しもさんの「新聞・書籍掲載文」
しもさん
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1995年11月02日(木) ■ |
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同級生と乾杯 思い出話に花(37歳) |
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静岡新聞 朝刊(読者のことば)
久しぶりに同級生と飲んだ。何年たっても、同じ年。 勝手に飲んで、勝手に話す。つまみは「思い出話」と決まっている。 「おまえ、小学校二年の時ホウレンソウ、床に捨てたよな」 「頭はいいし、足も速かったけど、性格は良くなかったよね」 そんなこと、覚えていて何になるんだよ、 そんなこと、はっきり言うやついないよ、と思いながらもなぜか心地良い。 夫婦の会話、親子の会話、もちろん職場では考えられない会話ができる仲間は 彼ら、彼女等しかいない。 会計も当然ワリカン。 「領収書、欲しい人いないか?」「印税で払えよ」。 とんでもない会話が飛び交い、タクシーに乗る。 二次会は、同級生が働いている居酒屋。当然ここでも大騒ぎ。 楽しい時間が過ごせたと感謝している。 幹事が企画してくれる、数年に一回の同窓会よりも 十人たらずのメンバーで飲む「ミニ同窓会」の方が楽しいのかもしれない。 「おまえ、すこし老けたな。幾つになったの?」と聞く同級生に もう一度乾杯。
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