moonshine  エミ




2003年12月31日(水)  ゆく年の 愚かさもいとおし 2003

 と、いうことで、ざっと日記なんか読み返しつつ、回顧。

◆1月
平和。平和さに、ちょっともやもやしている。家ではよくビデオ見る。本も読んでいる。お正月シリーズということで、皇室関係の本とか。

◆2月
引き続き平和。ちょっと打ち込んだ仕事は上司のおかげでスムースに進み、家では本を読んだりビデオを見たり。平和を反映して日記に(肩の)力が入っている。幸田文の文章に打たれて、多少意識しているのが見受けられる。バレンタインのチョコを買ったのに渡し忘れる。しん氏、2年連続チョコなし。

◆3月
しん氏との別れの月。月詠ライブ、お餞別交換(シャツをあげプリンタもらう)、部屋の片付けなど、せつない行事もりだくさん。暦のイベントごとには無関心だが、この月ばかりは一生懸命。甲斐あって思い残すこと少なく、見送る。見送ったあとひとり、サニイサイドのライブへ。今にして思うと英断だった。

◆4月
遠距離恋愛スタート。仕事が大忙しの月なので、気が紛れる。組織変更で部署が38度線から南北分断。残業や休日出勤の合間に、ちょこちょこといろんな友だちと遊んだり、飲みに行ったり。GW前半、しん氏生育の町長崎へ。パー子ばりに写真を撮りまくる。

◆5月
GW後半、しん氏と福岡で遊ぶ。4ヶ月ぶりにフラッシュさんのライブ。愛を大確認。忙しいながらも、舞台を2本、メガネロックフェスティバルやアートカフェなど、よくイベントごとに顔を出している。ゆうきちゃんと蜜月、毎日パソコンメールまで送りあう有様。今年のナンバー2映画『ベッカムに恋して』@博多シネ・リーブル。

◆6月
小倉のバードマンハウスに初めて行く。サニイサイドさんありがとう。1ヶ月近く打ち込んだゆうきちゃんとの共同作業をフリーマーケットに出品、友人らにも配る。仕事関係の検定を受ける。合格。ライブや映画によく行く。ハートビート10万円争奪バトルでねじ式とめがねうらの活躍にガクガク驚愕と感動。

◆7月
仕事が落ち着き、長く濃い24歳の夏の始まり。手始めに、大学の男友達と飲んで泥酔。大橋駅そばの路上で寝て見知らぬお兄さんたちに心配され起こされる。魔界都市京都から来たバンド、騒音寺にノックアウト。海の日あたりの連休にしん氏帰福、プラザホテル天神に泊まり、酒と麺と音の数日間を過ごす。数年ぶりに、海へ。呼子。

◆8月
7月後半から、「1日1冊運動」を展開。20日間ほど、毎日本を買う。贅沢で楽しかった。ディーラー実習に帰ってきていたきくちん始め、シズラーっ子とよく遊ぶ。お盆にはしん氏も帰ってくる。まさに夏休み。ねじ式・めがねうらのライブでまた泥酔。終電に乗って7つほど駅を乗り過ごし、駅員さんに担架で運ばれる。今年のナンバー1映画『シティ・オブ・ゴッド』@シネテリエ天神。

◆9月
月初、再び独り暮らしをすることを決める。部屋探し、買い物、実家の片付け、親との折り合いなど、引越し関係で忙しい日々。すべて勢いでしたな。目の前のことに一生懸命(というか、いっぱいいっぱい)ながら、いろいろ思うところもあり、心は嵐だった。5年ぶりに飛行機に乗り、初めてしん氏と名古屋デート。引っ越すついでに本を4-500冊ほど大幅処分。泣き笑いのよう切なすがすがしい気分。25歳になる。いい誕生日。

◆10月
引越し。新しい生活。仕事でうじうじの始まり。生活に集中して2週間ほど日記を中断。会社では毎日落ち込みつつも、プライベートは順調。家に帰って音楽をかけながら料理を作り、雑誌を見ながらごはんを食べることに日々の幸福を感じる。オンナ25の会結成。友だちを招いたり、遊びに出かけたり。1年ぶりにギターパンダのライブを見る。サニイサイドのワンマンライブも最高だった。

◆11月
仕事、だめ。そのほかの楽しさが生活を支える。しず友優待券で映画を2本。再び来福した騒音寺ライブ。オペラ座の怪人。うちカフェ。うち飲み。うち鍋。焼肉に焦がれる毎日。フリーペーパーのモニターになる。文章書いたり雑誌のこと習ったりする講座(全20回)に通い始める。にわかに課題や締め切りが多くなる日々。学祭に合わせて帰ってくるはずだったしん氏、仕事に阻まれる。

◆12月
仕事、周りの人の大人さ加減や頑張りを見て、ようやく前向きになってくる。時すでに遅しで中間決算は終わり。再びバードマンハウスへ夜更けまで。中旬、2泊3日で京都へ。この辺から年末シリーズか、遊びごと多し。クリスマスイブはオンナ25の会。しん氏と3ヶ月ぶりに再会。(これ書いている今も、私のベッドでぐーぐー寝てます。)愛媛のダンノ氏と2年ぶりに酒を酌み交わす。JAJAオールナイトライブ。あっというまに大つごもりの2003年。

□■□■□■□■□■
さて、これからしん氏を起こして、年越しそばを食べて、
ちょっと大掃除(この日本語おかしい?)をして、
彼は故郷の長崎へ、私も実家へ帰ります。
夜はきっと紅白でしょう。曙−ボブ・サップも気になるね。
明日は寝正月でしょう。
あさってあたりにこの部屋へ戻ってくるでしょう。
部屋は変わらず寒いんでしょう。
すぐに2004年が始まる。節目は大事だけど、日々は地続き。
来年もよろしく。





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2003年12月30日(火)  にゃにゃにゃにゃーい!

 7時、眠くてさんざん悪態をつく私を辛抱強く起こした後は、あっさり寝に入ってうんともすんとも言わなくなったしん氏を残して、めっきり人通りの少ないいつもの道、チャリをこぐ。

 ようやく仕事納め。
 消化試合のようなつもりで行ったら、意外と伝票がいっぱいあったので多少ビビりつつも、なんとなく、終わらせる。
 上司の異動は現実となり、来年は状況が大きく変わるのだろう。
 でもまあ、なんとかやってくしかないのだろう。

 恒例、会社での大掃除。ぞうきんがけしていたら、
「家でもそんなことやっとらんやろ」
 と声をかけられる。
「ゴミ箱は足で動かしなさんな」
 とも。
 私って・・・・。

 お酒や軽食を囲んで、会社宛に来たお歳暮なんかを抽選のうえ社員で分け合う、という麗しい(これ皮肉です。)納会も恒例。
 コカコーラ社製品の1200円分の商品券が当たる。1200円か・・・。
 さっそく、一部、会社裏の酒屋で現物化。2リットルのミネラルウォーター2本。
 そのほか、先輩に当たった賞品(コーヒーセット)や、
 違う部の人にねだってコンビニで買い込んだお菓子など、
「上京してきた人みたいやね」
 と言われながら両手にどっさり荷物を抱え、ふらふらでチャリをこいで帰宅。

 みかんのいくつかを手土産に、かしわい亭へ。
 しん氏がお邪魔していた。
 ここぞとばかりにアンプを通してギターを弾きじゃくっていた様子。
 
 今泉の焼肉屋で、腹いっぱい食べる。
 これで安心して年が越せそうです。
 ボンラパスで奮発、300円のりんごをひとつ買って、帰る。

 ベッドに寝転がって、「はねるのトびら」スペシャルを見る。(タイトル参照)
 バラエティーもめっきり見ない身には、何もかもが新鮮。
 カシスのカクテルを作って飲む。
 前日、4時間弱しか寝ていなかったので、
 底なし沼にひきずりこまれるような睡魔に襲われるが、
 何となく起き出す。
 静かな時間。
 しんちゃんがりんごの皮をむいてくれる。シャリシャリとおいしかった。
 1時半ごろか?「おやすみ」といった30秒後に、轟音でイビキをかきはじめる。
(しんちゃんじゃない、私が。)





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2003年12月29日(月)  待ち人きたる

 みなさんお元気ですか?
 仕事は納めましたか?
 うちにはしんちゃんが来てます。
 土曜日の昼下がり、福岡に降り立った彼です。

 土曜日は天神をうろうろ。

(そうそう、岩田屋Z-SIDEで、
 ヴァージンメガストアの閉店セールやってるよ。
 シールがついたものは、3枚買うとなんと70%オフ!
 私・・・OCEAN COLOR SCENE、
 しん氏・・・BLACK CROWS、TIM CHIRSTENSENを購入。)

 その後、旧フォーカー(Q-FOLKER、サークルOBね)の飲み会。
 私も二次会に参加。
 離島から来たダンさんや、相変わらず薄着のリョーマ氏など、
 みなさんお変わりなく。
 楽しくなったので、解散した後しんちゃんと二人、深夜のJAJAへ向かう。
 オールナイトライブの日だったのです。
 お目当てのサニイサイドは朝5時近くから始まって、もう相当おもしろかった。

 日曜日、月曜日と、買い物をしたり、ラーメン食べたり、料理を作ったり、ビデオを見たり、つっぱりぼうをつけてもらったりと、楽しく過ごしています。この二日間で、ふだんの一か月分くらいテレビを見てるなあ。不遇の私のギターも、うまい人に弾いてもらって、「これ、素直ないい音するやん」なんて褒めてもらって、うれしそう。
 
 しかしわたくし、明日は仕事なのです。なんでだよー、がくっ。





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2003年12月26日(金)  迫るさよなら

「それでは、よいお年を〜!」
 目覚ましテレビだってそう締めくくられていたけれど、
 うちの会社の仕事納めは例年30日なのです。がくっ

 とはいえ年の瀬であることに間違いはない。
 午前中から、年始の人事異動のうわさがふと舞い込んでくる、そんな季節である。
 来るぞ来るぞとずいぶん前から囁かれていた異動がついに、か、私の上司。
 会社で働いている以上、こういうことはままあるのだろうし、
 そうやって揉まれながら人は成長していくもので、
 こういうことでいちいちうじうじしてもしょうがないのだが、
 やっぱりどうにもショックで、聞いてからしばらくは仕事に集中できず。
 ほんとに、いい上司だった。
 どの辺がって、部下に自分の見解をおしつけることが一切なく、
 部下の正直な気持ちを引き出そう、と耳を傾けてくれるところ。
 思えば甘やかされてきたものだ。
 これを機に、私もしっかり自立しなければなりませんな。

 仕事もようやくひと段落。
 ああ、でも、来年早々も、ひと仕事だなあ。がんばろう。固定資産税。

 さて、仕事の後は、かしわいさんちで忘年鍋。
 にぎやかなひととき。
 よっちゃんの仕事ぶりが素晴らしく、私もいっそう料理人道に励もうと心に期す。
 ひたすら食べるだけ食べておいとまし、そのあとは会社の人らをうちに招いて、二次会でした。
 なんだかんだで、ここんとこ、遊びごとが多い。
 年末だねえ。
 おなかいっぱいで、酒もそこそこ飲んで、ついそのまま寝ちゃう。





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2003年12月25日(木)  サンタさんプリーズ

 きのうのイブ、うちの会社の「おとうサンタ」たちもがんばったもよう。
 シルバニアファミリーだとかレゴだとか。
 子どもが欲しがるものって案外変わってないのかもね。

 しかしこの年にもなると認識がなくなっていたが、 
 子どもというのはサンタさんの存在を信じているものらしい。
 3歳の女の子に
「いい子にしないと、サンタさん、なんにもくれないよ」
 という脅し文句が効くのはまあわかるが、
 小学2年生の男の子さえも、夜中の1時から頻繁に目を覚まして
「サンタさんまだ来てない!」
 と叫ぶなんて話を聞くと、ほんとにほっこりとほほえましい。
 それで、子供が完全に寝入る3時まで、枕元にプレゼントを置けなかったという、
 先輩夫婦の姿を想像すると、もっとくすくすと微笑ましい。
 そうやって子どもの夢を守り続けてるのがエラいなあと思う。
 私だったら、コソコソするのがめんどくさくなって、
「サンタさんなんていないんだよ、ほんとは。
 おとうサンタだよ、おとうサンタ」
 とあっさり仕組みをバラしてしまいそうだ。だめサンタ。

 私はといえば、昨日は友だちとイタリアンだったので、
 今日はクリスマスらしくチキンでも食べようかな、
 スーパーに出来合いがあったら買って帰ろうかな、なんて思っていたが、
 もうすべて売り切れ。
 しょうがないから、冷凍庫に眠っていた豚肉を起こして、
 こないだシズラーっ子鍋大会で余りをもらって帰ってきてたちゃんぽん麺を
 長ネギと一緒に炒めて、焼きちゃんぽんを食べたのでした。
 おいしかったもん、ちぇっ。

 でも、クリスマスが終わったからって、少しも寂しくない。
 あさってには、しん氏が福岡に帰ってくるのだ!
 3ヶ月ぶり。大学1年生のころから、こんなに会わなかったことないよ。
 しんちゃん、それなりに規則正しい生活してる私につきあってくれるといいけど。
 夜は遅くても1時か2時には寝て、朝といえるうちには起きだして、
 昼間ちょっとは外に出て、1日3食は無理でも2食は摂る、
 そういうリズムで一緒に過ごしたいのですよ。
 なんにせよ、楽しみ。
 
 ひょんと新しい出会いがあった夜。
 楽しいことが始まる予感、種は蒔いてみるものだ。
 せっせと水をやりましょう。





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2003年12月24日(水)  ぐずぐずクリスマス

 昨日も書いた右肩の凝りは一晩寝たらいっそうひどくなって、
 いつもより三十分も早く目が覚める。痛みで!
 むきになっていつもより三十分近く早く出社してやった。
 会社に着くや、社員共用の救急箱からピップエレキバンを拝借し、
 肩にピットインさせる、そんなクリスマスイブの朝。

 いま、こっちの肩に三枚、ピップ貼ってるんですよーと言うと、
「脱がしたくない、そんな女・・・」
 大きなお世話です。脱がされる予定なんて、ハナからありませんよーだ。

 しっかし、たかが肩こり(寝違え)と侮るなかれ、
 上下左右どの方向にちろっと動かしても走る激痛よ。
 前の席の人が差し出す書類を受け取るべく手を差し伸べただけでも、
「ううっ」
 てなもんである。

 数字の合わない資料にうんうん唸ったり、
 大量の会計書類をばたばた綴じこんで整理したりと
 慌ただしく過ぎるクリスマスイブの日中。

 夜は「オンナ25の会 クリスマス編」、今泉のバーで食事。
 適度な量のコースとカクテル。
 なんていうと、こじゃれてるようだけど、
 実際、お店はとってもこじゃれてたんだけど、
 妙齢のオンナ三人の話題は多岐にわたってあけすけ。
 周囲は当然カップルばかりだったけど、
 私たちのテーブルは絶えずガハガハ言ってました。

「お客さま、今日はクリスマスイブですよ。
 ちょっと雰囲気というものを・・・」
 なんて、つまみだされなくて良かった良かった。
 でも、うちらの隣のテーブルは、しっかり空けられていましたよ。
 店側の配慮でしょうか。

 トイレから帰ってきたしずりんはガタッとつまずきかけ大きな音を出し、
 お会計ではみんな大きいお札しかなくて手間取り、
 はては私は100円玉をエレベータの隙間に落っことすし、
(とれなかった。ううう・・・)
 まあ何ともぐずぐずな、クリスマスイブの夜。

 総じておもしろクリスマス。
 てやんでい! これでいいのです。





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2003年12月23日(火)  EASY COME EASY GO

 22日夜は仕事のあと、同期の女の子三人でジャンクパーティ。
 エミ亭にて、ピザのデリバリーを頼んで、
 スーパーでシーザーサラダを買って、
 プチケーキをいっぱい買ってきてもらって、
 ワインとカクテルで乾杯。
 仕事が終わるの遅かったので、らくちんディナー。

 23日は昼間ゆうきちゃんと赤坂で喫茶。
 夜は姪浜のなっちゃんちでシズラーっ子6人キムチ鍋大会。
 買いすぎだよーなんて言いながら買い物したけど、
 きれいにたいらげた。
 あ、ちゃんぽん麺が1玉あまったので、もらって帰ってきたのだった。

 そんなこんなで年の瀬って感じ、毎日がパーティやね。
 泥酔して日記が書けなかったわけではありません。
 
 肩こりがひどい。右がわだけ。
 ちゃんと原因はわかっていて、寝方が問題なのです多分。
 仰向けになって寝ると、布団をかぶっても何だか寒いので
 横向きになって体を丸めて寝てしまうことが多いんだけど、
 なんとなく右肩を下にしてしまうのですよ。
 知らず知らずのうちに力が入ってるのかしらね、かなりの痛み。
 エレキバンプリーズ。会社の救急箱にあったかなあ。
 
 ちょっと会わない間に友だちがずいぶん大きな転機を迎えていたりして、
 聞いたときはびっくりするけど、さもありなんとも思う。
 
 『何が起きても変じゃない』
   (Mr.Children “es”)

 『Nobody knows the way it's gonna be』
   (oasis “STAND BY ME”)

 そういうときはいつも、こんな歌のフレーズを思い出す。
 あたりまえに永遠に続くことなんて本当はとても少ない。
 
 『出会いも別れも EASY COME EASY GO』
   (B'z “EASY COME EASY GO”)
 
 私たちはそうやって生きてく。





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2003年12月21日(日)  それでも走るのはやめない

 朝ごパンを食べたあと、郵便物の投函にいく。
 確かあの辺に・・・と思って外に出たが、案の定、遠回り。
 思わぬチョイ長の散歩になったけれど、日曜の午前中の空気はとても気持ちが良かった。
 晴れていて、寒気もひと休み、といった風情。

 それで、部屋の掃除などしたあと、自転車をこいで大濠公園まで行った。
 実家の近所の親水公園は、一周650m。
 大濠は、一周が2kmだ。
 なんだかビッグステージに来た気分、妙に晴れがましい。

 引越し前でばたばたしだしてからというもの、
 ここ3ヶ月ほど、ランニングをしていなかった。
 足の出し方を体が忘れてしまったように、ぎこちないスタート。
 久しぶりだから軽めに、と思っていたものの、
 あれ? あれ? まだきつくない。まだいける? あれ、まだ大丈夫。
 気づけば8km独走(←文字通り独りで走りましたから。)した私がいたのでした。
 冬の青空の下、という気候がよかったのも確かにあるが、
 どう考えても、久しぶりに走ることを全身が喜んでいたに違いない。

 けやき通りに、小さな本屋さん「キューブリック」がある。
 噂には聞いていたが、場所がわかったのは初めて。
 もちろん、ジャージ姿なんてかまわず、踏み込む。
 聞きしに勝る、ニクい品揃え!!! 
 ときめくときめく。
 そのときは一銭も持っていなかったので、いったんうちに帰って、
 再度チャレンジ。2冊買った。
 あの本屋さんは、ひとつの夢かもしれない。

 ほくほくしていたら、会社の人からメールが入ってくる。

『汗ふきましたか。何周走ったの?』
 
 は?????
 なになになに?! なんで知ってんの?!
 あわてて問いただすと、

『実は偶然、大濠公園にいたんです。
 あなたは話しかけられるような状態じゃなかったようなので・・・』

 小さいお子さんを連れて、公園に来ていたらしい。
 愕然。
 すっぴんで、ださいジャージとださい長袖Tシャツで、
 息をはずませて一心不乱に走る姿を、見られたというのですか。
 メールしてくるぐらいだから、相当おかしかったんだろうなあ・・・。
 初めて行ったのに、その人だって近所に住んでるわけじゃないのに、
 こんなことって。ぐすん。

 気をとりなおして夜は実家へ。
 またまた肉をリクエスト。
 いやー、レッドミートラヴ。ラヴラヴラヴ。
 いわしのつみれ入りお味噌汁も、お母さんの味。おいしかった。
 パンやら、便利な耐熱容器やら、石鹸やら、ありがとう。





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2003年12月20日(土)  私たちは幸せになった

 一年ぶりにもなろうかという友だちとご飯を食べに行く。
 白いワゴンRで迎えに来てくれた。
「これねー ローンが終わるんよ、ついに!」
 おお!
 彼女がこの車を買ったときは、無謀だなーと思ったものだった。
 いやはや、あれから5年が経ったのか。
 
 5年経とうが、子供を産もうが変わらず、彼女は相変わらずの明るさだった。
 しっかりした、面白い、生活力ある旦那さん(彼女曰くレッド吉田似)と、
 1年3ヶ月になるかわいい赤ちゃん(彼女曰く松尾伴内似。註:女の子)
 を得て、ますますパワーアップした様子。

 もう時効だと思うので書いてしまうが、
 あれはハタチにもなる前のことだったか、彼女にお金を貸した。
 20万円。大金である。
 よんどころない事情で急に入用になったのも、
 彼女が私との約束を違えるような子じゃないのも、じゅうぶん分かってた。
 にしても、大金である。
 友人間でのお金の貸し借りはご法度だ、というのは世間の常識でもある。
 そのころ、私の貯金には少し余裕があったので
(ひとりぐらしをしていたが、そのためにあらかじめ、まとまった額を貯めていた)
 えいやっと貸したけど、もうこれは捨てたお金だな、という気もあった。
 友情を賭けて、なんていったら大げさだけど、ほんと、そういう気分だった。
 
 もちろん、ほどなくお金は返ってきた。
 利子だといって、おいしいご飯をおごってもらった。
 その後、彼女にもほかの友だちにも、お金を貸したことはない。
 
 そんなことも今は昔、の話。
 今でもこうして仲良くできることを本当に嬉しく思う。

 思い出ばなし、近況報告、おしゃべりに花が咲く。
 あのころの仲間はちりぢりになったけれど、
 あんなところで出会って仲良くしていた人たちには、
 ほかの友だちとは何かひとつ違った意味で、ほんとにほんとに、幸せになってほしいと思う。
 みえちゃんが幸せそうでよかった。
 むろん私も幸せだ。
 この場合の幸せとは、とてもシンプルな意味なのだ。





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2003年12月19日(金)  エミどん、またやりましたの巻

 ここへ来て急激に忙しくなってきました、仕事。
 年末までに何とかなるんでしょうか。がんばらねば。
 年始に人事異動はあるのかどうかも、気になるところ。

 金曜の夜。講座のあと、懇親会が催される。
 うすうす気づいてはいたけれど、実際に編集や広報の仕事をしている人が多いこと。
 やはり、そういう人たちは社交的で明るく、生き生きとした印象。
 すてきな人とお近づきになるたび、なりたいなと思うたび、
 自分自身の内面の充実をはからんば!(←長崎弁)と心に期する。
 実のある飲み会だった。
 
 福岡は九州だから気候があたたかいと思ったら大間違いで、
 日本海側だし、意外と寒いのである。
 この日は暴風雪警報まで出ていたので、自転車はパス。
 飲み会からの帰り、バスに乗ろうかとわざわざ渡辺通りまで出たら、
 終バス、もう行ってやがんの。早いよ西鉄さん。
 歩いて帰った。
 遠回りになったし、あんまり寒いしで、
 腹いせに(?)相当ひさしぶりの歩きタバコをしてやった。

(そう、日記にあまり書いたことない気がするけど、私、愛煙家なのです。
 一途にマイルドセブン、6年くらいですか。←おい、いま25だろ?
 今年からスーパーライト→エクストラライトでニコチン軽減。
 一時期は一日に一箱近く吸っていたこともありましたが、
 22くらいから大幅減。会社では一本も吸わないし、外出時に持たないことも多い。
 仲間内で飲んだときはけっこう吸ってしまうんですが。
 ここ半年くらい、一日1−2本でとどめ、すわ禁煙も間近かと期待されたが、
 ここ3週間ほどか、また微妙に本数が増えてきてます。こりゃいかん。不経済不健康。
 煙草、やめたいと思う。
 やめることないかなあとも思う。
 吸わない人に迷惑をかかるので本当にだめだとは思う。
 でも、一日1、2本の煙草は、本当に、おいしい。)

 ちなみに福岡市、天神や博多のあたりは歩き煙草禁止条例が発令されてます。
 今春からでしたか。

 さて、家に帰って深夜12時、お友だちから長い手紙が届いていたので、
 嬉々としてコートも脱がずに読みふけっていたら、
 同僚から電話がかかってきてまた家を出る。
 3人でうちの近くのカラオケでだらだらしゃべったあと、歌う。
 久しぶりのカラオケは楽し。
 部屋も座敷になっていて広く、かなりくつろいだ。ごろんと横になったりした。
 そしてかなり飲んだ。調子に乗った。
 でもちゃんと歌えていたし、意識はしっかりしていた(はずだった)が、
 最後にぐいぐい何杯か(人のグラスの分まで)飲んだのが効いて、
 明け方4時半過ぎか、家に帰ってから突如こわれた私である。
 
 昼12時半に目が覚めて気づくと、ベッドの中にちゃんといたが、
 はだかんぼうだった。
 何で下着まで脱ぐ必要があるんでしょうか。
 風呂場の中に脱ぎ捨てられたジーパンは、
 お風呂に入ろうとして果たせず、力尽きたことを物語っているのでしょうか。
 記憶にございません。
 しかもしかも、男性も読んでいるはずのこの日記で気が引けますが、
 わたし、生理中なんです。
 起きたら足が血まみれでしたよ。むろんシーツも。

 つくづく私は酒に弱い女です。
 心から反省するのですが、奇行愚行を繰り返す心の弱さよ。

 そんなわけでゆうべは日記が書けなかったわけです。 





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2003年12月18日(木)  Have a FREE & TOUGH mind,baby

 野菜が安い。
 おととい買ったキャベツは、一玉85円だった。
 こんな調子だとあまり躊躇せずに買える。
 扱いやすい、同じような野菜ばっかり食べているけど。
 にしても、食生活に野菜が絶えないのはうれしいことだ。

 でも、スーパーで安い野菜を目にしてカゴに入れつつ、
(逆に不作で野菜が値上がりしたときには、おちおち野菜も買えんやろうなぁ・・・)
 なんて考えてしまう私は、やっぱり基本的にネガティブ人間なのでしょうか。

 仲が良い友達に、仕事(その昔はバイト)の愚痴を全っ然、言わない子がいる。
 私には言わないとか、ガマンして口にしないというのではなく、
 そもそも苦痛を感じることが少ないらしい。
 鈍い子じゃない。心が健やかで強いっぽい。
 その子のそういうところ、いいなと思う。
 私ったら、言いたくないと思いつつ、ついつい愚痴ってしまうこと、けっこうあるので。

 今日の夜ご飯は、肉野菜炒め。
 豚肉、キャベツ、にんじん、たまねぎで、シンプルに。
 なんて、そもそもシンプルなもんしか作れないんですがね、ええ。
 ごはんとお味噌汁と一緒に、おいしく食べました。
 
 食べながら、ビデオの続きを見る。
 『ティファニーで朝食を』
 オードリーが驚異的にかわいかった。
 キュートで奔放で、最後はちょっとドキリとする映画だった。

「君は誰のものにもなりたくない、自由自由と言うけれど、
 本当は自分で作ったカゴを持ち歩いて、すぐそこに逃げ込む臆病者だ!」

 通信教育の課題も、なんとか明日には郵送できそうだ。ほ。
 勉強しなきゃねえ。とても役に立つと思うんだ、財務基礎コース。

 明日は今年一番の寒気が流れてくるらしい。
 九州の天気予報にも、雪だるまマークがたくさんだ。
 電気ストーブを解禁しよう。





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2003年12月17日(水)  あしたがあるさ あすがある

 いい話がひとつ流れた。
 と思ったら、小さなうれしい出来事があった。
 日常ですな。

 眠くて、とにかく眠くて。
 最近では少なくなった長い残業ののち家に帰り着いて、
 ごはん、せんたく、アイロンがけ、
 とやると、もうぐったりしてしまった。
 to doも、want to doもいくつもあったけど、もうだめ。
 お風呂に直行。

 明日できることは、明日にしましょう。
 通信教育(財務基礎)の課題も明日、
 アンケートの回答も明日、
 お姉ちゃんに送らなければならない手紙も明日、
 レンタルしてるビデオの続きも明日、
 気になっている小説の続きも明日。
 包丁は週末に研ぎましょう。

 今夜、ちゃんと睡眠をとるのも、きっと、とても大事。

 しんちゃんともゆっくり話がしたい。
 たいした話でなくていいから。

 今日の夕飯、メインは会社の人にもらったレトルトカレー。
    とんこつベースのポークカレー
 と書いてあって、「???」だったけど、とてもおいしかった!
 昨日からキャベツ祭りも地味に始まってます。

 ともかく、いちばん身近に迫っている大事なことは、
 明日の朝、寝坊しないこと!
 炊きたてのごはんとあったかいおみそ汁を食べるんだー。





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2003年12月16日(火)  旅装を解く

 旅の空から帰ってきました。ゆうべ遅くのことです。
 旅行中にメールをくださった方々、ありがとうございました。
 とてもうれしかった。
 ねだってみるものだー!

 京都。やっぱり、何度行っても、いい。
 月曜の嵐山なんてあんな静寂。ちょっと言葉では表せない気持ちになった。
 何も考えていないような、いや、何もかもが腑に落ちるような。
 ああいうのを、深遠、というのでしょうか。

 もちろん煩悩にみちた世界に生きている。それでいい。
 帰りの新幹線で読んだ谷崎潤一郎の『二人の稚児』、
 仏の道に生きる決意をした瑠璃光丸が、前世で愛した女(現世では瀕死の鶴)を抱きしめるラストは美しいなと思ったけれど。 

 掃除、洗濯、食糧の買出しなど、旅行のあとは忙しいものだけれど、
 そのほか今日は、おみやげ配りに精を出す。

 なんせ私の最近といったら、もらいものをすることの、なんと多い。
 このひと月を振り返っただけでも、
 エリザベスマフィン、空とぶでかドラ、りんご、みかん、卓上カレンダー、焼酎、MD、コカコーラ商品券、アマゾン商品券、よかネットカード、お弁当箱を入れる袋、などなど。
 さらに二ヶ月ほど前まで振り返ってみると、
 ボディシャンプー、シュークリームに誕生日ケーキ、手提げバッグ、ティッシュケース、お箸と箸置きセット、写真用アルバム、じゃがいも、などなど。
 今夜は、レトルトカレーを明日くださる旨のメールをもらったし。
 うちに遊びに来てくれるお客さんたちも、ワインやらおつまみやら揚げかまぼこやら持ってきてくれるし、そのほか、車に乗せてもらったり、毛布にくるまってゴロゴロさせてもらったり、おなかいっぱい食べさせてもらったり、もう、すごいんです。うれしくて。

 たまに旅したときくらい、私にも何かちょこっと、させてください。
 ええ、たいしたことはできませんけど。
 もちろん感謝はその都度だし、
 普段の生活で、ちょこちょこうれしい気持ちをプレゼントできるのが理想。
 さりげなくそういうことができる人になりたいね。

 今日の最後にお届けにあがったご近所のおうちは、
 石油ヒーターがとてもあったかくて、つい長居。
 人に淹れてもらうコーヒーって、どうしてこんなにもおいしいのでしょうか。





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2003年12月13日(土)  旅のゆくえは風まかせ

「ちちんぷいぷい、痛いの痛いの飛んでいけ〜〜〜」

 懐かしい呪文を一心に唱えていた一昨日の夜(いやそんな余裕なかったけど)も今は昔、
 憑きものが落ちたように痛みがなくなるのがあの腹痛の摩訶不思議。
 いったいなんだってんだろう?
 
 今日になるとふだんどおりにご飯を食べるのはおろか、
 出先の天神からメールを送ってきた先輩にすかさず
「エリザベスマフィンが食べたいでっす!」
 なんて返信で、ねだってお菓子にありつく余裕すらできた。

 仕事は読みあわせだったし、放課後は講座に行ったしで
(金のエンピツ2本目ゲット。課題は『嫌いな言葉とその理由』)
 なかなかハードな一日だったのでした。
 いちんちでも、具合を悪くして寝てばかりいると、これくらいのことでも結構こたえる。
 体力も使わないと衰えるのか。

 そして明日からおよそ三日、留守にします。
 お友だちと京都へ行くのです。
 いにしえの都大路を練り歩いてきます。
 京都は学生時代にも二度ほど行った。いわゆる名所みたいなところはだいたい網羅済み。
 今度はどこへ行こうか、まだはっきりと決めてません。
 ここがオススメ!てとこがあったら、
 是非に是非に、コチラまでメイルくださいませ。
 ええ、私の携帯に、ダイレクトに。
 ゆかしい寺社、甘味処、酒房、散歩道なんでも。
 楽しい旅になるといいな。とても寒そうですが。
 
 タイトルは、サニイサイド『旅の唄』のフレーズより。

 新幹線は明朝7時22分発。
 お、起きれるんでしょうね・・・。
 魔法をかけて寝ることにしましょう。





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2003年12月11日(木)  かみさまほとけさま

 ゆうべといったら深夜になってから未曾有の腹痛に襲われ、
 まんじりともせずに朝を迎えてしまった。
 天罰級だった。
 5時も過ぎてからようやく眠りが訪れたけど、
 消耗しすぎて今日は休みをいただいてしまいました。
 うう・・・来週月曜日も有休とってるのに・・・
 痛みの原因はよくわかりません。
 でも、ときどき、なるんです。
 子供でも生まれそうな痛みです。

 しかし、一日じゅう一人で寝ていると、それだけで十分、病気になりそうな気がする。
 寒い部屋の中、布団にくるまってはいるものの、
 毛布を出していないし(出す元気もなし。)
 鈍痛が続くしで体がちぢこまり、夕方になるとあちこち痛くなるし。
 物件が重なっているためカーテンのあけにくい私の部屋は、
 昼間でも薄暗く、外の気配といったら雨と道路工事。
 なんともうらぶれた気分になった。
 
 うとうとうとうととまどろみつづけ、
 部長から電話がかかってくる夢まで見るし。
 休んだことを遠まわしに咎められているようなのだが、
 夢の中では工事の音が耳をつんざくほどに大きくて声があまり聞こえず、
 一言につき3回も4回も聞きなおしている私に、
 ますます部長がムッとするという、どうしようもない夢だった。
 そこに、メールの受信を知らせるバイブの音。
 あれ、携帯で部長と話しているのにどうしてバイブが・・・?
 と思ったところで目が覚めた。
 メールは部の先輩からだった。
 うぅぅ( ー_ー)

 夜になって痛みもおさまったしいい加減おなかもすいたので、
 起き出してごはんを食べた。
 ちょうど痛くなる前に野菜をたくさん入れたポトフをつくっておいたので、助かった。
 卵を2個割って、ベーコンを刻んで、砂糖を多めに入れて、
 甘いスクランブルエッグをつくった。

 でも、あの痛み。
 何の前触れもなく思い出したように急にやってくるので、
 これからの人生を思うと気が重い。(大げさか・・・・)

 たくさん寝たけど、このあともまだ眠れそう。 
 これが体調不良というものか。





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2003年12月09日(火)  願わくば花の下にて

 2003年も終盤になって、ずいぶん仕事では落ち込んだ。
 こんなふうになるとは思わなかった。
 スパイラルは今も続いている。小さなきっかけですぐ沈んでしまう。
 だせーなぁ、自分。
 上げ潮を待ち望んでいる。いや、波は自分で起こさなければいけないのだろうね。

 でも楽しむ気持ちを忘れずにいられたのはよかった。
 友だち、いろんな人、ありがとう。
 自分のことだって、少しは褒められるよ。

 ということで、今日も仕事ではうじうじしつつも、
 退社後ははりきって、部活動にでかけた。
 日替わり部活動。今日はしずりんと結成しているトム部である。
(別名:オンナ25の会)

『ラスト・サムライ』
 かなり面白かったよ。お金をたくさんかけるということが、いいふうに作用してる。迫力あった。
 最初の戦いで武士たちが登場する場面、
 静寂の竹林から鎧兜と馬のシルエット、そして怒号・・・なんて、
 ちょっと震えるくらいだった。
 トムも、今回は基本的に、かっこ悪くなかったし。
(おいトム部だろオマエら)
 いろんなところで言われているように、渡辺謙がすこぶるかっこいい。
 まさに侍然としている。
 真田広之も、出番こそ多くないが、よかった。こちらは、暴れ武者という感じ。
 小雪も、もの言いたげな表情がやっぱり美しい。

 美しい国土と良き伝統をもつ日本人であるという面、
 発達した世の中に住む現代人であるという面、
 無意識のうちにもっている誇りのようなものを両方、満足させられるような内容だった。
 
 時代物好き、幕末フリークぎみでもある(会社では歴史研究会にも属しています←単なる飲み仲間)私なので、
 もちろん時代考証とかあれっ?と思うところもなきにしもあらずだが、
 考えてみると、日本でつくられる時代物にだって憤懣やるかたないところは多くある。
(特に最近では大河ドラマ「時宗」や「利まつ」ね!)
 この映画では、いわゆる敵役のひとりである「大村」を
 近代兵制の整備に尽力した大村益次郎のことだとばかり思って見ていたので、
 長州出身の彼をこんなにサムライ魂無き人間に描くなんてー!と思ったけれど、
 確認すると、架空の人物として描いていたみたいね。
 彼は史実ではこの映画の時代には既に生きていないし、
 映画でも「益次郎」という名は一度も出てこない。

 いや、そんないろんな瑣末事はどうでもよくて、
 あの時代の日本に対する畏敬の念、のようなものがすごく感じられたのが肝要。
 ハリウッドがそんな映画を作ってくれたことがなんだかうれしい。
 トムが主役だけれど、彼を持ち上げる作品じゃない。
 勇敢で、自らに厳しく、「名こそ惜しけれ」名誉を尊ぶ武士。
 その精神を身につけつつあるかわいい子供。
 親切で気持ちの良い青年。
 峻厳なる山、人の手で磨かれ輝くような寺、
 素朴な藁葺きの家、散る運命だからこそ目を奪う桜。美しい国。
 明治天皇の描き方にも、とても好感がもてた。

 久々に、かっこいい武士が出てくる小説が読みたくなったよ。

 でも、近代国家ができるまでに、
 同じ日本人が、ああやって旧勢力と新勢力に分かれ、殺しあったんだよね。
 戦いの後、武士がわも政府側もなく、まさしく死屍累々と、
 広い草っぱら一面に倒れる人々の姿が、とても悲しかった。
 それは、いつの時代、どこの国でも行われてきたことで、
 そして今も。

 映画の後には、ゆいちゃんも加わり、
 随時、サムライぶりながら、楽しい食とお酒のひととき。
 いやー、いろいろありまさぁな〜〜〜!
 身辺、にぎやかです。 





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2003年12月08日(月)  グンナイサウンズグッド

 12月8日、昭和16年なら太平洋戦争開戦の日だ。
 ジョン・レノン?

 昨日は北方バードマンハウスにて、サニイサイドと魚座が主催の
『グンナイサウンズグッド』だった。
 このタイトルいいなあ。とてもいい。好き。
 あんまり好きなので日記のタイトルにも使わせてもらいます。

 そんなふうに冠されたイベントだからもちろん夜のライブなんだが、
 私はといえば、朝は11時からまおちゃんにお迎えに来てもらって、
 エフ氏とゆみえちゃんも迎えに行き、二時間かけて、小倉まで。
 みぎわさんのおうちにおじゃまして、昼ごはん、おやつ、デザート、
 そして夕飯まで、四次元ポケットさながら美食をむさぼり続けたのであった。
 食と食の短い間は、毛布に包まっておしゃべり、ビデオ、そしてうたた寝。
 くっちゃね星人とはこのことだ。
 信じがたいほど、リラックス。
 ちなみに、この夕べは、焼肉部は急遽、豚しゃ部に早がわり。
 いやー、しゃぶしゃぶった。
 6人で囲む食卓のにぎやかさ、楽しさよ。ほんとにありがとうなのです。

 8時にバードマン着、さっそくいそいそと、コタツに入り込む。
 遠くまで来てこんなにくつろぎの連続って、ありえなーい!
 ほっぺたをつねりたくなるような現実にふわふわ。
 
 ライブは言うまでもなくときめきの連続。
 本当にこの日を楽しみにしていたんだなー、と思えるバンドばかり。
 クララ&ジェファーソンデイビス、ギターボーカルの人が素敵。
 サニイサイドは、すごくいい感じの曲順だった。
 彼らだけ福岡のバンドだったので、お客にはなじみがなかったかもしれないけれど、
 そっと『夕焼け空』から始まり、ファンキーな曲、スリリングな曲、
 初めて見る人が世界に入り込みやすいセットリストだったんじゃないかな。
 お客さんの反応がそんな感じだった。
 たなかまさんのコーラスが気持ちいい。腕まくりがかっこいい。
 かしわいさんが、とても大人に見えたライブでどきどきした。
 魚座も、弾けすぎず、しっとりと見せ、そしてもちろんぐっと迫るライブ。
『時間が過ぎる』と『雨』の二曲で切なくなって、『春の友達』で小さな花がほころぶようにしめくくられた。
 魚座をバードマンで見るのが初めてだったので、
 なんだかそれ自体に感激してしまった。
 そこまででもう満足!と思っていたところに、最後、山岡カルテット。
 予備知識が全然なくて、特に期待もしていなかったところをさらわれる。
 一曲目からあんぐり口が開いた。
 つかみはハチャメチャでも、とても音楽に対して真摯な印象だった。
 そして、ギターボーカルの(たぶん山岡さん)の弾きざまに、
 これまでいろんなバンド見た中で、いちばんしんちゃんのことを思い出した。
 痩せた体、やや猫背で、右手のしなり方が、似ていた。
 
 ライブが終わっても続くおしゃべり。
 深夜2時までIN北方。帰りはかしわいさんの車でたなかまさんと3人。4時帰宅。5時就寝。そして7時起床。
 今日のジョブはジャブ。(・・・くくくくだらないっ)
 でも、お弁当つくりと夕飯つくりは、やりたかったのでやった、今日でした。

 エミ亭はただいま、白菜祭りです。
 今日の夕飯は、白菜入り豚汁(完食!)、豚肉と白菜炒め(チビっと豆板醤)、そして白菜と厚揚げのしょうゆ煮込み(フライパンで煮込んだぜ)、でした。
 微妙にブタ祭りも続いてますね。





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2003年12月06日(土)  のぞみのままに足を

 起きるや、気合一発、掃除と洗濯。
 週末は、水拭きせっせもします。
 
 週末はやたらと天気が怪しい昨今、
 今日もさくさく歩いてお勉強に出かけました。

 本日は、講座唯一の女性講師。楽しみにしていた。
 福岡で三つのフリーペーパーの編集長をつとめていらっしゃる彼女、
 とても柔和な雰囲気の、かわいらしい方で、大好きなのです。
 というのもわたくし、11月から、三つのうちの一つのフリーペーパーで、
 いわゆる読者モニターなるものに応募して選ばれ、小さな活動を始めていまして、
 お話は殆どしていないけれど、以前2回ほど、彼女にお会いしていたのでした。
 講義はすごくおもしろく、充実の2時間。
 柔らかいながらも明瞭な語り口、経験豊かなプロフェッショナルなのだなあ。

 この日の授業のために事前に提出していた課題は、
 あるフリーペーパー(二つの媒体のうち一つを選択する)新春号の
 特集を企画するというもの。
 受講生全員の企画を見たけれど、面白いものがいくつもあった。
 そして、ひとつひとつに対する講師のコメントが的確なこと。
 視点はいいのだけれど、展開方法や説得力、切り口の点で今一歩、
 というのが多い。
 ここを、こういうふうにしたら、なお、いいですよ・・・などアドバイスを聞くにつけ、
 消費するがわとしては、本当に何気なく見ているものでも、
 作り手のノウハウ、考えの深さに感心する。

 終了後、さらに20分あまり歩いて、天神北の県立美術館へ。
 そう、先週と同じ、「近代日本の名画展」をまた見に行ったのです。
 見たかったんだもん。
 アクロス福岡に足を伸ばして、仮名書展にも行く。
 サニイサイドのライブで作品を出し、またCDの題字も書いていた方も出品されていたようで。
 墨の濃淡、筆はこび、半紙(?)やそれを貼り付ける台紙(?)
 そしてもちろん、書く言葉もさまざまで、おもしろかった。
 
 同じフロアでやっていた、「チベットの写真展」もこれまた良かった。
 知識のない私は、チベットと聞くと、
 寒そう・・・ダライラマ・・・中国の虐殺・・・未開の地・・・
 なんて貧困なイメージしかなかったのだけれど、
 空の青、山肌の茶、草木の緑、黄や赤の衣、
 驚くほどに鮮やかな色彩が印象的だった。

 カメレオンレコードにて、ねじ式の音源を手に入れる。
 たまらんな、こりゃ。やべぇ作品です。
 手裏剣シュッシュッシュッシュッ!

 夕飯は、豚汁とお好み焼き。
 及第点。自分で食べるには、上々の出来でした。

 お湯をはって、そうじがてら、長風呂。
 今日は本をもって入ることもなく、電気も消して、
 ひたすら、自分のハナウタをBGMにしていました。
 これ、なかなかいけます。
(歌唱力はどうあれ、歌う快感と、薄暗いあたたかさで、リラックス。)





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2003年12月05日(金)  Can you feel FREE?

 金曜日だけれど、本屋さんを冷やかしたくらいでまっすぐうちに帰ってきました。
 ぱらぱらと小さな雨が降っていた。

 何かをとても好きになるということ、
 とても一生懸命になるということから人が得ることができるのは、
 自由だと思う。
 だけど、ともすれば、一途な心は偏狭的になりかねない。
 私の好きな人たちは、何かについて一流だったり、ひたむきだったり、
 そしてそのことを通して、周囲を自由な目で見る能力をもつようになったような人たち。
 自分がふだん居る世界と違うところで生きている人たちのことも、
 同じ土俵の上だと自然に思えるような人たち。
 だから、自分が目指すものに突き進みながらも、
 その人たちの世界は決して狭まることなく、
 むしろどんどん広がっていく。
 私が憧れるのは、そういう生き方。

 さて、今日は焼肉部員にとって、がつんとショックな日だった。
 私は毎朝、お弁当を作って会社に持っていっているのだけれど、
 今日は久しぶりにほかほかものをお昼に食べようと、
 ほかほか亭のお弁当を買うことにした。
 昼どきは込み合うので、午前中に電話予約しておくのが、賢い方法。

  エミ 「もしもし、注文をお願いします」
  店員 「はい」
  エミ 「んと、焼肉弁当をひとつ」(正しい部員の姿。)
  店員 「あー、すいません・・・」
  エミ 「?」
  店員 「焼肉弁当は、やってないんですよ」
  エミ 「えっ」
  店員 「販売終了になったんです」
  エミ 「な、なんと!!」

 メニューから姿を消したらしい。
 焼肉弁当だけでなく、塩カルビ丼と、あと何かひとつ、
 牛肉関係のものが3品、11月末をもってサヨナラしたということだった。
 ありえん。
 ありえん。
 なんで?!?!
 部員にとって、もっとも身近で親しみやすい、430円の幸せだったのに。
 焼肉部、冬の時代である。

 久しぶりに、ザ・イエローモンキーを聞いた。
 吉井さんが華麗に連呼する、
『♪アバンギャルドで行こうよベイビー』
 このたたみかける譜割りが、すごく好きなんだよねぇぇ。





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2003年12月04日(木)  ナイトスウィーツ☆

 なにしろ今の私はめっぽう食べ物に弱い。
 今夜は、明日はなに食べようかなあ、
 あれ作ってみたい、野菜が冷蔵庫にないな、
 外食もしたい、焼肉が食べたい焼き鳥が食べたいイタリアンが中華が
 ・・・などと、四六時中といってもいいほど食べ物のことを考えています。
 
 もちろん、アピールもします。
 高らかに焼肉部創立も宣言しましたし(スポンサー募集中)、
 お客さん大歓迎、食べ物もってきてくれたらなお、熱烈歓迎、
 食べ物は、米一合でもお惣菜でも乾物でも缶詰でもなんでもいいのです。
 と、声高らかに、吹聴しています。
 
 今夜はその甲斐あってか、同僚が甘いお菓子をもって訪ねてきてくれました。
 それも、どどーんと。
 ちょうど夕食をおなかいっぱい食べた後だったので、
 明日からのおやつにしようムフフフ、とほくそ笑んでいましたが、
 さよならと見送ってお風呂に入った後でテーブルを見やると、
 その箱の存在感といったら、
 明日まで見てみぬふりをすることなどどうしてもできず。
 深夜12時もとうに過ぎたというのに、
 いそいそとミルクティーを淹れて、パクリとかぶりつきました。
 幸せ。
 私のために買ってくれた(なんて大げさすぎるけど)お菓子を食べるって、
 本当に、満たされるのは胃袋だけじゃないですね。
 
 でも、おみやげなんてなくても本当は全然いいんです。
 遊びに来てくれると、うれしいのです。

 今日は、大学時代の友人が、出張でしん氏の会社@愛知に行ったらしい。
 しん氏にそう伝えると、
 「A崎(しん氏の大学の後輩@東京)も今日出張で来てたらしいよ」
 面白いこともあるもんだ。
 
 明日、提出する講座の課題を清書。
 なんとかかんとか、毎週、書いてます。





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2003年12月03日(水)  存在

 なんかね、最近、いろんな人のことが気になるんですよ。
 あの人も、この人も。
 恋人や家族といるときは、どういうふうなのかな、とか、
 会社を出たら、夜は、お休みの日はどんなふうに過ごしてるのかな、とか。
 おうちで何を食べてるのかな、とか。
 人は誰でもいろんな顔を持っている。
 今まで見えなかった顔がふと、見えてきたときに、
 たとえばそれが、ちょっと世間の定規から外れてるんじゃない?てことでも、
 私はあんまり驚かないようにしたいな、と思う。
 いや、驚かされるような部分が見たいな、とも思うんだけど、
 驚いて、「えーっ」って引かないようにしたい。
 見えてない部分がある、ってことを、いつも心に留めていたい。
 人生いろいろ。いろいろある人生を、愛したい。

 会社で新しいソフトを使ったシステムの説明会があった。
 この説明会にこぎつけるまでの担当の人たちのご苦労を思うと、
 ねぎらいたい気持ちでいっぱいだ。
 ねぎらうような立場ではないけれど、別のソフトを立ち上げるのに携わった私としては、どうもひとごととは思えず。

 夜はお好み焼きを作った。
 今ひとつ、の味ではあった。
 夜ご飯に一枚食べたあと、明日の朝とお弁当用に、もう一枚焼いた。
 こちらはちょっと生地に改良を加えたのだが、さて、どうだろう。
 明日のお楽しみ。

 テレビ、FNS歌謡祭をやっていた。
 年の瀬感。
 平井くんが「見上げてごらん夜の星を」を歌っていたけれど、
 私は九さんの歌では「上を向いて歩こう」のほうが好きなので、
 お風呂で歌ってみた。
 自分で歌ってもいい歌だ。つくづくと。





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2003年12月02日(火)  ざんげの部屋

 起きたら8時だった、ってそれも、まだ輪郭のくっきりとした先週の記憶ですが、
 今朝は9時10分に目が覚めた。
 上司からの(しかも10回目くらいの)電話で。
 註:当社の始業時間は8時45分です。

 回転率3%くらいの頭で電話を受けた私に一言目、
「いま、どこにいるの?!」
 怒りと呆れが混ざったような声で言われた。

(そこで『びょ、病院です』くらい言わなきゃ!
 なんて仲のいい先輩に言われたりしたけど、
 無防備な起きぬけの頭では、とても知恵がまわらず。
 てか、そんな言い訳もミエミエだが・・・・)

「すいません、寝てました、すぐ行きます、すいません」
 平謝って電話を切って、脱兎のごとく(←間違った比喩。)家を出た。
 もーーーーう、バカバカバカ!!! バカ! バカバカ!
 
 会社に着くと、まあ遅刻も一回目だし、て感じで(少なくとも表面上は)
 みんなにこやかだったが、ああ、狭い肩身よ。
 こんな失態だけはないようにしよう、と思っていたのになあ。
 社会人失格・・・信用の失墜・・・。

 でも、改めて着信履歴を見てみると、
 25分程度の間に10回近くかかってきている。
 ほかの部署で親しくしている女の子たちにも、
「ゆうべ一緒にいなかった?」とか、「番号これで間違ってないよね?」とか
 その上司は聞きまわっていたらしい。
 9割5分、寝坊だろうと見当はつけつつも、やっぱり心配もしてくれたのだろう。
 いちおう、ひとり暮らしの身だし。
 その間、上司は仕事もできんかったやろう。
 そんなふうに思うと、なんだかありがたくて、ほんと、頭が上がらない。
 ひたすら反省である。
 
 二つの目覚ましは、きちんとけたたましく、鳴っていたのである。
 止めた形跡がない。
 起きた頃には根負けして鳴り止んでいたということだ。
(目覚ましは、6時30分に鳴らしているのです)
 携帯の着信メロディーだって、10回近く、『Dance to the music』が賑やかになっていたのだ。
 どこ吹く風、で眠り続けていた私は、起きる間際まで、
 人類の存亡をかけた戦いに旅立つ、 
 なんてハリウッド映画並みに壮大で長いバカ夢を見ていた。
 うあー。
 
 ひとまず今夜からは、携帯のアラームもかけて寝ます。
 近いうちに、目覚まし時計をもう一つ調達しよう。

 3時間近く残業したけど、もちろん、今日は申告しません!





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2003年12月01日(月)  てんこ盛りでいこう

 先日、友人にもらった高千穂みやげの焼酎を水割りでいただいている。
 なんという口当たりのよさ! 
 思わず、立て続けに三口ほど飲んでしまった。これは驚き。 
 雲海、というと全国でも有名な、そしてリーズナブルな銘柄だと思うが、
 いただいたのは「花押雲海」というたぶんちょっと高級なもの。
 いやー・・・お酒って本当に、おいしいものですね。
 一日一杯でガマンだぞ、エミちゃん!

 師走の一日、会社で昇進の辞令がたくさん出ていた。
 めでたく昇進した人に
「おめでとう! おごってね!」
 というのが当社の慣習(? そして、口だけでなく、本当におごらせるのだ。)だが、
 これって一般的なものなのでしょうか。はて。
 今回、私の周囲の先輩にも、いく人か該当者がいらっしゃる。
 おこぼれにあずかりたいものです。うししし。

 就寝本として少しずつ読み進めている『上海ベイビー』(衛慧 文春文庫)、
 おもしろいのだけれど、日本の美しい文章を味わいたい気持ちが大きい今日この頃、
 平行して『愛の詩集』(室生犀星)を音読したりしている。
 文章っていうか、詩だけど。
 選ばれた言葉のつながりが、眩しくせつない詩集です。

 週末にあれだけ街をウロウロして、もちろん本屋にも行ったのに、
 一冊も買わなかったのは奇跡だな。いや、鉄の意志と言ってください。
 ジットガマンノコダゼ。

 さて、たまに思い出す一年前シリーズ。
 日記を読み返すと、ああ。 
 去年の今頃は、森博嗣の犀川先生シリーズを貪っていたな。
 ほんと、すごい勢いで読んでたよ。 
 そして、うあっ。
 今も通信課題、抱えてるんだった、わたし・・・。 
 忘れかけてた。実費になるかどうかがかかってるんだ、やらなきゃ。
 仕事、会社命令で受けてる通信教育の課題、講座の課題、毎週のアンケート、なんか最近、締め切りが多いぞ。





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