天上天下唯我独尊

2016年01月30日(土) 今月の子守り終了

今年2回目の子守り終了。
大雪に見舞われた先週とは打って変わって天候も良く、滞在日数も3泊4日で済んだが、2週連続はきつい。
先週うつされた風邪は、治るどころか、余計悪化した。
喉の奥が乾いてヒリヒリして痛いけれど、熱も頭痛も無いのは不幸中の幸いと言うべきか。

到着した日の夜中に甥っ子が2回も吐いたため、翌朝は大事を取って保育所を休ませた。
夜中の眠りが細切れだった事もあって、甥っ子は9時まで大人しく寝てくれた。お蔭でこちらはスムーズに掃除と洗濯を済ませる事が出来た。
たっぷり寝た甥っ子は元気そうで、便通も普通だった(そう、仕方無いので私がおしめを交換した……)が、昼前に小児科に連れて行った。
最初はお利口さんにしていた甥っ子だが、診察室の前に来た途端、いきなり泣き出した。以前ここで予防接種を受けた記憶が蘇ったようである。
大丈夫だよー今回は痛くないよーと宥めたのだが、ちっとも聞きゃしない。
診察中もずっと大声で泣いていたが、あれ……痛い事をされていない?と気付いたようで、服を着せられながら大人しくなった。
風邪がちょっとお腹に来たみたいだね、下痢もしてないしお腹の調子は大丈夫みたいだから、咳のお薬だけ出しておきましょう、と言われてオシマイだった。
とは言え、喘鳴も無いし、やはりわざわざ受診する事なかったのでは……と思ったが、親である妹の指示だったので仕方無い。こっちは超面倒だがな。
帰りにスーパーに寄ろうと思っていたのに、泣き疲れたのか甥っ子が車の中で眠ってしまったので、ドライブスルーで私の昼食を調達して帰宅した。
甥っ子が昼寝の間、私はハンバーガーを食べ、その後実家の母に電話した。愚痴でも言わないとやってられん。
翌日から、甥っ子は元気に保育所に復帰した。最終日も呼び出しを受ける事無く、私は無事に帰宅出来た訳だが、今週一番可哀相だったのは主人である。
甥っ子が保育所を休んだその日に、主人も風邪で仕事を休んだそうである。
妻として甥っ子より主人の看病をすべきところだが、
「僕は寝込んでも1人で何とか出来るけれど、1歳児はそうも行かないだろ。こっちはいいから、予定通り子守しておいで」
なんて出来た亭主だろう。
勿論、主人への見舞金と称して、妹からはがっぽり巻き上げて来た。

甥っ子は二足歩行が出来るようになったとは言え、まだヨロヨロと不安定なので、部屋を移動する度に転ぶのではないかと心配で、いちいち私が後を付いて回るのだが、もしかして子分だと認識されていたりしないよな……。
遊び相手ならまだしも、おしめ交換係兼子分は一寸嫌。
次回の子守は来月の半ばなので、それまでに風邪を治さないと……治るのかなあ。また長引きそうな予感。



2016年01月23日(土) 一歳と一寸

今年1回目の子守り終了。
うんこおしめは交換せずに済んだが、最後の最後で風邪をうつされてしまって辛い。

今回は、妹が寝込んでしまったため、早めの現地入りとなった。
でもダウンしたのが妹だけで良かった。甥っ子は頗る元気で毎日保育所に通ってくれて、病院に連れて行かずに済んだのは幸いである。
妹の病気は、前の週に甥っ子がかかった胃腸風邪だったらしい。
食欲が無くて食べると吐きそうだと言うので、そういう時には無理して食べることはない、でも水分はちゃんと摂っておけと言って、ポカリとウィダーinゼリーを与えておいた。
だって一々お粥や饂飩作ってやるのなんて面倒なんだもん。折角作っても吐かれたら無駄だし(鬼)。
ウィダーには甥っ子が興味を示したので、妹が戯れに与えてみたら、丸々1パック飲んでしまったらしい……マルチビタミンか鉄分か、エネルギーではないやつだったが、1歳児に与えて大丈夫なのだろうか。
妹は週の半ばには回復し、後半には仕事に行けるようになって一安心、さて私も帰ろうかなと最終日の昼頃に荷造りに着手しようとした時に、電話が鳴った。妹からの着信であった。
嫌な予感がしたらその通りで、甥っ子が熱を出したので迎えに行って欲しいという。
勿論その後には漏れなく子守の仕事がついて来る訳で、私の帰宅は一日延長になった次第である。
車は妹が持って行ってしまったため、保育所まではタクシーで往復。
料金は千円に満たなかったが、千円札を出してお釣りは運転手さんのチップにして貰ったら、甥っ子を重たそうに抱っこする私を気遣って、荷物を玄関先まで運んでくれた。有り難い事である。
そして甥っ子はというと、迎えに行った時にはぐったりしていたのだが、帰宅すると段々元気になってしまった。
熱はあったので座薬だけ入れて、病院には行かず様子を見る事に。
クイックルワイパーを持って掃除の真似事をしたり、寝室に行って布団の上でリラックマの縫い包みとプロレスごっこをしたり、さっきまでと違ってまるきり元気である。
おまけにおやつまで食べた。何で早退したんだ?お前……。
暫くすると、ふにゃふにゃと眠そうになって来たので、毛布に包んで外に出て、抱っこしたままユラユラ揺らしてみたら、ストンと寝てしまった。
一体私は何のために呼び出されたのだろう……。

今回の甥っ子まとめ
・家の中では基本二足歩行で移動。しかし保育所に迎えに行くと抱っこをせがまれる。せめて玄関まで歩いてくれよ……重いんだよ!
・バナナ大好き。バナナを見ると、バナ!と叫んで興奮する。黄色い物を指差してバナ!と言う
・蜜柑も好き。目の高さがテーブルを超えたので、手を伸ばして勝手に蜜柑を取って、剥いて食べさせろと手渡して来る
・叱られると口答えをするように。しかし何を言っているかは不明
・あれだけ大好きだった「いないいないばぁ!」より「ピタゴラスイッチ」に興味を示すように
・着替えの時、スムーズに玩具を持ち替える事が出来る

一方私は、疲れと風邪でヘロヘロ。
今回は、子守より雪かきが大変だったなあ……掌の肉刺が潰れたし、腰が限界であった。



2016年01月11日(月) お正月映画「西遊記〜はじまりのはじまり〜」

主人と入れ替わりに、この1週間は私が体調を崩して、ずっと家に引き籠もっていた。
どうやら初詣で風邪を引いたらしい。

先日、主人が録画していた映画「西遊記」を観た。
香取慎吾のかと思ったら、中国映画であった。考えてみれば、主人がそんなものを録画する訳が無かった。
「中国映画には突き抜けた馬鹿馬鹿しさがある。とことんやってくれるのがいい」
と主人は言う。
その通りの映画であった。私は割と好き。
ヒロイン役の女優さん、どこかで見た事あるな……と思ったら、映画「トランスポーター」の人だった。美人なのか不細工なのかよくわからない、特徴的な顔である。
気に入ったのは、孫悟空役の吉本芸人っぽいおじさん。何者なのかはわからないが、リズム感が只者ではない。
ストーリーは馬鹿馬鹿しいけれど、何も考えずに笑える。
特に日本人は、最後の最後に大笑い出来ると思う。ここでこれを持って来るか!って感じ。
良い娯楽映画であった。



2016年01月03日(日) 新年から躓く

退院から数日、主人の体調が良くなったようなので、三が日最終日には2人で初詣に行って来た。
車で遠出して、以前住んでいた所の大きな神社に。
神社の入り口前には行列が出来ていて、何で並んでいるのかなと思ったら、手水の順番待ちであった。
手水場は小さくて、一度に2〜3人しか使えないのだ。大きいのを設置してくれれば良いのに……と不満に思いながらも、省略せずにちゃんと手と口を清めてから境内に入る参拝客のマナーに感心した。
昨年散々だった主人のためにお守りを購入し、御神籤には興味が無いのでスルー、他人様の願い事の書かれた絵馬を見ると、なんと!
リラックマの絵馬がある……イマドキはこんなのもあるのか!
「これ買って!」と主人に頼むも、お願い事を書いたらここにぶら下げて行かなきゃならないよ?と言われて思い悩む。
リラックマ絵馬は欲しい、お願い事もしたい、しかし持ち帰りたい。
だがこれ以上、家の中にリラックマグッズを無尽蔵に増やすのも如何なものかと思ったので、我慢した。
新年初の我慢!
しかし、今冷静になって考えると、それなら絵馬にお願い事を書いて来れば良かったのだ。
新年から判断を誤っているなあ、私……。



2016年01月02日(土) スマートな仕返し

主人が入院した時、4人部屋には先客として、じいさま2人がいた。
話好きで競馬好きのじいさまと、おっとりした感じのじいさま。
最初は3人で過ごしていたが、暫くすると4人目がやって来た。
この4人目のジジイが曲者で、重症のようで横になったままなのだが、ずーっと「イテテテテテテ」「ウーンウーン」「アイタタタタタ」「チクショー」と言っているのだ。ずーっと!
壊れた蓄音機かよ!と滞在時間の短い私ですら喉まで出掛かったのに、これを延々と訊かされる同室者は堪ったものではないと思うのだが、誰一人として文句を言わないって凄いと思った。
それだけならまだしも、ある時、競馬好きじいさまがテレビを付けたまま用足しに行ったら、ジジイが
「ったくテレビ付けっ放しでうるせえんだよ! ここはお前んちじゃねえっての!」
とブツクサ言っていたらしい。
えっアンタのエンドレス「イテテテテテ」の方がよっぽど煩いよ……と主人は吃驚したが、口には出さなかったという。私ならきっと考える間も無く口から飛び出てしまうだろう。
このジジイの件もあって私は個室移動を提案し続けたのだが、主人は最後まで首を縦に振らなかった。堪え性の無い私には理解出来ない。

年末年始は職員の人手が少なくなる事もあり、よっぽど重症でなければ「お家でお正月を」という建前のもと、入院患者達は家に帰される。
主人の病室では、ジジイを残して3人が退院となった訳だが、ジジイ1人で4人部屋を個室のように使う訳ではない。職員の手間を省くために、どこかの4人部屋に移動させられる事になる。
退院間際の競馬好きじいさまは、ジジイに
「こうやって誰かの話し声がする部屋ならまだいいけれど、残った患者達だけ集められるから、話しかけても誰も返事してくれないような人工呼吸器に繋がれた患者ばっかりの部屋に移されるよ、きっと」
と、じわじわと自分で敵を取っていたそうである。
じいさま、やるなあ!



2016年01月01日(金) 病院の怪談

数日で退院したが、入院した主人は、他人の鼾が気になって眠れなくなるタイプなのに、4人部屋に入れられてしまった。
多少お金がかかっても構わないから個室に移して貰おうと私が提案したのに、取り敢えず一晩様子を見てから考えると主人が言うので、せめてもの対策として耳栓を買い与えた。
翌日、病院を訪れた際に様子を聞くと、鼾対策としての機能は良かったが、違うものが聞こえたという。
「なんかね、耳栓をすると、人の話し声が聞こえるんだ。美輪明宏みたいな高い声と、低い男の声。会話の内容までは聞き取れないんだけれど」
耳栓をすると、自分の中の血液が流れる音や骨の軋む音が聞こえるから、熱のせいで人の話し声に聞こえたのかもね。
という事にしておこう。怖いから。
でも、某ホテルに泊まった時の私みたいに、金縛りに遭ったとか誰かに足を引っ張られたとかいう事が無くて良かったよ。

他人の鼾より、点滴のせいもあって自分が夜中でも1時間おきにトイレに行くのが同室の人達に申し訳無いから、個室に移った方がいいのかなあ……などと言っていた主人だが、次の夜は結構眠れたらしい。
それに、荷物を持っての移動や同室の患者への遠慮を考えると億劫になったのだろう、やっぱりここでいいやと言うので、結局退院まで4人部屋で過ごしたのだった。
浮いた個室代、何に使おう〜♪(違


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