past｜will
| 2004年07月25日(日) | 拒絶/安息/欲望/嘆願 |
自己満足、
安易な逃げ道、
利己的な防御、
視線すら合わせず、
（拒絶）
ホラ見なせェ
やつら結局間者だったんでさァ
裏切り者ですぜ
殺したって何の不便もない
アハハハ真っ赤だあいつら
血に、まみれて、
もう寝ろ
お前疲れてんだろ
身体に障る
布団の上で死にてェのか？
笑わせるなよ、
馬鹿副長
（安息）
戦場に立ってる時だけ生きてる気がしまさァ、
ねえ、
あんたもだろ？
・・・・・・・・・・、
生暖かい血飛沫も、
人の肉を斬る感覚も、
断末魔の悲鳴も、
全部俺が生きてる証拠でさァ
本当に、そう思うのか？
（欲望）
ホントは殺したくないんだ、
でも俺にはこれしかないから、
あんたたちと一緒にいるには、
俺ァあんたを殺してでも生き延びますぜ
だって俺はあの人を守りたいんだから、
あんた、なんか、
総悟、
総悟。
総悟！
呼ぶな、呼ぶな、呼ぶな、
俺を縛り付けるな
大嫌いだ、
あんたなんか、
（嘆願）
あんたは戦場で死ぬ気でしょうね
邪魔してやるよ
戦わせてなんかやらない
あんたもあの人のついでに守ってやるよ
俺ァ性悪だから、
あんたもだけど、
ね、
ホントはあんたのこと大好きなんですぜ
| 2004年07月24日(土) |
求めるものは
いつもそばにはなくて
あなたがここにいた事実さえおぼろげで
| 2004年07月21日(水) |
私たちは呪われている
全ての柵を身にまとって
私たちは呪われている
全ての蟠りに身を浸して
We are cursed.
Be clothed in all fences on the body.
We are cursed.
Dip the body in all vexations.
| 2004年07月06日(火) | つばさひろげて |
「何でお前がここにいるアル」
「ここは俺のお気に入りの場所でさァ」
「真似するなヨ」
「あんたもね」
「なんでここが好きアルか」
「そうですねェ」
「ここでこうして両手広げてると飛べるような気がしまさァ」
「お前おかしいヨ」
「あんたは、」
「空を飛んでみたいと思わないかィ？」
「馬鹿なこと言うなヨ、飛べるわけないアル」
本当は嘘。
飛べると思ったヨ、お前となら。
夕暮れ。
ビルの屋上。
お前と私。
不可能此処ニ非ズ。
