2001年09月13日(木)
つづき

政治的に解決を図っても一時的なものに過ぎない。
マハトマ・ガンジーやダライラマを思い出す。彼らが世界の指導者にはとてもなれそうにない。それも実は原理的な問題なのだ。無抵抗主義は世界支配にはそぐわない。しかし、人類はもう猶予がないことを知るべきだ。アメリカが世界を支配する限りイスラムは闘い続ける。これは決定的な事実だ。そのまま地球上の生命の滅亡に向かうのか、それとも、別な原理を世界平和のために取り入れる智慧を持つのか?二十一世紀はこういう問に答えるための世紀になるだろう。



2001年09月12日(水)
テロは終わらない

アメリカは今同時多発テロで大騒ぎをしている。
このニュースを見て(一般市民を平気で殺す犯人グループ、その後ろで糸を引いている組織に憤りを覚えはするものの)先ず思い浮かんだのが広島、長崎の原爆投下だ。アメリカは一般市民の巻き添えを怒っているが、日本の一般市民の犠牲は数千なんてものじゃない。戦争と平和時の違いはあるが、ひとの死の意味は戦争も平和もない。戦争のルールを自分に都合いいように勝手に変えるのがアメリカの流儀だ。ベトナム戦争もそうだった。当然、報復は全面攻撃になるだろう。それがイランなのかイラクなのか、パレスチナ、あるいはパキスタン、それともアフガニスタンなのかは分からない。とにかく目には目をと一般市民を攻撃するだろう。そしてその攻撃を正当なものにするべくNATOや国連のコンセンサスも強引に取り付けるだろう。
しかし、それでいいのだろうか?イスラム過激派を許すべきではない。だが、テロリストが自死までして(特攻隊)テロをするにはそれだけの理由がある。そしてもちろん特攻隊を編成した当時の日本が狂っていたようにその理由には不条理が巣くっているだろう。だが、当事者にはそんな不条理など見えはしない。
この対立はユダヤ・キリスト教とイスラム教という不幸な双生児が現状の教義のまま存続する限りつづくだろう。
解決は仏教にしかないというトインビー説を思い出す。世界中の指導者がそれを受け容れるべきだ。そして仏教徒が立ち上がるべきだ。時間は掛かるだろう。百年ではすまないだろう。しかし、一神教の対立は原理的な対立であり、(つづく)



2001年09月07日(金)
今の匂い

今を楽しむといって、じゃあ、どうやって楽しむのだ?
匂いをかぐ。匂いをかぎつける嗅覚をとぎすます。匂いのない時間は味わいのない料理。
匂いをかぐには、離れなければならない。今からちょっとだけ離れる。離れすぎてはだめ。近すぎてもだめ。ちょっとだけ離れる。この余裕が匂いを見つけさせてくれる。



2001年09月06日(木)
今を楽しむ

結局、それしかないのだ。
楽しむ力がないひとは惰性で生きるだけになる。ある役者は病気でさえも楽しむという。もちろん病気の程度にもよるのだろうが、その覚悟は立派だ。
朝、起きることそのことを楽しむ。
朝食を楽しむ。作ること、食べること、片付けること。
通勤を楽しむ。私の場合は車なので、ドライヴを楽しむ。
仕事を楽しむ。これは当たり前か?
昼食を楽しむ。何を食べようか・・・
芝居の稽古を楽しむ。
帰宅を楽しむ。今はとりせん(スーパー)でアルカリイオン水を汲むのを楽しむ。
風呂を楽しむ。
TVを楽しむ。まぐわいを楽しむ。
睡眠を楽しむ。
それができなくなったら、もうお仕舞いだとつくづく思う。



2001年09月05日(水)
無明!?

ネットサーフィンをしていて、ひょんなことから性と死のホームページとかいうサイトに行き着いた。(興味のある方はどうぞここをクリックしてください。)だが、だまされてはいけない。こんな風にして、どこぞのサリンばらまき教の教祖もべらべらあることないことウソ八百をまことしやかに語っていたではないか。無明庵とか虚無とか言っていること自体が当人の化けの皮を剥いでいる。禅の世界ではそんなことばは江戸時代で廃れた。ほんとうに悟りを開いたならそんな垢だらけのことばは決して使わないだろう。過去の固定観念に縛られているから、無明だの虚無だのいかにも悟り済ましたようなことばに執着するのだ。笑ってしまうではないか。世の人々よ、こういう手合いに騙されないことだ。



2001年09月04日(火)
動く柱

柱は不動のものと考えるのはもっとも不健康な兆候だ。



2001年09月03日(月)
今度は鼻が・・・

唇につづいて今度は鼻の中にはれものが!

空白を創る勇気を芸術という、という言葉をTVで聴いた。



2001年09月01日(土)
ヘルペス!?

二三日前から唇が痛いと思っているうちに下唇に出来物ができた。どんどん広がって行く。参った。医者に行くと「口唇ヘルペス」だという。大抵のひとはこのウィルスを保有しているらしい。それが疲労などで免疫力が低下するとこんなふうに暴れるのだそうだ。しかも、これは伝染する。だからキスはだめ。「十分チュウイして下さい」と医師は言った。もちろんしゃれたつもりはないだろう。自分にも伝染するのだそうだ。普通は一年に二三回発症するらしい。私は(記憶が正しければ)初めてだ。年とってから発症すると重傷になるそうだ。参った。もらった説明冊子には精液にもウィルスがいるとあった。となると、今私はヘルペスのウィルスを体中から分泌しまくっているわけだ。誰も近寄らない方がいいぞ。


 < 前へ  もくじへ  次へ >