ほっこり日記
ふー



 小さな町をたずねて

昔すんでいたところの最寄の駅からたった一つ、
向こうの駅に行ってみた。

歩いて。

一駅分を歩いたわけだが、かなりの距離があった。

というか。。。
初めてだから長く感じたのかもしれない。

でもそれは、こちらに引っ越してきてからかれこれ
30年以上たつのに初めて訪れた。
ひとつ前の駅から歩いて、田んぼの中の道を抜けていくと
古い、さびれた町があった。








さびれていても少しも隙のない町で外部からの好奇を
遠ざけているような凛とした佇まいの町並みだった。

古い町並みに人影はない。
いかにもなまなざしを町のあちこちに投げかけて歩く私は
薄く開けられた窓の向こうから本当は見られてたんじゃ
ないかな・・・なんて思ったりもする。

でも、古い壁にツタが這っていて柔らかい表情を見せている。
きっとよそ者が通り過ぎるのをじっと待っているのだろうな。
ああ、通り過ぎるだけだよ、安心してね・・・








こういう土管使ってるんだ。うれしかった。
変なものに見えるかもしれないけど、土管の素材が他のものに
取って代わられる前のものだ。
古い焼き物がまだ使われているのは、いい風景だ。








今日は、いいお天気だったけど
風を受けて歩き続けたからお疲れ様。








2006年10月15日(日)



 金色の

田んぼの広がる山すそを歩いてきた。
秋の陽に輝く実った穂は、本当に美しい。
金色の、田というのは。








しばらくてってと歩いて気が済んだので帰ってきた。
その途中で、かわいい花を見つけた。
いくら写真にとっても、命を奪うわけではないのだから
いいやんね。








本当は運動会をのぞきに行ってきたのでした。
今日は本当にいいお天気で、運動会日和。
お昼ごはんの時間になり、
「家族の皆さんで食べてくださーい」という放送をきいて
私は単身乗り込んでいたのでさっさと帰ってきたわけでした。

最近の学校の運動会は、受験に備えてか、
6月、7月に強行するので暑くて大変。
本当はこのシーズンがいい。
青空、万国旗、お弁当、そんでもってミカン。








洗濯をもう一仕事して、ミカン、買いにいってくる。





2006年10月14日(土)



 一工夫。

我が家では、本当は黒い(木目プリントの濃い茶色?)スピーカーを、
いらなくなったレースのカーテンとカッティングシートで化粧して、
天井に貼り付けている。

発案は私。言っとくが、発案は私だ。
実際にやったのは私ではなく夫である。
お金をかけずにこういう工夫をするのは、実にうまい。
初めは、床置きしていたスピーカーもいろんなものが増えてスペースがなくなり、
ある日突然、天井設置が敢行された。

真っ白な天井・壁に、真っ黒なスピーカー・・・・
私でなくてもクレームをつけると思うが夫に言わせると
「女は文句ばっかり言う」
文句ではありません、発案です。

なのでこの白いのは2個目から・・・・
だいぶんと長いこと、右は黒、左は白、という状況が続いた。
今はもう二個とも白になりました。








彼なりに、白いステーやシートを買いにいったりして
ケチっているつもりはないみたいで大いに感謝されたいらしい。
ただ、かわいそうに
おかげさまで目立たないのであまり気がつかれていない。
それで本人は報われない気分をさらに味わっている。







2006年10月12日(木)



 素敵な人。

素敵!と思えるのは、期待した以上のことを返してくれたときかな。
今日は、そういう素敵なメールをもらった。

仕事のことだけど、こういう人が人を集める、仕事を作れる、
そういう人なんだと納得してしまった。

自分のところにかき集めてそれを違った形で倍返しにしてくれる。
プロだなあ・・・というか、心遣いが豊かでこんな人となら
やっぱりしんどくても来てもらいたいって心から思える。








無機質な形が、有機的に見える。
規則正しくならんでいてもそこに落ちる影は有機的。
本当に無機質なものってきっとない。
いつか、有機に侵食される。








有機的なつながりが生まれる瞬間に立ち会いたい。
寂れた商店街がまた立ち上がってくるところを見てみたい。
その中にいる人たちのつながりに浸されていたい。

屋根とか、キャベツのような層状のものに無機と有機の境目があるように感じられる。
空間との切れ目に線はないのだけど、線を線として認識しているのではなく
動線で柔らかさとか甘みとか、瑞々しさとか感じているんだと思う。

言葉の受け取り方の中にどれだけのしなやかさを忍び込ませることができるのか。
悲しくても前を見続けていることができるのか、正しいか間違っているかではなく
有効と無効の境目にこらえ続けることができるのか・・・・

新しく洗面器を買いかえた、風呂のふたも抗菌のものに変えた。
風呂いすは引き続き適当な物を探すことにした。
買い物リストを買い尽くさないでいることができた。

今日はこのくらいでいい。
また、今度。





2006年10月10日(火)



 デート。

愚痴っぽくなりそうになると前に歩くのがいい。
なのでできるだけ、そんな危険な暇を避けて出かけた。

昼から出かけたからそんなに時間は取れなかったのだけど
かなり歩いた。何キロだったかよく分からないけど
疲れて話をすることができないくらいにはちょうどいい距離だった。

歩くのが目的となると店にも寄らないしデートとかいう割には
店に寄ってコーヒーを飲むとかしない。
コンビニで120円くらいのカフェオレとアイスを買って
道路沿いの小さな公園で休憩しただけ。

ちょっとデートらしいか?足元だけは。








見上げると空が高くてああ、アキなんだなあと思った。
雲が細かくちぎれていて美しい。
写真には撮り損ねたけどなんと、虹がかかっていた。
本日のごほうび。









2006年10月09日(月)



 思いつき。

ほめてやりたいことをアップすることになりました。
だって誰もほめてくれない当たり前のことだから
自分でせめてほめやりたいと。

で今日は洗濯、布団干し、台所と奮闘しました。








こういう風に自分だけの段取りで動けるのって悪くない。
「待ってる」とか「待たされている」のが嫌で仕方なかったのが、同じ状態でも
おなかがすいたらみんなが帰ってくるって思っていると悪くない。

今日「智慧の実」みてて科学者が
「正しいか間違っているかではなく、有効かどうか、なんだ」
と言っていたのを見てほっとした。
この隔たりは何だろうね?
その考え方は間違っている、正当でない、と言うのと、
その考え方は有効でない・・・・この差。








プランターもずっとほったらかし、家の中もずっとほったらかし。
この家に愛を注いでなかったということだね。
つまり、自分にももう少し愛を注いでやりたいね。
欠点を見つけるばかりの愚痴・後悔日記ではなく、
美点を逃さずもらさずほめてやろう。

誰も見ていなくても。

2006年10月08日(日)
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