衛澤のどーでもよさげ。
2004年11月30日(火) 価値あるプリン。

このまま病院へ担ぎ込まなくてはならないか、と思っていた人が快復して来宅してくれた。「ワ○ダおばさん」のプリンを持って。「助かった、有難う」という言葉と一緒にプリンを貰った。

ぼくは何もしていないよ?

何もできなかった、というのが正しい。何もできないから医者に連れて行って「ゆっくり休みな」と告げただけ。それなのに御礼を言って貰って、お金がないのだろうに手土産まで貰ってしまった。

貰ったプリンは、とてもおいしかった。きっと、同じものを自分で買って食べるよりずっとおいしかったのだと思う。ぼくが食べたプリンには、くれた人の気持ちがこもっているから。
「情けは人のためならず」ってこういうことかあ、と思った。

2004年11月29日(月) 背と腹とは違うのよ Vol.2

背と腹は違うので背に腹は代えられません。
フルタイムで副業しなくてはならないかもしれません。じゃあ本業はどうなるの、と言われましても私にも判りません。

この先どーなるのかなあ。
と訊かれても困りますよね。私自身にも判らないことなのに。取り敢えず、吐息。

2004年11月28日(日) 自腹プレゼント。

今年のクリスマスプレゼントは、「ハウル」観賞にしようか、と思っている。

いまひとつかなあと思っていたかの作品だが、観てきた人の話によると、ファーストシーケンスを観るだけで1200円(前売観賞券の値段)はペイしてしまうらしい。但し、見る人がアニメーションの「動き」を見たい人なら、という条件付き。
私は春先の劇場予告で既に「あの動きを見るだけでも価値があるかなあ」と考えていたので心動かされています。

例の主人公の声については心配していたほどもないらしい。という訳で、何とか捻出してレイトショー観賞券を自分にクリスマスプレゼントしようという 企み 試み。
迫力ある映像は、やっぱりスクリーンで観たいものね。

さて、「ポーラー」はどうしよう。

2004年11月27日(土) 背と腹とは違うのよ。

本棚から30冊ばかり抜き出して売却しました。

号泣。

生命の源とも言うべき書物を手離さなければならないのは厳しく痛いことですが、背に腹は代えられない訳でして、どうしようもないのであります。
30冊売却して2300円。半月くらいは生き延びられます。がっくり(生き延びられるのにがっくりか!)。


【今日の赴くところ】
DQ8CMで、中居ちゃんはやたら喋りたくっているのに吾郎ちゃんの台詞が微かに聞こえる「見たい…」だけなのは、彼のキャラクタ性のためなのか収録時間がなかったからなのか立場の弱さが表れているのか、そんなことがDQそのものよりも気になるDQ発売日。
あ、あと「ハムの人」が眼鏡を掛けた姿がやたら吾郎ちゃんと似ているのもとても気になっています。

2004年11月25日(木) 雑感。

「ハウル」より「ポーラー」かな、と思ったりもしている。
でも、フルCGの意味は何処にあるのか教えてほしい。「リアルであること」が眼目なら、俳優を使った方がずっといいでしょ? 「ほんもの」なんだから。
T・ハンクスのひとり5役振りに期待をよすのねん。


【今日の大決定】
大つごもりは某色分け歌合戦を観戦してマツケンサンバを歌い踊りながら陽気に年越し。誰にも邪魔させないよ!(誰も邪魔しねいよ)

2004年11月24日(水) しんどいときもある。

もう駄目だ。
何も考えられない脳が勝手に口からそれを吐き出してしまうほど疲れてしまった。
そんなときに届いた、生命の本

「ありがとう」と、思った。

姉さん。
姉さんはぼくよりももっとしんどくて大変だけれど、きっと、「生きているのも悪くない」と思えるようになるから、いまはがんばらなくていいから、乗り越えましょう。ぼくもできる限りのことをするから。
しんどいと思うことに、そんなに罪を感じないで。

姉さんがこの生命の本の魅力を充分に感じられる日まで、紹介を控えておきます。いまの姉さんには生命の眩しさはつらいかもしれないから。
遠くない頃に、生命を見つめる素敵なことを愉しむことができる日が訪れると信じて。

2004年11月23日(火) 香川にて(その3)。

天候が心配だったのですが、降るはずだった雨は1日2日早く降ってしまったので高松市はよい御天気でした。時間さえ許せば高松市内を観光したかったのですが時間も金もなかったし、しかもデジタルカメラを忘れて行ったしで特に何も見ずに帰路につきました。でも、代表の方をはじめプラウドのみなさんには沢山学ばせて頂いたので借金してでも行ってよかったです。
プラウドのみなさん、ほんとうに有難うございました<(_"_)>

高速バスの車中ではCDを聴きながら本を読んでいました。B'zを聴きながら読む与謝野晶子は静寂の中で読むのとまた味が違っておもしろかったですよ。情熱的な女性の情愛が、イナバ兄貴のセクシーヴォイス(笑←笑うな)と相俟ってはげしい情念の世界を眼の前に脳内に繰り広げてくれますよ。
種田山頭火とJ.K.ローリングも持っていったのですが、フェリーでは乗って直ぐに急速潜行(苦笑)したので読めませんでした。久し振りに読書に充てられる時間ができたのに勿体なかったかな?

船の上から見る波間に遊ぶ光や十日月(だったよね?)は格別でした。やっぱり船は、海はいいですねえ。旅客機より列車より船が好きですよ私は。

フェリーで寝ていたらまた痴漢に遭いました。さわられたのではなく、さわられに来られました。若い坊主のお兄さんでした。厭ではなかったのでさわっておいて差し上げました。よろこんで頂けたでしょうか。ゲイのお兄さんは割りと積極的です。

さて、地元に帰ってきました途端に、香川県で沢山の収穫があったものでやらなくてはいけないことが沢山になりました。また忙しい忙しいと三月兎のように言わなくてはならなくなりそうです。今日は一日お家にいました。いい御天気だったのにな。でも布団を干したり洗濯したりもできたからいいかな。
キイボードを叩き続ける一日でした。虎井さんにも「また原稿くださいよ」なんて言って頂いたし、小説書きたいなあ。でも当分お預けです。

2004年11月22日(月) 香川にて(その2)。

さて、永易さんのためになる御話を頂いた後はプラウドさんの交流会に参加させて頂きました。プラウドさんはミックスサークルで、さまざまなセクシュアリティの人が集まっています。ゲイ(ビアン)の人、Aセクシュアルの人、GIDの人、その中でもさまざまな考え方の人がいて、沢山の視点からいろいろな御話を伺えて愉しかったです。ぜひ、この愉しさを当県でも活かして同じかそれ以上の愉しさを紡ぎ出せる団体を育て上げることができればよいな、と思いました。

その交流会に、途中から作家の虎井まさ衛さん(御著書はこちら)がいらっしゃいました。愛媛県で講演をなさってその足で香川県に立ち寄られたとのこと。すわられた席から少し離れたところにいた私を見つけて手を振ってくだすったのには吃驚。
だって、前にお会いしたのは早や5〜6年前で、そのときは御挨拶程度に顔を見て貰っただけだったのですから。FTM日本出版発行第1号が私の詩集だった、というのが大きく影響していますでしょうか。

また、翌日は東京に戻られる飛行機のお見送りに行かせて頂いたのですが、出発まで少し時間があるからと空港内の喫茶に御一緒させて頂きそればかりかコーヒー&パンケーキを御馳走して頂きました。プラウドさんの会員の方も同席して頂いたのですが、「プラウドさんには御世話になっているからお返し」と言って御馳走してくだすったのです。ワタクシ会員でないのに便乗したかたちになってとても申し訳ないです。

この席で知ったのですが、虎井さんも甘いもの好きだそうです。同輩と言うことで握手して頂きました。「おじさんひとりでファミレスやら喫茶店やらに入ってパフェ食べたりするのも恥ずかしいですよね」という話をしたらば「じゃあ、いま食べましょう!」と言ってくだすって。でも、残念ながらモーニングタイムだったのでパフェはメニューから外れていました。
あ、この喫茶で歌手のS川E子さんをお見掛けしましたですよ。ブラウン管を通したイメージとは違って凛とした、恰好いい方でした。虎井さんと同じ便に御搭乗だったようです。

で。
同席したプラウドの方に虎井さんは「(衛澤は)小説が巧い」と言ってくださいまして、そのときはうれしくて有頂天になってしまいましたが後に、「巧い」と言われることをよろこんでいるうちはまだまだアオいよな、と我に返りました。わざわざ「巧い」なんて言われるまでもないくらいにならないといけませんよねー。
だって、競馬の騎手に「乗馬が上手ですね」なんて言わないでしょう?
などと考えてしまいましたが、でも秀でた方に言って頂いたのだからよろこんでいいのか。秀でた人に秀れていると言って頂けることは稀れですものね。やっぱりよろこんでおきます(^^)v

虎井さんは御多忙なのにお疲れだろうにいつもとても穏やかに親身に会話してくださいます。初対面だったらしいプラウドの方たちも「いい人だね」としきりに感心なすっていました。偉い人なのにまったく偉そうじゃないところが偉いのですね。
興味深い御話も聞きました。でも、Web上ではちょっと憚られる内容なので割愛です。

2004年11月21日(日) 香川にて(その1)。

当県内性的少数者自助団体発足に当たり発起人が何の智識も持たないので付け焼き刃でもないよりまし、ということで「何も判らないので何をすればよいのか教えてください」という非常にに情けないメールを各地の団体宛てに送りました。

「手前で調べろ」と言われて当然と思っていたのですが、快く回答くだすった代表さんは複数おられました。東北のM木さん、四国のF田さん、ほんとうに有難うございます。御二方ともとても丁寧な御回答をくださいました。

さて、香川県高松市を中心とした性的少数者自助グループ「プラウド in 香川」さんもとても御親切くださいまして、本日開催のワークショップ&交流会に招いてくださいました。
30年振りに乗るフェリーで紀淡海峡を越えて徳島県へ、そこから高速バスに乗り継いで高松市まで、出向いて参りました。
という訳で、当市−高松市−当市の2日間のことを3回くらいの連載にしたいと思います。
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半日掛けて辿り着き、午後からはプラウドさんのワークショップ「わたしが作るわたしだけのライフスタイル」に参加させて頂きました。講師は永易至文さん。前半は永易さんの講演を拝聴して後半は質疑応答という組み立てになっていました。

性的少数者、特にゲイセクシュアルの人がミドルエイジに差し掛かったら、どのように成熟・充実した、不安の少ない人生を送ればよいのだろう、という御話でした。
とかくいまの日本は心身の性が一致していてヘテロセクシュアルであることが当然となっているため、ゲイセクシュアルやGID当事者には使えない「制度」が沢山。社会制度から閉め出されてしまうこともしばしば。さて、どのように「当然の人たち」と同じく等しく当然の安心や倖せを享受すればよいだろう、ということです。

細かく述べるととても長くなりますので肝心なところではありますが割愛します。詳細は永易さんの「にじ」をお読みになるなどすると問題意識が湧いてきてとてもよいと思います。とにかく考えないとことは解決しません。そしていまは諸々が問題のただ中にあるので一ト口に言ってしまえないのです。

思ったのは、日本の「家庭」や「家族」はほんとうに「血」や「婚姻」に縛り上げられてしまっているな、ということです。血縁があるか婚姻しているかしないと大切な人の最期を看取ることすら許されないのです。そしてそのことに永易さんの御話を伺うまで思い至らなかった自分の問題意識の低さも困りました。

そして、対比として取り上げられたのは米国サンフランシスコ州。何と人口の3割ほどが性的少数者だそうで、それだけの割合だと最早や「少数者」ではありませんね。性的少数者にとってはかなり拓けた土地のようです。何せ、ゲイコミュニティのイベントスポンサーにリーバイスやらバドワイザーやらの大企業が普通にぽんと付くのですから。
日本だと企業イメージが云々で先ず企業がスポンサーに付いてゲイパレードのパンフレットに広告を掲載するなんてこと、ほぼありませんよね。まだまだ日本の世の中は偏った眼を持っているようです。

そう言った日本の現状を「制度」を変えることで住みよくしていきましょうよ、というのが永易さんの御話でした。それはいまのところゲイセクシュアルだけの問題ではなく、現状だと法的には同性になってしまうヘテロセクシュアルGID当事者とそのパートナーさんにとっても同じように問題は降り掛かってきているのです。ほんとうに、いまの日本は問題山積です。
こんなときにG民党は無茶なことばかり言い出すのでひやひやものです。

2004年11月20日(土) 土鍋の魔力。

「ひとり土鍋」を譲って貰いました。

土鍋がほしいなとは思っていたのですが、ひとり暮らしだしそんなにしょっちゅう鍋ものなどする訳でもなし(ひとり暮らしの鍋ものは却って食費が高くつきます)、まあいいかで早や6年。
しかしついに手に入れましたですよ。

母子ふたり暮らしの姉の家。姉と甥っ子とでひとりずつ小さな土鍋を購入したものの使わないまま片付け込まれているので要らないかと訊いて貰ってほしいと即答して貰ってきたのです。
早速湯豆腐食べました。豆腐と、もやしと、ちょっと奮発して豚肉と。ぽん酢で食す。

うわー、と声が出るくらい旨かったですよ!
フツーにアルミ鍋でゆでて喰おうが土鍋でゆでて喰おうがどっちも水ゆでだろう、と思いきや、全然味が違います。ブラボー土鍋。土鍋は炊き料理の、焼き料理における炭火のようなものですよ。土鍋で炊くだけで、それだけで美味。夢のよう。

という訳でそのカンドーを表題にしてみたら某有名グルメ漫画の副題みたいになりました(苦笑)。


【今日の見るとこ違うかな】
さくらちゃんより知世ちゃんより李くんのセーラー服に萌えてしまっています(地上波再放送)。だってセーラー服は水兵服だからもともと男性用だものね。男の子の方が似合って当然だよね。うん。

2004年11月19日(金) ほにゃほにゃ。

脱力擬音表題シリーズ(いつシリーズ化したのか)第3弾。失敗してしまったときの心情です。

今日はNPO設立活動の一端としてNPO日本ネットワークセキュリティ協会主催「インターネット安全教室」に参加してきましたよ。9割方が既に知っている・行なっていることばかりだったのでたいして参加の意義はなかったかのように思われるかもしれませんが、講師先生の御話がおもしろかったし参加無料だったしで結果としておトクでした。

会場までは少し遠いのでバスに乗りました。路線バス。乗合バス。ワンマンバス。何だか何れも死語になりつつありそうな気がする言葉ですね。「乗合」で「ワンマン」なんていまでは当たり前だしね。

で。
そのバスに、帰りに乗り違えてしまいましてね。

5分違いでそれぞれ反対方向へ行くバスが同じ停留所から出ていたのですよ。どっちがどっちだったかな、まあ5分しか違わないのだし停留所で待って帰り方向のバスに乗ればいいや、とか思っていた訳です。

そろそろ時間だ、と思って建物の外に出たら丁度バスが停留所に停まろうとしているのが見えました。慌てて走りました。そして乗りました。乗る前に行き先を確かめろよ、とは乗ったバスが動き出したときに気付きました。
案の定反対方向行きのバスでした。ほにゃほにゃ。

何ごとにも余裕を持って取り組みましょう、という教訓めいた失敗でした。その後何も予定がなかったからよかったですけどね、人さまに会う予定でも入っていたらとんでもないことになるところでした。


【今日の疑問】
「いちごメロンパン」って、何ですか。

2004年11月18日(木) へろへろ。

昨日が「へなへなぴー」で今日は「へろへろ」ですか。全然しゃきっとしませんな、わし。
今日も今日とて、くたびれておりますよー。忙し過ぎ。そんなにひどいと思わないままに外出したら中途でくるんくるんアタマの中がまわって倒れそうになってしまいました。しゃがみ込んだから倒れなくて済みましたが。

週明けには県外へ出掛ける用事が急にできましたしね。て訳で21日日曜日22日月曜日はわたくし不在であります。日記も掲示板も携帯電話から確認及び書き込みできますから管理はしますけどね、日記を書いている場合かどうかは当日にならないと判りません。
来月は講演会に出席。私は講演を聞く側ですが。
坊さんも走る年末ですから(「師走」の「師」が坊さんのことだって知らない人、案外多いんだね)私なんぞ全力疾走しないと間に合わない訳です、いろんなことが。

そんな忙しい中。
豆腐のみそ汁はとても美味ですが、豆腐のクリームシチューも美味だということを発見しましたですよ。これは当たりです。サウザンアイランドドレッシングはダメだけどね(苦笑)。

2004年11月17日(水) へなへなぴー。

今月はじめ辺りに取材して貰った記事が地元ローカル紙今日付号に掲載されました。思っていたよりも広い面積を取って貰って結構目立つ記事になっています。堂々とワタシの写真なども載って。
しかし、アレですな。私はどーしてこうもデッサンの狂った容姿をしているのでせう。

しかしなあ。
私、きちんと御話させて頂いたつもりだったのに、できていなかったのですね。取材してくだすった記者さんも熱心に聞いてくだすったのだけど、間違って伝わってしまったのかもね。今年はじまった連載作についてこう書いてくだすっているんだわ。

「連載中の『天気晴朗なれど波高し』は、肉体的に女性ながら男として生きることを決意してゆく主人公の姿を友人の視点から描いている」

……違うの。
違うのですよ。違うんだーッ!(絶叫)

たくぼんは主人公ではないです。「天気…」の主人公は飽くまでじろすけなんですよ。ようやく間違われなくなってきたなあ、と一ト息つこうかとしていたところにコレでして、がっくりというよりへなへなぴー、です。
「主人公が当事者ではないことがウリ」みたいなことを言っておいたのですけどねー?
「敢えて当事者を主人公から外しました」って間違いなく言いましたよ?

確かにじろすけはドイルの「ホームズ」シリーズにおけるワトソンくんの立場にいますけどね、「ホームズ」シリーズと違うのは、観察役がそのまま主人公だってことなのですよ。

てなこと言ったところで言わなかったところで、解釈はすべて読み手に委ねられてしまうので、もしかしたら、じろすけでもたくぼんでもない奴を主人公だと思ってしまう人も出てくるのかもしれないし、それについて書き手はとやかく言ってはいけないのですけどね。
でも、とほほでへなへなぴー、です。

あー、それだけ「目立たない主人公」に育て上げられたことについては、満足しておりますよ。ハイ。

2004年11月16日(火) 禁断症状。

書きたいよう。小説書きたい。

連載の最終話を納稿した後は年明けまで休んでやる。そんなことを毎月の締切に追われているときには考えていました。ところが。
実際に最終話の納稿を済ませてWeb関係の仕事ばかりをやっていると、とにかく文章を、小説を書きたくてたまらなくなってきました。でも、いまやっているWebの仕事は先送りにはできないから(締切がある)手を止める訳にはいかないのですが。
それでも書きたいものは書きたい。

明るいものをここ暫く続けて書いてきたのでここら辺で暗くてしょうがないものとかどろどろしてどうしようもないものとか書きたいです。あと、読切短編のプロットが1本分上がっているのでそれもかたちにしたい。
やってる暇ないんですけど。だからここで愚痴垂れてるんですけど。判ってるんですけど!
叫んでも何もなりません。「けど」と逆説の接続詞を語尾につけることで内側にこもったもやもやが余計に行き場を失くします。ふう。

2004年11月15日(月) 働けど。

いま抱えている仕事をちょっと休んで、今年書いた原稿の整理をしました。一作書き終えてしまうまで没原稿もすべて置いておくので手許の原稿用紙(記入済み)は2000枚近くになりました。
で、決定稿(採用になった原稿)のみを保管して没原稿は処分しようとまとめたら、没原稿の方が多いでやがんの。とほほ。

決定稿のみだとだいたい830枚です。今年はよく仕事しましたね私も。単行本2冊分は確実にあります。だから単行本にしてください>何処かの出版社さん。
紙ベースで読みたい読んで貰いたいという気持ちもありましてデジタル媒体で発表になったもの(今年書いたものの9割がそれ)も紙ベースでの発行に繋がればいいなとひっそりと思っています。

没原稿、そのまま紐で縛って資源ごみの日に出すの、厭だな。シュレッダーがほしいと、こういうとき思います。全自動のシュレッダーがあっても処分には小一時間掛かるだろうなあ。手まわしシュレッダー(それ「シュレッダー」って言わない)だともっと。

2004年11月14日(日) すいましんはやぶさ。

あんまり忙しくて日記を書くのを忘れてしまいましたよ。

ということを当日の日記に書くという何となく逆説的なことをしてみました。

2004年11月13日(土) うっかりな姉ととほほな本。

うっかりさんの私の姉は今秋うっかり「世界の中心で、愛をさけぶ」ハードカバー版を新書で買ってしまって「あーあ」と言っていた。そして今日久し振りに会ったらばまたもや「あーあ」ってことをしてしまっていた。
「電車男」買ってやがんの。そんで「あーあ」って言ってるの。「何が何だか全然判んない」って。話題性「だけ」で本を選んじゃいかんよ。

確かに「いい話」なのだろう。
しかし、これを「物語」として「新潮社」が売り出すのは如何なものだろう。物語を書く者の立場から言えば、これは決して「物語」などではない。「いいおはなし」に過ぎない。そして「紙の上の過去ログ」に過ぎない。
おそらく私のうっかりな姉は「小説」だと思ってわざわざ新書で定価で購入したのだろう。某2のつく掲示板の存在も知らないままに。だって私の姉はインターネット環境とは無縁の生活をしているのだから。

これは新潮社ともあろう出版社がやることではないよなあ。幻冬舎あたりがやることだと思う。何を思ったかな、新潮社の編集者さんは。会社の姿勢を疑われることになるのではないだろうか。「電車男」という「書籍」のできや実績はともかくとして。

新潮社の「仕事」は評価されるべきだとは私も思う。装丁や紙の択び方、「中野独人」という集団ペンネームの名付けに「物語」として何とか成立させるためのログの編集、そして某2のつく掲示板であることを活かすための特殊な組版など、ほんとうに大変だっただろう。「電車男」という書籍に関わった新潮社及び外注先のみなさんにはこころから「おつかれさま」を申し上げたい。

2004年11月12日(金) 椅子男。

連日当県初のセクシュアルマイノリティ自助団体稼働のために奔走しております。そんな中、時間の隙間を縫って心療科定期受診。少し前の著しい不調もうそのように治まり、その旨伝えた上で団体設立について幾らか医師と話しました。

持病にパニック障害があるために、私は大勢の人の中にいたり少人数でも長時間人前にいたりするととても疲れてしまい、ひどくすると過呼吸などの発作を起こしてしまいます。過日団体のプレ会合を行なったときも会合中はさして何もなかったのですが終わって帰宅した途端に一気にしんどくなってしまいました。

ということを医師に話したところ「大変ですよねえ、パニック(障害を)持っていると。しかもあなたチェアマンですしね」とのコメントを頂きました。
チェアマン。その言葉を聞いて直ぐに出てきたのが今日の表題です。バカっぽいですね。「ぽい」のではなくほんとうにバカなんですけど。
「chairman」には「主宰」とか「議長」とか「会長」という意味があるのですね。確かに私が「代表」なので「チェアマン」ですね。発起人だし。「発起人」と言えば聞こえはよいですが、要は「言い出しっぺ」です。だから何でも仕切らないといけません。

碌々何も知らないままに動き出してしまったものだから、いろいろと多方面に御迷惑をお掛けしています。成長したら御恩は倍返し致しますので各方面のみなさま御容赦ください。
と、しおらしいことを言いながらも「椅子男でなく椅子人間というと江戸川乱歩っぽいなあ」とかどーでもよさげなことを考えていたりします。


【今日の御免ね】
この「エンピツ」さんの日記帳はリファラーを閲覧することができます。それを逆に辿ることもできます。それで見てみたらば昨日から今日にかけてやたらにGoogleで「ハン級」を検索してやってきた人の多かったこと! 昨日付の当日記に中国の潜水艦「ハン級」のことをちらりと書いたからですね。
でも御免ね。
おそらく検索してやってきたあなたが知りたかったことはこの日記には書いていなかったでしょう。何せ「どーでもよさげ」なことしか書かないっていう方針だからさ。

2004年11月11日(木) 黄色い潜水艦音頭。

日本近海に国籍不明の潜水艦が出没していて海上保安庁が威嚇射撃したとか何とかの報道がありまして、その潜水艦は「中国の漢型の可能性」があるとの追報道を見ました。
P3Cオライオン(海上自衛隊対潜哨戒機)が緊急発進などして大変ですな。

ところで、漢型。

「おとこがた」とか読んだ方はおられませんか? いえいえ、これは「ハンがた」と読みます。だから20年くらい前に公開されたジェット・リー(当時リー・リンチェイ)主演の映画「阿羅漢」は「あらはん」と読んで間違いはなかった訳です。「どうやっても"あらはん"とは読めない」とか言っていた人がいましたが。

通常、潜水艦の型は「型」とは言わずに「級」と言います。だから「ハン型」ではなくて「ハン級」。百貨店とか電鉄とかブレーブスは関係ありません。中国の潜水艦で一番大きな型ですね。イギリスで言えばトラファルガー級、ロシアで言えばタイフーン級、アメリカで言えばシーウルフ級くらいに当たるのでしょうか。戦略型とか弾道ミサイル搭載型とかいろいろ分かれるので単純に比較できないのですが。

ちなみに海上自衛隊の最大艦は「おやしお型」です。他所の国の艦は「級」なのに自国の艦は「型」なのね、何故か。日本の潜水艦はすべて「しお」が付きます。おそらく一番有名なのは「なだしお」ではないかと。衝突事故を起こして毎日のようにニュースで連呼されていたから。
洋上艦は「ゆき」クラス、「かぜ」クラス、「なみ」クラスという風に「クラス」で型分けされていたりします。じゃあ「級」でいいじゃないか、などと思いますが如何ですか。

今日の表題は英国の有名ミュージシャン4人組のヒット曲を邦訳&民謡風アレンジして金沢明子さんが歌っていたやつです。


【今日の縮小】
初夏に入らなくなっていて吃驚した半丈のズボンが入るようになっていました。ちょっとは縮んだのでしょうか、私。

2004年11月10日(水) 豆腐のカドに頭をぶつけよう。

安くて腹が一杯になって栄養も摂れる食材として「豆腐」が存在します。自宅近所のスーパーマーケットでは1丁25円という激安価格で売られていたりもするので当分豆腐で腹を満たそうと3丁ばかり買いだめしていました。半丁あれば1食分の満腹感を得られます。

しかし、毎食豆腐のみは毎食米飯のみよりもずっと飽きやすいのですね。どんなに空腹でも。
そんな訳でちょっと変わった食べ方をしてみようと、安価(100円)で売られていたサウザンドレッシングを買ってきて、それで食べてみました。

みなさんに忠告。
豆腐はドレッシングでは食べない方がよいです。おいしくありません。むしろ不味いです。
これはドレッシング自体がおいしくなかったせいかもしれませんが。それが「1000ドレッシング」なる商品名のQピーさんの製品だったなんて口が裂けても言えn(断線)
スタンダードな食べ方をした方が確実においしいですよ、という教訓めいた御話でした。

【今日の謝罪】
御免なんしょ。
昨日付の当日記に書きました「NONFIX」なる番組は関西地方では放送されませんでした。関西地方でこの番組のために夜中に起き出した方、夜中まで起きていた方、大変申し訳ありません。

2004年11月09日(火) 胡散くさくて。

県内初のGID自助グループ発足のため、その会合場所を探して歩きまわっとります。今日は「発足するので協力頼む」と御願いした県や市の施設に詳細説明(それほど詳細でもなかったけど)に呼び出されて行ったその足で、幾つか会議室などがある施設をまわりました。

大抵は施設の受付窓口や事務室に顔を出して、これこれこういう理由で安価で土日祝日或るいは平日でも夜の時間帯に貸して貰えるところを探しています、と申し出ます。今日行った中でひとつ。

受付のお兄さん職員さんが、ものすんごく胡散くさそうな態度で対応してくれましてね。最初に「市内で作家業をしています衛澤です」と名乗って名刺をお渡ししているのに一ト通りこちらが説明した後に「(あなたは)何をされている方なんですか?」と問い直されました。「お前なんか相手にしてる暇ないんだぞ」とでも言いたげな態度で。

でも、もう一度「性同一性障害という障害を持つ人が世の中にはおりまして、当県内にはその当事者のための自助グループというものがこれまでありませんでしたのでこの度発足の準備をしているのですが、そのための会合場所を探しているのです」と、もう一度同じことを言ったら、今度は普通な加減に丁寧に会場の説明をしてくれました。

いまのところそのお兄さん職員さんがいる施設が借りるには一番適した条件を備えているので御世話になる可能性が高いのですが、どうも私は「宗教の人」とか「不法活動の人」とかに思われていたみたいです。
理髪店では「ヤ」の人と思われて怖がられたこともありますし、ワタシそんなに胡散くさいですか。何だかなあ。


今日放送らしいです。
今日の夜中と言いますか明日の早朝と言いますか、そういう時間に放送されますので、全国ネットらしいので、夜更かしするなり早起きするなりタイマー録画するなりして御覧になるとよいと思います。
御覧頂きたいと思いますしね。

2004年11月08日(月) あーもう。

……って言いたくないけど言ってしまうときってありますよね。私はいままさにその状況にあります。

やらなければならないことが沢山。でも自分はひとりで1日は24時間しかなくてしかも自分は仕事の手が遅い。その上こまごまとした厄介ごとが次々と舞い込んでくる。
カミサマ、おれが何か悪いことしましたか!
とか絶叫しそうです。悪いことはしてますけどね、沢山。

肩から上(特にアタマの中)ばかりがやけに疲れています。こんなときはほら、「SAY HELLO!」でも見て和みましょう。下のバナーから行けますよ。




……って、見ている時間もなくて(号泣)

2004年11月07日(日) 発足。

当県にはGID(性同一性障害)当事者のための自助グループがひとつもありません。だから、ぼくは自分が当事者であることが判ってからも何をどうしていいのかが判らずにとても困りました。当時はインターネットなどというものも一般的ではなく、「性同一性障害」という言葉が日本語として生まれたばかり、「GID」という略語すらありませんでした。

現在はGIDについての書籍も沢山発行され、インターネット上の情報量も増えてきました。でも、地元に頼れる機関だとか相談できる当事者の知り合いだとかがないことが不安なのは、当時もいまもきっと変わりはないのだと思います。
実際、ぼくが御世話になっている心療科でも当事者が困っていて相談に来るが紹介できる自助グループがなくて困っていると医師が仰っていました。

そこで、ないならつくろう、と動き出すことにしました。ほんとうは昨年にそういうことをはじめ「かけた」のですが、連載業務などで身動きが取れなくなって放置してしまっていました。
この秋からはまた何とか動けるようになってきたので行動をはじめた訳です。

そんな訳で、当市内で自助グループ発足第1回めの会合を、今日行ないました。ぼくが見知っている人にしか声を掛けられなくて小さな集まりでしたが、活発に意見を出してくれる人もいて、ぼく自身が自助活動について何も智識がない状態なのですが、よいグループに育っていきそうな予感は得られました。

何と言っても愉快なグループ名が付きました。
これからグループのWebサイトを拵えて当サイトからもリンクをはります。活動について勉強もしていきます。同郷の当事者さん、先ずは仲よくなりましょう。そして、互いに励まし合い助け合いましょう。

自助グループについて興味を持たれた方はこちらまでメールでお問い合わせください。

2004年11月06日(土) 忙しい……?

何だか細かい用事ばかりが立て込んでほんとうにやらなくてはならない仕事が進まないのですけど気のせいですか。
仕上がった原稿が手許に1枚もないんだから気のせいではありませんな。1枚も……。

号泣。

やたらに空腹感ばかり強く感じるので自棄になって豆腐を一丁まるまる一度に食べたら胃が痛くなってしまいました。とことんおバカですね、わし。
こういうときこそ呟こう。「とほほ」、と。


【今日の決意】



予約しましたよ。届くのが愉しみ♪ 倖せがぎゅっと詰まった1冊。

2004年11月05日(金) 取材して貰いましたよ。

地元折込新聞社に取材して貰いに押し掛けてきました。オラオラ取材しろ宣伝しろ、という図々しい姿勢(´・ω・`)
にもかかわらず丁寧に御話を聞いて頂きました。N社のT垣さん、有難うございました。もしかしてもしかすると、ココ御覧になってるかもしれませんからね。御覧になっていたら掲示板に書き込みしてください。と、またもや図々しい御願いなんぞして駄目さんでしょう>自分。

取材して貰うのに、こちらに来てくださると申し出て頂いたにもかかわらず仕事場が狭くて片付ききらないものだから、社まで御邪魔しなければならなかったのがちょいと情けなかったり。図々しい上に厚かましくて申し訳ないです。

小説のこともGIDのことも丁寧に熱心に聞いてくだすったので、とてもうれしかったです。下調べもきちんとしてくだすっていたし。自転車漕いで御邪魔した甲斐があるというものです。沢山の人が今日の取材記事を読んでくださるといいな。うん。

そんで、双葉社さんのときもやってしまいましたが、ワタクシまたもや一方的に喋ってましたね。T垣さんはほんとうに訊ねたいこと、知りたいことを訊くことができたのでしょうか。いまになってちょっと不安になったりしています。
御免ね。と、こっそり謝っておきまス。



【今日の愉しい記事】



結構好きなんですよ、これ↑

それと。

ジャックラッセルテリアがブームになるかも、ですね。

2004年11月04日(木) 肉体関係。

……と言いましてもHする相手との関係のことではなくて、今日行ってきた仕事の内容です。肉体労働だった訳です。肉体関係の仕事(笑)。表題を見て期待してしまった方、残念でした。
その昔、プロレスラーの故ジャイアント馬場さんが御自分の仕事を「肉体関係です」と説明したことがあったそうですが、あながち間違いではないと思いました。

さて、今日行ってきたのはぶっ込みの取っ払い。つまり、いきなり入って即日給料支払いのアルバイトです。うっかり倒産した商社などが取り扱っていた商品を安価で引き取って地方の施設(公共施設の会議室など)を借りてそこを店舗に安価で売り捌く、という業者さんの店終いの手伝いをしたのです。商品の箱詰め及び荷物搬出。
時給1000円(箱詰め作業)×1h&時給1500円(搬出作業)×1hの計2500円の収入。でも、額面よりも価値のある2500円でした。

他所さまに出向いて雇われて働くのが4年振りなら荷運びなんて仕事は6年振りです。外に出るのもしんどければ建物2階の販売会場から玄関外のトラックまで荷物を搬出するのもしんどかった。小一時間が経過した頃には「やめといた方がよかったかな」などとも思いましたが、終わってみるとやっぱり行ってよかったです。

ぶっ込みでいきなり入ったものだから勝手も判っていないし要領は悪いしで、正規従業員さんに「何やってんだお前!」なんて怒鳴られたりもしました。最後の掃除のときにはパンパンにごみが詰まったごみ袋に更に集めたごみを入れろと言われたので「これに入りますか?」と訊ねたら雇い主さんに「入るか、じゃなくて入れるんだ。入れろと言ったんだから入れろ」と理不尽なことを言われたりもしました。
でも、ぼくはこれがちょっとうれしかったのです。

心身ともに一致して男性として生まれて男性社会で生活している人にはこんなことは日常茶飯事でめずらしいことではないでしょう。でも、生きてきたうちの何分の一かを不本意に女性として過ごさざるを得なかった者にとって、ちょっとした失敗に怒鳴られたり理不尽な命令を受けたりすることは、男性として男性の社会で認められている証だと感じられてよろこびに繋がったりもするのですよ。

こういった罵声や理不尽さは、近頃増えてきた「自称FTM」とか「なんちゃってFTM」とか呼ばれる人には耐えられないと思います。これらの人たちは男性社会の不条理に無理にでも納得できないでしょうから。男性として男性の中で生活していればこういうことは当たり前にあるのです。だから、ちょっとうれしくなったぼくも不慣れと言えばそうなのですが。

でも、今日の雇い主さんは罵声も理不尽も浴びせてくれましたが、よい人でした。給料の支払いのときに「ようやってくれた」と言ってくれましたから。この一ト言があっただけで、今日貰った2500円には額面以上の価値が生まれました。たった7音の言葉ですが、あるのとないのとでは全然違います。
2500円も勿論うれしかったけれど、この一ト言がもっともっとうれしかった。言って貰った御陰で、身体はくたくたに疲れていたけれど軽やかに帰路に就くことができました。

今日のアルバイトは友人の紹介で行ってきました。教えてくれた、先日「立入禁止」テープを貰った人(笑)、ほんとうに有難う。


【今日の特筆記事】
何ゆえ、ピ?
ペさんに対抗しているのか?

欲し過ぎ。
ピンクレディーの振付DVDも見たいのですけどね。
マツケンさんにはぜひ紅白歌合戦に出場して頂きたいです。そしたら絶対見ます。

2004年11月03日(水) じゃあ何なんだ。

今週末に地元紙の取材の予定が入ったのでちょっと小綺麗にしようと理髪店に行ってきました。ただ、今日は別の用事もあり、行きつけの理髪店とは反対の方角へと向かわなければならなかったので、その途上にある別の理髪店の御世話になりました。

その、はじめての理髪店でいつもの髪型にして貰おうと説明しました。「スポーツ刈りにしてください」、「周囲は5厘にしてください」などなど。すると理髪師さんは仰いました。
「周りが5厘って、それは剃ってるのと同じですよ」
更には
「それは髪型じゃないですよ」
だと。
髪型じゃなかったら何なんだ。

しかし、実際に刈ってみると私の髪が濃くて硬くて多いことが判ったらしく「なるほどねー」とか仰っていました。普通の人が私と同じ刈り方をするとウド鈴木さんになるそうです。
じゃあウドさんのヘアスタイルも「髪型じゃない」のか? それはウドさんに対して失礼ではないか理髪師さん?

2004年11月02日(火) 拳士になる(予定)。

ここ1年と半くらい、ほんとうに運動不足です。「忙しい」を言い訳に時間を割いて身体を動かすことを怠っていました。ちょいと一念発起して動かないといけないなあ、とは思っています。
ので、まだ五輪中継をTVで見られた頃からウォーキングだけは再開しました。

さて、やはり決まった日時に決まった場所へ出掛けて何かをする、ということをした方が効果的だろうと思っていたのと、再び拳士として修行をしようと考えた結果としてふたつの選択肢が現れました。
ひとつ。20年近く前に初段を取ったきり通わなくなってしまった少林寺拳法の道院(道場)に再び通いはじめる。
ひとつ。同級生が通っている太極拳教室に一緒に通いはじめる。

拳法の道院が自宅近所にあるのを見つけたのでそちらに行こうかと半ば決定していたのですが、少林寺拳法は基本として「組手主体」、自分と同レベルの人が同じペースで稽古できることが修行する上でよりよい条件となります。
でも一緒に通いはじめてくれる人が見つからないのと、道着一式を再度買い揃えなくてはいけないこと、礼禄(月謝)が5000円というのがネックになって二の足を踏んでいました。

太極拳教室の方は練習場所が拳法の道院よりも近いこと、一緒に通いはじめられそうな人が見つかったこと、月謝が2000円と拳法よりも好条件が揃っています。道着や道具も特に必要ありません。これはよいかも、と今日はちょいと見学に行ってきました。

見学とは名ばかりで実際は諸先輩に混じって見様見真似でよく判らないながら練習に参加させて貰うことになりました。内容はよく判らないまま終わりましたが、愉しかったです。
筋力が各所軒並み暴落(苦笑)していることが歴然と判り愕然。

太極拳も少林寺拳法も同じく「拳技」ですが、基礎となる動作がやはりどうしても少し異なります。半端に拳法の基礎が身に残っているものだから、その点苦戦しました。
取り敢えずは来月から3箇月間を目途に通おうということに決定。

教室の先生は小柄な年配の女性でしたがとてもきびきびと溌剌としていて声が平野レミさんに似ていました。演武を見ると諸動作がうつくしくてとても強そうでした。

2004年11月01日(月) とほほほほ。

カラーコピーをするためにコピー屋さんへ出掛けました。カラーコピー1枚につき4.8円とは滅茶苦茶に安いと思ったので、自転車を漕いでえっちらおっちらその御店に出向きました。コンビニエンスストアでカラーコピーすると1枚50円も払わないといけませんから。

機嫌よく100枚ほどコピーしまして、「これだけコピーしても500円でお釣りがくるんだ」などとうれしくなっていましたが、精算の段になってカウンタのお姉さんが仰いました。

「4800円です」

えええ!
しまった、看板に書いてあった「カラーコピー4.8円」はほんとうは「カラーコピー48円」だったのか!
そう言えば、その隣りに「白黒コピー5円」って書いてあったなあ、よく考えれば白黒コピーよりカラーコピーが安い訳ないなあ。と、そのときやっと気が付いたのでした(頭の中に流れるのは大江千里さんの「やっと気が付いた」)。
という、間の抜けた御話でした。4800円、痛あ。

御話変わりますが、私はいま放送中の明治ショパンのCMが好きです。サマーウッボー……もとい、夏木マリさんの「あなたがショパンを口にするなんて100万年早くってよ!」が何故だか無性に好きでしてね。

「ショパン」はまだ食べたことがないのですけどね。でも、私などが食べようとしたら何処からか夏木マリさんが現れて「100万年早くってよ!」と言われそうです。実は「千と千尋の神隠し」の湯婆婆の声だなんて思い出さなくてもいいことだったりします。


エンピツユニオン


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