2004年06月30日(水) それも職人業か。
1日前に自転車のダイナモ(前照灯を点けるための発電機)が駄目になっていたので近所の自転車屋さんで見て貰った。前照灯を分解して電球が切れていないか確かめて、ダイナモの結線の具合いを見て調整してくれた上で消音ゴムを付けてくれた。更にこの自転車屋さんはいつも何も言わなくてもタイヤの空気圧の確認・保全と各可動部に油を差すことを必ずしてくれる。時間にして10分くらいの作業だった。
作業が終わって、ぼくは訊ねた。
「お幾らですか」
「100円」
てっきり最低でも500円くらいは取られるだろうと思っていた。しかし、この自転車屋さんは消音ゴムの実費しか取らなかったのだ。腕のいい、親切な自転車屋さんなのに。もっと取っても文句を言う人はいないだろうに、技術料も手間賃も取らないのだ。ぼくは思わず訊き返した。
「それだけでいいんですか」
あっさり、うん、と言われた。
技術があるのに技術への対価を、作業をしたのに作業への対価を取らなくて、この自転車屋さんは儲けがあるのだろうかと、人ごとながら心配になった。でも、腕がよくて親切だから、古い店だけれどこの自転車屋さんの客足が途絶えることがない。薄利多売、なのだろうか。
技術料を取らなくても手間賃を取らなくても店を維持できる、それも職人業のうちなのかな、とか考えた。
とにかく、この自転車屋さんは客が支払う金額が可能な限り少なくなるように工夫してくれる。
ダイナモを見て貰った翌日にパンクを直して貰いに行ったら、チューブもゴムタイヤも大っぴらに穴が空いていたのに「(穴を塞ぐように修復材を)貼っておこうか。長く保たないかもしれないけど(チューブやタイヤを交換すると)高くつくから」と言ってくれた。でも、ぼくはこの際だから、とチューブもゴムタイヤも交換して貰った。3500円。ブランドもののよいタイヤを履かせてくれたのにこの値段。やっぱり実費しか取っていない。しかも各部点検をしてくれて「有難う」の言葉付き。
その上、ぼくがタイヤの修理を御願いに行ったのがタイミング悪く1500時過ぎくらい。丁度おやつの時間で、店主の、もう「爺さん」と言ってもいいくらいの年令のおじさんとその息子さんはふたりでソフトクリームを食べていた。おやつの邪魔をしてしまって御免なさい。
薄ら汚れたツナギを着たおじさんがふたり、狭い店の隅っこで扇風機の風に当たりながらソフトクリームを食べている姿は、何だかとてもかわいくて恰好よかった。
【今日の限界】
書痙がひどくて何もしていなくても「ううう……」とか唸ってしまうほど利き腕が痛いです。ううう。
2004年06月29日(火) 病いは気からばかりではなかったりもします。
友人がヘルニアの手術のために入院しまして、今日がその手術の日です。
腰が痛くなりはじめたら早めに診て貰った方がいいよ、とその友人に強くすすめられて、また、書痙もひどくなって万年筆を取り落とすまでにもなっていたので、友人が入院した整形外科医で診て貰うことにしました。
右手首が重怠く鈍く痛いのは書痙(=腱鞘炎)ということは予想がついたのですが、左大腿部外側にじわーっと炭酸水に浸かっているような痺れが続いていたり、同じく左手の指先が更に薄ーい感じで痺れていたりもしています。これが何の具合いで起きているのか判らなかったのでいつも御世話になっている心療内科で訊ねたところ「床面に長時間すわって作業しているために脊椎を傷めているのではないか。整形医で診て貰うように」ということだったので、書痙とともに今日診て貰いました。
打診・触診の後、X線撮影。
頸椎と脊椎の撮影をして貰いました。「はい、そのまま動かないでー」と技師さんに言われて笑顔をつくったのは何故ですか(自問)。頸椎だけで5枚撮ってくれました。
脊椎は3枚。撮影の後、再び診察室へ。
医師の診断「骨に異常はありません。腕が痛かったり痺れたりするのは肩から、脚が痺れるのは腰からきているのでしょうね。」
それくらいわしにも判るっつーの。
……と、突っ込めなかったのが口惜しいです。あんまりにもあんまりな診断だったので突っ込むに突っ込めませんでした。来月上旬にMRI撮影をして貰うことになりましたので、その撮影結果を聞くときにきちんと診断名とその説明までしてくれるように重々突っ込んでおこうと思います。インフォームドコンセントは医者の責務だろう。って。患者が訊かなくても説明しなきゃいけないでしょ。
内服薬も出してくれたけれど薬の説明もないし。薬局で説明してくれると思ったのだけれど受付のお姉さんが手渡してくれたので「このお姉さんに薬のことを訊いても判らないのだろうな」と思ってしまって訊くに訊けませんでした。駄目じゃん。薬袋の裏っかわに書いてくれてましたけどね。
ロルカム:鎮痛消炎剤(これが多分書痙に効くのだろう)
ミオナール:筋肉をやわらげる(肩凝りの緩和と防止か?)
ムコスタ:胃薬(ほかの薬でやられた胃粘膜を修復・保護するのだ)
ということは素人の私にも判らないではないが、まったく医療に関心のない人だと何故手首や大腿部の痛みや痺れのために胃薬が処方されているかなど判らないのではないでしょうか。
でも判らないままに服んでしまったりするのでしょうね。そーゆーのはとっても危険だと思うのです。
あー、でも、MRI撮影愉しみだなー(検査大好き)
【今日のアクシデント】
交差点を渡っている途中で「ぱーん!」と乾いた音が!
急いで渡りきって確かめてみると、自分が乗っている自転車の後輪が派手にパンクしていました。発砲事件でなくてよかった。
2004年06月28日(月) 甘えが出ているのではないか。
くたくたになって眠ったら深く眠れるかと思ったらそうでもなくて、目覚め際に夢を見ました。
高校生時代の友人に、自分にも他人にもとても厳しい人がいました。その人に自分が書いた原稿の下読みをして貰うのです。
原稿の下読みは1本の原稿が上がるたびに必要になることで、現在抱えている連載にしろほかの原稿にしろ、必ず第三者の眼を通してその意見を聞いて加筆修正をした上ででき具合を調整してから編集部に納めます。
第三者による下読みは、その話の根本的な骨組みがきちんとできているかの確認でもあります。
いまは別の人に下読みを御願いしていますが、夢の中ではその高校生時代の友人で。大変な酷評をされました。書いた一文一文に批判が付いていて、「あなたは小説には向いていない。法話に戻れ」というような意見を貰いました。
近頃、下読みさんから続けて高い評価を貰っていて慢心しているのではないか、という警告めいた夢だったのかな、と思いました。自分自身とその生み出すものに対しての、自信と過信の境界線というものを、きちんと掴んでおかないとまた調子を崩すなあ、とか、もっとしっかりしたものを書けるようにならないといけないな、とか、いろいろ考えてしまいました。
目覚めた朝はやけに湿度が高くて蒸し暑かったです。
【今日の不満】
プロバイダさん、使えなくなるのは直ぐなのに使えるようになるまで数週間掛かるとはどういうことですか。仕事にならないでしょ。
2004年06月27日(日) ひどいめに遭いましたよ。
今日は転居の日です。選挙の日は来週です。
原稿に追われて荷造りの暇も取れなかったぼくを同志たちが助けてくれました。御陰で荷造りはとっとと終わり、ぼくは予定通りに4本の原稿を締切までに納めることができました。
今日などは勉強しまっせのサ○イさんが一生懸命荷運びしてくれるのを見ているだけでした。それでも汗だくになりましたから、サ○イのお兄さんたちはもっと暑くてしんどかったでしょう。
バカバカしい荷物まで運ばせてしまって御免なさい。
サ○イさんは親切で丁寧です。お引っ越しの際はサ○イさんに荷物を御願いしましょう(以上宣伝。とても御世話になったので)
さて、少しだけ荷解きをしました。
照明がひとつ外れていたので買ってきて付けようと炬燵の上に乗りました。転倒して、足が折れました。ぼくの、ではなくて炬燵の。ぼくは炬燵から落ちて向こう脛を強打。明日は青痣必至です。
イタイ。
いや、イタイはいいけど、転居初日から大転倒で建物中に振動を響かせて早速御近所さまに迷惑掛け倒してしまいましたよ。
でも両隣りはとても善良人たちだ。よかった(^^)
この炬燵が年代もので。
何しろ、本体から脚が外れないのですから。ビスをひとつひとつ台金から外してやらないといけないのです。荷物の山からPCシステムを発掘して結線した後のことにこれでしたから腕が怠くて怠くて。早く病院に行こうと思いました。右腕がもげそうに痛いです。ちなみに向こう脛を打ったのも右です。
しかし。
旧居の冷房機を電気工事士さんに外して貰っているときにギャラリーができたのには驚いたな。冷房機の取り外しがそんなにめずらしかったかね。
それともぼくが転居するのが大きな話題だったのか?
勝手に冷房機の取り外しのために開けた窓からひとんち覗いて「きれいに(部屋を)使っているなあ」とか本人に聞こえるような噂話はやめてください。
【今日の疲労度】
メーター振り切っています。もうダメ。びーん。
2004年06月26日(土) ちょっとだけ音信不通予定。
球団合併:新チーム名「オリックス・バファローズ」で調整えええ〜?
ぼくは数日前、腰を痛めて車椅子生活を余儀なくされて「車椅子の運転巧くなったよー。いまセミクララ級」と言っていた友人(長い)に「オリックスと近鉄が合併した後の球団名は
オリッ鉄」と教えて貰ったところなのにな。くそう、うそ情報だったか(ちっ)
明日から転居作業に入ります。
勿論PCシステムもぼくと一緒に転居しますので、配線を外して移動しなければなりません。ということはその間ネットに接続できない訳でして。
その間は日記も多分書けないでしょうし、BBSのレスも遅れるかとは思いますが、その点御了承くださいなのです。PCへのメールも同様です。
ぼくは困ったときに「いえー!」と言ってしまう癖があります。「大変なことになっちまったぜ、いえー!」とかロックシンガー風に。「みんな、何処から来たの、いえー!」とか困った事象にくっつけてしまうこともあります。傍目に見ると「ほんとに困ってんのかよお前」って感じでしょうが、本人はとても困っています(難)
引越って厄介だぜ、いえー。
ごちゃごちゃ言ってないではっきりと、いえー。はっきりしろーいしゃつ、というパターンもあります。「人生並べて冗談」で生きています。ぼくの7割は冗談でできています。あとの1割がうそ、1割が真実、残りの1割は謎です。
ブラウザウインドウに検索バーをみっつも付けているって変ですか?
【今日の純粋な疑問】
そのペンネーム「奥様うどん」にはいったいどのような由来が?
2004年06月25日(金) 仏の顔もサンド。
……とかいう名前のサンドウィッチがヤマ○キあたりから発売されるとおもしろいのにな、とか、ほんとうにどーでもよさげなことを久し振りに考えてみました。どーでもよさげなことに意識が傾くということはそれだけの(精神的)余裕があるということで、ぼくは自分が逼迫していないかどうかの判断材料のひとつにしています。
さて「サンド」つながりで。
今日はですね、フジTV系「金曜エンタテイメント」で「天童よしみの歌姫探偵」が放送されるのですよ。裏番組は「ハリー・ポッターと賢者の石」(地上波初・ノーカット)ですよ。新聞にはハリー本日初TV放送ということで広告まで掲載されていましたよ。見ないといけない、と思いました。が。
番組タイムテーブルの直ぐ隣りを見てみると、書いてあるではありませんか「天童よしみの歌姫探偵・三度の飯より歌が好き!」。
あー見たいー絶対見たいーハリーより見たいー!
と、転居準備のためTVの配線をすっかり外してしまっているぼくは地団駄を踏みましたとさ。「歌姫探偵」は2作めなんだけど、1作めがおもしろかったしね(見てるし)
だってねえ。滅多なことでは見られない「よしみちゃんの悩殺温泉入浴シーン」などが見られてしまうのですよ! 由美か○るさんもメではありませんよ。
そして古今の名曲をよしみちゃんが一節ずつではありますが、劇中で熱唱してくれます。これもうれしい愉しい大好き(ヨシダさんお借りします)です。歌が巧い(なんてぼくのようなど素人が言っては却って失礼なのだけれど)から何を歌ってくれても愉しめるのです。
そしてキャッチフレーズが「三度の飯より歌が好き!」。
だいたい、「三度の飯より…」という慣用句の「飯」は「生存に必要なもの」という意味合いで使われることが多いです。飯喰ってる暇があるなら「…」をしていたい、というような感じで。でも、よしみちゃんの場合は「三度の飯も大好きだけれどそれ以上に歌が好き」という風な解釈もより容易にできて親近感と歌大好きの度合いの強さがぴしぴしと伝わってきます(「ひしひしと」ではないのねん)
あー見たい見たい見たいー。でも見られないー口惜しいー。
御覧になった方はぜひ御感想を教えてください。
「賢者の石」ですか? ぼくは劇場で観たし。DVDだって発売されているし。見たいときに見られるでしょう。「歌姫探偵」は次にいつ見られるか判らないのですよ?
【今日の称号】
・人間ダストシューター
(ぼくが幼い頃に姉から与えられた称号)
2004年06月24日(木) 母の御陰。
甥っ子が学校(高校)で喧嘩をして、口の中を切って出血、膝等に打撲の怪我を負って帰ってきたらしい。レスリング部の先輩に殴られてそうなったそうだ。相手は先輩だから、と我慢していたものの、甥っ子も殴られていてばかりでは自分を守りきれないので反撃した。という話。
喧嘩相手とその父親、レスリング部顧問教師が揃って甥っ子宅にやってきて話し合いになったらしいが、何故かぼくの母(つまり甥っ子の祖母)まで呼び出されて話し合いに混じったのだとか。
そのときの様子を、ぼくが実家に入浴のために出掛けたときに、母がしてくれた。冷静でいて熱がこもっていて、かつ臨場感に溢れて判りやすく順序立てて話してくれた。
やっと気が付いた。
ぼくがいま「御話を組み立て」て、「他人に判りやすく伝える」ことを生業にできている(その技術が身についているとは言わない)のは、自分の努力の御陰ばかりではなくて、母の御陰が多分にあるのだと。
ぼくの母は学歴も学もないけれど、人生経験はとても豊かで苦労も沢山している。そのためか、多方面からものごとを見ることができて、女性にありがちの「感情にまかせて無闇に周囲を傷付けてしまう」ということをまったくと言っていいほどしない。そして、誰かを上手に諭すことができる。
この母に育てて貰った御陰でぼくはいまぼくが好きな仕事をしていられるのだと、いま更気付いた。
面と向かって言うのがいまだに恥ずかしくてできないでいるけれど。
有難うお母さん。ぼくはほんとうに感謝しています。
……と、ぼくはいつになったら素直に真正面から本人に言うことができるのだろう。
更に聞いた話では、ぼくの母は甥っ子の喧嘩相手とその父親、顧問教師に平謝りさせた上で「二度とこのようなことをしません」、「このようなことが決して再発しないように監督すると確約します」という証文を書かせたとのこと。
顧問教師は「これまで感謝されこそすれ、一筆書かされるなどという経験はなかった。それほど信用がないということがショックだった」とこぼしたらしい。甘いなあ、先生。それは「教師」という肩書きに感謝されていただけであなたが感謝されていた訳ではないと思うよ。
【今日の憶えておきたい単語】
・股ぐら口約
(意味は自分で調べてください。
国語大辞典以上の辞典でないと掲載されていないと思います)
2004年06月23日(水) 偽物なんだって。
毎日のようにメールを交わしている人に、仕事上の、GIDに関わる部分で少し相談を持ちかけてみた。この人は純男さん。当事者と非当事者ではものごとの捉え方が違うのだという部分で、当事者の実情を実情として非当事者に歪みを生じないかたちで伝えるにはどのようにすればいいのだろう、ということを悩んでいたので意見を頂くことにした。
特に誤解が多いのは「交際について」。FTMと交際している彼女さんはパートナー(恋人=つまりFTM)に対して例外なくと言っていいほど「身体の性差など気にしない。あなたはあなた」という意見を持っている。ぼくもパートナーにそう言って貰ったし、実際に会った会っていないにかかわらずぼくが知っているFTMの彼女さん連中は異口同音にそう言っている。だから、これが普通なのだと思っていた。
でも非当事者には信じることができないらしい。
それはそれで仕方がないし、そういう凝り固まった、偏見に限りなく近い考え方を少しでもやわらげるのがぼくの仕事。だから何とかしたいのだけど、相談相手の言葉にぼくはへこんでしまった。
相談に乗ってくれた人は「偏見はない」ことを標榜しているし、ぼくとも普通に付き合ってくれている。GIDが少しでも世間に理解されるように、という努力もしてくれている。それでも「恋人として好きだという言葉には心はもちろん身体も含まれるから、純女さんがFTMを"男として愛している"という点で矛盾が生まれる」というとてもステロタイプの返答をくれた上、「身体の性差は関係ないなどと言っておきながら交際をはじめるとやはり本物の男性がいいと言って去って行く人もいるだろう。人それぞれだと思う」という意見が来た。
正直に、何も意識することなく忌憚ない意見を述べてくれたのだと思う。だからこそ、きつい。
純男さんが「本物の男性」なんだって。
ということは、FTMは「偽物の男性」だということだよね。
どんなにがんばったって当事者ではない人に当事者のすべてが理解されるものではないとは常々考えるようにはしているけれど、傷付ける意志なく出てきた言葉に付けられた傷は、加害を前提とした言葉による傷よりも深い。
口に出すべきことではないし言いたくはないけれど、それでもどうしても「所詮」ぼくは偽物に過ぎないのだと、実存としてこの世界にいられないのだと、実感してしまう。足許の地面が一瞬にしてなくなってしまうような、深いところへ落ちてゆくような喪失感がある。
こんなことはしょっちゅうあるのだから、いちいち痛いとか傷付いたとか言っていたらきりがないのだけれど。それは経験上よく判ってはいるのだけれど。それでも。
しかも、ぼくの仕事の上での禁句「人それぞれ」が出てきた。これを言われてしまうと、ぼくの仕事はまったく意味のないものになってしまう。「人それぞれ」なのだから正しい智識を身につけようが偏見を持っていようがそれは本人の自由、ということになる。読み手の思想に少しでも影響してゆくことが肝要になるもの書きの仕事は「人それぞれ」が成立した時点でまったく無駄なものになってしまう。
ぼくはいま生活を犠牲にして生命を対価としてときにつらい思いをしながら、いったいどうしてこんなことをしているのだろう、と思ってしまった。
ぼくにとっては、決して「こんなこと」ではないはずなのに。
2004年06月22日(火) 引っ越すのよ。
7月1日付で転居することが決定が決まりまして(忙しくて自分が何を言っているのか判っていない)、しかも8月1日発行合わせの仕事(つまり締切はそれよりもずっと早い日にちである訳です)が入っていて、てんやわんや(死語)です。
とにかく、修正しないといけない原稿は抱えてはいるものの、一旦は納めなければならないものは一応納めてしまったので転居の準備に掛かっています。
ビンボー人なので荷物は少ないはずなのに、何だかひとりでは片付けきらない状態を維持してしまっています。暫く片付けます。日曜日に引越業者さんが来てしまうのでそれまでには荷物をまとめてしまわなければ運んで貰えません(焦)
とにかく何も考えずに梱包作業を終わるまで近付けないと(「片付けないと」の間違いか? 電話を受けながら書いたのでその辺も怪しい)といけません。て訳でネット上での対応がよくなくなってしまいますが、その点すみません。
引越とは無関係ですが、ビデオリサーチ社から葉書が届きました。視聴率調査の会社ですね。「視聴率測定の機械を設置される人に択ばれたか!」とちょっとうれしくなったのですが、よく見てみると「調査員が御邪魔しましたでしょうか」という確認の葉書でした。調査員の方はおいでではありません。
転居しますから転居先に調査員をよこしてください、と書いたアンケート用紙を返送しておきました。
【今日の一遍見てみたいもの】
不純喫茶。
2004年06月21日(月) めがねめがねめがね〜!
本日は日本全国台風で大変でしたね。各地のみなさまそれぞれに御苦労なさったことと思います。おつかれさまでした。
斯く言う私も大変なめに遭いましたよ。
午前中は定期通院のために屋外を歩いていました。徒歩で病院まで行った訳です。自転車に乗るにはあまりの豪雨だったので、歩いた方がましだったのです。
午後になって帰宅する頃には雨はやんでいました。その代わり、風が……これを「暴風」と呼ばずして何と呼ぶ、という感じのすさまじい風でした。
どれだけ大変な風だったかと申しますと、眼鏡が飛びました。
比喩ではありません。物理的に風に飛ばされました。あまりに風が強くて身体を前傾させつつ歩かなくてはならない状況でした。歩くために一方の足を上げるとその途端に地面から身体が離されてしまいそうになりました(誇張ではなくほんとうに)。
そんな中、僅かに風に対して斜に顔を向けてしまう時間が、ほんの少しだけあったのです。その瞬間に、眼鏡は風に持って行かれました。あっという間のできごとでした。いえ、「あっ」と声を上げる暇もありませんでした。「飛ばされた!」と思った次の刹那には、眼鏡は遙か遠くの地面をもんどり打つように転がっていました。
という訳で、ただいま裸眼でぼんやりうつろな世界に住んでいます。代替の眼鏡などありません。そろそろ度がきつくなってフレームよりもレンズの厚みの方が大きくなっていたので新調しようと思っていたし、まるで漫画のようなことを実体験できたので、これはこれでよし、ということにしておきます。
来月の入金あり次第、眼鏡を新調しようと計画中。エビはあとまわし。
別の話題。
日頃御世話になっていますサイトさんで話題に上っていました
ツキアイゲノムというものを、私も診断して貰いました。
うん、外れてはいないよ(当たってるとは言わないところが)
【今日のひとつの意見】
若手芸人「アンガールズ」の芸風、ぼくは好きだな。
先ずネタがシュールでよろしい。そして、落ちがきちんとあるのに落ちきらないうちに締めをぶち切ってしまう「技術」。評価できる点だと思う。でも、あまりメジャーにならないでほしい、とも思う。
落ちが落ちきる前に強制的に終わるのは、三谷幸喜氏のコメディ(特に「やっぱり猫が好き」)に通じるものがあると思う。
2004年06月20日(日) エビさん好きです(告白)
エビー!このエビを飼いたい。
いままで水棲生物を飼いたいなんて思ったこともないけれど、御世話になっているどなたか(笑)の影響で興味が湧いてきたのもあるし、このエビさんが植物でいうところのサボテンのように飼育が簡単ということで、もう直ぐ「ペット不可」のハイツへ転居するぼくはこのエビさんを同居人に択ぼうと企てている訳だ。
「ペット不可」なのにペットを飼おうとしているところがアレですが(- -;)
それにしても。
食用以外の目的でエビを買おうなんて思ったのははじめてだ(´▽`)
しかし、どなたか(再笑)の助言によると、やっぱり放置プレイではいけなくてそれなりにヒーターなど付けて気も付けないといけないのだとか。TVでのエビ紹介は「世話要らず餌要らず」ということだったのだけれど、何もかもがそう巧くはいかないということですね。
小さくても生命ですから、簡単に養えることなどないということです。
でも、専用ヒーターもそれほど高額ではないし、一括購入して飼育してみたい次第。転居後、落ち着いたら、ということで。
【今日の再確認】
今週(昨日)も見てしまいました某美少女戦士番組。杉本彩さんのクイン・ベリルが見れば見るほど恰好いい!
発声の仕方とか、手振りとか、美少女連中(笑)とは一線を画していますよ。曽我町子さんみたいになるかもしれないなー、とか(^^;)
彼女を見るためだけに土曜日の朝を空けておいてもいいくらいだ、と思った今朝は不眠時間連続40時間を越えています。頭痛と目眩が〜(定番症状)
2004年06月19日(土) 営業電話をかける人をテレフォンアポインターというらしいね。
「副業おすすめ電話」が、ときどき掛かってきます。当サイトにもにょろっと「Webデザインやります」とか書いてあるからだと思うのですが。実を言うといまWebの御仕事を依頼されても丁寧にお断りするしかない状態にあるのですが、これまでまともに依頼が来たことがないので「いまはお受けできません」旨は明記していません(いいのか?)
で。押し売り、もといセールス電話にしても副業のおすすめにしても、私は全部聞いてあげた上で「御免ね、要らないの」と答えて「無駄な時間を過ごした」感を与えて差し上げる方針を持っているのですが、ただいまそれどころではないほど時間が惜しいので「副業なんかやってる暇がないほど眼がまわりそーに忙しいのさ!」と宣言したら慇懃無礼に「がんばってくださいね」そして「がちゃん!」
おめーら、相手を「客」だと思っちゃいねーな。
一応、一番最初に社名を告げるのだから、それがダミー会社だとしても大切にしないと某グラヴ○ージ社みたいに自滅してしまうよ?(笑)
「カミサマ」とまで思う必要はないけれど、御客様は大切にしないとねえ。
【今日のしみじみ】
綾戸智絵さんを見ていると(御歌を聴いたりお喋りを聞いたり)、とっても元気になれるなあ。ライヴアルバムを聴くだけじゃなくて、ほんとうにライヴに参加してみたい。
綾戸さんのデビューは5年前、ぼくが名を知ったのは3年前。そしていま。
過ぎた時間はそれほどでもないとは思うのだけれど、何だか急激に有名になっちゃったなあ、綾戸さん。まだ上戸彩さんと間違える人がいるのには閉口するけれど(´△`)
2004年06月18日(金) コナンくん話。
随分久し振りに
こなん通信社さんへ御邪魔して「運命のルーレット廻して!?」に興じてみました。
そしたら何と!
鑑識のトメさんの御声を聞くことができました〜!(喜)
滅多に御声を聞けない&会えないトメさん。アニメーション版オリジナルキャラクタのトメさん。セミレギュラーのトメさん。原作ではとんと見掛けないトメさん。
御声を聞くことができてとってもうれしいです。浮かれています(^^)
今年も6〜10月にJR主催「名探偵コナン ミステリーツアー」が開催されます。第3回の「関門海峡」までは毎回参加していたのですが、昨年の第4回「長崎ハウステンボス」は行きそびれました。今年は「倉敷・吉備路」だそうです。
岡山県かあ。行きたいなあ。倉敷まで行ったら津山にも寄りたいよねえ。そんで某有名ヴォーカリストの実家である某化粧品店に寄っt(以下省略)。
でも10月って連載の最終話を書いている頃なんだよねえ。
【今日の間違い電話】
RRRRR……。
「はい」
「衛澤さんでしょうか」
「はい、そうです」
「すみません、間違えました」
……何だったんだろう。確認されちゃったよ?
2004年06月17日(木) こつじきのように。
所持金預貯金食糧がすべて尽きてしまって来月半ばを迎えるまではどうにもならない、という状態になったと数日前の当日記に書きました。
あれから。
私はこつじきのような生活をしています。
一日自宅で水だけを恃みに作業をして、日没近くに実家へ入浴に行きます(拙宅には風呂がないので)。そして、入浴を終える頃は丁度実家の夕食が済む頃なので、「捨てるくらいならください」と残飯を貰って食べています。
「こつじき」、漢字で書くと「乞食」です。「こ○き」と普通は読みますが、この言葉は出版コードに引っ掛かることがありますので、敢えて古語の読み方で。
人並みに食生活を送ることができている人から見ると、何と見窄らしい、惨めな生活をしているのだろう、と思わざるを得ないかもしれません。しかし私はこの経験は自分にとってとてもよいものだと思っています。
何しろ、空腹感が極限にまで達したときに食べさせて貰えるものは、たとえ何もつけない葉っぱ(レタスなど)1枚でも味が濃厚に感じられるし、それだけで空いた腹が僅かにでも満たされてゆこうとすることを実感できるのです。こんな有難い経験はありません。
満ち足りた人からすれば、こんなことは戯れ言に過ぎず負け惜しみにしか聞こえないかもしれませんが、でもほんとうに私は倖せです。
「どうしよう」と思うことが世の中、多いです。でも、大抵のことは「何とかなる」のです。いまの私が「何とかなっている」状態ですね。
【余談】
近所の家電量販店が、また醤油1Lを無料配布する模様。「タダなら貰わないと損」という関西人の心意気(苦笑)が働いていますが、以前に同じ家電屋さんで貰った醤油(やはり1L)が未開封のまま保存されています。貰わない方がいいのだけれど、貰いたい。欲張りですねえ。
2004年06月16日(水) 担当楽器:口笛。
意識的にやらないとまったくやらなくなってしまうことのひとつに「口笛を吹く」があります。この数年(もしかしたら10年単位かも)やっていなかったのですが、点けっ放しにしていたラジオから流れ出てきた「口笛」という単語が耳に入り込んできたので、ちょっと思いついて口笛を吹いてみました。
鳴らなくなっていました(がーん)
やっていないとできなくなるものですね、何ごとも。毎日の積み重ねが大切だということを再確認しました。自分で記憶している限りでは、19歳の頃までは確かに「口笛吹きと子犬」を、口笛で奏でることができたのですけどね。
で。ちょっと向きになって暫く口笛を練習してしまいました。作業をしながら。傍目に見るととても愉しそうに仕事をしているように見えたでしょうね。
何とか音が鳴るようにはなりました。
【近頃ちょっと気になること】
年少の人と話す機会が多いです。それで気付いたのですが、20代半ば前後以下の年令の人はよく「いまの現状」という言葉を使います。聞く度にちょっと苛立ってしまうのですが、使っている本人たちは、これが「馬から落ちて落馬した」と言っているのと同じだということに気付いていないのでしょうか。
気付けよ。
2004年06月15日(火) ヴォイスフェティシズム?
ぼくは「声」をよく気にします。アニメーションを見て育ったせいかその傾向が顕著で、ナレーターや洋画の吹き替えを誰がやっているのか、聞き分けたりします。アニメーションでそれぞれの声を聞いて「この声は○○さん(声優さんの名前)で、××(作中人物の名前)の声も演っている人」ということも勿論、直ぐに考えたりします。「好みの声」などもあります。「声ハンサム」とか「声美人」とか、感じるのですよ。
声優さんやナレーターさんやアナウンサーさんだけではなく、「自分の声質をよく理解してその上で話術を巧く組み立てる人」にも心惹かれます。
たとえば。
武田鉄矢さん。声質と話し方がぴったりと合っていて、他者を説得したり教えを説いたりするのに大変適しています。「金八先生」の話術がそのまま武田さんの話術でもあります。声の大小や抑揚を巧く用いて説得力を持たせています。武田さんに滔々と説かれると、もしかしたらとんでもないでたらめかもしれないことでも納得してしまいかねません。
竹中直人さん。この人は声優向きだと思うのです。ほんとうに「七色の声」を出します。太い男前の声も出せば、ほにゃららとした三枚目声も出します。声のみの芸ではありませんが、竹中さんの代表芸とも言える「笑いながら怒る人」など、感動ものです。
パペットマペットさん。シュールな芸風に攪乱されてしまったりするかもしれませんが、よく聞くととても心地よい声質です。牛くんもカエルくんも、どちらもです(笑)。でも、牛くんとカエルくんは、微かにトーンが違います。だから、眼を閉じていても牛くんが喋っているのかカエルくんが喋っているのかが判ります。見事な話術と御素敵声質です。
この御三方がただいまのぼくのお気に入り声&話術の持ち主です。
2004年06月14日(月) 女の子話。
「好みの人」というものを、ときどき問われます。
で、答えると、「友人としての対象」ではなく「恋愛の対象」として好きなのはどんな人ですか、と問い直されたりします。
いや、いきなり恋愛とか言われてもなあ。
よく「御友達からはじめましょう」と言うではありませんか。御友達として先ずお付き合いできないような人とは恋人としてもお付き合いできないと思うのですよ。だから、「好みの人」を答えると「友達対象」も「恋愛対象」も同じように思われるのですけどね。
で、改めて答えると「えー?」とか語尾下がりで明らさまに異議申し立てをされたり。……あのですね。容姿は私は気にならないのですよ。気にしていると言えば気にしているのでしょうが。あの、いわゆる「美人」さんは、ちょっと苦手です。
いえ、美人さんでも別にいいのですけどね。しかし、容姿より私は「どれだけの芸を持っているか」の方を重要視します。独特の芸を持っていて、それを引き立てるようなうつくしさであれば歓迎です。「ただ見ためがいいだけ」は要りません。
という訳で。
だいたひかるさん、青木さやかさん、友近さん。
最近、私のハートを掴んで離さない三人娘です。
少し前なら
篠原ともえさん、菅野美穂さん、YOUさん
と答えましたけどね。
2004年06月13日(日) 理不尽。
何となーく、暑かったのです。窓を全開にして風が通るようにしてみました。でも暑いです。もしかしたら自分の身体が発熱しているのかなー、と思って検温してみたけれど、平熱。それじゃやっぱりこの部屋が暑いんだろう、と冷房(除湿)をかけていました。そうすると、冷え過ぎたり。
何だか頭痛もひどくなるし作業もなかなか煮詰まって進まないしで、ちょっと居場所を変えて気分を切り替えてみようと深夜の路上に出てみました。
すげー涼しいでやがんの。
冷房をかけている室内より屋外の方が涼しいって、どういうことよ。外がこんなに涼しいのに私の部屋が暑いってのはどういうことよ。
とっても理不尽に思いました。
というのが昨夜のことで、昨日までくもりだとか雨だったのです。太陽が出ていないのにすんごく暑かった訳です。しかも私の部屋限定で。
そして今日。夜が明けてすっきり晴れ、煌々と太陽が照り輝いているというのに昨夜よりずっと涼しいです。これも理不尽です。
ちょっとぼやきですが。
あのー、某友人よ。ペ・ヨンジュンさんを「ペさん」と呼ぶのはやめないか? みなさん「ヨンさま」と呼んでらっしゃるようだし。「ペさん」であることに間違いはないとは思うのだがね。
あと小林聡美さんを「ポポン」と呼ぶのもやめたまえ(苦笑)。せめて「Sixteen tea(十六茶)」にしよう(それも違う)。……でも「転校生」は「あり」かなと思うがどうだろう(訊くな)
2004年06月12日(土) なんやようわからん。
ものすごく忙しいはずなのに仕事をしていなかったりします。眼精疲労が強かったり倦怠感があったり下り腹だったりで、身体を横にしていないとどうしようもない時間とトイレに入っている時間で私の一日のほとんどがつぶされてしまったような気がします。
持ち金と食糧が同時に底をつきました。この状態が続くと増えすぎた体重は減るかもしれませんが、健康度も減っていきそうです。
そんな「なんやようわからん」とか「さっぱもうわやや」とか呟いてしまうような状況下、謎の新聞広告を発見しました。
「携帯電話御契約の方先着100名さまにメロンパン1個プレゼント」
……いるんだろうか、メロンパンほしさに携帯電話の契約をしてしまう人。「メロンパン御購入の方に携帯電話プレゼント」だったら集客間違いなしだと思いますが。
モ○バーガーの新作「Katsuo」、食べてみたいけれどお金g(以下省略)
2004年06月11日(金) 業務連絡と言いますか。
私としたことが……!
1日先行で日記を書く癖がついてしまっていたばかりに、当日に告知するのをうっかり忘れてしまっていました。自分の業務のひとつとさえ言えるコトだというのに。
ではちょっと大きな声で。
私がただいま書いております小説が連載されておりますデジタルノベル
「Silence revolution」6月号がDigital Createから昨日6月10日に発売されました。
これまで御購読頂いています方は引き続き、まだお読みになったことがない方は「
Digital Create」サイト上で見本抜粋を御一読の上お気に召しましたらぜひ御購読ください。
連載とは別に書かなくてはならなくなった読切小説のための調べものをしている最中に
厄介なリンク集を発見。
こんなもの見つけちゃったらこのリンク集を辿るだけで少なくともまる一日潰せてしまうよねえ。という訳で取り敢えずブックマークしてすべてが落ち着いて好き勝手に使える時間ができたらね、ということにしておきました。
例によって中途階層にリンクをはってしまいましたが、日記の中だから許してねん。食品以外にもいろんな会社へのリンクが集まってますよ、このサイトさんは。なかなか便利です。
マイケル・ムーア監督の映画「華氏911」にアメリカSF界の巨匠レイ・ブラッドベリ先生がクレーム。自作の表題にそっくり過ぎる、盗作だ、と。
……いま更?
いや、誰もが思い当たったと思うのですけどね。むしろ私はムーア監督の「華氏911」はブラッドベリ先生の「華氏451度」から貰った、或るいはムーア監督がブラッドベリ先生のファンでオマージュとしてこのような表題を付けたものだと考えていたのですが、違ったのですね。
アメリカでの御話ですから訴訟問題にもなるかなー、なんて考えてみたり。配給元の二足歩行ネズミ管理会社(笑)ともいざこざがあったりと、何かと話題のこの映画の行方を生暖かく見守ってみたいと思います。
2004年06月10日(木) かいーの。
いまぼくが住んでいる部屋周辺というのが、ただいま大量に蚊が発生している場所でして、しかもぼくの部屋は網戸をきちんと閉めていても何故か屋外から蚊が入ってきます。しかも通気性に乏しく、蚊取り線香に火を点けて置いておくと、1〜2時間のうちに部屋の中が真っ白に煙って蚊の死体も床面に散らばりますし、住人までもが燻煙されて死にそうになります。
(以上が現状です)
でも線香の匂いが好きなので、煙に巻かれる生活を続けることになろうとも電気蚊取りに乗り換えることはしません。大日本除蟲菊さん万歳。「金鳥の夏、日本の夏」、なのであります。
(個人的な考えをちょっと添えて彩りにしています)
という、「我が家には蚊が大量に侵入してくる」という前振りをしておいて、その上で先日ぼくが理髪店に行ったことを想起して頂きます。「0.5枚」という理髪師の技術の限界に挑戦するような極限の短さに刈り込んで貰ったぼくの頭は、刈りたての芝生のようであった訳です。つまりは、頭部が素肌に限りなく近い状態なのです。
(現状その2です)
このようにエピソードをふたつ、書き添えるだけで早や何を述べたいかがお判りの方も多いことと思います。
頭を、大変な頻度で蚊に刺されておりまして、痒くてたまりません。
(ここが主題です)
洗髪は毎日必ず行なっていますので、不衛生状態による痒みでないことは明らかです。また、痒みを感じる部分に指先で触れてみますと、小さく腫れております。虫刺されの典型的な症状が出ている訳です。
虫に刺されて腫れている部分を無闇に掻きむしる訳にもいかず、しかし、痒みを放っておくと仕事に集中しきれず(それでなくとも近頃、集中力に欠けて仕事停滞中なのに)非常に厄介です。
(主題に付随する状況です)
という訳で、スポーツ刈りの頭に毎日「ウナ○ーワ」(液体)を塗りたくる日々を過ごしています。
(結末、つまり落語等で言う「落ち」(または「下げ」)の部分です)
……と、こんな風にちょろっと解説を入れておくと、「文章をどうやって組み立てて書けばいいのか判らない」という方にも幾らかお判り頂けますでしょうか。最近、「文章が苦手」、「話せるが、どうやって書けばいいのか判らない」という人がぼく周辺にぽつぽつと現れたので、ちょっとやってみました。
別に難しいことではありませんよね、事実を書き出すということは。文章で大うそをつくことの方が難しいのです。
だから小説家という仕事が成立するのです。小説家なんて、本一冊分のうそを何度も何度もついてそれでお金を貰っている訳ですから。創作の第一歩は「想像力豊かな大うそをつくこと」からはじまるのです。
などと、したり顔で言ってみました。
2004年06月09日(水) 晴耕雨読に憧れて。
ぼくの友人連中はみな「本読み」さん(読書家)です。各人がいろいろな分野の本を読んでいますが、共通してみな漫画と小説を読みます。漫画、小説の読み方に関しては手練れ、玄人です。
お互いに読んだ本について感想を述べ合ったり、「とてもおもしろい」と思った作品についてはおすすめし合ったりします。
そんな中、「衛澤さんがおもしろいと言った漫画は間違いなく読んで損をしない」という評価を友人たちからぼくは貰っています。
そりゃーもう。
ぼくはおもしろくても余程気に入らないと他人さまにすすめるということはしませんから。「読まないとあなたの損になるよ」というものしか「読め」とは言いません。「よかったよ」とか「おもしろかったよ」とか言うことは割りとありますけどね。
これは逆も言えることで。
ぼくの友人たちが「おもしろいよ」と教えてくれた作品は確かに秀れたものばかりです。この御陰で、ぼくはお金を無駄遣いしなくて済んでいます。
絵がきれいなだけで漫画として成立していない似非漫画や、「独特の文体」と称した文章とも呼べない文の羅列小説が氾濫している中、これはとても有難いことです。
【余談】
うちのやんちゃくんと「頭文字D」の主人公が同じ名前だということにいま頃気付きました。イニD、読んでたのにな……。
2004年06月08日(火) あーあー。
とうとう「生活支援センター」の御世話になることになっちゃったよー。
所詮、障害者だってことかー。
とか、ほかの障害者のみなさんに大変失礼なことを考えたりしてしまいました。
2004年06月07日(月) ぼくにはぼくの信条があるのさ。
う……腕が、手首ががたがたです(悶絶)
一気に80枚の原稿をクリーンすれば当たり前ですか? それとももの書きとして貧弱ですか?
とにかく、利き腕が痛い。
何とか湿布薬でごまかしています。でも痛いからって書くのをやめる訳にはいかないし、絶対にやめたくない。ぼくにとっては「書くこと」が即ち「存在すること」だから。書くのをやめたら「死ぬ」どころではなくて「最初から何処にもいなかった」ことになってしまう。
……ま、それも潔いかもしれないのだけれど。
でも死んでもいいから書くことだけはやめたくない。
別話。
えー、当方にも沢山のウィルスメールが届いております。感染システム自体が誤動作をする等の不具合を起こす訳ではないようなので感染したことに気付かない人も多いようなのですが、一遍お手持ちのセキュリティソフト或るいは
トレンドマイクロ オンラインスキャンなどで感染していないか確認して、相応の対処をしてくださいねー。
2004年06月06日(日) 予期せぬよろこび。
かっこええなあ、杉本彩さんのクイン・ベリル!
ほかは×××だけど、この点だけはうれしいなこの番組。いや、見ようと思って見た訳じゃないんですけどね。偶然点けたTVに映ってまして。はイ。あー、昨朝の話ですけどね。
これも昨日の話ですが、不動産仲介業者さんの御店に行ってきたのですよ。担当さんは何となく雰囲気が上沼恵美子さんに似たてきぱきしたしっかりおばちゃん(失礼)だったのですが、その人についてまだまだ実地研修中ですといった趣きのお兄さんが、これがなかなかすっきりとした顔だちの初々しい人でして。
何だか、いまの、多少角が取れた顔つきのイナバ兄貴をそのまま15歳ほど若返らせたような、特別ハンサムさんではないけれど割りと男前さんで、しかもそれに加えて新人の初々しさがあって、見ていて愉しかったです。でも、店舗業務に就いている間、どうも私の視線が気になったのか時折思い出したようにこちらに眼を向けて、その度に私はわざとらしく視線を外す、ということを繰り返していました。
……御免ね、お兄さん、悪気はないんだよ。あなたの顔が多少整っていてさわやかだったのがいけなかったんだねー(人のせいにする)
まったく別話。TVCMで机をがたがたする假屋崎さんが好き♪
2004年06月05日(土) ちょっとええ話。
昨日の新聞から。当市での事件です。
61歳無職の男性が或る米穀店に強盗に入りました。米穀店の店番をしていた91歳女性を「金をくれ」と脅し(?)ましたが、店番のおばあちゃんは「私のとこ、お金ないよ」と言って床に倒れました。強盗のおっちゃんはおばあちゃんに自分のお母さんの面影を見て、おばあちゃんを助け起こした上で「警察に電話してください」と自分から言い出したそうです。
ところがこの店番のおばあちゃんは大正時代の生まれの人で、「電話のかけ方が判らん」と答えました。すると強盗のおっちゃんは丁寧に「警察へは1、1、0を押すんですよ」と使い方を教えながら自ら警察に電話を繋ぎ、おばあちゃんに受話器を渡したのだそうです。
おばあちゃんは強盗のおっちゃんが捕まった後の取材に対して「悪い人ではなかったけど、どきどきした」とコメントしています。
61歳のおっちゃん、いい人過ぎ。こんないい人なのにどうして強盗などに走ったのでしょうか。強盗しか道はなかったのでしょうか。しかし、強盗という行為をおっちゃんはよく判らないままにやってしまったようです。「金を出せ」ではなく「金をくれ」と言ってしまうところから間違っています。
こんないい人でも「強盗」の罪は負ってしまうことになってしまうのですよね。一銭も奪っていないのに、転ばせた人を自分で助け起こしたのに、「強盗」です。……何だかせつないですね。
2004年06月04日(金)
たすけて。
自分じゃどうにもならん。
2004年06月03日(木) カミサマバイバイ。
いつも大変御世話になっております方からメールを頂きまして、添付で写真も頂きました。非常にめずらしく、興味深い写真です。
何と神様が売られております。「神様一ツ一五〇」です。「一柱二柱」ではなく「一ツ二ツ」で数えられてしまう神様があまりに憐れです。人間からの憐憫など神様はほしくもないのでしょうが。しかしせめて「一人二人」とか「一体二体」で数えませんか。「神様」ですよ?
「一五〇」に付く単位は、おそらく「円」。神様は150円で売られてしまうのです。しかも、この写真を撮影した人の御話によりますと、神様はいつも売り切れらしいです。神様の需要は高いのですね。これも末法の御時世だからでしょうか。いやそれではむしろ仏様の需要の方が高くなるような気もしないでもありません。
150円で神様を売って生活している人がいるのでしょうか。150円で売って儲けはあるのでしょうか。神様の仕入先はやはり高天原なのでしょうか。それとも海外まで出向いて大量に安価で仕入れるのでしょうか。神様市場の動きがとても気になります。
とにもかくにも、銀貨2枚出せば神様が購入できる上に穴のあいた銀の補助貨幣1枚分のお釣りまで貰えてしまうのです。しかも、この写真を見る限り、路上販売です。人間を売買すると刑法に引っ掛かって処罰されますが、神様は路上で堂々と売買されているのですね。神様売られてさようなら。サヨナラジンルイカミサマバイバイ、と言った感じです。
また別の御話。
映画絡みで興味深い記事を発見。
スーパーサイズ・ミーファストフードのみの偏った生活をしている人などは気を付けた方がよござんすね。
しかし……また英題を音訳しただけの邦題ですか。最早や邦題とは言えないのではないでしょうか。内容を意訳して原題と違う表題を付けてもいい(むしろそうするべき)と思うのですがねえ。こんな音訳だけの表題を付けるくらいなら原題で公開した方が余程いいと私は思います。
2004年06月02日(水) なんかしています。
この季節になると天気予報などで「ばいうぜんせんがなんかしています」という声をよく聞くようになります。これを聞く度に私は「梅雨前線はいったい何をしているんだろう」と思うのですが、おバカさんですか。
バブルジェットプリンタのインクカートリッジ、「フォトマゼンタ」を用意すべきところ間違って「マゼンタ」を買ってきてしまい、機械に入れる段になってそれに気付きました。が、買ってしまったものは仕方がないし買い直す金もない、ということで「フォトマゼンタ」のカートリッジを入れるべき場所に「マゼンタ」を入れました。「マゼンタ」が都合ふたつ入っている訳です。
……御陰さまで、白黒印刷でさえ赤みをさしてセピア調に印刷されてしまいます。こんなことしてしまった私はやっぱりおバカさんですか。
昨年辺りに自分が書いたものを確認してみました。愕然としました。自分で判るほどの不味さです。こんな不味いできのもので私は原稿料だの賞金だの貰っていたのかと思うと申し訳なくて堪りません。あのー、ほんとうに、御免なさい。
で。その不味さが判るようになった分、現在書くものがよくなっているかというと一向にその様子もなく。何だか、10代の頃書いていたものの方が思い切りがよくて読みやすかったように思います。
かような次第で、私は現在よいものを書いているという自信が持てません。商業ベースで書いていながらこのようなことを言うのも不味いのですが。
ほんとうに何もかもが申し訳ないです。
昨日書けませんでしたが、今月は毎年恒例の、食べることができる倖せと食べものの有難みを再確認するための飢餓訓練に入っております。ですので、差し入れはお控え願います(誰に言っているのか)
起き抜けからずっと左手人差し指の先が鈍く痺れ続けています。じわーっと痺れていて気持ちが悪いのですが、これも脊椎を傷めているせいなのでしょうか。大腿部の痺れがあるのもやはり左です。右手首の書痙も少しひどくなりつつあります。運動不足が祟って肥り過ぎてしまったり呼吸が難しくなったり(心肺機能の低下)もしていまして、早い話が身体がたがたです。自己管理がなっておりません。
2004年06月01日(火) 最早や夢ではない。
「超伝導リニアモーターカー」。
この言葉を知っていますか。
ぼくが生まれる前から開発がはじまった「夢の超特急」。磁力を使って宙に浮いて走り、その最高速度は時速500km。東海道新幹線が開通して間もない頃に開発がはじまったそれは、その時代ほんとうに「夢」だった。学年雑誌のグラビアページなどに「想像図」がイラストで掲載されていた。
1979年発表のアニメーション「海底超特急マリンエキスプレス」(原作:手塚治虫)は、これがモチーフにもなっていると思われる。折りしもこの年は、最初の実験車両ML-500が鉄道の世界最高速度である時速517kmを記録した年でもある。
その後、ガイドウェイ(線路)のかたちが「逆T字」型から「U字」型に変わったこと、伴って有人走行が可能になったこと、実験線が当初の宮崎県から山梨県に移ったことなど、1980年以降の開発状況はあまり公けに知られてはおらず、いままだ「夢の」乗り物だと思われている。だが、もう「夢」ではない、ということを、どれだけの人が知っているだろう。
こちらのサイトを御覧頂きたい。
LINER EXPRESSリニアモーターカーの現在が見える。もう「夢」ではない。人間が乗っても大丈夫。ガイドウェイさえ敷設できれば大阪−東京間がたった1時間で行き来できるようになる。
そしていま、その世界最速の列車に無料で乗る機会を得ることもできる。少し先の未来を、体感することができる。「少し先」の未来だ。最早や遠い未来の話ではない。