衛澤のどーでもよさげ。
2009年01月31日(土) なりに。

■汗
寒いのにやたら汗をかく。シャツがしっとりしてしまうくらいに。汗をかくから余計に寒い。
汗をかくのは身体の奥が熱いせい。熱い=暑いので上着を取ったりすると身体の表面は寒い。でも暑くて上着を着ていられなかったり。冷える時期に風邪などひいて発熱するとこんな感じだなあと思って検温してみたが、まったく平熱。
脳が巧く働いていないためにサーモスタットが誤作動を起こしているのか、などと考えています。

■入出力困難
脳が巧く働いていないために起きているのではないかと思われる不具合いはほかにもあります。巧く聞き取れなかったり巧く読み取れなかったり。ちょっとだけ抜粋。
・テレビを点けっ放してほかの作業をしていたときに、テレビから「びよびよ専門学校」と聞こえてきて、何のこっちゃと思って画面を見てみたら「理容美容専門学校」と書いてあった。
・本を読んでいて。物語の主人公が物置に踏み入る場面で、一緒に物置に来た管理者が主人公に「好きにあさってかまわないよ」と言う。無論これは「物置に置いてある品々を好きに探っていい」ということを言っているのだが、脳が勝手に「好きに明後日構わないよ」と漢字変換してしまってそれが判らなくなり、何度もその一文を読み返して先に読み進めない破目に。
・「帰国」が「阿国」に見えてしまう。「阿国までにやること」「阿国後の予定」「阿国手続き」、もう何のことやら。「帰」と「阿」は似てはいないのになあ。

■トレしたい
一ト月ほどずっと伏せっているので、筋肉量が激減。身体は全体的にゆるゆるで各所が直ぐに疲れたりつりそうになったり痛くなったりします。それなのにかそれだからなのか、ウエイトトレーニングをしたくてなりません。
中でも高重量を扱うバーベルスクワットをとてもやりたいです。自重よりも高重量のバーベルを両肩に担ぎ上げて、全身の筋肉を総動員して腰を落としたり立ち上がったりするのです。想像するだに愉しい。
しかし、いまの状態の私では器具を利用したトレーニングは危険この上ありません。
という訳で、帰国後の自宅トレーニングジム化計画を立案中です。いよいよパワーラックバーベルを購入して、自宅でがつがつトレーニングをしてしまおうという企みです。御近所迷惑にならぬよう防音や防震対策も抜かりなく行わなければなりません。防震マットやら合板やらも適宜ホームセンターなどで寸法を整えて貰ったりして入手せねばなりません。
帰国したらこの商品をどこの店に注文して、予算はこれくらいで……と考えるのが、いまはとても愉しいです。鬱病だけど未来を感じております。

■まりこの別の顔
「じゃがりこ」という御菓子のパッケージをおもむろに開けて適量の湯を注ぎ、少し待ち、まぜまぜこねこねすると、懐かしい感じのポテトサラダになるということは割りと知られたことであります。
同じ要領で「さつまりこ」という御菓子のパッケージをおもむろに開け、温めた牛乳を適量注いで少し待ち、まぜまぜこねこねします。手間が惜しくない人は容器を変えるなどして、更にオーブンで焼いてみるといいでしょう。
すると、あーら吃驚、スイートポテトに変身です。
これも手軽な旨さ。興味が湧いた方はぜひどうぞ。

2009年01月29日(木) 【記録】断薬6日め。

今年は表題に【記録】と付けた記事を幾つか書くことにします。幾つ書くかは未定です。思い立ったときに書きます。後にまとめて別の記事に仕立てます。
【記録】と付けた記事は飽くまで「記録」として書くので、読み手に対する配慮はほとんどないと思ってください。読んで愉しくなくても怒らないでください。そのように書いています。

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■最底辺で安定
寝て起きて飯を喰うことができる程度の毎日を過ごす。それ以外のことは、しようにも身体の不具合いが多すぎてできない。しかし安定してしんどいので、数時間後或るいは明日の自分の予想がつき、その分不安が少ない。「10分後の自分は調子がいいのかそうでもないのかひどくしんどいのか自分にも判らない」よりも「10分後も1日後も、いまと同じくらいしんどい」の方が精神的には楽だということだ。
「調子がよくない」には種類が幾つかあって、中にはアップダウンがはげしい、つまり「元気」或るいは「しんどくない」と「めっちゃしんどい」が短期間に交互にやってくる「調子がよくない」もある。そういう調子の悪さは「元気」と「めっちゃしんどい」の落差が更にしんどいのだが、この落差がない分「安定してしんどい」というのは楽なのである。
いつ眠れるかが相変わらず判らないのだが、途切れ途切れながらまとまった眠りを得ることができるようになったので、御陰で死にたくなるほどもしんどくはない。眠れるときにできるだけ眠って時間を潰しておくとしんどい時間が少なくて済む。起きている時間の三分の一程度は座業をして、残りの三分の二は横になって本などを眼精疲労を起こさない程度に読んで過ごす。眼精疲労は筋緊張性頭痛に直結するので読書もWeb閲覧もほどほどに。

■寝る
眠れる時間が何となく定まってくる。明け方から午過ぎまではだいたい寝ている。相変わらず30分〜1時間ずつの短い眠りをつぎはぎしているのだが、それを4〜7時間続けることができるようになった。
しかし、欠伸が出たり目がしょぼしょぼしたり、健康なときなら何となく感じる「眠気」というものは相変わらずない。だから眠るきっかけというものがなく、起き続けてしまいがちなのだが、そうしていると目眩や頭痛や身体の軋みがひどくなり、身体を起こしていられなくなる。そういうときが眠るチャンスである。と言うより、眠らないとしんどくてたまらないのだ。
身体がいろいろしんどくなるのは、身体が眠いのだ。これ以上眠らないでいると危険だから起きていられなくなるのだろう。こうなったら寝る体勢を整える。部屋をできるだけ暗く静かにし、最も楽な姿勢で布団にくるまる。できるだけ心地よい環境をつくる。こうしていれば高確率で眠りに入ることができる(失敗することもある)。
しかし、健康なときのようなスムーズな入眠はできない。身体が眠いので身体は割りと直ぐに入眠するのだが、脳の入眠が巧くいかない。意識が残っているのに身体は眠っている状態を、脳が「入眠完了」と誤判断してしまうのか、まだ眠っていないのに呼吸数が勝手に落ちて苦しくて覚めてしまうことしばしば。この息苦しさが怖くて眠るのがちょっと厭だと思わなくもないが、眠らないとそれ以上の苦しさがあるので難儀だ。

■業者から
利用する海外の病院との交渉や航空券の調達、退院後暫く滞在するためのホテルの確保、現地での通訳等の一切を請け負ってくれるアテンダンス業者というものが複数、存在する。今回の手術も私はこの「業者」を利用することになっており(但し前回とは別の業者)、既に契約が済んでいる。
さて、本日深夜、契約したアテンダンス業者からメールが届く。以下、本文を貼り付け。
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渡航準備はお進みですか?

準備はカバンや荷物だけではありません。

食事を三食キチンと栄養バランスよく食べて、お酒タバコを控えるだけで、術後の回復が歴然と違いますので、しっかり自己管理をお願いします。
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あと10日も経てば出国だ。一日中布団の上かつ生活行動が不規則な生活をしていると、日にちの経過がよく判らなくなってしまっていて、まだ随分先のような気がしていたが、間もなくだ。
「準備はカバンや荷物だけではありません」というのは、その通りだ。財布やら衣類やら便利グッズなどを揃えるのも大事だが、金と旅券と健康はそれ以上の重要度である。その健康が著しく不足しているので些か不安だが、なるようになるだろう。健康が足りなくて生命に別状が生じても、後悔しない覚悟は用意してある。

2009年01月27日(火) 【記録】断薬4日め。

今年は表題に【記録】と付けた記事を幾つか書くことにします。幾つ書くかは未定です。思い立ったときに書きます。後にまとめて別の記事に仕立てます。
【記録】と付けた記事は飽くまで「記録」として書くので、読み手に対する配慮はほとんどないと思ってください。読んで愉しくなくても怒らないでください。そのように書いています。

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■眠り
断薬1日めに早速眠れなくなり、最終的に連続50時間ほど起きていたが、無理に眠ろうとせずに待っていたら眠気がやってきたように思えたので、照明を落として横になってみた。何とか眠れた。短い周期(30分〜1時間程度)で中途覚醒を繰り返しながら4時間ほど眠る。これが断薬3日めの朝。
薬をやめると常に具合いがよくない状態になり、一日のほとんどを伏せって過ごすようになる。運動量が著しく少なくなるのだが、だからと言って食事量を控えたりはしない方がいいようだ。
「眠る」という行動にもやはり体力が必要で、体力が落ちると眠りにくくなる。眠る体力を落とさないためにも食事はきちんとした方がいい。薬を服まない具合いの悪い身体ではなかなか身の周りのことをきちんとはできないが、腹を満たすだけの食事ではなく、栄養がきちんと摂れる食事をした方がいいのは言うまでもない。

■外出困難
自宅から徒歩二、三分の場所に銀行がある。ここが家主との取引銀行で、毎月末日までに翌月分の家賃をここから振り込むことになっている。今月もそろそろ振り込まなければならないので、伏せっていなくても大丈夫な時間を択んで出掛けてみた。
徒歩二、三分の距離がとても遠かった。常に目眩があり、自分が動かしたい通りに身体が動かず、自分と障碍物との距離を巧く測れない状態で屋外を歩くのはとても怖ろしかった。高熱を出して朦朧として足がふらふらしていろいろな状況判断が難しい状態を想像して貰えれば判りやすいだろうか。それによく似ている。
徒歩五分ほどの場所にスーパーマーケットがあるので、できれば銀行のついでに立ち寄って食料品を仕入れたかったのだが、銀行への往路だけで充分に怖ろしい思いをしたので、スーパーは諦めた。
前回(2005年9月期の渡航)の経験からこれ等のことは予想できたので、事前にに長期保存可能な食品をを買い込んで備蓄しておいたり、インターネット銀行の口座を開設しておいた。いまは金銭のやり取りも生鮮食料品の購入もインターネットを通して自宅で行えるので、大変有難い。今年9月に同じ目的でもう一度渡航(つまり減薬断薬生活)をする予定があるのだが、そのときは外出しない覚悟で。

■慣れ
常に目眩があり、手脚の震えがあり、関節(特に首と肩)の軋みがあり、身体から疲労感が抜けない状態が続くのだが、4日めになると身体がその状態に慣れてきたようで、精神症状が出なくなってきた。ひどく疲れる前に横になる(できれば眠る)ことで概ね精神症状は回避できるのではないかといまのところは考える。但し、今後身体症状が更にひどくなったり、外部から何らかのストレスがかかった場合はその限りではない。
身体を起こしていられる制限時間はどんどん短くなってきていて、最短30分、最長90分程度。ずっと伏せっているために身体各所の筋力が衰えてきていて、余計に疲れやすい身体になっている。事前にできる限り体力筋力をつける運動をしておくべきだと改めて痛感。
耳から入る音がときどき「わんっ、わんっ」という感じに歪むのは、なかなか慣れない。

2009年01月26日(月) たまげた。

眠剤が服めないので眠れなくて早くも日にちの境いが判らなくなっている衛澤です。四〇時間ほど起きたまんまだヨ。

去る一月二四日から持病の薬を一切服まない状態になりました。必要量の半量とはいえ二三日まではきちんと服んでいましたので、体内に残っている薬であと二、三日は体調もあまり変化なく「緩やかに下降」する程度だろうと予想していたのですが、いきなり「ほぼ駄目な状態」になってしまったので吃驚しました。
吃驚して吃驚したまま二四日付の「断薬1日め。」という表題の記事を書いたので、その記事を律儀にお読みくだすった方がもしいらっしゃったとすると、随分吃驚させてしまったかもしれません。御免なさい。

「断薬1日め。」で述べましたように、確かに持病たる鬱病の身体症状、精神症状は出るのですが、一遍出たらずーっと出っ放しという訳ではなく、身体症状は横になって休んでいれば楽になりますし(なくなる訳ではない)、精神症状が出ても我慢していれば一時間前後で治まります。
精神症状は「一時間耐える」ということが窮めて苦痛だから通常なら薬を服んで予防したり出たとしても短時間で済むようにしたりするのですが、死ぬほど苦しいだけで死んでしまう訳ではありません。
この「死ぬ訳ではない」ということと「傍目に苦しんでいることが判らない」ということが、鬱病が「怠け病」と呼ばれてしまう理由でもあるのですが、さいわいにして私に対してこのようなことを言う人はいないので有難いです。

差し当たって、屋外に出て行かなければ大変なことにはならずに済んでいます。ただ、自分の身体を自分の意志通りに制御することが難しい状態になってはいるので、人並みの速度で歩いたり真っ直ぐ歩いたりができるかどうか怪しいです。屋内なら家具にぶつかって少々痛い思いをする程度で済みますが、こんな状態で外に出ては、歩道を歩いているつもりでふらふらして車道へ出てしまって自動車に当てられたり、路傍の田んぼに転げ落ちて骨折したりしてしまいかねません。そうすると「渡航して手術を受ける」という主目的が果たせないことになってしまってがっかりどころではなくなるので、外出は控えています。
自分がやることが自分の当てにならないって、もどかしい。

鬱病らしく、日中よりも日没後の方が症状が楽になります。丑三ツ時が最も好調。自重スクワットとかやってしまうくらい。この記事を書いているのが丁度その時間です。御覧の通りこんな長文もすらすら書けます。ここまで下書きに二〇分程度です。
「断薬1日め。」の記事は日中に書いたのですが、頭がしんどくて書き進むのが遅い上に身体も直ぐにしんどくなってしまって、書いては横になって休み、また起きて書くということを繰り返して仕上げたので、全部で四時間くらい掛かっています。
冒頭にも書きました通り眠剤を服めなくて、そうすると不眠症状も持っている私はちっとも眠くならないので丑三ツ時でも起きている訳です。眠ろうとしても眠れないので一日二四時間ほぼすべて起きて過ごすことになります。時間が沢山ありすぎて、でも頭が巧く働かなくて複雑な作業はできないので、結構暇です。

時間があるので友人が貸してくれた本を読んでいます。つい先刻「彼氏彼女の事情」(津田雅美/白泉社)全21巻を読了しました。読後感はすっきりしています。週刊連載少年漫画風の場当たり的な展開もなく上手にまとまっていて。きれいにまとまりすぎかという気もしないでもありませんが、これは私が災いが残った結末を好きだからでしょう。「花とゆめコミックス」の読者層を考えると最善の結びなのだと思います。
前半12巻くらいは少女漫画らしく乙女好みのうれし恥ずかし初々しい少年少女のキラキラした恋話で、だからと言いますか、いいトシのおじさんである私には少々退屈でなかなか読み進まなかったのですが、第13〜20巻(作者が「有馬編」と呼ぶ部分)から暗い御話になってきて私はどきどきしながら読みました。この辺りの暗くてどろどろした負の連鎖だの愛憎だの怨恨だの憎悪だのという少女漫画には幾らか重い、横溝正史先生的展開はなかなか私好みでした。
狂気と苦痛が沢山混じり込んだ物語はとても好きです。

友人が御菓子を買ってきてくれました。カフェインスナック。



どうして「カフェイン」を主としたスナック菓子をつくろうと思っちゃったかな。誰か止めなかったのか。
写真は抹茶ラテ味。もう一つキャラメルマキアート味というのもあります。
食べてみた感じは、そこそこおいしいスナック菓子です。なーんだ、と思って嚥下すると、数秒遅れで来ます。カフェインの、渋柿に似た苦味が。咳止めシロップの苦味と言った方が判りやすいでしょうか。後口にじわーっと残って、いやーな苦味が喉に絡みつくようです。そしてそれが尾を引いて次第に薄れていく。
当たり前においしいコーンパフにそこそこおいしい味がついていて、ここで完結していれば御値段に見合った普通のスナック菓子でいられたものを、カフェインを入れてしまったばかりに、ちょっといやーな気分で食べ終わる菓子になっています。激烈に不味い訳ではないところが質が悪い。
いっそ「文句なく不味い」のであれば拒んでしまうこともできるのに。カフェインのいやーな苦味が嚥下する瞬間から数秒だけなので、それが引くと「もう一つ食べてみようかな?」という気になってしまう。そして食って食えない味ではない。厄介。
もし入手なさいましたら、空腹時に召し上がることをおすすめします。

2009年01月24日(土) 【記録】断薬1日め。

今年は表題に【記録】と付けた記事を幾つか書くことにします。幾つ書くかは未定です。思い立ったときに書きます。後にまとめて別の記事に仕立てます。
【記録】と付けた記事は飽くまで「記録」として書くので、読み手に対する配慮はほとんどないと思ってください。読んで愉しくなくても怒らないでください。そのように書いています。

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あと三日くらいは大丈夫かと思っていたが、断薬初日にして早速精神症状が出た。

■起きられない。
目が覚めて身体を起こそうとするのだが身体が動かない。起き上がろうという意志はあるのだが身体に力が入らない。他人の身体の中にいるみたい。
減薬期に何度か書いた「えいやっ」が身体の中にまったくなく、発生するかどうかも怪しい状態。金縛りのように睡眠と覚醒の狭間のような状態にあるのではなく、はっきりと頭が覚醒した状態なのに自分の意志で身体が動かせないのだ。「起き上がりたい」と思い続けること一〇分、ようやく「よろよろ」という感じで起き上がれた。前途多難。

■精神症状は何のきっかけもなく理由もなくはじまる。
関係性などまったく無視して「すべて自分のせい」で「申し訳ない」気になる。精神症状がないときに目を通すなら「愉しい読みもの」だったり「和む写真」だったりするものを閲覧していても「申し訳なく」なり「死んでもいい(死んだ方がいい)」と思ってしまう。
少し離人症めいた部分もあり、主体である自分に対して小さな第三者的自分もいて、「これを理由に何故そう(「申し訳ない」とか「死んだ方が」とか)考えることが可能なのか?」とツッコミを入れていることもあるので、悲観的・絶望的に考えていることが「正常な思考ではない」ということは、ぎりぎり自分で判っているようだ。
でも苦しいことに変わりはない。

■タイムリミットが減薬期よりも短くなっている。
減薬期は疲れてきたら身体的疲労としてそれを感じることができ、身体的疲労を感じはじめたら暫く休むようにしていれば、精神症状は回避できた。そのつもりで今日も過ごしたのだが、二回、回避を失敗した。何れも身体的疲労をさほど感じないうちに精神症状が出たのである。
二時間程度の軽作業の後、横になる。早めに横になったつもりが徐々にはじまっていたらしく、過去のつらい記憶ばかりピックアップされて脳内上映。「走馬燈」や「回想」で済まないほど生々しく蘇る。それだけで精神的に消耗するのだが、更にそこに目や耳から入った情報が悉く負の方向に展開されてすべてがデストルドーに変換される。
「生きてて御免なさい」「いままで死なずにいて御免なさい」と太宰をちょっと超えた感じの罪悪感と後悔が身体の内側から出てくる。ただいま現在「金出さねえとぶっ殺すぞ」的強盗が踏み込んできたら金出さないで殺して貰うだろうな、とも思った。
平常時なら頓服薬を一錠服んで三〇分も待てば解消される症状なのだが、薬が服めないとなるといつ終わるか判らない。

■リミットを把握せよ。
精神症状とほぼ同時に過呼吸の前兆もあるのだが、発作にはまだ至っていない。とっとと横になって休んだのがよかったようだ。眠れば、眠っている間と目覚めてから小一時間くらいは大丈夫だ。その後はやりたい作業はさっさとやってしまって、やはり小一時間くらいのうちに休むのがいいのではないか。
精神症状がはじまったら、誰が(自分を含む)どうしたって碌なことを考えないのだから、ものを考えずに済む方法を用意しておくべきだ。「眠る」のが一番いい。眠っていれば痛みも苦しみも空腹も眠さも感じなくて済む(但し、悪夢を見る可能性はある)。
一時間交替くらいで「眠る」と「目覚める」が自由にできればなあ。

■英文リストをつくる。
この調子だと入院中が最もつらそうなので、眠剤だけでなく抗鬱剤若しくは安定剤を出して貰えるように、そう訴える英文とこれまで服んでいた薬の英文リストをつくった。紙に書いておけば口が聞けなくなっても訴えることができる。
いま現在既に鼻唄を歌おうにも声が出ない状態。国内用にも予め会話カードでもつくっておくべきかもしれない。「口が聞けません」とか「会話に時間がかかります」という札でも首から提げておこうか。
英文の抜粋↓
Since the melancholy feeling is severe, please prescribe an antidepressant or a tranquilizer.
This is list of the medicine which I had taken one month ago.
---------------------- list start here ↓
morning:
lithium carbonate(LIMAS TABLETS) 200mg × 1tab
Fluvoxamine Maleate(DEPROMEL TABLETS) 25mg × 1tab
day:
lithium carbonate 200mg × 1tab
Fluvoxamine Maleate 25mg × 1tab
night:
lithium carbonate 200mg × 1tab
Fluvoxamine Maleate 25mg × 1tab
amitriptyline hydrochloride(TRYPTANOL TABLETS) 10mg × 1tab
Before sleep:
Triazolam(HALCION) 0.25mg× 1tab
amitriptyline hydrochloride 10mg × 1tab
---------------------- list end here ↑
英作文が間違っていても、病院職員はすべて英語ができる人だから補完して読んでくれるだろう。診療時間中は病院通訳もいるし、仲介業者も一日一回は巡回してくれるらしいから、何とかなるだろう。多分。

2009年01月23日(金) 【記録】減薬14日め。

今年は表題に【記録】と付けた記事を幾つか書くことにします。幾つ書くかは未定です。思い立ったときに書きます。後にまとめて別の記事に仕立てます。
【記録】と付けた記事は飽くまで「記録」として書くので、読み手に対する配慮はほとんどないと思ってください。読んで愉しくなくても怒らないでください。そのように書いています。

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術前最後の定期通院日で「減薬期間」終了日。明日から薬をまったく服まない「断薬」に入る。

【2009年1月10日〜1月23日】
朝:リーマス100mg×1錠+デプロメール25mg×1錠
昼:リーマス100mg×1錠+デプロメール25mg×1錠
夜:リーマス100mg×1錠+デプロメール25mg×1錠+トリプタノール10mg×1錠
眠前:ハルシオン0.25mg×1錠+トリプタノール10mg×1錠

【2009年1月24日〜2月25日】
服薬一切なし

外出のタイムリミットがせいぜい一時間ということは判っているのだが、心療科の病院で診て貰うためにはだいたい三時間は必要だということも判っている。大丈夫かなあと思いながら出掛ける。これまで自力で通院していたが、今日は路線バスに運んで貰った。
無事到着して診察券を受付に出し、そのまま何処へも出掛けずに待合室で待つ。ずっと椅子にすわっていただけだが、やはり一時間くらい経つ頃にリミットが来て、頭痛と目眩がはじまる。すわっているのもつらければ目を開けているのもつらい。待合室が段々混んできて、その混んでいるさまが目に見えるのがしんどい。人の気配やぎゅうぎゅうに詰まっている様子が明らさまに判るとパニック発作(主に過呼吸)を起こしてしまいかねないので、できるだけ目を閉じておく。

待ち時間約二時間で診察室に呼ばれる。「いよいよ明日から薬なしですね」と先生。現在の状況を報告すると「そんなものでしょうね」と。
減薬三日め〜七日め辺りが、身体は怠いし頭痛はするし眠りは浅いしで非常につらかったことを告げると、「(断薬がはじまると)もう一回それが来ますよ」とのこと。予想はできたが改めて専門家の口からそう聞くとなかなか憂鬱だ。
術後に服みたいのでハルシオン(睡眠導入剤)だけでも出しておいて貰えないかと申し出た。自身も何度も旅行に出掛けているタイ通の医師は「通関で通りにくいと思いますから、向こうの病院で出して貰ってください」と仰った。海外の病院でほしい薬を出して貰うためには、商品名ではなく成分名を伝えなくてはならない(「ハルシオン」では通じないかもしれないということ)。おそらくかたちも色も全然違うが効能がほぼ同じという薬を出して貰うことになるのだろう。
渡航して入国の翌日には手術、その後五日間は入院することになる。医師によると「身体の侵襲があった場合、三日くらいは頭はしっかりしてますから」とのこと。そういえば前回も術後三日め辺りに気分降下があったのだった。

受診は五分ほど。薬局に立ち寄らなくてもいいので直ぐに帰宅したかったが、バスが三〇分後。不思議にまだ歩ける余裕があったので書店に立ち寄り「ガラスの仮面」第43巻を購入しようとしたが、発売日は一月二六日だった。通院日と発売日が重なっているような気がしていたのだが、気のせいだったらしい。「ヘタリア」を見つけてしまって買いそうになったがやめる。
書店で時間をつぶそうと考えていたが、目眩がひどくなって風景がCG加工したみたいにぐるんぐるんになってきたので、急いでバス停に向かった。

その後無事バスに乗って帰宅したのだが、三時間の外出で目眩ぐるんぐるんの頭はぎちぎち締め付けられるように痛く背骨も軋むように痛んで、とっとと倒れたい状態になってしまった。半月後には五時間ほど飛行機に乗らなくてはならないのだが、先ずそこから大丈夫かどうかあんまり自信がない。
自信がなくても期日はやってきて、その行事はやがて終わる。一箇月後にはだいたいのことが何とかなっているだろう。多分。
リミットを越える外出で余程疲れたのか、帰宅後「絶望的」とまではいかないがそれに近い精神状態に陥る。過呼吸を予感させる息苦しさもあった。疲れてしまったせいだと思ったので直ぐに横になって眠った。一時間と少し眠るとだいぶましになった。
薬を減らしてから精神症状が出てきたのははじめて。ひどく疲れすぎなければ身体症状のみで済むのではないかと推論。

2009年01月20日(火) 【記録】減薬11日め。

今年は表題に【記録】と付けた記事を幾つか書くことにします。幾つ書くかは未定です。思い立ったときに書きます。後にまとめて別の記事に仕立てます。
【記録】と付けた記事は飽くまで「記録」として書くので、読み手に対する配慮はほとんどないと思ってください。読んで愉しくなくても怒らないでください。そのように書いています。

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昨日のことに「明日は薬を減らしはじめて10日めだから経過を書いておかにゃあなあ」と思っていたのだが、カレンダーの桝目を数えてみると今日は11日めだった。こんな簡単な計算もできなくなっている減薬期。半分は薬が減ったせいではないのだけど(もともと数字キライ)。
日にちの経過が把握できなくなったのもある。一回眠ると眠っている時間が三〇分だろうと八時間だろうと「一ト晩経った」と認識してしまうのだ。一日という実時間の間に私個人が感じる時間は数日過ぎてしまったりしているので、もう日にちも曜日もよく判りませんという状態。

薬を減らしはじめて一週間くらいはどんどん不調になっていく途上で、その変化が心身両面につらかったのだが、だんだん身体がしんどいことに慣れてきた。だからといってきちんと服薬していたときと同じように何もかもができるかと言えばまったくそんなことはなく、朝目覚めることから日常の自分の世話などいろいろ順調にできなくなっている。
それでも「じっと横になっていれば苦しくない」という、あまりつらくない時間が存在するだけで一日の長さが随分変わる。

昨日雨、そして天気予報では明日も雨が降るというので、その隙の今日のうちに洗濯をしておかねばなるまいと、午前八時過ぎにごそごそと動き出した。洗濯なんて大部分を洗濯機がやってくれるのだが、どうがんばっても「たたんで箪笥に入れる」というところまではやって貰えない。
そこまでがんばれるか判らないけれど洗濯はしないと「着替え」という行為ができなくなってしまうので、とにかくやる。たたんでいなくても乾いていれば「洗濯もの」は「着替え」になる。

洗濯ものを干し終わってまだ動ける余裕があったので買いものに出掛けた。ちょっと遠い方のスーパーマーケットに行った。自宅直近のスーパーよりちょっと遠いスーパーの方が平均価格設定がお安いのだ。今日は何となく行けるような気がした。
行ってみると案の定早い段階で目眩がはじまり、それでなくとも筋緊張性頭痛のために頭がぼーっとしているので、手に取った品が必要か否かの判断が甘く、余分な買いものをしてしまう。
売り場遊覧中にショッピングカートに入れた品の合計金額を暗算するも実際に支払った金額は暗算額よりも一割くらい多い金額だったり。ちゃんと薬を服めないときには自分で買いものをしないのが良策だと思った。計算もできなければ適切な判断もできていない。ぐだぐだとはこのことか。

ひどく疲れやすい。二時間起きて活動したら二時間横になって休む、というのを繰り返すこの頃。二時間以上起きていると肩が重くなり首筋が痛くなり頭が痺れて、目眩と頭痛で身体を起こしていられなくなる。二、三時間ほど横になればまた起き上がれるようになる。でもタイムリミットはだいたい二時間。これが行動の幅を制限する最大要因。
気分の落ち込みはない。世間さまは鬱病というと「落ち込む病気」だと信じ込んでいる節があるが、落ち込まない鬱だってある。鬱病患者のすべてが「もお死にたい」とか考えている訳ではないんである。

「入力」と書いてあるのを「スカ」と、「ソニーブランド」を「ソープランド」と、「UFJニコスとディーシーが合併」を「USJとディズニーシーが合併」と読み違えてしまう。判読能力も弱っているようだ。これも多分、薬が足りていなくて脳が巧く働いていないせいだと思う。三番めのやつなんて東西のテーマパーク再編かと吃驚して友人にメールしそうになった。
ここ数年のうちに登場人物の名前が片仮名の御話(外国が舞台のものとか、ファンタジイものとか)が読みづらくなってきている。片仮名の文字列は記憶しづらい。これは脳の経年劣化と思われるが、これを考えると先の読み違えも薬云々ではなく経年劣化のせいに思える。

角さんの「ちちんぷいぷい」が何となくしんどい。木・金曜日の西くんの「ちちんぷいぷい」はすっきりと見られる。

もう一つ何か書いておこうと思っていたのだが、上段の「ちちんぷいぷい」の短い文章をタイピングしている間に忘れてしまった。直ぐ忘れる。と言うよりも憶えていられない。昨日も日中に本を一冊読んでしまったのだが、陽が落ちる頃には読んだ内容をすっかり忘れていた。健忘が鬱病の症状の一つだと判っていても困るものは困る。
何か思いついて「これは忘れないようにメモしておかなければ」とメモ帳を手に取った瞬間に「メモしておかなければならない何か」が脳裏から消えてしまう。「忘れる」ということは何と寂しいことなのだろう。

2009年01月18日(日) たまに。

神と呼ばれる存在は好きですが「新世界の神となる」とかほざいちゃった人間の若者には頭頂部に拳骨を落としてやりたくてならない衛澤です。

ここのところ表題冒頭に【記録】と付いた、しんどいことばっかり書いた記事が続いていて、なおかつこの先暫くはこういうしんどい事実を羅列するだけの記事しか書けないだろうことはほぼ確実なので、何とか余力を捻り出せるいまのうちにしんどくないことやいいことも書いておこうと思います。
ただ、話すことにしても書くことにしても「出力」が巧くできない状態にはなっているので、あまり練らずに短文で。

■手術仲介業者からeチケットや行程表などの書類が届く。現地ガイド氏の人相や空港でのガイド氏とのランデヴーポイント、宿泊施設などが写真入りで解説されているのは有難い。
前回と今回では異なる業者を利用するのだが、前回の業者は行程表というものを送ってはくれなかった。それでも別段実際の行程には影響はないのだが、事前にだいたいの予定が判るというのは何だか安心するものだ。

■AGAとGIDは、当事者ではない人たちから見たら、もしかしたら似たようなものなのかもしれない、と思った。これについては頭がまともに働くようになってから再考して、改めて述べてみたいと考えている。

■出力が巧くいかないので、入力だけでも積極的にしようと考え、調べものをする。インターネット検索もよく使う。しかし、本の辞書を使っていたときと同じように、どんどん脱線して当初調べたかった情報とは違う波に乗ってしまい、思わぬところに漂着したりする。
昨夜は近々必要になる或る事柄を調べていたところ、いつの間にか少年隊レコードデビュー(当時はまだCDがない)前後の動画を見るようになり、更には一九八〇年代初期(第一期アイドル黄金期)の「夜のヒットスタジオ」や「ザ・ベストテン」の動画に昂奮して就寝時間を二時間も過ごしてしまった。解説がなくとも動画の中の背景セットを見ればどの番組かが判る自分がイヤン。
動画にまつわる記憶情報が芋づる式に表面に出てきて、最近まともに働いている様子がない自分の脳はとろけて動かなくなった訳じゃないんだということが判って有難かった。

■私周辺半径三〇センチメートル程度の範囲で第一次ベーグルブーム。近隣にベーグルを焼いているベーカリーが少ないので通販でいろいろ取り寄せてみている。
エルクアトロギャッツ」のベーグルがおいしい。ハード系ベーグルだけど中はふわっとしている。プレーンがおいしいのは勿論、キャロット&オレンジというフレーバーが美味。かじりついた瞬間にオレンジのさわやかな香りが呼吸器を駆け抜けて爽快。人参の味はあんまりしない。人参が嫌いな人も心配御無用。ココアも旨い。甘いフレーバーに偏見を持っていたので目から鱗。

■キイタイピングの失敗が多くなった。タイピングなんて手が勝手にやっているような気でいたが、やっぱり体調が影響するものなのだなあ。

2009年01月16日(金) 【記録】減薬7日め。

今年は表題に【記録】と付けた記事を幾つか書くことにします。幾つ書くかは未定です。思い立ったときに書きます。後にまとめて別の記事に仕立てます。
【記録】と付けた記事は飽くまで「記録」として書くので、読み手に対する配慮はほとんどないと思ってください。読んで愉しくなくても怒らないでください。そのように書いています。

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心療科の常用薬を半量に減らして今日で一週間。体調は緩やかに下降し、ここ三、四日は半端に風邪をひいたような状態。頭はぼーっとするし喉は乾燥して痛く咳も時折、身体は何となく重怠く、しかし熱はない。多少は動ける。若いときと違って年を喰ってからの風邪は発熱もせずにずるずるといつまでも倒れない程度の不調が続くものだ。そんな感じ。
ほんとうに風邪をひいてしまったのではないかと思わなくもないが、この状態が私の鬱病のだいたいの姿であることも私は知っている。

人間の当たり前のタイムスケジュールでは昼間起き、夜は眠る。しかし、私は眠剤を用いなければ夜を充分に眠ることができない。夜の眠りも浅く短いものを何とか繋ぐかたちにならざるを得ない。
よく眠れないまま起きると、全身がとても怠い。頭も身体も怠ければ、気分も鬱屈して当然と言えよう。
そして、よく眠れないまま起きると、日中もずっと眠い。

この眠さを我慢するのはとてもつらい。つらいので我慢するのをやめてみた。眠ければ眠れるだけ眠る。そのうち眠いのに眠れない状態にもなり得るのだから、眠れるときに眠ろう。
結果、いまのところは時間さえかければ必要なだけ眠ることができるし、眠っていれば怠さも空腹も感じなくて済むので、楽だ。眠るだけ眠ると起きたときに身体の怠さが少ない。
ただ、この生活の仕方は「人としてどうか」という疑問を持ったとき、心的苦痛となる。

今冬の寒さをしのぐために先立って電気毛布を購入したのだが、これが全身を暖めるだけの長さがない。七分丈とでも言おうか。腰から足許が暖まれば充分だと考えてこれを購入したのだが、やはり肩も足許も暖かい方がよりよく眠れるようだ。両方が暖まるような寝方を工夫してみたら比較的よく眠れたような気がしないでもない。

食べるのが面倒。食べないでいると腹は減る。空腹感は耐え難くなるが、それが食欲に結びつかない。「腹は減っているが食べたくない」状態ができる。しかし、食べればいくらでも食べられる。但し、味はよく判らない。濃い味のものは喉が通りにくい。味がないのも通りにくい。薄味の温かいものがいい。今日はかけそばが食べやすかった。

電気毛布ほか寝具の暖かい利用方法を図示するつもりであったが、図を描く気力が出なかった。下絵を途中まで描いたところで脳にジャミングがかかった。
本が読みづらくなってきた。字だけの本は頭に入らなくなった。字の上を視線が空まわりするだけ。
眼精疲労が起きやすくなってきた。パソコンモニタは覿面に短時間で頭痛を起こす。テレビは一生懸命に見なければ幾らかまし。
軟便が数日続いている。これは薬とは無関係(多分)。食事内容や回数が偏ってきたせいではなかろうか。少量ずつ回数多く粘度の高い便通が来るので、肛門痛がひどい。予防法やケアの仕方を調べてみたが、こまめに座浴するのが一番簡単で確実で安価なようだ。

外出した。徒歩五、六分のスーパーマーケットまで郵便物を投函に行く。自宅直近の郵便ポストがスーパーの敷地内にあるのだ。次に外出できるのはいつのことか判らないので、備蓄量が心細くなってきているトイレットペーパーを買って帰る。ほかのものはなくても何とかなることが多いが、トイレットペーパーが手許になく買いにも行けない状況は、かなり苦しいはず(まだ経験はない)。
少しスーパーの中をうろうろして、四〇分ほどで帰宅。外はいい天気で気分がよかった。

昨日や一昨日に比べれば、今日は随分身体が楽だ。

2009年01月15日(木) 【記録】減薬6日め。

今年は表題に【記録】と付けた記事を幾つか書くことにします。幾つ書くかは未定です。思い立ったときに書きます。後にまとめて別の記事に仕立てます。
【記録】と付けた記事は飽くまで「記録」として書くので、読み手に対する配慮はほとんどないと思ってください。読んで愉しくなくても怒らないでください。そのように書いています。

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おそらく他人さまの目には何ら変化はない。自分自身でも大きな変化はないように感じているが、この一週間を振り返ってみると、次第に不調になっているようだ。心療科で出して貰っている薬がどれだけ普段の自分を助けてくれているかがよく判る。

「えいやっ」がなくなってきた。気力と言うか瞬発力と言うか。
たとえば三〇歳も過ぎると座位から立位に体位変換するときに「よいしょ」と発音してしまったりするが、この「よいしょ」を口から出す元気=「えいやっ」だと言える。口から出すことで身体を動かすきっかけをつくる訳だが、これができないので身体が動かない。
だから、細かいところではトイレに立つのも回数が減ったし、食事の回数も減った。こうやって記録を付けようと思い立ったはいいが、キイボードから文字を打ち込むことも「えいやっ」が出るまで随分時間がかかるし、今後はできるかどうか怪しい。

こうやって文章をキイボードから打ち込んでいて思うのだが、まともに文章を構成することができなくなっている。「文章」の体裁は崩してはいないつもりでいるが、おおよそまとまりがないものしか書けていない。
「正常に書ける」状態なら「思いつくままに書いてみた」などと言いつつも小さな「書く」技術を無意識に使っているものである。「小細工」と呼ばれるレベルの技術を意識的に使ってみるくらいのことはできるものである。
それが、いまはない。
筋緊張性頭痛が出はじめたせいもあるだろう。まだ「痛み」というほどではないが、頭頂部から後頭部にかけて、首及び首筋、肩がそれぞれ凝っていて重い。もっとひどくなるとこれが原因で目眩が起こり、「真っ直ぐ歩く」ことができなくなる。多分渡航の日にはそんな状態になっているだろう。前回渡航時もそうだった。
筋緊張性頭痛が出ると、上半身に重い膜を被っているような感覚が常にあり、頭の中までそれが浸透しているように感じて、「考える」ということが困難になる。

実を言うと、既に外出が怖くなっている。予期不安とまではいかないが、自宅を出たら近距離内で目眩を起こし、帰宅に苦労することが目に見えているので外出したくない。自分で動かす乗りものには乗りたくない。自分の運転が信用できない。ほんとうは体力の低下を防ぐために散歩だけでもした方がいいのだが、それもできずに既にほぼ寝たきりである。
目眩そのものよりも、外出中の緊張が疲労感となって帰宅後にどっと出てくるのがしんどい。数時間動けない状態になる。

自宅での運動もできていない。「えいやっ」が出ないのと、起床時に既に身体にある重さ(筋緊張性頭痛によるもの?)と軽い疲労感のせいだ。ずっと屋内にいて運動もしていないために背中の脂肪が厚くなってきているようだ。動きにくい。
眠りが浅くなり、一日の総睡眠時間が長くなった。朝にはぱっちりと目が覚めるのだが、頭の中はなかなか覚めない。頭が覚めないと「よいしょ」も「えいやっ」も出ないから直ぐに身体を動かせない。身体が動かせなくてじっとしているうちに短いサイクル(二〜三時間)で次の眠気がやってくるのでそのまま眠ってしまう。そして短い睡眠の後、次の目覚めがやってきて……と、一日この繰り返し。
陽が傾いてきた頃にようやく覚めて動きまわれるようになり、以前と同じ時間に眠くなる。赤ん坊の生活サイクルに似ている。

空気が乾燥しているせいと、暖房器具のせいで、喉の乾燥がひどい。水をいつでも飲めるように瓶詰めにして居室に置いているが、眠っている間は飲めない。しかし眠っている間に一番乾くのだ。起きて暫くは咳が出続ける。
部屋に湿度を与えるために濡れタオルを吊ってみる。収納スペースに押し込んでいる湯沸かしポットを出してきて蒸気を出させようと思うが「えいやっ」が出ないので収納スペースの扉を開けることも儘ならない。

入浴の回数も減った。汗はかかないし水が湯になるのに時間がかかるし、「えいやっ」と入ってしまう気力は出ないし。入れば温かくてさっぱりして気持ちがいいというのは判ってはいるし、入りたいとは思うのだが、身体が動かないのだ。
しかし、五日も入浴しないと流石にいろんなところがかゆくなってくる。今日こそ入ろうと思ってはいる。毎日思っている。

このように書いていると、ものすごく苦しい毎日を過ごしているように思われるかもしれないが、これは問題点だけを書き連ねているからそのように感じるのだ。外出をしなければいいのなら、取り敢えずは生活できている。いや、こんなにいろいろできないのなら生活しているとは言わないかもしれない。
それでも、間違いなく生存はしているし、苦しいこともない。しんどいけどね。

2009年01月13日(火) 【記録】減薬4日め。

今年は表題に【記録】と付けた記事を幾つか書くことにします。幾つ書くかは未定です。思い立ったときに書きます。後にまとめて別の記事に仕立てます。
【記録】と付けた記事は飽くまで「記録」として書くので、読み手に対する配慮はほとんどないと思ってください。読んで愉しくなくても怒らないでください。そのように書いています。

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去る一月一〇日(土)から持病のための常用薬を減量開始。先ずは二週間かけて通常量から約半量にまで減らす。眠剤も四種類服んでいたものを二種各一錠に減らしている。
睡眠には直ぐ変化があった。減らした初日から眠りが浅くなり、二時間おきくらいの周期で目覚める。そのせいか朝起きが少し遅くなった。一周期分余計に寝ている感じ。それでも午前六時過ぎの目覚め。窓外が明るくなった頃に起きる。

寝起きは少し怠い。眠りが浅いせいだろうか。身体の芯が重くて、直ぐに身体を起こして運動しようかという気力が出ない。今日も駄目だった。起床して直ぐにウォーミングアップとストレッチ、それから四分割制で筋力トレーニングと有酸素運動をそれぞれ約一時間行うのがこれまでの習慣だった。これが今月七日まではきちんとできていた。一〇日頃を境いに急に冷えるようになったから、このせいもあるだろうか。

寝つきと眠り、寝起きが悪くなったが、そのほかに大きな変化はない。気分降下や憂鬱、パニック発作もない。食料品の買い出しにも出掛けることができた。しかしタイムリミット(長時間外出していると目眩や頭痛がはじまり、時間経過とともにひどくなる)が少し早くなったようだ。自力で帰れるうちにと慌てて帰宅した。
腹が減らなくなった。運動しなくなったからだろうか。食べれば食べられるが、あまり食べたくない。

午前と午後にそれぞれ一回ずつ転寝をするようになった。眠くてたまらなくなり、何か作業をしていても手が止まってしまう。日中にもっと寝たい気持ちもあるのだが、夜に薬を服んでも寝られなくなるのは厭だから、できるだけ我慢する。でも午前と午後に一回ずつは耐えきれずに寝る。だいたい三〇分から一時間くらい。

「がんばろう」とか「がんばるぞ」と思えなくなってきた。がんばりたい気持ちはある。とは言っても「もう駄目」という状態でもない。気持ちも身体もしんどくはないのだから、むしろ調子はいい方だ。ただ、何かをはじめようとするときの「えいやっ」という気合いの「もと」がいつの間にか身体の中になくなっている。その「何か」は四〇キログラムのウエイトを持ち上げることであったり、トイレに行くことであったりする。

「えいやっ」という気合いを外部から補充しようとアスリートの写真などを眺める。重量を扱う人や重量級の人を見ると「がんばりたいゲージ」が上がってくる。
室伏広治氏か角田信明氏の全身ポスターがほしいが、意外と存在しなかったりする。手許のプリンタがものすごく高性能だったらインターネット上から画像を拾い集めて合成して全身像にしてプリントアウトして、部屋の壁に貼っておくのだが。その程度の作業なら通常通りできる。

本はまだ読める。しかしこちらから理解しようという、書き手をサポートする読み手の技術を用いるのは難しくなってきている。つまり、簡単な内容のものか、よく構成されたものか、文句なしにおもしろいものしか読めなくなっているということだ。
書く方もまた然りと言える。簡単なものしか書けていない。複雑な構成が必要なもの(物語など)はずっと書けない状態で、このままではこれまで身につけた智識や技術が揮発してしまうのではないかという気がして怖ろしい。

不都合はあるがまだ些末なもの。いよいよ寒いし、冬眠したい感じなのかもしれない。単に生来の怠けぐせが出ているだけかもしれない。
明日の朝は起きて運動したい。ラットプルダウン(肩と背中の筋肉を動かす運動。器具が必要)をやりたいが、ラットマシンのような大きな器械は流石にうちにはない。

2009年01月12日(月) 食欲+知的探求心。

ジパング」を読んでいる一方で「彼氏彼女の事情」もいま更ながら読んでいる衛澤です。

一週間ほど前にさっさと忘年会を済ませた私どもですが、またもや集ってやらかしました。


二世代くらい旧い携帯電話で撮影しましたので画像が粗くなっておりますが、詳細はあまり見えない方がよろしいかと思います。
そしてこれは鍋ものです。
黒ごま豆乳鍋としてつくりはじめました。材料を購入する際に「黒ごま豆乳鍋の出汁」が販売されているからそれを、と考えていたのですが、店舗にはそれがなく、しかし「豆乳鍋の出汁」はあったので、これに黒ごまを足せばいいかということで黒すりごまをともに購入しました。ほかに白菜、大根、長芋、鶏肉、豚肉、つみれ、ポテトチップスなど。

一切合切の材料を鍋に入れ、煮ると当然のようにおいしく頂けます。しかし、豆乳ベースの出汁の中に黒すりごまを入れて一ト煮立ちさせると、見ためには生鮮食料品を砂利と一緒に煮たような感じになります。視覚的刺激に弱い方にはおすすめできません。ものごとを見ためで判断しない人だけ真似してください。
更に鍋もの用のラーメンの麺というものが売られているので、野菜等を食べてしまった後に、いわゆる〆として投入し、煮ます。そろそろ出汁が煮詰まってきます。鍋を囲んでいる者もそろそろ腹を満たすことに必死にならなくてもいい状態なので、アタマが緩くなってきています。
煮詰まった出汁を牛乳で伸ばします。
しかし、先に大量に煮て食べたポテトチップスのでんぷん質が糊化をはじめて煮詰まり方はひどくなってきます。ラーメンがカルボナーラ状態です。ゆで麺を混ぜ返したセメントの中に突っ込んでから食べているようなヴィジュアリティですが、味は旨いのです。

そして、先の動画の場面に行き着きます。
たまたま宴会場である御宅にあったバナナを鍋で煮てみようという試みを行ったのです。やけにはしゃいでいる私たち。しかし、火が通ったバナナは美味であることを私どもは知っておりましたので、食えないほど不味いものにはならない確信はありました。
でも見るからに泥を煮詰めた中にバナナを投入しているようです。その視覚的刺激が私どものテンションを上げていきます。動画の中の私たち、はしゃぎ過ぎです。
でもこれが、旨いんだなあ。
食べもので遊んじゃいけません的なお叱りを受けそうなことをしちゃってますが、私ども四人がかりでこれ等鍋に投入したものすべてをおいしく完食致しました。「泥だね」「セメントだね」「カオスだね」「背徳感だね」などと言いつつ、煮詰まって団子になりそうにねっとりした出汁もバナナにからめて残さず頂きました。

ひどいめに遭うのが大好きな方、度胸がある方、同居人に厭がらせをしたい方などはぜひお試しください。
ものごとを見ため最優先で判断する方、理性が強すぎる方、一生を常識の中で過ごしたい方にはおすすめ致しません。

あと、食後の語らいのどさくさに見つけてしまった動画を貼り付けておきます。
一七年ほど前のテレビドラマで私などもオンタイムで見ていたのですが、一〇話全話見たはずなのに御話の内容はすっかり忘れてしまっていて、しかしこの動画の一部始終だけはよく憶えています。
当時も「これは尋常ではない」と思っていましたが、改めて見てみるにつけ、当時考えていたよりももっと深層の部分で大きな何かを間違っているような気がしてなりません。
「ドラマのTBS」が夜一〇時台のドラマでこんなことをねえ。バブル崩壊の衝撃の余波だったのかしらん、なんて。

2009年01月10日(土) 私的名物買いだおれ。

気が付けばAmazonのショッピングカートに一〇〇点近くの商品が入っていた衛澤です。決済すると破産だヨ。

私は幼い頃から青年期に至るまで自分の身姿がとんと気にならない人間でした。親や周りの人たちからは「娘さんの年頃になったら(女児として生まれたので)御洒落をしたくなるよ」だとか「好きな人ができたら気を付けるようになるよ」だのと言われてきましたが、一向にその気配もなく。
そろそろ中年期に入り、ただそこにいるだけでも「汚いおっさん」になるのだからせめて自分で小ぎれいに整えなくては、と考え出したところです。

そんな私ですから、外出着に普段履くズボンを一本と洗い替えを一本としか持っていません。その普段履きズボンの内股部分がが新年早々擦り切れて繕うこともできない穴が開いたので(過剰に肥るとこういうことが起きます)、仕方なく洗い替えを履いて自宅からちょっと遠い場所にある気に入りの洋品店に行き、カーゴパンツを一本調達しました。一点に対し四〇〇〇円の支払いは私にとって非日常です。どきどきしながら支払いました。
思えばこの時点でパニック状態だった訳です。

洋品店で買いものを終えた私は、ちょっと遠い場所まで出てきたついでに、洋品店の斜向かいにある古書店に立ち寄りました。ちょっと遠い場所なのであまり来る機会もなく、ほぼ一年振りです。
ここが、宝の山で。
ほしいほしいと思いつつ買えずにいたあの本この本が悉く半額以下に! 中には販売価格最安値の一〇五円になっているものまで!
しかも最近の古書店は店内カゴを設置しているのです。

洋品店という商品単価が高い店に行くために財布の中身を余計めにしておいたのもよくなかったと言えます。私はここぞとばかりに棚の「ここからここまで」買いをしてしまいました。かわぐちかいじさんの「ジパング」第1巻〜第12巻です。同じくかわぐちさんの「太陽の黙示録」もほしいのですが、これは我慢しました。同じ作家の同じくらいおもしろい作品同志なら、艦船が出てくる方がいいかなあって。
浦沢直樹さんの「MONSTER」も随分長い間手許にほしいと思いながら我慢しています。この作品の結末はとても残酷で好きです。でもやっぱり今回も我慢です。

ほかに、佐々木倫子さんの「おたんこナース」(新書でも文庫でもない最初に刊行された版)第1巻〜第4巻、六道神士さん「ホーリーブラウニー」第1巻〜第3巻、小川彌生さん「わたしのせんせい」を購入。沢山買ったけどカーゴパンツ一点よりもずっと安かったし、今月の生活費の三分の一がこの日一日でなくなったことなんて気にもならずに、ほくほくしながら帰宅しました。
余談ですが、私は読んだことがない漫画はほとんど買いません。今回買った本はみな一度は読んだことがあり、「おもしろい」ことを知っていて買ったのです。「何度でも読みたい」と思う本だけ買います。

帰宅したら早速読みます。買ったのは二〇冊……何だか冊数のボリウムがありすぎるような気がします。ナイロン袋から買った本全部を出してみました。一二冊あるはずの「ジパング」だけで二〇冊あります。しかも二〇冊もありながら第10巻だけが上手に歯抜けになっています。
おれさまバカ野郎伝説……。
うおー「ジパング」が揃っている、と碌に確認もせずに棚の「ここからここまで」をすっぽり取り出して買いものカゴに入れたのが大間違いでした。「ここからここまで」には第10巻がなく、第3巻〜第9巻、第11巻、第12巻が二冊ずつあったのです。
あんまり事実と自分にがっかりしたので、この日は買ってきた本は読めず終いでした。

翌日、一ト晩眠って気力を回復させてから改めて古書店の同系列別店舗に出向き(買った本を直後に同じ店舗に売りに行くのは抵抗があった)、ダブった9冊を売却し、第10巻を補充しました。買い値一〇五円売り値一〇円。まあ、これくらいの損ならば一日本を読んで食事をしなければ取り返しがつきます。
「ジパング」はとてもおもしろいです。読みはじめたらやめどきが判らなくなるくらい。一二冊読むのに二日かかりませんでした。
現代日本の最新鋭イージス艦「みらい」がタイムスリップして第二次大戦末期のミッドウェーの洋上に現れる。戦火の中、「みらい」乗員が大日本帝国海軍少佐を救助したことから歴史は徐々に歪みはじめる。歪みはじめた歴史の上を走る日本は、そして「みらい」乗員二四一名の運命や如何に、という御話です。艦船好き、戦史好き、「歴史のif」好きのみなさんにおすすめです。
登場人物がおっさんばかりですが、それが却って安心していられるような。最近は若年層向けの御話ばかり読んでいて恋愛要素に辟易していたのでいい気分転換になりました。続きが気になるけどじりじり焦れるような気になり方でもなく。
来年のいま頃、無事に生きていていまと同じ懐具合いだったら、またまとめて続きを買うと思います。

2009年01月09日(金) 減薬開始。

俳優の江口洋介さんと照英さんのヴィジュアリティが互いに歩み寄りつつあるような気がしてならない衛澤です。

私は鬱病とパニック障碍、睡眠障碍、摂食障碍を長く患っていて、定期的に病院に通って薬を出して貰っています。昨年はこれ等精神疾患の調子が悪く、夏が過ぎる頃までほとんど寝たきりでした。一〇月になってようやくドラッグコントロール(薬の種類や量を加減すること)が巧くいき、昨秋からこれまでは落ち着いていました。
しかし、私は性同一性障碍も抱えていて外科治療を受けねばならず、そのためには常用薬を一時断たねばなりません。外科治療、つまり手術を受ける際に使用する薬と常用薬がバッティングして望まぬ作用をする可能性があるからです。

性同一性障碍治療の手術を受ける期日が近付いてきたので、鬱病その他の薬は、今日貰った分から用量が少なくなりました。何をどれだけ服んでいてこれからどれだけ減らすのか、記録しておきます。

【2008年10月4日〜2009年1月9日】
朝:リーマス200mg×1錠
昼:リーマス200mg×1錠
夜:リーマス200mg×1錠+トリプタノール10mg×1錠+デプロメール50mg×3錠
眠前:ハルシオン0.25mg×1錠+ロヒプノール1mg×1錠+デジレル25mg×1錠+トリプタノール10mg×2錠

【2009年1月10日〜1月23日】
朝:リーマス100mg×1錠+デプロメール25mg×1錠
昼:リーマス100mg×1錠+デプロメール25mg×1錠
夜:リーマス100mg×1錠+デプロメール25mg×1錠+トリプタノール10mg×1錠
眠前:ハルシオン0.25mg×1錠+トリプタノール10mg×1錠
*リーマス600mg/日→300mg/日
*デプロメール150mg/日→75mg/日
*トリプタノール30mg/日→20mg/日
*ハルシオン0.25mg/日→0.25mg/日(変わらず)
*ロヒプノール1mg/日→なし
*デジレル25mg/日→なし

【2009年1月24日〜2月末】
一切服薬なし
*リーマス300mg/日→なし
*デプロメール75mg/日→なし
*トリプタノール20mg/日→なし
*ハルシオン0.25mg/日→なし

今月二四日以降はまったく薬を服まなくなります。気力のアップダウンを整えてくれる薬も、抑鬱を抑えてくれる薬も、眠りを助けてくれる薬も、すべて断ってしまいます。
そうすると、先ず睡眠時間が特定できなくなります。いつ眠くなってどれだけの時間眠れるのか、自分でさえ予想できません。睡眠時間が充分ではなくなるので身体があまり休まりません。きっと毎日が怠い日でしょう。薬で抑えていた抑鬱が表層化してくると、怠い身体を動かすことなど困難になります。
入浴や食事はほとんどできなくなるでしょう。用便を何とか自力でできるという程度まで行動力が落ちます。

こういう状態になりますので、今後暫くはメール等頂きましても返信を差し上げることができなくなります。メッセージやコメント等頂きっ放しの放りっぱなしになりますが、悪しからず御了承ください。

2009年01月04日(日) 忘。

昨日三日は正月も明けぬうちから忘年会を開きました。二〇〇九年度忘年会です。二〇〇九年のことはもう忘れるのです。これから起こることも忘れてしまうのです。

私を含めて六人の参加。全員高校生時代の同級生です。卒業から二〇年が経ちますが、季節に一度はこうして催しものを企画して集まることになっています。つーか、二〇年前とやってることが全然変わりません、我々。

さて今回の会は時期が真冬ということもあり、鍋料理を食しながら無秩序に深遠に悪しざまに悪気なく話し続けるというかたちを取りました。そしてメインの鍋はこちら。バニラアイスクリーム鍋です。



冗談のような光景ですが、現実です。

先ず鍋に食用油を少量熱し、叩いた大蒜を入れ、香りを出します。次におもむろに牛乳を注ぎ込んで鍋を満たし、それが温まったら具材を入れます。我々が入手したレシピではハマグリが指定されていましたが、私どもはアサリを入れました。その他、人参じゃがいも大根などの根菜やブロッコリなどを投入して煮えるのを待ちます。鶏肉を入れても旨いです。この際にコンソメを入れて味の基本を拵えておくことを忘れないでおきましょう。

そして概ね煮えたら、先の写真のようにためらいなくバニラアイスクリームを鍋に突っ込みます。「食べもので遊んだら駄目」などと思う前に速やかに行います。
更に一ト煮立ちしたら今度はポテトチップスを思い切りよくがさがさっと入れます。
でき上がり。



ポテトチップスが煮えるまで待ってもいいと思います。煮えたポテトチップスは、これはこれで美味です。私は煮えた方が好きです。

未経験のみなさんはバニラアイスクリーム鍋に疑いを禁じ得ないことと思います。私どもも実際に煮ている段階でさえ「これは奇食」という気持ちを拭えませんでした。
食べて吃驚。旨いです。奇食として期待していただけにがっかりするほど旨いです。
糖分が著しく高いはずなのに甘くありません。つくる過程を知らずに食べた人ならアイスクリームが入っているとは思わないでしょう。コンソメで適度な塩分と旨味が出ているし、野菜からも味が出ていて、しかも牛乳で煮ていますから、簡単に言えば小麦粉を使っていない濃厚なクリームシチューといった感じです。

私はもう一度自分でもつくって食べようと思いました。平和な日常にたまには刺激がほしいと思っていらっしゃるみなさんにおすすめです。味はショッキングではありませんが、調理過程のヴィジュアルは結構刺激的です。
このバニラアイスクリーム鍋の〆はパスタです。〆の頃には煮詰まってきていて、そこにゆでたパスタを入れるとカルボナーラ風です。黒胡椒を振ってどうぞ。

このほかにも味噌鍋や塩鍋を少量ずつつくってつつきながら一二時間も遊んでました。三日正午集合、四日〇時解散です。そして更に一二時間後のいま、この記事を書いています。今年になったばかりに耳にして、そして昨日話題に上り、更につい先刻改めて歌詞と付き合わせながら動画を見て衝撃を受けた「愛・革命」に腹筋を痛くされながら。
「女と男のLOVEと書いて これを革命と読みます」とか「そっと青春の小箱につめて」とか、私にはとても書けないフレーズです。あと「Girl loves Boy から始まるのです」も。
この部分を敢えてナレーションにしてしまったことも考え合わせて、この曲はJニーズとしてもT沢くんとしても、まさに革命と言えるでしょう。

2009年01月02日(金) 名言。

CDショップをいつまでも「レコード屋」と呼び続けたい衛澤です。明けましておめでとうございます。

忙しい大晦日、妙なテンションで過ぎてしまう元日、そしてひたすら気怠い二日。型通りの年末年始を過ごしております。
そんな正月二日の眠気の抜けきらない気怠い午後に、どうしても憶えておきたい名言を見つけたので記録しておきます。

「Uの字になったエビとか、べつに、みんな食いたかないんですよ!」

ほぼ日刊イトイ新聞」の記事「タモリ先生の午後2009」の中で、御節料理について話していたタモリさんの発言です。
切れがいい。不必要なものが何一つ混じっていない。そして核心をぶれなく突いている。流石タモリさんです。こういう言葉が何ら迷いなく、すぱっと出てくる人間になりたいものです。


エンピツユニオン


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