年度の変わり目で、主人の転勤に伴い、引っ越しをした。 今回の引っ越しは、史上最悪であった。 田舎なので碌な物件が無く、入居先の物件が気に入らず、ものすごーくやる気になれなかった。従って、引っ越し当日は地獄の沙汰であった。 半月かかって漸く片付いて来たけれど、入居初日から既に、ここから退去したい気持ちで一杯である。 主人の職場の徒歩圏内だし、設備は多少古いものの、収納が多くて間取りも良い。 だが、匂いが。外の空気が何故かダイレクトに入って来るのだ。 高気密住宅ではないただのアパートなので、ある程度は仕方ないにしても、家に居ながら憂鬱な気分になるのは、辛くて仕方ない。 一番酷いのが煙草の匂いだ。恐らく階下の住民が、台所の換気扇下で吸っているのだろう、それが我が家に流れ込んで来るのだ。 最初は換気扇のせいかと思って、換気扇の外の排気口を塞いだが、効果は無かった。 空気の流れを辿ってみると、どうやら換気扇脇の小窓から入って来るらしい。 見てみると、窓枠のゴムパッキンが弱くなっている。 何とかしてくれと不動産屋に苦情を入れたが、現在返答待ち。反応の遅さに苛々する。 その間も毎朝毎晩、私は煙草の匂いにさらされるのだ。 嗚呼もうこんな所嫌。
煙草を吸うのは個人の自由だが、煙を吐き出すな。
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