2001年01月31日(水) |
無事でなにより・・・ |
・・・目が覚めた。 ドキドキしながら障子戸に手をかけた。
降ってない。 道路も白くない。
よっしゃー!安心して帰れるぞーっっ!!
朝食後、 食事処から部屋へ戻る途中、 息子は何度も何度も振り返る。 どーした息子よ。
・・・仲居さんが若いのか。そーかそーか。
あたしはそー思ったが、 大旦那は違うという。 昨日、夕食後に黒川の宿が建ち並ぶ小道を散歩していたとき、 「首なし地蔵さま」という場所に立ち寄ったので、 そのお地蔵さまがついてきてるというのだ。 それはありがたいことではないか!
このお地蔵さまにはこんないい伝えがある。
昔、貧しい塩売りの息子が病気の父親のためにスイカを盗もうと決心し、 お供えするものがないのでお地蔵さまに売り物の塩をお供えし、 いまからスイカを盗みます、許してくださいと手をあわせて畑に入ったところ、 畑の持ち主に見つかり、首を切られてしまったが、 そこには塩売りの息子の首ではなく、 お地蔵さまの首が落ちていたという。
なんて心優しいお地蔵さまなんだろう。
このお地蔵さまが息子を守ってくれるなんて、 ほんとうにありがたいことだった。
でも息子が振り向く理由は、 若い仲居さんたちが後ろから「かわいーい」と言ってくれるからに他ならないのだが。
さて、これからは帰路。 気持ちを引き締めて帰ろう!
もちろん山を下る右へ進路をとるものと思っていた。 しかし大旦那はこう言った。 「もう、雪も降ってないし、昨日通ってない道で帰ろう」と。
了解。
そして車は軽快に走り出す。 このあとに警戒が必要になってくることも知らずに・・・
彼は言う、 「筋湯温泉を見て帰りたい」と。
道路の雪は溶けている。 まあいい、行こう。
進む。 進む。
細い道に入る。
進む。 ・・・迷う。
なんかだんだん雪が多いよ。
でも道路の雪は溶けてるから大丈夫。
進む。 途中、水をまいて雪を溶かしているおじいちゃん発見。 「この先、とおれます?」 「あー、バスも走ってるし」 「ありがとーごさいまーす」
それから三十秒も走らないところで、 車はアイスバーンにさしかかりスリップする。
ガードレールは、 ない。
向こうから軽トラックがくる。 バックしたい。 が、スリップしてバックできない。
軽トラのおじいちゃんが下がってくれた。 じわりじわりと前進する。 ・・・抜けた。
ひ・・・引き返そうにもUターンする場所がない。 進む。 あ、看板発見! 「この先スキー場」
え・・・。
でもこの道をいかないと、 もうどうすることもできない。 慎重に走り続けることしばし。 右手に見えますのはスキー場。 左手に見えますのは立ち往生して放置された車が二台。 きっと昨夜、ここに入り込んだのだろう。 そーとー雪に埋もれていた。
ところがどっこい、 ここを抜けたあとが素晴らしかった。 はじめて見る雪景色!! 道の両側は真っ白な雪の林!!!
しばらくあたしの口からは感嘆しか出てこない。 こんな九州をあたしは知らない!! まるで別世界だーーーーーっ
そうか、 スキーって、 こんな景色も楽しむことができるんだ。 九州でもここまでくれば、 スキーができるんだーーーー なーるほどーーーーーーーーっ!
骨が丈夫なうちに、 一度はスキーをやってみたいと、 かたーく心に誓ったおかんでした。
それから一時間ほどで高塚地蔵に到着。 無事に戻れた御礼と楽しい旅の報告をして、 それからはスイスイっと高速であっさりと我が家へ到着。
はぁぁ〜〜。 とってもスリルとサスペンスと極楽気分の旅だったなーと回想しながら、 何事もなく帰宅できたことを感謝しつつ、 さっそく洗濯物にとりかかる、いつもの主婦の生活に戻る。
息抜きって、いいねっ。 雪も、なんか楽しい!
過ぎてしまえばドキドキしたことも、 楽しい思い出になるから人生っていーなと思うっ。
よし、 次はチェーン持っていくぞっ!
そう、ノーマルタイヤのみで、 この過酷な二泊三日の旅をしてきた私たちでした。
・・・(-∧-;)
・・・目覚めれば、外は真っ白。
あれれ?
昨夜は星が出ていてきれいで、 でもって仲居さんも「明日は晴れますよ」って言ったよねぇ??
・・・そう、あたしは雨、又は雪女。
風こそ吹いてないけど、 雪はちらほら降り続く降り続く。
連泊のあたしたちは、 朝食を済ませたあと、浴衣姿でうろうろしていた。 そう、 「機会をうかがって」いるのだ。
そろそろ宿泊客もチェックアウトする頃だ。
ついにその時はきた。 あたしたち家族三人は、 初めて家族湯以外の風呂に家族で入ることに成功したのだ。
万一のことを考えて、 あたしはバスタオルを手元においておいた。
でもその心配はなかった♪
広い露天風呂はあたり一面雪景色で、 気温はちょーど0度。 湯気はもうもうと立ちこめて、 あー、この風呂もって帰りてーーーーーー!と、叫びたくなるほどだった。
大旦那はついに泳ぎ出すし、(元水泳部) あたしは伊豆の踊り子ごっこはじめるし、 誰かが見てたら「いかれた家族」と思われとったに違いない。うん。
さて、 連泊で問題なのは昼飯だ。 しかしこの雪の中、どーすればと思った。
宿を出て右へ行けば山を下る、 左へいけば山を登る。
誰もがこの状況なら右を選ぶはず。 だがうちの大旦那は無謀にも左を選んだ。 車を走らせること三分、 彼はあっさりとUターンした。
よしよし、こんなとこで冒険してもしょーがない。人生は大切にしよう。
そして車は一路、小国市街へ。
観光地図をみていると、 蕎麦の店がいくつか書いてある。 蕎麦好きの大旦那はとーぜん「行こうっ」と言い出した。 言い出したのはいーが、 この道はどーも国道とか県道ではない様子。
・・・迷子になった。
道行くおばちゃんにたずね、 ガソリンスタンドのにーちゃんにたずね、 見つけた細い道を「真っ直ぐ」いけばいいとわかった。 まっすぐ行った。 行った。 行った。
・・・・まだ行くと?
あ、看板発見!! 「あと二キロ」
おー・・・。
なんかくねくねした山道をゆく。
あったーーーーーーーー! 地図に書いてある蕎麦屋だーーーーー!
「本日は終了しました」
・・・もしもし、まだ二時前なんですけど。
少し戻ったとこに、 これまた地図に載ってる蕎麦屋があった。 営業してるので、はいった。
なんかいーかんじっ♪ 古い民家っぽくて風情あるある。
メニューはいろいろあったが、 おばちゃんおすすめの「そばづくし」にした。 ざるそば、マイタケの天ぷら、 次に温かいおそば、 最後にそばアイスクリーム。 お茶はもちろん「そば茶」だった。
うーん、おいしすぎるぅ〜( ̄¬ ̄*)
大旦那はさっそくそば茶を買っていた。 これ、このままボリボリ食べても香ばしくておいしいそうだ♪
・・・食っちゃおっと。
あ、お茶漬けのアラレにしてもいーかも??
蕎麦も食ったので、 帰ろうかと思ったが、 だんだん天気も良くなって晴れ間が広がってるし、 この店からだと阿蘇を一望できる「大観望」まで12キロほどだったので、 ここは一つ、雄大な阿蘇の雪景色でも眺めるかっつーことで、ゴーゴー!!
たどりついた大観望の展望台駐車場には車が一台しかなく、 それも売店に用事のある業者らしき車。 どーもこんな雪の日に観光にきやがった大馬鹿野郎はあたしたちだけのようだった。
それでも白冠を戴いた阿蘇五岳の姿は美しく、 親子三人大はしゃぎしたあげく、 林家ペーパー夫妻のように写真を撮りまくった。
少し離れたところの雪は、 くるぶしまですっぽり埋まるほどの積雪で、 これにはすっかり「犬は喜び」状態になるおかんの図。
ひとしきり騒いでいると、 大型バスが到着。 どーやら強行軍ツアーらしい。 昼間から赤い顔したおやじ様ご一行だった。 彼らは大観望と書いてある板のところで、 ツアコンにせかされ無理矢理記念写真を撮られていた。
その後は景色をみることもなく、 彼らは売店で「酒のつまみ」を物色していた。
車内での飲酒は回るのよねぇ〜。
ちょっとうらやましい気がした。 バスツアーのメリットは移動中の飲酒。これである。
それはさておき、 あたしたちはしばらくここで遊んでいたが、 そろそろ帰ろうかということになった。 冷えた身体を温めてくれる温泉が恋しくなったのだ。
ふと空をみた。 なんか一部、暗雲が・・・
とおもったらさっとあたりが薄暗くなった。 これはやばい!! 一目散に山を下りた。
小国まできて、 やっと暗雲から逃れることができた。 ホッ。
さて、と
コンビニで酒でも買ってくか〜!!
黒川の手前でみつけた酒のあるコンビニで、 マグナムドライと地ビールとつまみを買い込み、旅館へ戻る。
さー風呂風呂っっ♪ 頭から湯気がでそーなほどに湯につかり、 夕食までの数時間、 風呂上がりのビールを満喫する。
息子は風呂上がりの小国ジャージー牛乳だ。
しばらく酔いつぶれて横になってのち、 夕食ですよーと仲居さん呼びに来る。
夕食は昨日とはまた違った趣向で、 ステーキだの鯛の兜煮だの、ふぐ刺しだのと、 満足この上ないおもてなし☆
なんかいい宿を見つけたなーって感じで、 この夜もすっかり酔いつぶれて眠りにつくのでした。
・・・さあ、明日の天気は?
今日から旅行〜〜。 大分の高塚地蔵経由、黒川温泉っす。
早めに出発して高塚でお参りを済ませたあと、 さー、今夜のお宿の黒川に出発ぅ〜♪
・・・と思ったらなんか雲行き怪しいし。
そう、あたしは雨又は雪女。 どーやら目的地周辺は雪らしい。
高塚の茶店の人が、地元の運転手さんに道路状況を聞いてくれたおかげで、 安全なルートを知ることができ、 のんびりドライブで目的地へ。
途中、大旦那もあたしも、朝が早かったためか睡魔が襲い、山道だけに休憩する場所も見つからず、二人は大声で歌い始めるの図。
しかも互いの大腿部をつねりあいながら。
そんなこんなするうち、 ようやく黒川に到着。 今回のお宿は「やまびこ旅館」。
木々に雪が降り積もってて、 とっても風情があるなーと喜ぶ二人。 息子は・・・というと、広い館内をうろうろできてご満悦の様子。
お部屋もいちばんいいとこで、 掘り炬燵から見える景色もいーかんじっ。
とっとと浴衣に着替えてとにかく風呂三昧してました。
ただし大きな露天風呂は混浴で、 女性は夜の七時から三時間の間しか「専用」にならないという。
入りたいけど・・・それはやっぱりはいれまい。
なので「機会をうかがうことに」した。
食事にはうるさい大旦那、 ここの夕食には満足してた。 あたしはヤマメの塩焼きが久しぶりで、 ついつい頭から丸かじりしてしまい、 お皿には化粧塩しか残らなかったという、 化け猫のような食いっぷりを披露。
んー・・やっぱしヤマメは頭から食わなねぇ。
ワインで乾杯してほろ酔いどころか、 そーとー酔いまくった二人は、 この後、泥のように寝てしまうのだった。
しんしんと降り続く雪にも気づかずに・・・
明日から旅行なんで、 夜はバタバタするだろーから、 今日はティータイムに日記かいとります。
詳細は語れませんが、 今朝、棚ぼたがありました。
棚からほんとにぼた餅が落ちてきたら、 それは甘いモノ嫌いのあたしには地獄やけど、 ぼた餅よりあたしの好きなモノが、 意外なとこから出てきたとゆー。
夫婦は今朝から爆笑です。
「あなたのするどい感のおかげってー」 「いやいやお前の日頃の行いってー」と、 妙に夫婦は互いを賞賛しあうの図。
今日はつつましく家でシャンパンでも開けます。
あ、実は今日はおかんの35回目の誕生日です。 なんともはやって感じです。
それにしても三十過ぎると、 どーしてこんなにも時間の流れるが早いんだ?
ところでいまいちばんの不安は天候。 九州北部、山沿いは雪との予報。 そう、明日の目的地は「山沿い」いや「山中」。
・・・チェーン用意しよっと。
そう、あたしは雪女。 自分の旅行さえも台無しにする恐怖の雪女じゃ。
・・・(-.-”)凸
2001年01月27日(土) |
ドコサヘキサエンサン。 |
テレビつけると雪国の映像やん。 んーーー??っと思ったら東京だと。 そーか、それで飛行機あんまし飛んでないったいね!!
でも博多は夕べから雨でした。 洗濯物が家の中でブラブラしてて、 気分がいまいちだったので、 「おさかな天国」でもかけました。
そのせいか、 今夜もシーフード・チリにしてしまったりして。
ところで、 今日はブツが届いた。 何のブツかとゆーと、 「DHA」(ドコサヘキサエン酸)。
いわゆる一つの「魚の成分」である。
これは「頭が良くなる〜♪」という例の歌の歌詞の根拠ともいうべき成分だったりする。
で、これを息子に与えようというのが今回の購入の目的っつーわけ。
そう、あたしは人呼んで「サプリメント人体実験女」。 被験者は家族だ。
大旦那の前立腺肥大の症状も、 ノコギリヤシエキスで軽減させた。
あたしの致命傷でもある膝関節も、 深海鮫エキスとカルシウム、グルコサミンで癒している。 偏頭痛もしかり、これは血行障害と判断して血液の循環をよくするビタミンEをとり続けて、五年がかりで体質改善をした。
うーん、サプリメントおたく・・・。
何もしないで手をこまねいたりするのが嫌いな性分なので、 かといって医者に相談しても明快な答えのでない症状に限り、 あたしはこーやっていろんな体質改善を試みてチャレンジしてきた。
自分の体感はもちろんのこと、 血液検査にだってその結果は現れる。
サプリメントは飲みっぱなしではいかん。 定期的な健康診断を行うことで、 どれだけの効果がどれくらいで現れたかを理解する必要がある。
つーことであたしは、 医者が明確な治療方法を提示しない体のトラブルに限っては、 こーやって乗り越えてきたのだった。
・・・ちょっと威張ってるおかん
さーてと、 前置きは長くなったが、 息子はどこも体の具合は悪くない。
でも好き嫌いがあるので栄養の偏りが多少あるのは否めない。
つーことでドコサヘキサエンサンの登場〜☆ 決して「ドコサイキナサルトナ?」とゆー、ここらの方言とは違う。 ※ちなみに「ドコサイキナサルトナ?」は、 「どこへ行かれるんですか?」という意味である。
脳味噌の中のニューロンが急成長しているいまこそ、ドコサヘキサエンサンの必要性というものがあるのではないか!! まー、ヒマにまかせてんなこと考えたあたしは、 さっそく注文したってーこってす。
で、これはなんとゆーか、 乳幼児が飲むには大きな一粒だったりする。 これだけで飲ませてみよーとしたが、 さっさとプッと口から出されてしまった。
次に、 プリンと一緒に食べさせてみた。 気づかれた。 出した。
で、ヨーグルトと一緒に食べさせてみた。 また気づかれた。
ん!ではこれでどーだ! ヨーグルトとソレを口にいれてすぐ、 リンゴジュースを飲ませてみた。
・・・・・ごっくん。
ふっふっふっふっふっふっふっふっ!!!!
そしてあたしの後ろでは、 エンドレスでまわっているその音楽。
「さかなさかなさかな〜・・・」
・・・呪いの音楽だ。
「おさかな天国」入手。 夕方からエンドレスで聞いております。 おかげて夕食の支度がえらい早く済みました。 すごい効果やん・・・。
でもって今日の午前中、 妙に陽気な大旦那は、 月末に温泉にいこーといいだした。
おお?
そやねっ、ありがたく好意に甘えよう☆
場所は最初、別府にしようかと思った。 前にいった宿がこぢんまりとしたすごくいい感じのとこで、 あたしたちもお気に入りやったし。
ところが満室だった。 そーよねぇ・・・急な予約やもんねぇ。
で、あちこち考えては消え、考えては消えして、 やっと決まったのが黒川だった。 黒川は二度目だが、今回は宿を変えてみた。 日曜日はどこも満室だったので、 結局29日の月曜日にした。
楽しみかも・・・。
でもね。 あたしって雨女で、 しかも雪女でもあると。
この日、また大雪になったらどーしょー??
ま、それもまた一興、か。
ところでこの日記を書いてる現在、 BGMはもちろん「おさかな天国」です。
これにあわせて体操でもしよーかいな?
いらついていた。 そーとーいらついていた。
マウスが思うように動かなくて、 あたしは最近いらついていた。
クリーニングペンっつーの買ってきて、 外側からボールの汚れはとったのに、 こいつはあたしの言うことを聞かない。
マウス、かえたろかいな・・・。 そんなことを考えながら、 家電ショップのパソコンサプライのコーナーにいった。
ふと目にとまったのがクリーニングキット。 クリーニングならしたよ、ちゃーーーんとね。
しかし何か違う。 交換用のボールまである。 んんん??
マウスを分解しろと書いてある。 あいーん?
よーわからんけど買ってみた。 ついでに汚れをとるマウスパッドとゆーのも買ってみた。
さっそく帰ってマウスパッドを今使ってるヤツのサイズにカットしてはめてみた。 次にマウスを裏返してみた。 あらら、ネジがあるやん?
そう、今頃気づいたのだ。
開けてみた。 なんかいろいろある。 さわるといかんだろーからエアースプレーで埃を飛ばしてみた。
でてくるでてくる・・・・
ピンセットでくっついた埃をとった。 きれーになった。 元に戻した。 それでも動きが悪い。 ほーら、やっぱり。
でもこのボールはどーやってかえると?
よくみると、 なんかOだのCだの書いてある。 あ、もしかしてこれ、回せると???
ドライバーあてて回してみた。 回った。 ボールが落ちてきた。 中を見た。
・・・きちゃない。
クリーニング用の液をつけて掃除してみた。 あいたたたた・・・・・・・・。
ボールも取り替えてみた。
蓋をした。
いざ。
・・・・・・快適に動いた。
└(T_T;)┘
・・・・・・・・ごめん。
あたしがカバでした。
これからはちゃんと手入れします。
このパソコンを購入して、 ちょうど一年と一ヶ月経ちました。
ほったらかしで申し訳ない。 懺悔します。
2001年01月23日(火) |
おもいこんだら・・・ |
試練の道である。 おかんが?いやいや、あたしはもー試練はケッコーよ、ケッコー。
誰の試練かっつーと息子にきまっとー。 今日は火曜日なので午前中は英会話教室。 そしてランチのあと、それは始まった。
特訓。
何をするかって、ただの長距離散歩である。
我が家の近所ではいまいち環境が悪いので、 車で運動公園まで行って、ひたすら歩かせたのだった。
実は一歳五ヶ月になって間もない彼には、苦手なものがいくつかある。 「靴を履いての長時間歩行」 「靴を履いての段差降り」 「側溝の金網の上を歩くこと」
この三つをあと一ヶ月の間になんとしても克服させたいと思い、 あえてチャレンジさせたのだった。
まずは側溝だ。 ここでいつも彼は抱っこをせがむ。 しかし今日のおかんは抱かないぞ。どーする息子よ。
しばらくいったり来たりしていたが、 そのうち彼は「こっちにこい」と手招きする。 行ってみた。 あたしのスカートの横をしっかと握った。 じわじわと側溝の金網の上を歩き出した。 そう、ここをわたらないとお前はこのマンションから出られないんだよ。
できた。クリアした!
それからしばらくはおかんのスカートが必要だったが、5回目にはついに自分でスタスタと渡れるようになった。
よーしよしよしよしよしっ!グッドボーイ!!
次は段差。 これはしばらく時間がかかった。 僅かな段差でも、 「降りる」のは苦手なようだった。 「昇る」のは得意なんだけど・・・。
これも手をかすうちにできるようになった。 よっしゃ!
そして運動公園での長距離歩行に挑戦だー。 これはどーだろうと思っていると、 女子校の陸上部らしき集団が、ランニングをしているのに出くわした。
これはもしや・・・?
案の定、 息子はニコニコと、女子高生を追いかけるように歩き出した。延々と。
気がつけば靴を脱ぐこともなく、そうとうな距離を歩き続けていた。
好きこそものの上手なれとは言うが、 お前の場合はやっぱり女なのか。あーん?
この後、そーとー疲れたろうと思い、ご褒美に彼の好きな「生プリン」を買ってあげようと、いつものショッピングセンターにいったが、彼はそこでもまたかわいー女の子を見つけて抱きついていた。
・・・お前って奴は・・・。
今日、アロエリーナを買ってきて食べた。
あれって三種類あると。知らんやった・・・
味見ってことでパクパクっと食べてみた。 早い話が蒟蒻畑やった。
それはいーんだけど、 夕食がはいらんやった。 これってアロエリーナのせい?
いまだに満腹感があって、 なんかイヤな感じっす。
・・・三つくらいでやめときゃよかった。
今日はお昼から用事があってお出かけした。 その帰りにショッピングセンターによったんやけど、 そこにはちょっとした子供の遊び場みたいのがあって、たいてい時間があればそこで息子を遊ばせている。
・・・とはいえ、いつも彼はこのプレイランドの中では遊ばず、その周囲を探索したり自販機やプリクラをいじり回したり、他の人を観察したり、誰かに話しかけたりしている。
今日も、あいかわらず彼はそこでは遊ばず、あたりを探索している。
すると、 自分よりふたまわりほど小柄で、かわいらしい女の子が通りかかった。 普段だと眺めているか挨拶する程度の彼だったが、このときば違っていた。 いきなり小走りにかけより、ハグハグ♪しはじめたのだ。
・・・お前は陽気なイタリア人かよ。
このあいだまでは、 ここで勧誘してる幼児教室のねーちゃんにちょっかい出してたクセに。
まあいい、 そーやって彼の女の好みというものが、 確立されていくんやろう。
息子よ、 魚と女は、 たしかな目で選べよ。
ヘンなのにあたるとひどい目にあうからな。
ふ、横で大旦那が頷きよろーって? おらんったい、それが♪
今頃は歌舞伎町で飲みよーやろーヽ(´ー`)ノ
わしも連れてけー。
うれしいことに、 昨日書いた「さかなさかな・・・」の歌が、 CD化され発売されていることを、 早速教えていただき、喜びにつつまれているおかんです。 すでに現金書留も用意しております。
明日、投函してくるぞーっOH♪
このおかげか、 なんだか今日はワクワクと一日楽しいムードに包まれていました。
そして午後7時、 電話が鳴り、誰かなーと思いつつ出てみると、 結婚してオランダにいった、 久しく会っていない友達からだった!
きゃーーーーーーーっっっ!!!!! Mちゃぁぁぁぁぁぁんっっっ!!
おかん叫ぶ叫ぶ。
彼女との電話は、 息子を産んだ数日後にかけたとき以来だったし。
そしてまた嬉しい吉報だった。 東京に転勤が決まったとのこと。
叫ぶ叫ぶ。 テーブル叩く叩く。 息子驚く驚く。
いちばん女ざかりのいい時を、 遊び歩いた友達である。
あのころの彼女はまさに東洋の真珠のように美しく輝き(今でもきっとそーやろ♪) あたしはシーアソイホーガイナーでしかもダイナマイト悩殺バディーだったもんだ(臆面もなくよーいうわとゆーなかれ。ただの日記やん)
それが二人の会話は、 いつしか「白髪の処理」の話になってしまっている。 そーなのだ、 お互いあれから十年近くの時がたっている。
それでも会話のテンションも勢いも、 互いに当時のままなのが何よりも嬉しい。
この21世紀の幕開けに、 友達が絶好のスタートをきれたことを、 心から祝福したい。
こうなればいいなと思っていたことが、 いい形で実現できたことも、 これまでの苦労を知ってるだけに、 ほんとうに喜びたい。
オランダからの転居は大変だろうけど、 この春には同じ日本に帰ってくるんやと思うと、すんげー楽しみでワクワクするよ。
そしてあたしもまた、 がんばろうっ!と思う。
いまのままでヨシと思わない。 これからだって、 望むものをもっともっと手にしていきたいし、 高く掲げた理想を少しずつでも現実にしていきたい。 たとえどんなに時間がかかっても、 夫婦で助け合って一つのこと目指せば、 チャンスは必ずやってくるから、 あたしもがんばろうって心から思う!
雨〜〜。 雪がやんで、寒い日が続くとおもったら今日は雨。
それでも我が家の冷蔵庫にモノが足りないので、買い物に出かけた。
今日は行き当たりばったりではなく、 ちゃんとメモを用意して行った。
今日のメモには「魚」類がない。 しかし鮮魚コーナーの前を通らねば肉コーナーには行けない。
・・・・・・聞こえてくる聞こえてくる。
「さかなさかなさかなっ・・・」
鮮魚コーナーの音楽だ。
彼女は歌う。 魚を食べると頭が良くなる、と。
彼女は歌う。 さあ、みんなで魚をたべよう、と。
あたしはこの音楽にめっぽう弱い。 そしてまた立ち止まってしまう。
彼女がだめ押しする。 「魚は僕らを〜〜、まっているぅぅぅ〜OH!!」
・・・・タラちりセットを買ってしまった。
顔なじみのおやじがニヤッと笑う。 あたしはすっかりこの音楽に洗脳されているに違いない。
ウワサによるとこの音楽はこの店に限られたものではないらしい。 全国区かもしれない。
正直に告白します。 あたしはこの音楽のテープが、
テープが欲しい。
一日中聞いていたい。 これを聞いているとやる気が出てくるのだ。 これを聞いているだけで、 体が軽くなるのだ。
あたしってもしかして、 前世が魚だったのだろーか。
ああ、魚があたしを待っている・・・・。
いや〜ん、あたしってば に・ん・ぎょ?
それとも・・・
半魚人?
寒いときにどーしても思い出すのは、 香西かおりの顔である。
ここ数日ほんとに博多は寒くて、 あたしの周囲に香西かおりがうろうろしている。
どーして吉幾三や北島三郎の顔ではないんだろうと思うが、 彼らの場合は「顔」でなく「歌」を思い出すだけで、顔は出てこないのだ。
あれは寒そうな顔とは違う。
しかし彼女は寒い。 見ているだけで寒そうでたまらない。 なのにどーして北や冬の歌をあまり歌わないのか不思議でならない。
ああ寒い。 だけどうちはオイルヒーターと電気ファンヒーターだけ。 灯油のヒーターはない。 空気が汚れるのがイヤなのだ。 エアコンもつけない。 乾燥するのがイヤなのだ。 加湿器もつけている。 室温は20度、湿度は60パーセント。 これが年間通しての我が家の環境だ。
それが昨日からどんなに暖めても室温が19度。 たった一度の違いでこんなにも寒いなんて・・・
香西かおりのバカ・・・
腰にカイロでも貼っとくかな。
しまった。 今朝は7時半に起きてしまった。
朝食はパンにした。 大旦那はサラダにトーストにバターにココア。 このあいだからココアが飲みたいと言っていたからだ。
実はあたしはあまり甘い物が得意じゃなく、ココアもあまり好きなほうではない。
甘いといえば饅頭とかぜんざいも苦手だ。 とーぜんようかんもだめである。
しかし大旦那は甘いモノが嫌いではない。 そうしょっちゅう食べることはないが、 たまに欲しがるのだった。
一緒に買い物にいくと、 和菓子のコーナーで立ち止まる彼がいる。
男の人って・・・
実はけっこー甘党なのか?
そーいや遠い昔、 話題の店に行こうと当時のBFが言うので、 つきあって店に入ると、 彼が「××パフェふたつ・・・」といいかけ、ギョッとした思い出がある。
もちろん即座に「あ、あたしブレンド」と言い、一気に彼を奈落に突き落としたのは言うまでもない。
しかもそのパフェは恐ろしいことに・・・
テーブルに運ばれてくるとき店の明かりが消え花火がパチパチ、ドライアイスがもぁ〜〜 状態で、しかもBGMにディズニーランドのエレクトリカルパレードのテーマまで流れるというオプション付きだった。 同じテーブルに座っているこっちまでこっぱずかしいシロモノである。
・・・つきあってあげただけでもありがたく思って欲しいもんだった。
甘いものが嫌いだなんて、女の子にしては珍しいよねと彼が言うので、 どーもあたしをカンチガイしている彼に、 「甘いモノが好きな女はゴマンとおるけん探してつきあえばよかやん」といって、 その場で別れたのは言うまでもない。
・・・それはともかく。
とにかくあたしは甘いモノが得意ではない。 なので今朝のココアも辞退しようかと思ったが、せっかくなので自分のぶんも入れてみた。
・・・やっぱり甘い。
しみじみと、 ブラックコーヒーが好きだという自分を感じた朝だった。
しかし、 甘いモノ食べないのに痩せないとはこれいかに?
あ、
酒か。
寒いんだってば。 雪はようやくやんだけど、 風がでてきてますます体感温度が低いってば。
そーそ、 あたしは相変わらず早起きしとります。 平均起床時間6時。 昨日は4時半だったりする。
意外だ。 自分でもちょっと意外だったりして。
しかし寝るのが早くなってしまい、 10時過ぎには布団が敷いてあったりする。
どーするんだこんな時間から寝て。
とはいえ実際に就寝するのは11時半過ぎ。 もちろん要寝酒。
これは反則ではないだろーかと思いつつ、 やはり寝酒なしでは無理っす。
なんか寝酒ナシでも寝る方法があれば、 あたしは100歳まででも平気で生きていられる気がしてきた。
よーしよしよしよしよし。
2001年01月16日(火) |
目覚めれば二日連続積雪。 |
これは珍しいとよ〜〜。 福岡の都市部では特に珍しいとよ〜〜。
また恐ろしいことに、 あたしはこの日の朝を、 市内の山沿いにある実家で迎えたために、 目覚めれば大雪という、 恐ろしい現場を目にするのだった。
庭に積もる約10センチ近い雪。 駐車場には足が埋まるほどの雪。 そして、 車のキーを差し込もうとしたら・・・ 鍵穴が凍っていて入らないという恐怖。
しばらく鍵穴と格闘し、 やっと開いたと思ったら、 ドアを開くとバリッという氷を割るような音。 何もかも初めての体験で、 あたしはおもわず「雪国」を口ずさんでしまった。
雪の上をよろよろと自転車をこいだあげく、 つるーーーーーーーーっと滑ってゆく青少年。 バイクを手で押しながら進む中年男性。 スカートを気にしながら尻餅をつく女性たち。
みんな雪に慣れない九州人だ。
誰も笑うモノはない。 街に連帯感が生まれている。
雪は娯楽やスポーツの環境を人に与えてくれるが、 雪は九州人にちょっとしたスリルと、 連帯感を与えてくれるものだと思う。
こんな雪の中でも、 火曜日なので英会話教室に息子を連れていったあたしって、 鬼母だろか。
あー寒っ!!!!
みなさんが心配するあたしの早起きだが、 期待を裏切りまだまだ続行中。
それはいーんだが、 きょーは朝から何か「いつもと違うこと」が起きていた。 たいしたことじゃないけど。
それでなんとなくイヤな予感はしとった。
実家でトラブル発生。 うちの両親がたまーにやらかす、大夫婦喧嘩である。
もぉ40数年一緒にいる二人でも、 こーやって娘が仲裁に入らんとどーしよーもなくなってしまうよーな喧嘩をやらかすのだ。
原因はなんて突き詰めればたいしたこたーない。 日頃の互いの不満のダムが決壊しただけのことだった。 どこの夫婦も一緒である。
それでも職人気質で気の短い父と、毅然とした強い母なので、 こーやって血を分けた娘が間に入らねばどーしようもなくなるときもある。
昼過ぎからスタートした争いは、 深夜になってやっと落ち着いた。
それからはあたしと兄との相談がスタートする。
父も今年で六十代半ばになる。 老後のことや、将来のことをいろいろ話し合う必要があるのだ。子供たちとしては。
やはり、これからカウントダウンとなる人生。楽しく思い出深い、温かな毎日を送って欲しいと願うのだ。
これまで苦労してきている後ろ姿をみているだけに、心からそう思うのだ。
父はこの日、 娘であるわたしにこういった。 「お前たちには本当に何もしれやれなかったのが死ぬまで心のこりだ」と。
わたしは物心ついてから、 両親の前で涙をみせたことがない。 心配されるのがいやだからだ。
けれど、 この言葉を聞いてとーとー涙がこぼれてしまった。
あたしはほんとうに何もしてもらっていない。 学校さえも経済的な理由で中退することになった。 物質的には何もしてもらっていない。 物心ついてからは親子としてのふれあう時間ももらっていない。 しかし私が幼い頃の薄ぼんやりとした記憶の中では まだ貧しくなかった頃の両親がせいいっぱいくれた笑顔と優しさ、 そして貧しくなってからはたったひとつ 「信頼」
それ以上に何が親子に必要だというのだろう。
これから両親が、 孫の成長を楽しみに、 健康で生き甲斐をもって生活できるよう、 あたしは兄と話し合いをしていこうと思う。
・・・そんな歳になったんやなぁ!あたしも!!
ここは九州。 ここは山沿いではない。
なので雪がけっこー珍しい。
朝から外は雪が降ってた。 横殴りの雪って感じで、 強い風にのってまさに風雪流れ旅状態。
もし三味線が弾けるのなら、 きっとベランダで正座してひいてみたかもしれん。(ほんとか?)
でもやはり積もることはない。 ここでは積雪ってのは年に一度おめにかかるかなという程度なのだ。
その寒さが影響したのか、 今日、ふと思いたってカーテンを買いに行った。 保温効果のあるカーテンがあるといいなと思ったからだった。
最近できたこじゃれたホームセンターにいってみた。 なかなかいいカーテンがある。 でも「遮光」はあっても、 「保温」ってのはない感じ。 しばらく探したら、あった。
幅が普通のより二倍長く、生地自体も厚手だった。 うちのベランダ側の窓は東南である。
風水的に・・・ グリーンがよい。
で、即決で購入。 リビング側と和室側とお揃いで、計4枚。 とっとと帰宅して付けてみた。 あらあらあらあら、いーかんじ
窓に吹き付ける冷たい雪風もなんのその。 たっぷりとしたひだのカーテンは、 なかなかぬくぬくかもしれないと、 一人でほくそ笑んでいるおかんでした。
ところでこのカーテン代ですが、
カーテン代ですが・・・
実は息子のお年玉で払いました。
許せ、マイ・ベイビー。
快調快調〜〜♪ 六時起きが板についてきたばーい。 時間もできていーかんじ。 これを三文のトクとゆーのか?
ついに大旦那が猫になった。 そう、降参したのだ。 かわいーのでかいぐりかいぐりしてあげた。 そーやってあたしは主導権をまた手に入れた。 家庭内権力争いは、 おかんの勝利がいちばん良い結末なのだ。
なんかシアワセファミリーで一日過ごした土曜日なので、 多くは書けなくてごめんくさい。
カッカッカッカッカッ! 人生苦のあと楽がくる。 あたしってやるときゃやる女みたいだわ。
昨日宣言した早起きだが、 意外とあっさり起きられたので可笑しかった。
しかも大旦那がいちばん面くらっとー。
たぶん彼は、 「やっぱり起きられんよぉ〜、ごめんねぇ〜」と泣きつくあたしを想像していたに違いない。
チッ、甘いぜ。
けっこーさわやかに目覚めたし、 時間の余裕もできていーかんじやし。
あら、これってなかなかいけるかも。
三日坊主を心配しとー? うん。 あたしもそれが心配やねぇ・・(-_-メ;)
ところで、 今日、買い物にいくために車を運転してたときのこと。 博多駅からほど近い、 交通量の多い交差点に通りかかったら、 なにやら工事をやっていた。
警備員の人が車の誘導をしていたんだが、 その人を見てあたしはギクリとした。
・・・岸部シローだ。
そりゃ一昨日あたしはルックルックのヨネスケの話しをしたが、 こんなところでルックルックがらみの人物を見かけるはずもなし。
・・・バイト?
信号が青になり、 あたしは彼に誘導されて左折した。
気になって気になって気になって、 どーーーーーーーーしよーもなくて、 ついにUターンした。
岸部を確認するために。
都合良く信号が赤になり、 あたしは岸部をじっくり見た。
・・・どーみても岸部シローだ。
だがこんなところにいるわけはない。 いるわけはないんだと自分に言い聞かせ、 あたしは右折しようとした。
すると彼がふとヘルメットを扱った。
髪が真っ黒だった。 若い?
・・・彼は若者だった。 岸部シローそっくりの青年だったのだ。
ハンドルを叩いて一人、 車内で大笑いする母親を、 後ろのチャイルドシートから見ていた息子は、 このときどーおもっただろーか。
そしてあたしはもういちどUターンをし、 目的地に向かった。
きっと上空からこの様子を見ていた人がいたら、 あたしの車は迷走しているだけの不審な車にしか見えなかったろうと思う。 警察24時の中継がいなくてよかった。
岸部シローそっくりの青年。 彼の学生時代のあだ名は絶対「岸部」に違いないとしみじみ思った午後である。
がんばれ岸部。 借金になんて負けるなよ!(決めつけ)
それにしても、 早起きは三文のトクと言うが、 その三文が岸部との巡り会いだとすると、 なんかソンした気分だったりする。
なんか言葉の行き違いというか、 ふと嫌味を口走るときがある。
あたしも、 大旦那も。
きっと、 他の誰でもそうやろー?
今夜は何も喧嘩する理由なんてなかったのに、 なんかしらんけど喧嘩してしもた。
ついでにいろいろ互いの不満について話し合った。 言うだけ言ったらせいせいした。 でもお互い考えるところがあった。
やっぱ相手がこれまで我慢して許してくれてた部分ってのはあるんやねーと。
あたしは中学生の頃からの、 筋金入りの夜型人間。 なかなか深夜にならないと就寝できない。
必然的に朝は苦手だ。
でもちゃんとやるこたやってるんで、 いーとおもって甘えてた。
でもやっぱり彼は、 あたしが夜遅くまで起きていることが、 あまり好ましいとは思ってなかった。
そりゃそーだ。 あたしも好ましいとは思ってない。 思ってないけどなかなかできんやった。 つーか、 許してくれる彼に甘えとった。
でも夕べの喧嘩でやっぱりそれはいかんとおもった。 ほんの少しの我慢も、 慢性化すると不信感になってくもんだということに気づいたからだ。
あたしは女だから、 彼に対する多少の不満は改善されなくても許すだろう。 女はそーゆーふうにできてる。 不思議なくらい。
でも彼にはやっぱり快適に生活して欲しいと思うから、 あたしは決めた。
朝方人間になるよう努力しよう、と。
きっと最初は疲れるやろーと思うけど、 でもできんことはない。
誰のために早起きするのかという目的意識が芽生えたから、 きっとできるやろう。
自分を改善するって、 そんなつまらんことやけど、けっこう難しい。 でも、 そーしていかんと人間って自己中心的な動物でしかなくなる。
あたしの場合は「早起き」。 これを自分の生活リズムにしていきたいと思う。
んー、 でも彼が出張中は夜更かしするかも?
やっとメイクができるまでに目が治った。 だからといって何も要求したり、 目で脅したわけじゃないが、 大旦那が外食に誘ってくれた。
本日の「おすすめ」は、 トコブシの煮物、(小さいアワビみたいの) 岩牡蠣のフライ。
他にもあったけど、 この二品が突撃隣の晩御飯的メニューやねぇ。
ときどきあたしは夕食をつくってる時に思う。 「ヨネスケが来たらどうしょー」と。
大きなしゃもじを持って、 玄関で大きな顔で、 「おくさーん、隣の晩ご飯〜」と言われたらどうしよう、と。
冷蔵庫開けられるかいな。 部屋をカメラが撮影するとよねぇ。 台所ちらかっとらんよねぇ。 ゴミ箱きれいしとーかいな。
ヨネスケにだけは、 だらしない女とおもわれたくない。 あいつにだけは、 そんなことをおもわれたくないのだ。
・・・愛?
ちゃうちゃう。
これまで大勢の家庭の台所に乱入している彼だけに、 主婦の酸いも甘いも知っている彼だけに、 びったれとおもわれたくない。 それだけのことだ。
だからあたしは今日も台所を掃除する。 毎日毎日掃除する。
そう、 まだ見ぬヨネスケのために。
今朝は右目が開かなかった。 こりゃ病院でしょーねーねー。
しかし外は雨・・・ 大旦那は今朝から出張。 息子を連れて病院へはいけそーもない。
で、はたと思い出した。 薬箱に抗菌眼軟膏が・・・・
目に軟膏。 これは初体験だ。
目をきれいに洗ってから、 いざ軟膏を塗りたくってみた。
真っ白。
右目の世界は真っ白だ。
白内障になった人の不便さがよくわかる。
数時間後、 腫れがひいてきた。 すごい。
薬を開発してくれた人に感謝v
あーよかったと思い、 お昼は右目が不自由だからデリにしようと、 お好み焼きを注文して、 コーヒーを入れようとして、はたと気づいた。
あ、今日って火曜日?
そう、今日は息子の英会話教室の日だったのだ。
忘れてた・・・
月曜が祝日だからいけないんだ。(責任転嫁中)
まあ、日本語さえ満足にしゃべることのできない一歳児にとって、 週に一度の英会話がどれほどの効果があるのかなんてわかりゃしない。
しかしあたしは息子に英会話を習わせたあげく、与えるビデオは全て英語教材だ。
これだけは習得して欲しいと切におもってる。 たくさんの人々と出会うチャンスを彼に与えたいからだ。
そして自分の足で広い世界を歩き、 自分の五感でたくさんのことを感じて欲しい。
いろんな人と出会い、刺激され、学び、成長していってほしいと思うから、 あたしは彼の人生において、英会話学習を必須科目にしている。
21世紀を生きる彼に。
・・・だのにおさぼりさせちゃってごめん。 来週は必ず行きます、センセー。
昨日、 NHK大河ドラマが始まったとゆー話の中に、 渡辺謙はやっぱりいい男と思ったことを書いたが、 おかんが渡辺謙にホレこんだのは、やはり大河ドラマの「独眼竜政宗」である。
唯一、毎週欠かさず見た大河だった。
顔だけの話じゃーなく、演技の力。 人の命の勢いというものに圧倒されたのが、とてつもなく印象的だった政宗だった。
あの渡辺謙が、 いま、こうして恐ろしい病を克服して再び大河に出演できたことが、 一ファンとして何よりもうれしいと思った夕べだった。
いい気分で眠りについた昨夜から一転、今朝目覚めたあたしの右目に異変がおきた。
・・・腫れている。が、痛みはない。
抗菌目薬をさしておいた。
・・・ますます腫れてきた。
しかも瞬きすると、痛くなってきた。 しかし今日は祝日。
昨日放置していた家事も山ほどある。
見た目にはさほど変化ないように思えたので、明日病院へ行こうと思い、夕食を済ませた。
久々にワインをあけて、大旦那ともりあがった。 楽しいひとときだった。
が、あたしの右目がだんだん見えなくなってきた。かなりヤバイ。
・・・・今は午後十一時前。 右目はほとんど見えない。
これはまさに・・・
独眼竜政宗。
そう言ったら大旦那がつぶやいた。
「え?お岩さん?」
・・・おのれ伊右衛門。
休みだからどこか出かけるかなと思ったら、 雨だった。
しかもめっちゃ寒い。
チッ・・・
んなときは掃除だ。 ・・・と思ったが、年末に掃除ばかりしてたので、やめた。
コーヒーでも飲んだ。
電話の設定でもし直すことにした。 子機の着メロを「金太郎」にした。
テレビを見ようと思ったが、 たいした番組がなくてやめた。
昼食作りにこってみるかと思った。 やめた。 結局カキフライにした。
じゃあ夕食づくりにでもこってみるかと思った。
やめた。 刺身と水ギョーザ鍋にした。
うらめしげに部屋に干された洗濯物に目をやる。 乾けよはやく。
振り向くと、息子がキティちゃんの英会話ビデオのテープを引っぱり出していた。 止めた。
初めのほうだったので画像は無事だった。 確認のためにビデオをみてみた。
・・・ふとおもった。
サンリオのキャラクターのなかで、 こいつの名前だけがわからないことに。
それは、アヒルだった。
まあいい、このビデオの主役はロンドン生まれのキティちゃんだから。
そういえば大旦那はどこにいった?
彼は事務所の改装をやらかしていた。 雨だから埃たたなくていいわな。
夕食が済み、 そうそう、大河ドラマが始まったんだ。 歴史好きの大旦那の解説を聞きながら、 ああ、渡辺謙ってやっぱいー男、と思う。 あら、うちの大旦那も出てた。
誰と思う? む、いとーしろーじゃないぞ。ニン。
北大路欣也よ。北大路。 でもあたしは江守徹に似てて欲しかったが。 (江守ファンおかん)
そなこんなで、 ドラマも見おわり、 風呂も済み、 なんか今日はこのままぐーたらしてようと、 親子3人で布団の上にころがって、 またテレビでも見てみた。
たまにはいーかも。
今日は家事休業日でした。
金曜日。 我が家の金曜日は必ず二人の訪問者がくる。
まずはヤクルト。 昼過ぎには無農薬野菜および無添加食品の宅配だ。
息子は玄関に客が来ると相手を見る。 女性だと玄関先までやってくる。 そして気をひこうとする。
男性だと初めに観察する。 この宅配のお兄ちゃんは嫌いではないらしい。 遠巻きに見ている。
先日は宅配の兄ちゃんに、 玄関のサンダルを投げつけていた。 失礼なヤツだ。
しかし彼にはどうしても苦手な人がいる。 クリーニング屋のおじちゃんだ。 なぜかはわからない。 しかし必ずといっていいほど、クリーニング屋さんを見ると大泣きするのだ。
そういえば宅急便のお兄ちゃんも苦手のようだ。
何も宅急便の兄ちゃんやクリーニング屋さんが息子に何かしたわけではない。 しかもこの二人は全然風貌が似ていないのだ。 何を基準に泣くのだ息子よ。
わからん・・・。
無農薬野菜の宅配は、 いわば生協の宅配のようなもので、 いろんな商品がある。
今回は野菜の他に、 カキフライなどを頼んでおいた。
カキフライ。 えへへへへへへへへへへへ・・・・。
あたしはカキが食べられるこの季節が、 この季節が 大好きだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっ!!!
ナマコも好きだ。 大好きだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっ!!!
白子も好きだ。 大好きだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっ!!!
・・・( ̄¬ ̄*)
・・・(⌒┐⌒) じゅる
はっ、自分を見失いかけていた。 失礼いたしました。
そうそう、そんなわけで今日は金曜日なので、 うちの冷蔵庫には食品が一杯です。
誰か料理しにきて〜♪(料理嫌いおかん)
今日は耳鼻科の診察予定日だった。 朝の十時半が予約時間。 親子3人でいそいそと出かけた。
病院は天神にある。 天神というと、福岡一、いや九州一の繁華街である。
駐車場に車をとめて病院の中へ。 あたしは息子を抱いて受け付けへ行った。 大旦那はそこから別れて街へと消えた。
そう、彼は買い物にいったのだ。 もちろん自分のセーターとカッターシャツ、 あとは気に入ったものでも仕入れてくるだろう。 昨日のこともあるので好きにさせてやった。 寛大な嫁だ、あたしって。
さて、息子は耳鼻科の待合室で徘徊を始めた。 私と向かい合わせのベンチに小学生の女の子がひとり、若いカップルが一組、若い女性が一人座っている。
息子は通路を二度ほど行ったり来たりすると、おもむろに若い女性の膝に抱きついた。 彼女はニッコリほほえんでくれた。 そしてカップルの前を素通りし、小学生の女の子の手をとった。
そしてまたカップルの前を素通りし、若い女性に抱きついた。
それを三回繰り返したところで、 カップルの男性が彼女に言った。 「・・・お前、さけられとるやん」 「そっそんなとないよっ」 「いや、絶対さけられとー。タイプじゃないったいお前は」 「そんなことないって、手を出してみれば来るよ、ほらっ」
そういって彼女は息子に手を出した。 ・・・息子は一瞥しただけで、通り過ぎた。
あたしはおもわず吹き出した。 そして、 「彼氏がおるけん、この子なりに気をつかっとーとよ、きっと」と言った。 彼は首を横に振って言った。 「そげん気ぃつかわんでいいですよ。こいつ嫌われとーとですよ、なっ」と、彼。
なおも息子は彼女だけを避けて、 両サイドの女性にアプローチを続ける。
あまりの態度にあたしは爆笑しそうだった。
息子よ、お前の本心はどーなんだ? 一体誰が本命なんだ?
やがてナンパに飽きた息子は、 小児科にいけばおもちゃがあると思ったのか、 スタスタと通路を歩いていってしまった。
数分後、 彼は耳鼻科の先生に耳と鼻を掃除されて、 大泣きするハメになる。
そうそう、関係ないがこのあと近所の大型ショッピングセンターで福引きをした。 4等が当たったが、コアラのマーチ他おかしの詰め合わせだった。定価450円。
ふ、こんなもんさ。
今日は朝から大分の高塚まで、 お参りにいくことになった。
ここは我が家の守り神様である。
とっても霊験あらたかなので、 毎月毎月お伺いしている。
しかしとっても霊験あらたかなので、 とっても渋滞する。
だから到着予定時刻を十時過ぎにした。
そう混んでなくてほっとした。 しかも我らは裏道を知っているので、 よけいにスムーズに到着できた。
境内は大混雑だったが、 パワーのある我らである。 ずいずいと前進することができた。
無事、お参りも済み、 無事おみくじも3人そろって中吉で、 無事、帰路につくはずだった。
それは昼食時に大旦那の言ったなにげない一言から始まったと思う。 どんな言葉かすら忘れたが、 それをきっかけにバトルが始まった。
初夫婦喧嘩である。
おたがいの一挙手一投足、一言一言の揚げ足を取り合い、 両者一本も譲らぬまま、帰宅した。
しかし今日の夕刻からは、 あたしの実家でのお年始会だ。 このままの状態でいくことになるのか・・?
すると大旦那の仕事の大事な客が、 年始に来たいと電話してきた。
これ幸いと、 あたしは息子だけ連れて帰ると言った。 帰るといっても車で30分もかからん近い実家なのだ。
そしてあたしは実家で親戚たちと久々の歓談をしつつ、料理もそこそこに酒をあおった。 飲んだ飲んだ飲んだ飲んだ。 ビールはほとんどあたしが飲んだ。
まあ顔にでないし態度も変わらぬ女なので、 まさか大旦那と喧嘩しているとは誰も気づくまい。
わざと帰宅を遅らせて十時頃帰った。
彼は寝ていた。 ・・が、所詮たぬきである。
あたしは土産のふぐ刺しを出して、 「一杯どお?」と誘ってみた。
・・・ひっかかった。
かくして昼から始まった初バトルは、 夜の十時過ぎに幕を下ろした。
「中吉」 トラブルも起きるが、 自ずと解決の道はひらかれる。
中吉夫婦でいいよね。あたしたち。
そう、それは大晦日にさかのぼる。
夕方に宅急便がやってきた。 お歳暮というのかお年始というのか、 クール宅急便が二つ。
舌切り雀じゃないが、 一つは1キロ弱の箱。 一つは・・・抱えるのに一苦労のずっしりとした箱だった。
いぢわる爺さんじゃないが、 あたしが速攻で開けたのは、いうまでもなくズッシリとした箱のほうである。
むむ?
それは、 とんでもない量の「はまぐり」だった。
きゃつらは小さな音を出して、 自分らがまだ生きていることを主張していた。
・・・どうしよう。
大きめのボールに出してみた。 あふれた。
あふれた奴らを大きな中華鍋に入れた。 きれいに入った。
塩水を入れた。 そして料理人の父に電話した。
「ねーねー、はまぐりってどーやって活かしとくと?」 「ん?塩水に入れて涼しいところに置けばいいよ」 「涼しいとこってたとえばどこ?」 「玄関」 「え・・・」
かくしてこの大量のはまぐりは、 大晦日から我が家の玄関で、 年を越したのだった。
おかげで玄関は、 彼らのピュッピュピュッピュと吐き出した潮で、水浸しである。
正月料理は「おせち」と「雑煮」なので、 彼らはのんびりと玄関で時を過ごしていた。
そして今日、二日。 お年始のお客様がやってくる日。
ボウルに入った方の第一陣が、 ついに酒蒸しにされることとなった。
アデュー、はまぐり。 あなたたちとの日々は忘れないよ。
かくして大きな皿に盛られた大量のはまぐりの酒蒸しの出来上がりぃ〜〜。
・・・さて、次のはまぐりはいつ料理されることだろうか。
2001年01月01日(月) |
あけましておめでとうございます。 |
あけましておめでとうございます。 お年玉は現金書留でお願いします。 一口1万円から絶賛受付中。
さて、我が家恒例の初日の出拝み。 今年はベランダから家族3人で手をあわせた。
光が雲に反射していろんな模様を描いていたのが印象的だった。 自然は最高のアーティストだと思う。
夕べは12時の時報とともに、 私たちは某神社で手を合わせていた。 ここは厄よけの神様として有名なところで、 この時間、ものすごい人数の参拝者がくる。 ここでは「破魔矢」と「おきやがり」を買った。 「おきやがり」とはだるまのようなものである。 寝坊した人をたたき起こすとき凄味をきかせて言う「おきやがれ」とは違う。全然違う。
それはともかく、恐ろしいことに私は、 去年買ったこのおきやがりを、 九月に割ってしまっていた。
・・・・不吉だ。
でもなんとか無事に今年もおきやがりを買うことができた。
これはなんとしてでも、 一年きっちり守り通すぞ!と、 心に固く誓ったおかんでした。
さて、初日の出も無事に拝むことができ、 清々しい気持ちで雑煮を作った。
うれしいことに、 大旦那が結婚して初めて雑煮を誉めてくれた。
というのも、 彼は料理に関してはものすっっっごくこだわりがあり、超うるさい。何しろ蟹座だから。 その彼が「料理を誉める」というのは、それこそゴールデンアロー賞モノなのだ。
「えっ、ほんとに??おまけじゃなくてほんとにおいしーと??」 「おお、この味たい。なつかしい味やねぇ」
・・・ああ感無量。
そっか、だったら雑煮の器はもっと良いのを買ってあげとけばよかった。
高級そうに見えるけど、 それ、
すんげー安かったと。ププ
浮いたお金で新しいトイレマットとキッチンマットを買ったのは、 新年早々の内緒事である。
さー、今年もがんばるぞーっ♪
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