2005年08月24日(水) |
『裸足の1500マイル』/『スプリング・ガーデンの恋人』 |
『裸足の1500マイル(Rabbit-Proof Fence)』 Film No.29
★★★★☆
白人側を直接的に批判するのではなく、それぞれの立場の 正義と意義を客観的に描いているところがとても良かった。 異なる“信条と愛”がぶつかるところ、溝はできるもの。
『スプリング・ガーデンの恋人 (Hope Springs)』 Film No.30
★☆☆☆☆
久々にワースト・リストに入る映画を観ちゃったよ。 『ブリジット・ジョーンズの日記』のコリン・ファースと ヘザー・グレアムのラブ・コメ。コリン・ファースは結構 好きなんだけど、ヘザー・グレアムが、どうも生理的に 受け入れられないということに、これを観て気がついた。 (役柄がすこぶる気に入らなかったせいかも知れないけど) ってか、主役のどっちにも1ミリたりとも共感できなかったぞ。 “悪役”っぽいミニー・ドライヴァーの方が共感度が全然高かった(笑)
2005年08月10日(水) |
『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ 』/『リトル・ロマンス』 |
『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ(The Royal Tenenbaums)』 Film No.27
★★★★☆
こういう、おバカでちょっとハートウォーミングな映画、大好き。 豪華メンバーなのにチープな感じ。
『リトル・ロマンス(A Little Romance)』 Film No.28
★★★★☆
1979年の古い映画。何で予約リストに入れたのか忘れたけれど、 きっとこのジャケットに惹かれたように思う。スラーっぽい画に。 ところどころに散りばめられた少年のセリフと演技のくささは、 観ているこっちが赤面しちゃうくらい(笑) ストーリはシンプルで、本当にタイトルの通り“かわいらしい 若き2人のロマンスの行方”を見守る感じで素直に観られる。 “恋人たちの街”と聞けば思い浮かぶ“パリ”と“ヴェニス”が 舞台なベタさもタイトルとマッチしていい感じ。 たまにはこんな映画も良い。
2005年08月08日(月) |
『ブラス!』/『列車に乗った男』 |
『ブラス! (Brassed Off)』 Film No.25
★★★★★
いろんな意味でイギリスらしい映画だった。 いかにもイギリスらしい風景満載。 これぞイギリス訛りな英語。 (特に坑夫の奥様たちは何を言ってるのかさっぱりだった…。) 底抜けな明るさを嫌い、人生の陰りにも目を向ける感じとか。 ストーリ的には“お約束”感があちらこちらに見えたけれど、 現実味に満ちた素朴でストレートな映像がそれを受け入れやすい ものにしてくれている。 ユアン・マクレガーが、はまり役なような、浮いているような、 う〜ん、どっちだろう…、という感じ。
『列車に乗った男 (L'HOMME DU TRAIN)』 Film No.26
★★★★☆
地味な背景に、役者の演技とセリフが光る映画。 問題は最後の数カット。 あれが現実だとすると、それまでの流れを覆す突飛で、 出来すぎたエンディングになっちゃうけど、 それを曖昧で回想的なカットで描くことで、 駄作になることを避けているのか? あれは現実なのか、2人の見た夢なのか? 鑑賞後もいろいろ考えて楽しめる映画。
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