先日、冷凍庫の中を整理していたら、開封してちょっとばかり手をつけただけで放置されている柚子胡椒の瓶をいくつも発見したので、これをテーブルにずらっと並べ、早速我が家の貯食行動マニアであるところの旦那に尋問聞いてみました。
「柚子胡椒コレクションがたくさんあるけど、あなたが好きなのはどれ?」
「えー、左端のだけ」
「ふーん、じゃ他のは?」
「いやー買ったのはいいけど、どーも俺の口にはあわんやったねー(ノ∀`)タッハー☆」
そして私は彼が好きだと言った柚子胡椒の写真を撮り、もう二度と他のには手を出させないよう買い物時(←特に道の駅とJA直売所)における自由行動の制限並びに監視活動の強化をせねばと固く心に誓うのでありましたが、それはともかく目の前のこの柚子胡椒たちの処遇ですよ。
一つ一つ味見をして私が餃子や鍋のときに使ってもいいかなと思えるものを冷凍庫に残し、戦力外となったものを全てぬか床に混ぜ込んでみました。 大さじで言うと5杯分くらいあったでしょうか。
それから数日後。 漬けた人参や新生姜のまあうまいことうまいこと。
・・・・。←感動中。
ぬかみーと名付け私が「育てている」と思っていたぬか床。 いや、育てているなんて保護者的上から目線だった自分を反省すべきではないかと。もう「ぬかみー様」とお呼びしなければならんのではないかと心底思っておる次第。←そして毎度おなじみ旦那の「俺のおかげで」トークは( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \と笑って聞き流すバファリンより優しさ成分増量中の嫁。
2021年08月22日(日) |
我々はダンボールを愛してやまない。 |
26✕19.5✕11.5(cm)
in黒猫♂3歳。
...みっちみちやん。
誰がエスパー伊東やねん。
見たらもう、何が何でも入らねばならない。 それが猫とダンボールの関係。 鰻と筒もまた同様。
ダンボールにゃん。どのサイズでもイケます。
2021年08月18日(水) |
蓮の花の形をした日持ちのする甘い何か達。 |
お盆も過ぎ、お仏壇にあげていたお供えがじわりじわりと私と旦那によって消費されております。
そして最後まで残りがちなお供え選手権ナンバーワンといえば、やはり蓮の花の形をした落雁でしょう。というかもう落雁そのものでしょう。
お茶のときに出される上品な高級お干菓子ならいざしらず お盆になると仏壇にどーんと登場する大きな落雁の、その見た目の華やかさに反して口の中に入ったときのびっくりするほどの粉々感と言ったらもう、昭和の子供たちには日本三大がっかり菓子の筆頭だったに違いない切なく微妙な存在。
なのに我々はお盆になるとあの蓮の花の形の菓子を先祖に供えようとする。 美味しくないとわかっているのに供えようとする。 何の嫌がらせかってなくらいに供えようとする。 いや、供えんでいいやろもう落雁は。
ってなわけで私はここ数年蓮の花のデザインの袋に入った砂糖を供えていたんですが、おいちょっとまて、砂糖供えてどうしろって言うんだ。あとでお料理に使えるから無駄がないわ、私って賢い主婦ってか。んなら大日本明治製糖ばら印の上白糖1キロ入りでもよかろうもん。なんで私は何十年たってもお盆は蓮の花の形をした日持ちのする何か甘いものを先祖に供え続けようとしているんだ?それは一体何の呪縛なんだ?
と、しばし考えていたところ、今年は蓮の花のラムネなるものを見つけたのでそれを供えました。いや蓮の花から離れろよ?もうそろそろ離れろよ。いやあ、こればっかりはクリスマスにツリーを飾りたがる人たち同様、お盆に蓮の花を模した何かを捧げなければどうにも収まらないように刷り込まれているんでしょうな。致し方有りません。なので蓮の花の落雁っぽい見た目のラムネを来年もまた供えることでしょう。
で、 その蓮の花のラムネを先程かじってみました。 めっちゃラムネでした。
一口でリタイヤしそうになりました。 なので、切り分けて小瓶に保管し、旦那の目につくところに置いておきました。 そのうち酔っ払った旦那が血迷って完食してくれることでしょう。
・・・もう2021年なんだからそろそろ蓮の花の形の落雁でも砂糖でもラムネでもない日持ちのする美味しい何かは誕生しないものだろうか。
いや蓮の花じゃなくてもいいだろが自分。ほんといい加減にしろ自分。←いややっぱ無理。←あ、ホワイトチョコを蓮の形に抜いて色つけるのとかどうよ?←誰か作って。そして販売して。お願い。
2021年08月17日(火) |
Black Cat Appreciation Day。 |
8月17日は黒猫感謝の日と聞いて思い浮かんだのはヤマト運輸の創業記念日だったんですが、そちらは11月29日※しかもsince1919でゴイスー。私は荷物が届く度にクロネコ感謝の日ですけどね。つか全ての物流業者さんに敬礼。
じゃあこれは何の日かというと「世界中の黒猫とその家族との愛を象徴する日」だそうです。 キリスト教圏では黒猫迫害の歴史があるんで、その固定観念刷り込まれてる人も多いだろうから敢えての限定推しなんでしょうね。 日本では昔から黒猫は福猫であり魔除けなんで、不吉なんて言う良い歳した大人がいたとしたらそうとうな欧米古典文化かぶれなのでありましょうて。
我が家の黒猫は3年前の8月21日にうちの家族になりました。 敢えて黒にこだわったのは前に飼っていた犬に対する懺悔からであります。
そして黒猫感謝の日だろうが何だろうが、覚悟を持ってお預かりした命だけに、それはもういつもいつも「タマと自由を奪ってごめんね」と思いながら、
毎日新鮮なお水と水菜とお好みのカリカリとちゅーるを捧げるのです。
猫社会からの隔絶と望まぬ自宅軟禁によって守られる安全と平穏。
ま、いいけどね。俺、人も猫とも関わるのキライだし。
・・・と思ってくれていたらいいけど。←所詮自己満足。
すっごい田舎暮らしだったら飼い猫だけど外も自由に行き来したりなんて暮らしも可能なんだろうけどなあなんて思いながら、岩合光昭の世界ネコ歩きを見る。
君がきてくれて感謝しているのは私と旦那だけで、 君は感謝していないだろうことは知ってる。 君は迷惑だったに違いないことも知っている。 自由を希求するのは自然の摂理。 綺麗で安全な暮らしが幸せだと押し付けているのは人間の自己満足。
保護しなかったら君は車にひかれたり飢えて死んだりしたかもしれない。 でも飢えるからこそ知恵をつけて生きるすべを身につけ、自由で繁殖もしてケンカもして縄張りのボスになったりしていたのかもしれない。
かもしれない。
自由を奪って本当にごめん。 だからこの家の中だけでも自由気ままに好き勝手に暮らしてほしい。 たとえ輸入物のソファーをボロボロにしてくれても。買ったばかりの羽毛布団にいきなり爪を立てようとしても。ストレッチポールに寝たとたん毎度毎度おもいっきり足に噛み付いてきても。
猫だから許すの。 人だったら許さないからね。 人だったら許さないからね。←大事なことなので2回言いました。
1945年。 私の父は8歳で、私の母は6歳。 父は賑やかな大阪の町のこれまた賑やかな心斎橋近くで床屋を営む家の長男で、 母は佐賀県北部唯一の町唐津ですら結構な田舎だというのに そこからまた直線で10キロ以上離れた山間の 周囲は山と川と田畑しかないが、お手伝いさんや子守さんなんかがいたりする大きな農家の長女。
3月。 大阪の町はけたたましい空襲警報に叩き起こされる。 外へ出た父は、家の前の道を大勢の人が同じ方向へ走って逃げるのを見た。 幼い弟をおぶって出てきたおかあちゃんは、みんなの逃げる同じ方向へ行こうとした。 すると先に表に出て様子を見ていたおとうちゃんが戻ってくるなり言った。 「川へ逃げたらあかん。ええか、反対へ逃げるんや」 おかあちゃんは心配そうに言う。 「でもみんなあっちにいってますよ」 それでもおとうちゃんはきっぱりと言う。 「人は人や」
あとはもう、大勢の人が逃げるのとは反対へ反対へ。 引っ張られるその手を離さないよう必死で走った。 道の両脇の家はどんどんと燃えていく。 あっちもこっちも燃えているから熱くてたまらない。 「道の真ん中を走るんや」おとうちゃんが言う。 小さな弟をおぶったおかあちゃんも必死でついてくる。 怖いとかどうしたもなく、ただただ人の流れと反対へ逃げた。
どれだけ走ったか覚えていない。 やっとのことでたどりついたのは神社だった。 おとうちゃんは井戸から水を汲んで飲ませてくれた。 ただでさえ毎日お腹が空いているうえに長いこと走り続けてよけいにお腹が空いた。 「おとうちゃん、おなか空いた」 「起きてるから腹減るんや。はよ寝え」 まあ、言われるのわかってたけどな。
夜が明けると大阪の町は焼け野原で死体ケ原だった。 家も店もご近所さんも学校も友達もみんな焼けてなんにもない。 みんなが逃げていった川は死体だらけだった。 「おとうちゃんが反対や言うてくれんかったら、ぼくらもああなってたんかなあ」 誰も何もこたえない。 それからの記憶はもうずーっと毎日毎日腹が減ってたまらんことだけ。
8月。 母はその日ものんきにお友達と遊んでいた。 そういえば最近うちの村には見知らぬ大人の人たちがよくやってくる。 いろんなものをうちのおじいさんに持ってきては 頭を下げて野菜とかお米と交換して帰っていく。
ふーん、お米がこんなにたくさんの着物や帯と交換できるんだ?びっくりー。 わたしはおもしろいなあと思って見ているけれど、 おじいさんはおもしろそうな顔はしないで、 かわいそうな人を見るような目で着物をみてる。
夏の山の緑はきれい。 夏の空は青くてきれい。 そういえばこのまえ、青い空のたかーいところをキラキラしたのがゆっくり横切っていったの見たんだっけ。すごいふしぎ! あれはいったいなんだろうな?光がキラキラしていてすごくきれいだったな。 次に見かけたらおじいさんに聞いてみよう。うちのおじいさんは何でも知ってるからね。
田んぼの稲には穂がついてきた。 うちのお米はとってもおいしいから好き。 うちのお水は夏でも冷たくっておいしくてだーいすき。 庭のお花摘んだらおじいさんにおこられるかなあ。 にわとりに追いかけられるの嫌だなあ。
家に帰るとみんな座敷に正座してラジオを聞いていた。 偉い人が来たみたいにして座ってる。 おっかしーのーと思って見てたら、うちのおじいさんが言った。 「日本が負けた」
ふーん。それよりうちのにわとりは小屋に入れたままにしてくれないかなあ。
ーーこれが私の両親の「戦争の記憶」
2021年08月12日(木) |
小鹿田焼とか小石原焼とか。 |
2000年前後あたりからの子供の名前と昔ながらの地名はふりがなないと一発で読むの難しいですよね。
ってこたー難読地名はキラキラ地名ってかwww
んなことを考えながら小鹿田(おんた)焼と小石原(こいしわら)焼を売ってるお店をいくつか訪ねてきました。 ほんとだったら窯元一軒一軒回ったりしたほうが楽しいんですが、もう足腰弱ってる上におしっこ近いアピールが半端ない高齢旦那連れだもんで、そんなまったり呑気な旅ができねえんでやんすよ。あと10年の我慢我慢。
小鹿田焼のは素朴な小皿を2枚と、小石原は道の駅に各窯元の作品が勢揃いだったのでモダンな角皿1枚とデザインめちゃ可愛な取皿を2枚購入。
すっごい気に入っちゃったのはいいけど、うち背の高い食器棚がないんで(佐賀から引っ越してくるときに食器の大半と共に食器棚も処分した為収納場所はキッチンカウンターの下のみ)捨てても罪悪感ゼロの思い入れのかけらもないニトリの皿をポイと5枚処分しました。
そしてじわりじわりと増えていく我が家の小石原・小鹿田ブラザーズ。←この2つは福岡と大分で場所は違えど兄弟窯。←おすぎとピーコは双子の兄弟釜。←広海・深海も以下同文。
秋になったらまた探しにいこうっと。←旦那は「器もいいけど今度は葡萄買ってよー」とおねだり巨峰・ピオーネ・シャインマスカット中。
2021年08月10日(火) |
五十肩が解決した先に得たもの。 |
旦那のリクエストで海鮮パスタを作っていたら 私の後ろ姿を眺めつつ背後にやってきた旦那がさも嬉しそうに言い放った言葉。
「ほんとお前は男らしい背中になったなあ〜」
・・・条件反射的に回し蹴り食らわせたくなりましたが、その結果アバラ折れまくった後期高齢者一丁上がりってことで病院から速攻通報されるという結果は容易く秒で想像できたので、そこはもう大人の対応でマッチョポーズ披露し喜ばせてあげましたよ。私の半分はバファリンと同じくらい優しさでできているのです。
んで思いましたね。私はやはり一日も早くスタンディングバッグを入手したいと。
元より吉川晃司風味の肩を持っている上に五十肩克服のために連日鬼のように振り下ろしまくった竹刀によって作り上げられた男らしいこの背中。美などみじんも求めちゃいない闘志あふれる中年女のこの背中。笑いたければ笑うがいいわ。将来テメエの介護をしなければならないという使命感でもって鍛えたこの体と精神。バカにしたいなら勝手にしてろ。人がなんでもケツ拭いて褒めて甘やかしてりゃいい気になりやがって。
と、これまた秒で考えましたがもういいです。
後期高齢者の一挙手一投足にいちいちイラッとくる方向に心を持っていかれるほど無駄な時間はありません。 この憤りのようなわだかまりのようないいしれぬ感情を足上げ腹筋にぶつけ続けることにします。
「褒め言葉なのにー」という言い訳めいた旦那の言葉は「お前のぬか漬け美味しいよー、永遠に食べていたい」などとベタなおべんちゃらに変化していったので「そんなに好きなら死んだとき棺桶の中にぬか床たっぷり入れといてあげるわ、故人のたっての希望ってことで」と言うときました。
・・・本気で入れるからな。覚えとけ。
空は気持ちよく晴れててお参り日和。
手水舎にも夏が浮かんでる。
境内では夏の音がキラキラ響き...
その向こうにたくさんの祈り。
ここ高塚地蔵尊にはじめてお参りにきた日のことを、旦那も私も覚えてる。 1997年1月29日。ふたりして同じことを願った。 それから毎月のように通った。 その願いの結果は今東京で「今日も暑いわー」と言ってる。 暑いと言ってるだけなのに私たちはその声を聞くだけでニヤニヤ喜んでいる。 君という存在がただただ私たちのしあわせなのだと知ってくれているだろうか。
五輪では息子と同世代くらいの子たちがいろんな競技で泣いたり笑ったり。 若い子ってのは秒単位で成長するんだなあと、どの競技みていても感心する。 みんな自分と向き合って苦しい中でもぐんぐん育つ。 目立っても目立たなくても メダルをとってもとらなくても 選手でも選手じゃなくても 今日も暑い中で育ってる。
がんばれ若い子たち。 後期高齢者と中年は揺るぎなくただ見守り祈る。
ヤワラちゃんの祈願成就金メダル地蔵様も絶賛みんなを応援中。
入江聖奈ちゃん金メダル叫んだーーーーっ!! もう1ラウンドから凄かった!! 対戦相手の子もめっちゃパワフルだった。 紅からの千本桜っっっっ!聖奈ちゃん最高っっっ!!! 最高すぎて久々にアサヒスゥゥパァァァドゥラァァァァイ飲んだわ!テンション上がったときのビールはやっぱキリキリした奴がいいな! 録画もしといて良かった。永久保存版にしてずっと愛でるわ。
2021年08月02日(月) |
こんなとき召喚するあのひと。 |
うちのドラム式乾燥機付き洗濯機がバカになって乾燥機能が全く使えなくなったのは今年5月のことであります。 結局音を上げて新しいのを買いました(グッスン)とか言うと思ったら大間違いですよ? 解決策として新たに買ったのは3代目引っぱリンガー。 これが目下浴室乾燥専用洗濯物干しとして大活躍中であります。
この程度じゃ買い換えないもんねーふんふんふーんと油断していたら、バカになった洗濯機と同じメーカーのお高いドライヤーが、ボキッという音とともにハンドル部分が固定不能になりました。
ファッッ!?
...一瞬コンクリに叩きつけようかと思いましたがここで私はすばやく脳内に反町理を召喚。「なるほど」とつぶやきとっととホームセンターへ行ってスコッチな絶縁テープの中からドライヤーの色と似たものを購入するのです。そしてハンドル部分と本体をグルグル巻きにして固定することで一応の解決を見た次第。 お陰様でもう二度とハンドルをたたむことはできなくなりましたが、ドライヤーとして問題なく使用でき、収納場所である引き出しの中にも入るからそれはそれでいいのです。
そして私は確信しましたね。やはり冷静に物事を運びたいときに召喚するのは田原総一朗じゃなくて反町理が適任だな、と。 いくら大好きだからといってむやみに櫻井よしこ様を召喚してはならないよな、と。
2021年08月01日(日) |
女子ボクシングはちゃめちゃかっけー!! |
入江聖奈ちゃんも並木月海ちゃんもゾクゾクするくらい強っっええええ!!! 録画したやつ何度も見返しちまうわー!!
そして自らやりたくなる衝動をグギュギュと抑えるわけで。←ガチで。
あーどっかに「中高年からはじめる楽しいボクシング(またはムエタイ)教室」とかないかなー。いや自分ちにサンドバッグさえあればいいだけの話なんだけどなあ。などと考えつつ毎度おなじみボディーメーカーのサイトをみてスタンディングバッグを殴る蹴るしている皇治に見惚れる五十路。いや見惚れてる場合じゃなくて本気でスタンディングバッグ欲しいんですけど。んで、殴る蹴るするたびに「うっ!」とか「グエッ!」とか音が出る仕様に改造したいんですけど。でもって3分たったら「もう勘弁してください!」ってセリフでお知らせしてくれる素敵なタイマー付きで。やだもうナイスアイデアで鼻血でそう。
とはいえ置き場所のない現状ではなかなか難しいので、この気持ちを込めっ込めに込めて五十路は今日も竹刀で古タイヤを打ちまくるのでありました。←おかげで五十肩は完治☆←よくがんばりました◎
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