衛澤のどーでもよさげ。
2006年04月30日(日) わかっているはずなのに。

すこぶる調子がよろしくなく、仕事ができる状態ではない。仕方がないから横になる。テレビに映っているのは「EVANGELION:DEATH(TRUE)^2」。いつもよりも多量の眠剤を服んでいるのに眠れない。
引き続いて「THE END OF EVANGELION」。案の定、発作を起こした。

調子が悪いときに観ちゃいけないものだって判っているのに、観てしまう。そして思う。
恨まれてもいいから、殺意を向けられてもいいから、こういう作品をつくりたいのだ、と。

今日こそはほんとうに、死ぬかと思った。どんなにもがいても死にはしないのだけど。

2006年04月29日(土) 育つものは育つ。

何となく何かを栽培したくなって、プランターに万能ねぎの根っこを植えておいた。
放ったらかしにしているのに勝手に伸びる伸びる。
根だけを残して刈り取って、冷や奴に乗っけて喰った。旨かった。今度はパセリを植えよう。ねぎもパセリもやたらと生命力が強くて地面さえあれば人間の手なんか借りなくたって、人間が駆除しようとしたって勝手に繁殖するらしい。

その怖ろしいまでに強靱な生命力を喰って、ぼくは未来を生きる。


【今日の耳から離れない】
マコちゃんほんとはごじゅうごさーい。……コン○ットは何を目指しているのか。

2006年04月28日(金) 片方だけを見ないように。

「夢も見ずに眠れる」ということがとても貴重で安らかなことなのだと判る倖せと過酷さ。

取り戻すためには失わなくてはならない。


【今日の新刊感想】
いまのところ、ヤンダは好きじゃないな。

2006年04月27日(木) 何れかを問われたなら。

原因不明の体調不良をすべて内科医によって「自律神経失調症」にされてしまうのが何だか口惜しいので、受診するより先にすべて「五月病」の診断を下すことにしている衛澤です、まいど。

カニュリャサクスキー診断
どっちかっつーと、ぼくは好きです、こういうの。38カニュリャサクスキー。


【今日の人生に一度は経験すべき】
紙コップ使用自動販売機で紙コップなしに飲みものが出てくる大惨事。

2006年04月25日(火) ささやかにでも。

オトナだってチョコバットで「ホームラン」が出たらうれしいんだよ。月に数十万円稼ぐようになったって、たとえ一個二〇円の駄菓子でももうひとつ貰えるとうれしいんだよ。

「大人びた雰囲気」を愉しんでいるうちはまだコドモだ。


【今日のフヘン】
「おはなし」っつーのは、寝っ転がって読むものだ。

2006年04月24日(月) よく動きよい疲れ。

じわじわーっと具合いが悪くなっていったもので、倒れどきが判らなくてずるずると仕事をしても仕事にならない日を続けてしまっていましたが、喉の痛みが出てきた頃に丁度心療科の定期受診日があったのでPL顆粒を出して貰いました。続いていた不眠も訴えて弱い眠剤を一錠追加して貰いました。
PL顆粒を毎食後一包服むだけで先ず倦怠感と頭痛がぴったりなくなります。これは快適。熱っぽいのもなくなる。不快だった症状が一遍になくなってしまったので気分がいいと言ったらありません。つまり、しんどい状態だったのだけどじわじわと症状が出てきて進行したものだから慣れてしまっていたのですね。
で、ちょっと気分がよくなったのでこの頁のデザインをちょちょいといじった訳です。一昨日から変わりました。

薬を服んで沢山眠ったらすっかりよくなりました。今日は天気もいいし、気分もいいし、仕事の遅れも気にならない訳ではありませんが、掃除をしました。簡単な掃除ではなく、家具を移動させるちょっと大掛かりな掃除です。
具合いが悪くなりつつあった先週からずっと掃除をしなくてはなあ、とは考えてはいたのですがなかなか実行できず、ごみ箱の中も外も似たような状態になってしまっていたのですが、御陰さまですっきりしましたさ。しましたとも。
半日掛かりで室内の整理をすると流石に四日ほどトレーニングを休んで二日間はまるまる寝込んでいた身体はくたくたに疲れました。一ト段落させて食べたチョコレートがおいしかったなあ。明治ストロベリーチョコレート。「女の子が食べるもの」とよく言われるのですが、ぼくは幼い頃からこれが好きなのですよ。最近よく食べるのはチョコレート効果ですけどね。


【今日の多世界解釈】
トキハナツ」は実際に聴くまでは「時は夏」というとても風流な歌なのだと思っていました。歌詞を知りもせずに、勝手に、理由なく。

2006年04月22日(土) ネコム。

幾らか以前に「厭な夢を見る」とこの頁でも言っとりましたが、それがあんまりにもひどくて眠るのが怖くなったり、夢を見ずに眠ることができたとしてもとても浅い眠りしか得られなかったりで、少しずつ睡眠不足が蓄積していました。

睡眠不足が続くと心力体力ともに激減しますし、その分巧く働かなくなります。疲れやすくもなり、回復しづらくもなります。そうすると必然として身体が弱ります。
少しずつ少しずつ疲れがたまり、怠くなり、頭痛が起きて、筋肉痛や関節痛がはじまり、喉の痛みが出てきて、ついに発熱しました。この諸症状が一週間ほど掛けてじわじわーっと出てくるのがとてもヤな感じ。御陰で仕事も滞る滞る。

喉の痛みと発熱でやっと「ああ、風邪だ」と判りました。それ以前の「疲れやすい」とか「怠い」とか「頭が痛い」だとかは鬱病の症状にも見られるものです。だからそれは「いつものことだから」いちいち寝込んでいられないと思い、ちょっと元気な気分になろうとドリンク剤などを充填してがんばっていました。
ドリンク剤は効かないものだということはぼくも判っているのですが、「ドリンク剤を飲む」という行為自体が好きなので敢えてやります。まったく効かない訳でもなく、元気になる「ような気がする」という効果は確かにあるので。
「ような気がする」というのは、案外大事なことです。

そういう栄養が「ありそうな」ものや栄養があるものを食べてよく眠るのが風邪を治す一番の近道です。て訳でただいま寝込んでいる真っ最中です。
喉が痛かったり熱があったりするとプリンが食べやすくて食べて気持ちいいのでよく食べます。プリンは好きなので健康時でも割りと頻繁に食べますが。
しかし、回復期にはいつもチョコバットが食べたくなるのは自分でも謎です。


【今日の成分分析】
やまぴーの57%は髪型でできています。……と某ドラマの番宣を見て思った。

2006年04月20日(木) よこはまよこすかよこすべり。

みなとみらいー! えきちょー! ヘッドマーク!
ど、どうしよう。はげしく行きたいゴールデンウィーク。ヲタクなんだから仕方がないでしょう。

今年は観艦式もあるし、何度か神奈川県民のみなさまには御世話になるかもしれません。


【今日の拳銃は最後の武器だ】
221B戦記」をかっこいいと思う人は、やっぱり「ヲ」だろう、私を含めて。アニキのオタケビ。

2006年04月19日(水) 衰退中。

「吸」
この字は「すう」と読みます。
「吹」
この字は「ふく」と読みます。

だから「吹奏楽」と書いて「すいそうがく」と読んだり、「吹田」と書いて「すいた」と読んだりするのはおかしいんじゃないかなあ、と最近疲れ気味の頭がぼんやり考えています。
このところくたくたでしてね。ぐったり。


【今日のおれは間違っていない】
しずちゃんの姿見たさに「アテンション・プリーズ」を見る。

2006年04月18日(火) いい加減。

調子いいな、わし。

どれくらい調子がいいって、植木等先生くらい。


【今日の垣間見える】
生茶パンダからはうっすらと狂気が滲み出ている。

2006年04月17日(月) いまいまのきんきんがかつかつであっぷあっぷ。

もーだめー。


【今日の+LOVE】
トルコとトルコライスは何の関係もないがどちらも好きだ。

2006年04月16日(日) 簡単にできる難しいこと。

「食事」というものは、「料理」や「小道具」や「空間」というモジュールを組み合わせてつくられるひとつのユニットだと、ぼくは思っている。「料理」も、「素材」や「調理法」や「技術」などのモジュールが組み合わさったものだ。

だから、ひとつずつの「料理」が旨くても満足できない「食事」というものがあるし、その逆もある。
ひとつひとつの「素材」や「料理」はたいしたことがない味でも、一ト通り食べ終えたときに「旨かったな」と言葉が出てきてしまうような「食事」も確かにあるし、それぞれの「料理」が劇的に旨くても、一ト通り食べた後に「食事」としての旨さを感じられないことも、やはりある。
そして往々にして、食べることに未熟な人は料理のひとつひとつのできや旨さを云々しても食事としての旨さを上手に評価できない。

「物語」というものにも、似たことが言える。
細かな挿話のまとめ方や隠喩の含め方や修辞法のひとつひとつは巧いのに、ひとつの御話としてまとまりに欠けるものがある一方で、それぞれの技術は突出していなくとも御話として自立しているものもある。だいたい、前者は読んでいる途中はとてもおもしろく感じるが読了と同時に御話を忘れてしまい、後者は読んでいる間はさほどおもしろみを感じないが読後感が充実していることが多い。

「読む」ということは「食べる」ことに似ていて、誰にもできることのようで実は個人によってその技倆に差がとても大きく出てしまう。だから各モジュールを評価してユニットとしてのできを評価しない人もいて、後者の構造を持った物語は高い評価を受けづらい。みんな「おもしろかった」よりも「巧いな」と言いたいんだね。
しかしいまのぼくは、後者のようなものをこそ書きたいと考えている。

考えていることと、上手にできることとは勿論別のことだ。


【今日の苦笑い】
煙草の箱に書かれている警告文は、どうしてわざわざ不味い文にしてあるんだろうね。

2006年04月13日(木) リンゴねえさん変わったの着てはる。

← 袖

テレビでこんな↑デザインの洋服を着ている人を見た。


こんな↑風に着るのをしくじったりしないのだろうかと、それだけが心配。

これを踏まえて考えると、T.M.R.西川くんの「HOT LIMIT」の衣装は、大変な「着る技術」が必要なのでしょうね。すごいぞ西川くん。


【今日のどんどん深みに】
とうとうプロテインを一度に12kg買ったりクレアチンやオルニチンをサプリメントで摂ったりする人になりました。

2006年04月12日(水) 何がきみを半ばで思いとどまらせたのだろう。

着地点のない単語

言いかけて途中で呑み込んでしまったような。


【今日のどうしても】
「道産子」を「土産子」と書き間違える私を許してください北海道の人。

2006年04月11日(火) まだあるんだよ。

御無沙汰しております。
前回の更新時に「4月8日はお休みします」と告知させて頂きまして、その通りに4月8日はお休みさせて頂いたのですが、続いて9日、10日も予定外ながら休ませて頂きました。
「忙しかったんだよー」と、先月辺りのように言えたらよいのですが、急なお休みの直接の原因はそこにはないのです今回ばかりは。

厭な夢を見たのです。立て続けに。何度も。
数日前に割りと詳細な「厭な夢」の内容を書いて、その後もあまり夢見がよろしくなかったのですが、8日の夜から昨夜辺りまで、眠れば間違いなく厭な夢を見て、苦しさに眼が覚めて、覚めたら全身がくたくたに疲れていて身体を起こすことすらできない、という二日間を過ごしました。
8日は月夜で、高校時代の同級生たちと見に行った夜桜は月と相俟ってとてもうつくしく、気分よろしく帰宅して床に就いたのですが、夢がよろしくなかった。

その夜だけでなく、その後起き上がれなかったもので、そのまま眠るとまた厭な夢でぐったりした状態で眼が覚めて起き上がれなくて、うとうとしたらまた厭な夢、というスパイラル。夢そのものよりも繰り返してしまう事実そのものが悪夢でした。
あまりに立て続けに著しく高確率で厭な夢を見てしまうので、眠るのが怖くて眠らない努力をする、ということをはじめて経験しました。自分にはまだまだ知らないことは沢山あるのだと思ってはいたものの、こういう未経験のことに出会う機会に恵まれるとは思ってもみませんでした。厭な経験でしたが、厭な経験もまた貴重なものです。この経験はきっと生きているうちにネタとして活かしてみせます。手帳にメモした夢の内容は判読できない謎の文字になってしまいましたが、転んでもただでは起きてやんないんだぞ。

今日は起き上がれましたが今夜床に就いた後、夢を見ないとは限りませんし、その夢が厭な夢である可能性もまだまだあるのですが、取り敢えず経過報告。
それから、二日間寝込んだために予定が二日押しになっている上に差し込みで短編を一本書かなくてはならなくなったので、この頁や掲示板などに顔を出しづらくなる予定です。御了承ください。


【今日のオトナ小噺】
ハインツの容器が好きな人は、男性成分が豊かかもね。

2006年04月07日(金) くるくる真っ最中。

ときどき明日の風に吹かれる前にルリヲを探す旅に出掛けようとしてしまう衛澤です。ねえ君、だけどルリヲは見つからないよ。

ぽつり、ぽつり、と、自分が書いたものに対する御感想を間接的に頂いたりしております。その中に「愛」とか「ロマンチック」とか、自分が書き込んだ憶えがないものを拙作にお感じの方が割りと多くおられるのがおもしろいです。
「書き込んだ憶えがない」なんて作者が言ってはいけませんね。「無意識が書き込んだ」と言っておきましょう。読者が読み取れるものはすべて作者が書き込んだものです。だから読み取れるのです。そういうことです。
でもな。やっぱりおもしろいな。「愛」が何かよく判っていなくてその単語を耳にしても「あーいーそれはー♪」と反射的に歌うことしかできない人が書いたものに愛が読み取れてしまうというのは。

昨日から「おめでとう」メッセージを沢山頂いております。本来ならおひとりおひとりに「有難う」を御返しするべきなのですが、何分請けている仕事量に対してこなす仕事量が追いついていない状況ですので、ここでみなさまに一括して申し上げます。
みなさま、ほんとうに有難うございます。

なお、明日4月8日の当頁更新はお休み致します。


【今日の夢見がちな】
もしも私が家を建てたなら最下階をトレーニングジムにするでしょう。そして私はレースを編むのよ。編まないよ。サンドバッグを吊るしたい。

2006年04月06日(木) 永遠、やめます。

2003年の誕生日に33歳になってから、「年を取ること」をやめていました。毎年年令を加算して数えるのが面倒になっていたからです。その後何回誕生日を迎えても33歳、ということにしていたのですが、今年からは再び当たり前に年を取ることにします。今日から36歳です。

この3年間は誕生年が1970年なのに年令は33歳、と公文書でない書類を書くときに大きな矛盾が生じてもいました(流石に公文書には当たり前の年令を記入していました)。ぼくは全然困りませんでしたが書類を扱う人はきっと困ったでしょう。そういう点でも不便ではあったし、何よりも重要なことに気付いたのです。
「年を取らない」というのは、案外つまらないことです。

そろそろ中年だからこれ以上年令を重ねるのが厭だとか、老いたくないとか、そういうことを考えていた訳ではありません。ただ毎年年令が変わるのが面倒だったのです。しかし、3年間33歳をやってみて、毎年決まった日にひとつ年令を加算するという行為は、人が生きていくうちで「必要なこと」なのだということが判りました。
年令を経ることを面倒がってはいけません。部屋の掃除と同じくらい必要なことです。

遙か昔から「不老不死」を探して権力財力にものを言わせていた人や冒険の旅に出た人は沢山いたようですが、そういう人たちにぜひ伝えたい。年は取った方がいいです。老いないことも死なないことも、つまらないことです。いつまでも同じではないから、いつか終わるから、そのときそのときが愉しく貴重なのです。

毎年1回くらいは自分の年令を意識して、年の巡りを数える日、そういう日があった方がいいのです。1年に1度くらいは「現在の自分」とそれに見合ったものを確認しましょう。
と、自分に戒めつつ今日から36歳です。1年間限定です。そう考えると毎年貴重です。


【今日のいま一番ほしいもの】
春陽堂書店の江戸川乱歩文庫全巻セット全30冊。乱歩を読むなら春陽堂に限る。

2006年04月05日(水) 新しい版。

月初はその月の仕事をはじめるときなので、あまり時間の余裕がなくてこの頁の更新も滞りがちになる傾向にあるようです。と、いま更気付きました。
今日もお休みを頂こうかと考えていたのですが、この頁を覗いてくださる方には少し御時間を割いて考えて頂きたいことがありますので、書いておきます。

もう一週間近く前のことですが、日本精神神経学会から「性同一性障害に関する診断と治療のガイドライン」第三版が発表されたことをお報せします。昨年の五月辺りに新しい版が、という話だけは聞いていたものの発表されないままだったものが、やっと発表されました。ガイドラインに従う人も従わない人も、そのどちらかを選択する必要がない人も、治療そのものに反対する人にも、一度眼を通しておいて頂きたいと思います。
……今回はHTMLに直してくれなかったのですね。プリントアウトしやすいからいいか。

「読む」だけでなく、「何故これが必要なのか」、「何故第三版は第二版と異なっているのか」などをそれぞれ考えてくださると、もっとうれしいです。賛成する人も反対する人も、先ずは知ることから。そして考えましょう。


【今日のまさかほんとに】
腐女子のみなさま方が切望なさってました執事喫茶、ほんとうにできてしまったらしいです。メイド喫茶よりも行ってみたいような……もう一歩踏み込んで「秘書喫茶」や「助手喫茶」も希望。

2006年04月04日(火) 予告状が。

予告状が届きました。差出人は「怪盗1412号」。あの国際手配されているという稀代の大泥棒、通称「怪盗キッド」からですか! あわあわあわ。

怪盗1412号からの予告状

予告状は郵便絵葉書で、消印によると昨日4月3日に和歌山市内で投函されています。中央局管轄ということは、市内中央部から北部の地域で投函されたはず。予告の内容は以下の通り。

「4/6は衛澤さんの誕生日だ!!」

怪盗1412号が私の誕生日を予告……もしかして、盗まれますか、私!
(怪盗キッドって宝石しか盗まないんだろ?)
ワタクシ世界の宝ですから! 可能性大!
(相変わらず馬鹿なことしか言わないな、このおっさん)
もしも私が盗まれてしまったら東京の毛利探偵事務所に……ぐはっ。
(盗まれる前に息絶えてんじゃねーぞ、オヤジ)
久々に外野がうるさいですが、それはさておき盗まれないための手段を―――盗まれる前に盗め?
(誰かどうにかしてやれよ、このおっさん)

この予告状の消印は昨日平成18年4月3日限定の消印ですよ。しかも中央局でないと捺して貰えない。取り敢えずレアアイテムなので有難う怪盗1412号。


【今日の意外な盲点】
ビビアン・リーとビビアン・スーは違う人だ、気を付けたまえよ。

2006年04月02日(日) 胡蝶とも邯鄲とも。

ぼくは駆け出しの芸人だか俳優だかだった。
新しいドラマの撮影現場にいて、或る人にとても気を遣っていた。その人は、ぼくが幼い頃はコメディエンヌやリポーターをやっていたけど現在では大女優と呼ばれるYズミPン子さん。Pン子さんはその現場では女王さまで、誰もが彼女の言うことのすべてを聞き入れなければならなかった。彼女の命に背くことは芸能界での生命をその場で断つということでもあった。

息苦しいまでに緊張してPン子さんとの現場を重ねるぼくという若手は、或る日、何故かPン子さんに御食事を御用意する役目を仰せつかる。Pン子さんはスパゲティミートソースが好物なのでそれを調理して差し上げることになったのだが、Pン子さんは大変なグルメなので麺のゆで方ひとつでぼくの芸能人生命が左右されることになる。
ぼくはとてもとても慌てて焦って緊張して、どうしていいか判らない状態にまで追い詰められた。

そこにとてもよい相談相手が現れる。Pーターさんである。Pーターさんはとても料理が上手で芸能生活も長いからきっと助けになってくれるに違いない。
Pーターさんだって駆け出しのぼくにとっては大先輩で、口を聞くのも畏れ多い存在のはずなのだがPン子さんよりはずっと話しかけやすく、ぼくの相談にも気易く応じてくれた。
さて、Pーターさんが与えてくれた解決策は―――。

というところで、ぼくは目覚めました。つまり、上記の内容はすべて何の脈絡もない昨夜(今朝)のぼくの夢です。
こうして改めて文にしてみると何だか馬鹿馬鹿しいのですが、夢の中でぼくはほんとうに追い詰められて精神的に苦しくて、問題解決に限りなく近付いてはいるものの解決しないままに夢を終わってしまったので、とてもブルーな気分で目覚めました。目覚めた途端に疲れていました。おまけに窓外は暴風雨でした。

YズミPン子さんもPーターさんも実在の俳優さんですが、ここに書いたのは飽くまでぼくの夢の中でのことであって、実際の御二人とは何ら関係がないことは改めてお断りしておかなくてもみなさんオトナですから大丈夫ですよね?


【今日の明らかな差異】
「満足感」と「満腹感」とは違うところに生じる。

2006年04月01日(土) 卯月朔日。

おれはうそはつかないよ。

という「うそ」。


【今日のビバ誤変換】
「円取り蹴り☆円取り蹴り」という間違いによってやっと憶えた彼の別名。


エンピツユニオン


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