つたないことば past|will
何が正義で 何が悪なのか 今の私には考える必要もない 私の為だけに銃を持て そして私の為だけに死ね 私の貫く意思こそ正義
あんたの鋼の腕は何も語らない 全てを拒むように冷たく黒くて あたしの腕から生まれた鋼の腕は もう何処にもない それはあんたの腕 黒くて冷たいあんたの腕 いつか返してね そしてあんたの腕はぬくもりを取り戻す
この白い手はどれだけ人をあやめたのだろう 寝入るその横顔はいつまでも清らかなままなのに そういう時代だから 仕事だから 正義のため信念のため いつしかそんな言葉がその口から出てくるのが 当たり前になった 聞きなれた言葉は何故か恐ろしい勢いで色褪せて 僕は何だかひどく憂鬱だ そう遠くない未来に手放すことになるだろうこの手を 今だけはこのまま離さず握り締めていたかった そして僕は窓辺が朝日であふれるのを恐れるのだ
泣いていたよいつも 笑うたびに悲しくなるから 傷ついていたよいつも そうしなければいけなかった 叫んでいたよいつも もう戻れないあの日にかえりたいと
羨まない 呪わない 愛さない 唯ひたすら貴方に忠誠を
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