�蠧�記
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あれはいつのことだったろうか。
私は10階のベランダに出て、この柵を越えて飛び降りることができるだろうかと考えた。
子供は後からついてきて、傍らに立った。
私は泣いたりしていたかもしれない。
子供は傍にいて、そして、何も言わなかった。
白い目で見ている。
結局私は飛び降りなかったが、終始こどもはしらっとした表情で(じつはびびっていた?)私を見ていた。
やめろともやれとも何も言わなかった。
子供は、私の神様。
それから私は一生籠の中で鳴く小鳥の生も、悪いものではないように感じた。外に出してもらって、肩などに止まって、一緒に生きている。人と。 それからまた籠の中に入ったり入れられたりして、味気なさそうなエサも結構味わい深く、聞こえてくる音もその時々に色々変化があって、籠の鳥もそう悪くもない。
このまま眠ってしまう?
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