2008年08月31日(日) 夏の終わり。
鼠先輩をこっそり応援している衛澤です。
この三箇月で体重を一〇キログラム落としました。でも落ちた体脂肪率は五パーセント。あまり上手な減量ではないと言えるか。
あと一〇キログラム落として体脂肪率を一〇パーセント台半ばにするのが目標です。
2008年08月25日(月) 参加することに意義がある。
御無沙汰しております。暦は秋になり学生さんの夏休みも残り少なくなったこの頃をみなさま如何お過ごしでせうか。私は昨日まで五輪に参加していました。
参加したのは以下の競技です。
水泳男子
柔道
重量挙げ女子
バレーボール女子
体操男子団体
ハンマー投げ男子
レスリング女子
トランポリン男子
卓球女子
シンクロナイズドスイミング
棒高跳び女子
ソフトボール
うそではありません。出場はしていませんが確かに参加していました。身体は日本にありましたが魂はアスリートたちとともに開催国にありました。
かつてソープとファンデンホーヘンバントという双璧の陰にいたフェルプス選手が世界新記録を連発することに近所の子が大きくなって帰ってきたのを見るような気分になり、柔道が柔道でなく「JUDO」に変わりつつある時代のうねりを半ば口惜しく思いながら感じ、室伏選手の無駄のない身体に驚愕し、イシンバエワ姐さんとともに世界がはじめて見る高みを見て、球技の試合が悉く夜間に行われることに文句を言いつつ、ソフトボールの解説宇津木妙子ママの気怠さが絶叫に変わる瞬間にあの黄色いボールを見上げ……がんばる人たちの本気の姿を、一七日の間見ていたのでした。競技観戦個人でがんばりましたニッポンの衛澤です。
そう、五輪は誰にも参加することができるのです。興味がないとか言って参加しないのは勿体ないこと。ルールを知らない競技でも実況・解説の人が一試合に見る間にだいたい判るようにしてくれます。新しい智識を得るいい機会でもあります。
競技だけでなく開会式と閉会式も参加しました。参加しやすい種目ですが、どちらも長くて大変でした。
特に閉会式は選手が入場し、大会旗が降ろされたところで既に「もう終わった」感が辺りに充満しているのに「これからが祭りだぜ」とばかりに開催国とは縁のない超有名ギタリストが現れたり超有名カンフースターがやけにノリノリで登場したり何故この人まで呼ばれたのかと問わずにいられない三大テノールの一人が歌ったりで延々と続く豪華な舞台に「これは目が離せないけどもう眠くて仕方がないので勘弁してください」という気持ちになりながらも見続けなければならない派手な展開ときらびやかな彩りが、アレにそっくりでした。
アレ。明日仕事だけど寝る前にちょっとだけと思って本体の電源入れて動かしてみたらいきなりはじまって、でも自分では止めることができないし、全部見てしまわなかったら後日間違いなく後悔することが明らかだから眠気や焦燥感と戦いながらがんばって見る、画面の中で繰り広げられる壮大で豪華なイベント、それは「ファイナルファンタジー」の強制イベントそのものです。
シリーズNo.が二タ桁になってからはよく知りませんが、「4」辺りは確かにこんな感じでした「ファイナルファンタジー」。
「ファイナルファンタジー」のイベントだとお終いに強い敵と必死に戦わなければならなかったりすることも儘ありますが、さいわい閉会式にはそういうこともなく、深夜に派手な花火をこれでもかと打ち上げて四年に一度の夏季大会は終わったのでした。
次の大会は二年後のバンクーバー冬季大会。夏季大会は四年後のロンドン。
次の大会はどうか憂いなく無事に開かれますように。どの国の人もどの民族の人も等しく競技者として競い合える世界がありますように。まだ見ぬあなたが努力の果てに讃えられる世界がありますように。