まだ生まれて間もない弟とわたしと母を捨てた。
同じマンションに住んでいた其の家族は、 わたしと歳の近い男の子の兄弟がいて、 奥さんは母よりキレイな人だったけど、 旦那さんのことはわたしの記憶にはなくて、 其れはずっとあとになって知ったことだけど、 旦那さんは家族を捨てて逃げたらしい。 其の相談を母も父も親身になってうけていて、 気が付けば父は彼女を好きになっていた・・・という、 ありふれた不倫だった。
それから数年して、父は母の元へ戻ってきたけど、 わたしは今でも父のこともその彼女のことも許せないし、 彼女のことは殺してやりたいとさえ思ってる。
会社の同僚であり、 プライベートでもかなり仲良くしてもらっている女友達に、 最近恋人ができた。
相手は、彼女の幼馴染の旦那さん・・・だ。 三歳と一歳の男の子のいる家庭の旦那さん。 彼女は独身だけど、 彼女のご家族も含めて家族ぐるみのお付き合いをしている幼馴染の旦那さん。 幼馴染のお母さんに至っては、 うちの会社で働いているし、同じチームでもある。
其の話を聞いたとき、考えるより先に手がでてしまい、 手元にあったファイルで彼女の頭を二回叩いてしまった。 「ばか!」って。
「なんでたくさん男の人がいるのに、よりによってその人なの?」
「誰でもいいわけじゃないからよ。」
わたしだって人に偉そうなこといえるような人間じゃない。 だから言葉にならないあれやこれがもやもやもやもや消化不良。
なんの覚悟もないくせに、 恋人とまた一緒に過ごすようになった。
なんの覚悟もないけれど、 一緒にいない時間は物足りなくて、 隣に居てもらえることが「フツー」だったから、 また一緒に過ごせる毎日は、安心感がある。
「一年以上付き合って、此処まできたのに別れたりできんよ。」 と恋人は言う。 それって半ば意地になってるんじゃないの?と思う。
共通の友人は、「あんなに想われて幸せよ」という。
なんの覚悟もないわたしは、 いつまでもふわふわ気持ちが定まらないくせに、 あれもこれも欲しくて、 なにひとつ諦めることができない。
「人間(の本質)は、そんなに簡単に変わらんよ。」 と少し前に上司が、別の誰かをさして言った。
今朝は久し振りに気持ちがざわついて仕方なかった。
わたしも、二十歳の頃から変わってない。 ずっと「理由」を探している。 今更、悲劇のヒロインぶるつもりはなくて、 ただ其の日を待っている。
運動会、雨降らずに恙無く終わった?
・・・と、メールを送ったのが二日前。 返事がないので、 他にも話したいことはあるけど、 其れ以上の追撃は出来ず現在に至る。
たぶんそんなこと気にせず連絡すればいいんだろうし、 わたしが考えてるほどには、 彼はなにも思っちゃいない。
分かっているけど、 其れが出来る人と出来ない人がいて、 わたしは「出来ない人」という話。
ずっと気持ちが落ちていたので、 誰かと話をする気になんてなれなくて、 でも久し振りに昨晩、彼と電話した。
それはやっぱり楽しい時間で、 そのどれもがわたしには愛しい。
戻らない時間は、本当以上にキレイなものだね。
じぶんが不実なひとだから、 他人のイヤラシサに過剰反応しちゃうんだろうか。 じぶんがサレ子だったから? サレ妻だったから? 不実なひとだから?
此処2、3日は、混乱しっぱなし。
失った時間は、なんでこんなにも愛しく感じるのか。 泣くに泣けない。
わたしは、わたしなりに、恋人のことを大事だったのだろうね。
手を伸ばしてもう一度、なんてできない。 結婚する気なんてさらさらないんだから。 そんな覚悟もなくて、もう一度、なんて。
今はじっと我慢の子。 時間が解決してくれる。
180SXのナビシートも、 わたし専用のドリンクホルダーも、 また行きたいねと話していたレストランも、 今年もみんなで行こうと約束していた海も、 来月いくはずだった旅行も、 もう全部さようなら。
ふたりで観ようと話してた映画は、明日公開。 ひとりで映画を観るのは全然平気だけど、さ。
これでよかったんだ。 履歴も登録も全部消した。 一年とちょっと一緒に過ごした時間。 わたしはなにかを残せたのかなぁ。
誕生日に貰ったDiorのピアスは、 暫くつける気にはなれない。 可愛くてお気に入りだったんだけど。
好かれていることをいいことに、 わたしは恋人のことを、 じぶんの所有物だと思い込んでいたようで、 此れ以上ないってくらい傷付けた。
もうこんな関係を続けるのは不毛だし、 煮詰まりすぎて食うに食えない。
永遠を願うなら一度だけ抱き締めて其の手から離せばいい
・・・と、COCCOも歌ってる。
2009年05月12日(火) |
いつかはなりたい粗大ゴミ。 |
美女木ジャンクションのポリバケツという曲。 耳にしたことありますか?
http://www.youtube.com/watch?v=0nhe8gwX4wI
もう是非! ダメオンナの皆様、お聞きくださいまし。 わたし? エンドレスリピートですよ。
恋人と、共通の友人宅へ、 自家製生キャラメルを持っていったときのこと。 友人に言われました。
「なんだかんだ言っても、 恋人くんが去っていったら雉葉ちゃん寂しがると思うよ。」
そうね。 いなくならない確信めいたものがあってこその我侭放題。 この人と結婚したら「安定」が待ってるだろうな。 わたしが「イイコ」でいれば。
何度も結婚してと言われてて、 だけど踏み込めない理由は、 きっとわたしが同じことを繰り返す気がするから。
足りないものを彼で補って、 彼がくれないものを恋人に求めて。
いつかバチがあたりそう。
2009年05月09日(土) |
ルーティンワーク的なもの。 |
時々、面倒臭くなってシャットアウトしてみる。 何処かで許してもらえるのを知っているからこその我侭とも言える。 そう考えてみれば恋人に対して、 随分とココロを許しているのかもしれない、とも思う。
で、ただいま絶賛着拒キャンペーン開催中。 大きな喧嘩をしたわけじゃないし、 きっかけは些細なことだった。
わたしがいない毎日は、物足りないのかな? さみしいのかな?らくちんなのかな?
できれば、めーいっぱい傷付いて泣いて過ごしていて欲しい。 不安で夜も眠れなくなっていてほしい。
恋人の中のわたしの居場所を、 わたしは時々こんな風にして確認する。
面倒臭くて陰気なオンナだなぁ。 それでもわたしを許して欲しい。 だけどもしも、此れで恋人が居なくなったら・・・。 追いかけはしない。
ずっと昔から、わたしは中途半端。 時々、意地悪したくなって、 善意の第三者を傷付ける。
もちろん、わざと。
大切な人を裏切っている人間に、 「真っ当な人」なんている? 勿論、わたしも含めて。
昔、「バカはキライだけどネジの一本抜けてる人間は好き」と言った人がいた。 「だからオマエのこと、好きだ」と。
わたしのネジは、わたしが自分で抜いちゃったんですよ。 つまり、わたしはバカなのです。
GWに栃木に行くんだと聞いていたので、 集めている「ご当地キティボールペン」をお願いしていた。
「イチゴと餃子があって、もちろん餃子にしたよ!」
・・・いちごのほうがたぶん可愛いよね?
「そりゃもう!」
・・・サプライズでホントは、いちごなんだよね?
「もちろん餃子!」
此の人の、こういうところがたまらなく大好きだ。 声にだせる日は、二度とこないけど。 今でも、大好きだ。
GWで、業務があんまりにもヒマ過ぎて、 ついいらんことググってしまって、 そしたら秀ちゃんが未だ臨時教員やってて、 写真までご丁寧にあって、 ちょっと太ってて、老けてて、黒くなってて、 ・・・元気そうだった。
笑いのツボが近くて、 食の好みが似ていて、 誠実だけど不誠実で、 あからさまだったので、 秀ちゃんのこと傷付けたくなった過去の自分を、 わたしはやっぱりまだ好きにはなれないけれど、 キライにもなれなくて。
半ば意地になって、 地団太踏んで理不尽に泣き喚くコドモのように、 わたしは秀ちゃんを欲しいと思っていたし、 その反面、どうやってもわたしの手の中には、 墜ちて欲しくないとも思ってた。
いつかまた会うことがあれば、 わたしはどうするんだろう。
何か気に障ること言ってしまったかなとか。 それとも別の誰かと一緒に居て忙しいのかなとか。
想像ばかり膨らんで、 でも追い討ちを掛けるようには連絡はしない。
一番変わったところは、其処だと思う。 三年前よりもっと傷付くことに臆病になった。
「どうしても雉葉を自分のものにしときたくて。」
・・・と言ったのは恋人。 どうやっても、そんな日はこないし、 わたしのことをモノだと思っているなら、 やっぱり一緒には歩いていけないと思う。
振り返る余裕も持てないくらいに、 恋人を傷付けるカードをわたしはまだ持ってるけど、 対外的にはイイコちゃんでいたいから、 まだその「カードたち」をきらない。
それに恋人がいることでバランスを保ってるのも事実だから。 彼のことでいっぱいいっぱいにならずにすんでいるのは、 恋人のおかげという皮肉。
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