買ったばかりの携帯端末(カメラ代わり)をなくしてしまった。メトロポリタン美術館からの帰り道で。さすが宇宙征服を目論んでいる私である。落し物までワールドワイドだ。 などと言っている場合ではないのだが、今年の5月にソウルに行った時も、コンタクトレンズをなくしてしまったので、今年は海外旅行に行くと「なくしても生活には困らないが、かなりショックなもの」をなくす運命にあるのかもしれない。そういえば父も以前、「出張などで海外に行くたびに、カメラとか時計とか、機械類が一つだけ壊れる」と言っており、我が家では「それはきっと、機械類が厄落としをしてくれているのだ」ということになっていた。 メトロポリタンではいろいろと発見や感動があったのだが割と台無しである。あーあ。買ったばかりで、それほど情報が詰まっていなかったのが不幸中の幸いか。 しかもその後、東99丁目の宿へ戻ろうと思って東86丁目からバスに乗ったら、行く先を間違えてしまったらしく、西207丁目という、とんでもなく遠いところまで連れて行かれてしまった。泣き面に蜂とは、まさにこのことである。が、困り果てている私を哀れに思ったのか、ビジネスマン紳士が丁寧に帰り道を教えてくれた。地獄に仏とは、まさにこのことである。自分勝手に生きているようなニューヨーカーたちだが、極東から来ている小柄で子供っぽい(といっても実際には31だが)日本人には、意外と優しい。
詳細はまた、改めて。
自分でも信じられないのだが、明日からNYである。NYといっても「日本の山形」ではない(誰もそんなこと言ってない)。今朝まで女装仕事をしていて、これから原稿を最低2本(本当は5本)書いてから出発しなければならないのだが、荷造りを何一つしていない。ガイドブックはさっき購入した。「後手に回る」とは、こういう状態を指すのであろう。
というわけで、8日ほど日本を離れるのだが、宿泊先のホテルには日本語対応のPCがあるそうなので、ひょっとしたら更新するかもしれない。しないかもしれない。
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