すずキみるくのGooden 妄言
旧牛乳式形而上精神論理構造研究所日報

2010年06月26日(土) しかしアレだね。

「保守」ってのは、絶滅していくものかもしれん。いや、なんつーかね。今、日本で一番保守的な政治家ってだれかっていうと実は管直人なんじゃないかと。まあ、理想主義で暴走した鳩山の対比でそんなふうに見れているのかもしれんけど。ただ、実際やっていることは本当に保守的というかなんというか。ここまでやってることがいちいち慎重だから多分支持率はゆっくり下がるカタチになると思うけど。

「官僚は馬鹿」とかいってたけど、もうそんなつもりはないだろうね。完全に官僚をつかいこなすというかつかわれるというか、お互いを利用する形に近づけてるはず。政治主導はわからないように薄めてくんだろうね。

市民運動出身だけど、やってることは徹底保守というある意味アンビバレンツな首相が出てきたとおもうなあ。嫁さんの服装みてもわかるよな。鳩山どころか麻生とくらべてもより「保守」って感じだもんなあ。

んで、首相というか与党のやってることがここまで「保守」だと野党の「保守政党」の方々は「保守」という言葉を考え直さないといけないと思うんだ。いままで、あまりにも安易に、「保守保守」いってきたから、その「保守」という言葉をもう一度国民に説明しなおすと同時にその「保守」というものが具体的にどういうメリットをあたえるかというのをもう一度考えなおさないといけないはずなんだ。

以前、愛国心がどうのこうのという話があったけど、あの時も結局、反応したのは左系の人たちだけで、一般的な人たちには全くと言っていいほど浸透しなかった感があるんだよな。そんなこといわれてもだからなんだよという感じで。そういうことを考える基本的な思考回路がないんだよ。たぶん普通の人たちには。

「保守」ってのも今同じ問題に面してるわけで。これから管首相が固い固い「保守的な政治」をしていくと「保守」のみなさんは噛みつくところがなくなっていくと。そこで自分たちの核の考え方である「日本の伝統」とかもちだしてくるとしても実はそんな考え方は国民には全く根付いていなかったことをおもいしらされることになるんじゃいかと。

保守の皆さんは、もともと日本人には、伝統を重んじる心や国粋主義的なものがあったけど戦後民主主義教育がそれを阻害したという「ストーリー」が基底概念にあるとおもうんだけど、実はそんなもんは最初からなかったという可能性も十分にあるんだよな。つーか個人的にはそんなもんは実はなかったという方に一票。受け止める素養がなかったんだよ。多分。

そうだとしたら、「保守思想」というものがいままでやってきたことは、コンクリの上に種をまくような不毛なことだったんじゃないかと。まあ、たまにそれでも発芽する根性のあるやつもいたかもしれんが、長続きはせんよなあ。

そう考えると、「保守」ってのも共産党や社民党の大好きな「憲法九条」と似たようなものといえんこともないんではないかと。両方とも大多数の国民が理解できないところで一生懸命ということで。国民はそういうものよりも経済とかわかりやすいものしか求めてないと思う、たぶん。ある意味妄想とプロレスしてるようなもんだよなあ。



2010年06月20日(日) 合成酒みたいな

サッカー日本戦。始まってるのみる。15分ほど観戦。飽きる。一眠りする。目が覚めると1対0で負けていた。という感じ。よく他の人たちはアレを前後半あわせて一時間半もみれるなとおもう。アニメ三本分もあんな単調な画面みておもしろいんだろうか?

そんなわけで、今回も、カメルーンに一勝してから、急に皆さんが気持ち悪くなりましたね。いつもの感動系の熱病ですが。今回は発症のタイミングがあまりにもわかりやすかったんでやれやれと思ったもののあいかわらず気持ちわるいなあということで。

んで、今回おもったんですが、こういうスポーツの時の感動系の演出って日本独特のものじゃないかと。他国ってもしかしたらこういうのないのかもと思うのです。つーか必要ないもんな、あんな気持ち悪い演出。普通にナショナリズムだけで熱狂的な応援するだけでいいはずだもん。基本的に。ああいう場だけは、ナショナリズムを好き勝手発揮できる場所であるべきなわけで。

んで、なぜか日本だけがその単純なナショナリズムを、何らかの理由で変質させ気持ち悪い感動系ドキュメンタリーにするようになったんだろうなあ。なんの根拠もないけど、たぶん80、90年代のNHKあたりが元祖。ナショナリズムをダサいものとする雰囲気とバブル期にピークを迎える、過剰なナルシスト思考。それがミックスされてああいうものがつくられるようになったのではないかと。

ただの、ナショナリズムで日本を応援するようなダサいことは僕たちはしません。彼らが、いろんな努力をする過程をしって、彼等が感動をあたえてくれるから僕たちは応援するんですみたいな。

その方向性をどんどん煮詰めていったから今の妙な感動系スポーツ熱狂って雰囲気に進化してるんじゃないかと。ほかの国の熱狂的なナショナリズムに比べると妙にじとっとしてて湿っぽいのよね。ある意味、ナショナリズムに酔ってかるーく発狂するのがただしいのに、感動とかいいだして泣くんだもんなあ。はたから見てて気持ち悪いとしか。

多分こういうナショナリズムって、酒でいうところの合成酒みたいなもんかもしれん。本来のナショナリズムという強すぎる原酒を水でうすめて、うま味調味料や砂糖を追加してでっちあげてるみたいな。べとっとした飲み味とか妙に甘ったるかったり気分が悪くなるところとか確かに似てるよなあ。なんだかんだで、そういうのが好きなのかねえ、日本人は。

この傾向がつくられたのだということをわかりやすく明示してくれたのは、ほかならぬアホの石原都知事ですな。(諸事情により石原知事には「アホの」という枕詞がつくようになりました。)この前の冬季オリンピックのときに男子フィギィアで3位とったとき、「三位程度で騒ぎすぎ」といった件ですが。感動系報道で情報をパッケージされて受け取っている世代にとっては「男子フィギアが3位」というだけで十分感動のおかずになると学んでいるからそれだけで大喜びしてしまうのに対し、感動系の前から生きてる石原世代にとっては、「そんなお前らの事情はどうでもいいから、金メダルとってこい」という話になるわけですな。まあ、こっちの方がはっきりしていていいと思えんこともないけど。

ナショナリズムという酒は個人的に好きじゃないが、飲むならやっぱ原酒で陽性によっぱらいたいですな。・・・とかほざいてみて自己嫌悪に陥る今日今後ろだったりするわけです。



2010年06月18日(金) でる膜ではないが。

えー・・・非実在の件、なんとか廃案に追い込めたようで大変ほっとしております。・・・まあ、これからも大変なんですが。そんなわけで、例の条例案を作った方のお一人が、遠吠えてくれています。

・・・すごいね。とんでもねえ独善というかなんというか。他者に対する想像力がまるで欠如してんのね。反対したのは、児童ポルノマンガ家と出版社で、その理由は、利益だと。完全に決めつけていらっしゃいますね。このメンツで。このメンバーを全員児童ポルノマンガ家とくくるということ自体とんでもなく無礼なことなんですが。・・・わからねえだろうなあ。一生。もちろんわかり合う気なんかこちらもないんですが。

でも、まあ、あれですな。これで、一連の児童ポルノ禁止の流れと今回の非実在がつながってたと、あっさり証拠をだしてしまいましたな。同じヒトのブログ。・・・あーあ。一生懸命都の職員の中の人が、ココで児童ポルノとは全く無関係(18、19あたり)と必死でいいわけをしていたのに。その努力を無にしちゃいましたね。
ああ、もう廃案だからなにをいってもいいんですね。まあ、こっちもそんな言い訳信じてませんでしたが。

えー、そんなわけで、お選挙ですな。ええ、もう、まちがっても自民にも公明にも絶対いれません。とりあえず民主ですな。あと社民か。まあこうなっちゃしかたないよなあ。うん。



2010年06月14日(月) カバー

非常にどうでもいいことなんですが、最近、新書用のブックカバーを買いました。たまに新書って読むときあるんだけど、どうしてもハダカないしは書店カバーになっちゃうからね。まあ、新書って結構薄いからつける前に完読しちゃうってのもあるんだけど。

それで、家に帰って装着してみたら案外着け心地が悪くってびっくりしまして。しっかりはまらないんです、たぶん左側の方が短すぎるのが問題なんだとおもうんだけど。生成りの帆布製でヌメ革のシオリみたいなやつと素材的にはかなり好きなのに残念でしかたがないです。

そう思うと、今使ってる文庫本用のブックカバーがやたら高性能なことに気がつきまして。・・・でも、これ、手に入んないんだよなあ・・・。もう。今使ってるのは、「ARIA」のブックカバーなわけなんですが。あの11巻買った時に全員プレゼントで、お金出して買えたやつ。まあ、キャラグッズといわれればそれまでですが。

とはいっても、ARIAブックカバー。今おもうとブックカバーとしての出来は出色でした。布地ははんぷで、裏地までもしっかりついていて、各水先案内人会社のマークはしっかり刺繍してあるしということでおまけに周りもしっかり加工してあります。キャラグッズとは思えない出来。なんなのかなー・・・キャラグッズでこの出来って。よっぽど、製作サイドが作品に思い入れがあったのかなあ?それとも作者サイドがこだわったとか。ここまで使いこんで具合がよくなるキャラグッズっておかしいだろと思ったり。

そんなこんなで、ずっと愛用していたんですが、普通のブックカバーの出来を知った今、急に惜しくなっちゃいまして。それなりに使い込んで味もでてきてます。遠慮なく使い倒すためにも、あと各店舗2個ぐらい予備を買っておけばよかったとここにきて後悔してます。ちなみに、アリアカンパニー、姫屋、おれんじぷらねっと各一個買ったんですが。姫屋さんのを公共交通機関で失くして今は、灯里ちゃんとアリスちゃんで回しております。

ちなみに姫屋のやつを失くしたのは某ティアの時で、東京から静岡までの公共交通機関を片っ端から当たったんですがみつからなかったという悲しい思い出が。悲しいなあ。ほんと。

そんなわけで、もう2度と手に入らないとおもわれるブックカバーなんですが・・・。どこかで、もう一度手に入れるチャンスがほしいなあ。今度は各店3つ買うから。うん。絶望的だとわかっちゃいるんだけど。うん。



2010年06月10日(木) そろそろ

ガンダムでもゴジラでもないGで始まる生き物が元気になってくる季節になりましたね。そういえば、最近ついに例のG的な生き物も萌え化されたようですが。

しかし、このG同人誌すげえよなあ。タイトルからして秀逸だもん。「!!」ってあなた、発音できないのが問題ですが、確かにあれみかけると、「!!」だもんなあ。このセンスからして突き抜けてるよなあ。

まあ、そんなわけで、G的なものの話ですが。さすがに私も嫌いです。今ならみかけると、ビビるしそれなりにいやな気分になりますし、薬局に薬買いに走ります。・・・ただね、そういう風にゴキブリ嫌ではありますが、いつからゴキブリが嫌いになったかといわれると自信がないわけで。

子供のころはそんなにGのこと嫌いじゃなかったような気がします。みかけたら、まあ、びびるけどそれはそれでという感じだったような。人間生活のなかで徐々にG=敵と教育されてきたわけですな。

つーか、ガキのころって結構シャレにならないことばっかやってるもんなあ。Gどころじゃないもん。

そんなわけで、まあ、Gのこと考えてたんですが、ふとなんでそんなにGは悪いやつなんだ?と疑問におもってちょっとwikiってみましたが・・・ああ、やっぱり雑菌とかでよくないのね。そーか、やっぱり奴は敵か。人間の知恵は正しいんだなあ。しかし対策に共存共栄って・・・半分ネタで書いてるな、執筆者。

あと、「ゴキブリ」って純然たる日本語なのね。「御器被り・御器齧り」からきてるとわ。てっきり外来語源だとおもってた。相変わらずwikiは無駄知識の宝庫やのう。



2010年06月04日(金) エロバラ

テレビバラエティーで、いろんな料理をならべてその価格をあてていくってゲームがあるけど、あれを風俗嬢でやったらすっごくおもしろくなるんじゃないいかと。

いろんな業種をならべて、最低でお世話になれる価格をあてっこするんですね。

「えー!!こんなかわいいのに5000円!」とか「え、おま、それで10万円!!」とかそういう感じ。

それで、試食がわりに得意技のご披露があるところで、

「えい(はあと)」

「おいおい、挿れちゃったよ!本番はいりました!」

「うっそ!!このコ高いよ絶対!!」

とか、そんなやり取りがあって、最後解説で、

「こちら、ピンサロ○○の○○ちゃん。トップで指名がおおいですが、ピンサロということでこのお値段でのご提供が可能となっております。」

とか、

「こちら、ソープ○○の○○さん。超高級点でのご奉仕ということでこちらのお値段になってります。」

・・・みたいな。

・・・面白いと思うんだけどなあ。どっかやってくんないかな?



2010年06月02日(水) コーヒーメーカー的な

なんか、ipadとか言うのが、流行ってるみたいですが。どうなんかな、そんないいもんかなあと。まあ、現物持ってないんでなにもいえないんですが。個人的には結局コーヒーメーカー的な代物になるんじゃないかと。

コーヒーメーカーってあれです。家庭用のやつ。実は手に入れたことがあって、どのように使うか説明書を確認してみたんですが面倒くさくて、やめちゃいました。なんだよ、フィルター部分の清掃とか、手入れとかって。そりゃお湯沸かす手間はへるかもしれんけど、どう考えてもそれ以外の手間がかかりそうでした。明らかに普通に手入れでドリップした方が、楽そうだもんなあ。わざわざ、機械つかってまでめんどくさいことしてどうすんのかと。

んで、まあ、ipadも似たような問題を抱えてることで。、普通に開けば読める本に、大してわざわざ電源をいれるというひと手間を面倒くさがるやつが何人もでてくるのではないかと。

まあ、一年後に定着してるかどうか、見物ですな。まあ、本当に便利なものだったら使いたいという気分もあるんですが、さて、どうなるもんか。


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