前に住んでいた所より少し近くなったので、車で実家に行った。 それでも数時間かかる。 主人は、途中から下道で行こうよと提案したが、私は気乗りしない。 高速ですっ飛ばした方が早いからだ。 運転は主人に任せたので、なるべく口出しすまいと思っていたが、途中で高速を降りてから、何だか苛々した。 そもそも出発が遅かった。 主人が運転免許の更新で時間を取られたのだ。 彼の話によると、免許センターは混み混み。 センターの人の話では、いつもはガラガラなのに、今日は1年のうちでも、1番か2番に混む日らしい。 そんな日に更新に行くなんて、馬鹿じゃねーの。 混んでいたのなら、まだ日はあるのだし、日曜でもやっているのだから、さっさと帰って来りゃいいのに。 昼前に出発していれば下道でもいいが、午後になってからでは、日が暮れてからの到着になってしまう。 もう我慢の限界だ。 「下道じゃだめだ。到着が確実に夜中になるよ。このルートだと山越えになるし、道路状況や天気も心配だから、今から高速に戻ろう」 と半ば強引に、高速道路まで引き返させた。 結果、私の判断は正しかった訳で、高速道路を使っても、ぎりぎり日が暮れる頃の到着となったのだった。
私は一直線に目的地を目指してさっさと到着したいタイプだが、主人は道の駅に寄り道しながら、旅行の過程を楽しみたいらしい。 うちの両親も同じで、父は前者、母は後者。 こんなところまで、私は父に似たのだな……。 私にとって道の駅はトイレと水分補給所でしかないが、主人にとっては大事な旅の要素らしい。 高速道路に道の駅は無いので、サービスエリアで我慢して貰った。 というか、トイレが終わったらさっさと車に戻って出発しようよ……と私はじりじりしているのに、買いもしないのにのんびりと土産物を見て回る主人に、若干苛付きさえ覚えた。 時間に余裕のある時ならいいのだが、結婚して何年も経つのに、主人のこういうところに苛々する。
最近、わうわうが放送している、コメディUK「リトル・ブリテン」がお気に入りだ。 その存在を私が知ったのは昨年だが、2003年放送開始、2006年には国際エミー賞にも輝いた、イギリスのコント番組である。 この番組を見ると、イギリスのコメディは、モンティ・パイソンの影響を色濃く受けているのが判る。 但し、モンティ・パイソン好きには、物足りないだろう。 夜中の放送なので、リアルタイムではなく録画して見ているのだが、あのブラックさが結構好きだ。 下ネタもあるし、好き嫌いが分かれるので、誰にでもお薦め出来る物ではないが。 そんな訳で、最近の我が家のブームは、「Yeah, but no, but...」「I know (無表情で)」「おやつ」である。 「おやつ」って「bitty」と言うのか……辞書でbittyを引くと、「断片的な、細切れの」と出て来るのだけれど。
モンティ・パイソンもそうだったが、公共放送でそんな番組をやっちゃう国なのに、ブラウン首相にはがっかりだ。 車という密室での「偏屈女」発言が、マイクのスイッチを切り忘れていたために公になってしまったのは気の毒だし仕方が無いが、その後の対応が普通過ぎた。 偏屈呼ばわりされた老女の許を訪れて謝罪なんて、当たり前過ぎる。 そこはイギリスらしく、面白い事をブラックなほどにやって欲しかったなあと思うのだ。
やはり現実では無理な話なのかね。
2010年04月28日(水) |
ジョイー♪モイストケアー |
聞く度に苛々するCM。 それは、「ジョイ・モイストケア」である。 あの歌が駄目……。
おさらがき れ い に な る ように (ララララソファミファラファララソ) てはだもき れ い で い た いのよ (ララララソファミファラファララソ) ジョイ モイストケア ( シ ラ ソラシソシラ) ※ラとシはフラット付き
シのフラットが、出切っていないのだ。 そこ!もっと高く!ピッチ正確に! と、聞く度に苛々するのだ。 敢えて何かを狙ったのかも知れないが、少なくとも私には逆効果である。 音楽好きな人だったら、この気持ち悪さを判ってくれる筈!と思って主人に聞かせてみたら、 「うん。気持ち悪い。ジョイ〜の音が変」 と判ってくれた。 だからと言って、P&Gに苦情を送るつもりは無いのだけれど。 嗚呼、早く別のCMに切り替えてくれないかな……。
2010年04月27日(火) |
映画「鴨川ホルモー」 |
主人が観たいと言ったので、わうわうで放送されていたのを、録画で観た。 最初は、よくある大学生の青春学生生活映画かよつまんねーと思っていたので、いい意味で期待を裏切られた。 途中から何じゃこりゃと思い、酒が入った事もあって、うひゃひゃひゃと笑いながら観てしまった。 いやー、酒が進んだ。 これは面白かった! ためになる映画ではないけれど、とても楽しい映画だった。 休日前の夜に、嫌な事を忘れたい貴方にお薦め。
考えてみれば、同じ作者の「鹿男あをによし」だって、普通じゃなかった。 目に見えない、この世ならぬもの達が出て来るのは、「鹿男」と同じ。 そしてそれがまた、楽しい。
ところで、私は主人公よりは、そのライバルと似たような精神構造の持ち主らしい。 「小鬼を奴隷扱いするのは如何なものかとは思うが、お前のせいで負けたんだぞ!というのは私も言いそう(笑)。だって本当の事だし!」 とグラス片手に言ってみたら、 「そうだね、シオンはそうだろうね……」 と主人にがっかりな目で見られた。 何よー、世の中綺麗事ばっかりじゃ済まされないのよー。
翌朝、起きて来た主人が、 「小鬼がいっぱい出て来る夢を見た」 と言った。 いいなあ!楽しそう!と私が羨ましがると、 「いや、ピッピキピー!とか、ゲロンチョリー!とか叫び捲りで、ちっとも眠った感じがしないよ……」 と、何故か疲れた様子であった。 そうかー、戦闘の後で仕事に行くのは大変そうだな……。
2010年04月26日(月) |
このミステリーが凄い? |
病院やら何やらで、未だ週に1度は遠出をしなければならない私。 移動手段は車の時もあるが、通院以外の時はお金の事情もあって、電車も使う。 これまでずっと車生活だったから、電車に揺られるなんて久し振りだ。 ただ、特急料金が生じない鈍行だと、時間がかかる。 本が無いと退屈で仕様が無いので、文庫本を鞄に入れている。 これまたお金の事情で、基本的に本を買うのはブックオフ!と決めているのだが、先日主人と買い物に行った際に、帯に釣られて新品の本を買ってしまった。
「第7回このミス大賞受賞作」
このミスとは、「このミステリーがすごい」の略で、そういう賞があるらしい。 で、その第7回受賞作が、柚月裕子著「臨床真理」だそうで。 文庫本を買ったので、上下巻で1,000円近くした。 正直、中古本で良かったかな……という感じであった。 そして、本当にこのミス大賞受賞作?と。 最初の場面で、この私でさえ事件の大体のあらましが判ったというのに、何でー?どうして気付かないのー?と鈍い主人公に苛々。 ラスボス登場にしても、下巻の最初の事件で嗚呼こいつが犯人かと判ったのに、頭悪いのー?と主人公に苛々。 主人公にも、その患者にも苛々する話であった。 大体、精神科に限らず医者も看護婦も、患者の事なんてそんな熱心に思っていないって(笑)。 なので、正義感を振り翳して、尚且つ一々自分の過去と重ね合わせる主人公には、全くリアリティを感じなかった。 兎に角、のめり込み過ぎ。他のスタッフだって、そんなのと一緒に仕事したくないだろうなあ。 警察だって、そんな警官がいたら、事件から外されるわよ。 最もあり得ないと思ったのは、単行本では削除されたらしい、知障に襲われた場面。 普通は、嫌悪感が先に立つものではないだろうか。あれで相手を哀れむなんて心の余裕、とてもじゃないが持てないだろう。 それと、女性心理士と男性患者の2人だけでの外出もあり得ないと思った。 相手は成人男性だよ? しかも暴れて他人に怪我を負わせた過去がある。 万一に備えて、屈強な看護士が最低でも1人、お供に付く筈。 色々と、突っ込みどころ満載の話であった。 ただ、読み易い事は読み易いかな。 一気に読めてしまうし、強姦場面もあるので、そういうのが好きな人はどうぞ。 私は色々と無理だったけれど。 主人公に感情移入出来ない(笑)。
前のアパートのフローリング部分は、板目模様の塩ビ床だった。 物を落としても床が衝撃を吸収してくれたので、ここ何年かは、食器類を割る事は皆無だった。 しかし引っ越し先の賃貸は、紛い物ではないフローリング。 本物の木だと思われる。 物を落とせば傷付いて、その部分が凹むのだ。 引っ越して暫くして、主人がやってくれた。 私はいい顔をしなかったのだが、調理器具は壁に掛けておきたいという彼が、台所のタイル壁に取り付けてくれた吸盤がクソだったようで、フックに掛けていたお玉やフライ返しが何の前触れもなく、ガラガラガッシャーンと床に落下したのだった。 隣の部屋でアイロンをかけていた私は、ビックーっとした。 その後、実験として窓ガラスに件の吸盤を貼り付けておいたら、何の負荷も掛けていないのに、翌日あっさり床に落ちていた。 何この不良品……。
そんなある日、パイレックスの耐熱硝子ボウルを、定位置の流しの下に仕舞おうとしたら、つるっと手が滑って、
ガチャーン!
床上10cmから落下しただけなのに、何このフローリング。 前のアパートだったら、もっと高い所から落としても無事だったわよ! 本物のフローリングだと、落とした物は壊れるし、床に傷は付くしでいい事無い。 どうせここを出る時に、修理費を要求されるんだわ……ったく、そんな事ならはじめから塩ビ床にしてくれりゃいいのに。 本物の長所は、夏は涼しいってぐらいかな。塩ビだと暑いから。何となく。
パイレックス買わなきゃ……。 硝子製のボウル、好きだったのに。 金属製の奴だと、泡立てる時にガチャガチャと嫌な音がするのよね。 という訳で、また出費を余儀なくされるのであった。
月末に免許の更新に行くので、住民票が欲しいと主人が言い出した。 職場用に取った奴は、もう提出してしまったそうで、また役場に行かなければならない。 ……。 昨日の金曜日、午前中に休みを取ったよね? どうしてその時に行かなかったの? 明日の日曜日もお休みだから、免許センターに行けばいいよね? どうしてもっと早く、住民票が必要だと言わなかったの?
こんな感じで、主人の段取りの悪さにはいつも苛々するが、今の住まいに引っ越してからは、尚更苛々する。 もう本当に、馬鹿じゃねえの?こいつ! 月末と言ったら、もう黄金週間に突入している。 今回は久し振りの連休で、私の実家に行く事になっている。 早く行けば早く帰って来て、後はゆっくり出来るのに、免許更新で1日潰れたら、それだけ予定が後に詰まるじゃないか。 本当に馬鹿!
あまりに苛々したので、お前はいつもそうだ、頼み事があるなら早く言え、予定は早めに立てろ馬鹿者が、と言っておいた。 言ったところで直らないのは判っている。 馬鹿は死ななきゃ直らないと言うではないか。 しかし自分で努力してくれないと困る。 本人が困る分には構わないが、私にとばっちりが来るのは敵わない。
先週から、ドラマ「警視庁失踪人捜査課」が始まった。 夜の昼ドラ、或いは韓ドラ「宿命」の後番組なので、結構楽しみにしていたのだ。 「FBI〜失踪者を追え」みたいな本格的捜索ドラマかなと。
ハイ、期待外れでした。 どうでもいいような演出が多過ぎてグダグダ。 まあ、日本の警察ドラマなんてこんなもんかね……。 同じテレ朝の警察ドラマでも、「警部補 矢部謙三」の方がよっぽど面白いよ。 あれ、矢部謙三は警察ドラマ部門じゃなくて、コメディ部門なのかな……まあいいや。
それでも、これから面白くなるかも?という淡い期待を抱いて第2回を観たのだが、もういいわと思える決定的な演出が。 最後に現場に踏み込んで容疑者を確保するのだが、あの場で拳銃は必要? どうせ発砲しないのだから、拳銃無しでも充分だと思うのだが、百歩譲って拳銃を構えるとしてもだ。 拳銃を持ったまま、暴れる容疑者を連行するってあり得ないのでは……と思った。 だって、危ないでしょ。 BAUだって、拳銃はホルターに仕舞ってから、犯人に手錠をかけているよ? アメリカドラマの観過ぎですかね、私。 それとも歳なのかね、細かいところが気になって、ドラマの本筋に集中出来ないって。
そんな訳で、私の地上波離れは益々進行するのであった。
録画していた映画を消費した。 今更だが、「ドラゴンヘッド」。 小学館かどこかの漫画賞を受賞したとか聞いたので、原作は面白いのだろう。 どうしても、実写化すると嘘臭さが漂うのは、仕方の無い事なのか。 勿論、作り手は頑張ったのだとは思う。 しかし、
沙也加のせいで台無しー!
いつの間にか髪が黒く戻っているし。アンタいつ髪の毛洗ったの? 演技もイマイチだとは思ったが、それが顕著に出たのがラスト・シーン。 妻夫木君と並んでの演技だったので、力の差が歴然。 こりゃ七光りだけの大根だわ(苦笑)。 最近見ないと思ったが、消えて当然だわな。 スタッフ・ロールを見ると、沙也加ちゃん専属の演技指導まで付いていたようだが、それであの程度か。 それに引き換え、妻夫木君はちゃんとした役者だったのだな、と感心してしまった。
「インスタント沼」も観た。 これは主人が観たがっていたので録画したのだが、やはり、私の好みではなかった。 主人公が煩過ぎ。 最後まで叫びっ放しなんだもの。 そういう演技だから仕方ないのだろうが、兎に角煩くて私は駄目だった。 しかし主人には、そこそこ面白かったらしい。 わからんな……。 私はああいう整然としていない世界は好きではない。
去年観た中で面白かった邦画は、「ハンサム☆スーツ」と「アフタースクール」だったな。 蔵之助様は、ああいう一寸陰のある役の方がいい。 一昨年のドラマ「ギラギラ」や、昨年の「チャレンジド」みたいな明るい役は合わない気がする。 何というか、空回り感を受けてしまうのだ。 「チャレンジド」は演技にも問題があったなあ。 目の見えない人は、ビールの入ったコップをあんな風に呷るかしら。 口を付ける位置を、飲む前にさり気無く確認すると思う。 まあ、私だけですかね。目明きでも口に届く前にコップを傾けて、中身をドバーと零しちゃうのは☆
まだ新しい住まいに慣れないためか、最近結構な頻度で頭をぶつける。 しゃがんで探し物をしてから立ち上がったら、対面キッチンのカウンター下面に勢い良くゴッチンとか、ごみ箱のごみを纏めてさて捨てるぞと顔を上げたら、人工大理石の壁にゴッチンとか。 そんなものだから、主人に心配されてしまった。 「シオン、大丈夫?」 「痛いけれど、大丈夫だと思う」 「ううん、そうじゃなくて。そんなにぶつけるって事は、物の位置を認識出来ていないという事でしょ。とうとう来たんじゃないかと思って」 ……痴呆が始まったという事ですか。 主人の顔を見たら、表情が真剣だった。 本気でそっちを心配しているのか! 「大丈夫! 昨日の夕食もちゃんと覚えているし、曜日だってわかるよ!」 と力説しておいたが、聞いているのかいないのか。 「まあ、シオンに何かあったら、ちゃんと最後まで面倒看てあげるよ」 気持ちは有り難く頂いておきますよ……。
手に余る外来種ペットをその辺に捨ててしまうような無責任飼い主みたいな亭主じゃなくて良かった。 でも、手に余るようだったら、無理しないで施設に入れてね……。
引越しの片付けをしていたら、結婚式の時に貰った電報が出て来た。 キティちゃん電報とかプーさん電報とか、幾つか可愛い縫い包みを貰ったのだけれど、新居に遊びに来たちびっこ達に全部やってしまったのだよな。 なので、電報の紙しか残っていない。 1つぐらい取って置いても良かったかな、縫い包み……と今更思うが、あまり執着は無いからまあいいや。 縫い包みも、子供のいる家庭の方が、居心地良かろう。
電報の中に、披露宴に出席出来なかった親友からの物があった。 その日はどうしても外せない仕事があって、駄目だったのよねー。 まあ、私が繁忙期に式を挙げてしまったからなのだけれど。 その彼女も近々、結婚するという。 良かったわあ〜という気持ちと共に、一抹の寂しさも。 やはり、家庭を持ってしまうと、独身貴族のように好き勝手に遊びに行けなくなるものだ。
で、いきなり姑と同居なんだって! うわあ、私だったら無理……でも、結婚を目前にした状態なら何でも受け入れちゃうかも。 私の場合は、主人の両親(大らか)が「アレルギーがあるならペットも処分するし、昼まで寝ててもいいから、シオンさんも一緒に住んだらいいのに」と言っていたのを、主人が「絶対に嫌!」と実家を出て、最初から別居にしてくれたのだった。 そうだ、私も最初は「同居でもいいよ?」ぐらいの軽い気持ちだったのだ。 今考えると無理。絶対。 主人の判断は正しかったわー。
彼女の場合、高齢母子家庭に彼女が入るため、広めのお家をこの機会に買って貰うらしい。 でも探して決定するのは、向こうの仕事だそうで、彼女は余り口を挟まないのだとか。 まあ、お金を出すのは向こうだし、地元に暮らしている人の方が色々と土地の事情もわかるだろうしね。 でも、新婚家庭なのにお家の中を好きなように出来ないのって、新婦としては不満が残るのではないだろうか。 お家を買ってから彼女が向こうに引っ越すのだが、物件を探している段階で、何と姑さんが怪我で入院。 まさか、介護要員として期待されている訳じゃあるまいな、と親友の行く先が一寸不安になったので、一応助言しておいた。 介護の義務は実子にのみあり、嫁には無いのよ〜と。 入院に伴い、彼女の引越し&結婚も延期になりそうな気配に、彼女のお母さんまで 「アンタ、早まったんじゃないの?」 と言う始末(笑)。 その話を主人にすると、 「シオンのお母さんにも思われているかもな。早まったんじゃないのって……」 そんな事ないよう。 こんないい亭主、なかなかいないって!
今年は生誕200年記念という事で、ショパン・イヤーらしい。 ふふふ、来月はツィマーマンを聴きに行くのよ♪ オール・ショパン・プログラムですって! 閑職に回された主人に、一応その日は早く帰宅するように厳命しておいた。
で、予習のためにショパンのCDを聴いていたら、自分も弾きたくなって来た。 ピアノは現在、居間から1番遠い部屋にある。 そして現在、引っ越しの余韻で、その部屋は物置になっている。 のだめじゃないので、ある程度片付かないと、ピアノを弾く気にはなれないのだ。 電子ピアノの重さは、確か80kg台。 主人と同じぐらいか。 彼に頼みたいのはやまやまだが、仕事から疲れて帰って来たところに力仕事をお願いするのは、流石に気がひける。 そうだ、下に毛布でも入れて引き摺ったら、自力で何とかなるのではないだろうか、と思い立った。
結果、何ともなりませんでした……。
横に動く事は動くのだが、ピアノが部屋から出ない。 横幅の関係で、入り口で引っ掛かるのだ。 ここで疑問が。 引越し業者は一体、どうやって搬入したんだ? 仕方がないので、元の場所に戻しておいた。 何という徒労。 帰宅した主人に相談すると、縦にしたのでは?と言う。 なるほど、そう言えば、運ぶ時に水平じゃなくてもいいかと訊かれたような気がする。 縦にすれば、出入り口は余裕で潜れる。 そうか、そういう事か……。
夕食後、主人に手伝って貰って運ぼうとしたが、私の腕が限界だった。 日頃使わない筋肉を酷使したようで、腕がふるふるして、力が入らない。 暫く移動は諦める事にした。 後遺症は翌日も続き、掃除も洗濯もお休みして、夕食は呆れ顔の主人に作って貰った。
また太った……。 引越しによるストレス太りか? 引越ししてもしなくても、結婚してからというもの、年に1kgペースで順調に育っている私。
髪を切ったものの気に入らないので、GWに実家に行った時に切ろうと思っている。 「ねーねー、大正っぽい髪型にしようと思うんだけれど、どう?」 と主人に訊いてみた。 「大正って言うと、頭の天辺で髷を結う奴?」 「違う。大正モダンガール」 「あれか? 後ろでこう結わえる奴か」 「違う!」 いつもの事だが、噛み合わない。 「ええとね、短くてパーマネントを当てて、耳の辺りでくるくるっとしているの」 「ああ、あれか」 やっと通じたらしい。 「基本的にシオンは、膨らんだ髪型は似合わないよ。外巻きとか内巻きとか縦巻きとか」 と言われた。ガーン。 じゃあどういうのがいいのかと訊くと、 「ストレートが一番似合う」 と言う。 ストレート……この歳になって、ワンレンは一寸なあ。 じゃあ鳩山夫人みたいなの……? それは一寸嫌だ。 主人に言わせると、結婚してすぐぐらいの髪型が良かったそうで。 ああ、結婚してすぐ、長かった髪をばっさり切ったのだった。 肩より一寸上ぐらいで、丁度跳ねる長さだった。 あの時も取り敢えずで切ったので、私は気に入らなかったのだが、主人はアレが良かったのかー。 「どうしてストレートが良くて、巻き髪は駄目なの?」 と尚も突っ込んで訊くと、主人は渋りながらも答えた。 「ええとね、正直に言っちゃうと、髪が横に膨らむと、顔も太って見えるんだ。結婚してすぐぐらいの時の髪型だったら、顔がしゅっとして見えたよ」 む? 「ええとそれは、結婚してすぐの頃は、私が痩せていたからでは……」 「あ」 暫し沈黙。 「ははは、そうかもね! シオン鋭いなあ」 うん、まあ結局、私が痩せれば済む話なのね。 そうすれば、モガっぽい髪型も似合うようになるかも……?(淡い期待)
と言うか、自分がスタイルの事で悩む日が来るとは、思っていなかったわ。 カムバック青春……!
前回の治療直後から沁みる歯があったので、紹介されていた最寄の歯医者に連絡を入れたら、診察は1週間後と言われた。 本当はすぐにでも診て欲しかったのだが、沁みるのは治療によって神経が過敏になっているせいもあるので、1週間程度は我慢しようと頑張った。
そして、予約の日。 歯が取れた。 現在治療中の歯に、セラミックの歯が出来上がるまで仮歯を被せてあるのだが、それが昼食の最中にポロリと取れたのだ。 最近は、チューインガムもハイチュウも食べないように、気を付けていたのに。 昼食が悪かったのか? 食べていたのは、おこわ。 お餅じゃなくて、もち米でも駄目なのかしら。 でも取れたのが、歯医者に行く前で良かったー!
歯科医院は割りと綺麗で新しかった。 でも、木の柱や壁のそこここに亀裂が……生乾きの木でも使ったのだろうか。 後で歪みが酷くなって、欠陥建造物になるのでは……と余計なお世話な事を考えてしまった。 歯医者さんの腕はいいと思った。 ちゃんと説明してくれるし、丁寧だと思う。 仮歯を付け直して貰って、会計を済ませて外に出たが、多分ここにはもう来ないかな……だって専門は矯正歯科だし! それにすぐに診て貰えないなんて、これだから完全予約制は嫌なのよ! 待合室に並べてある「のだめカンタービレ」全巻もとても魅力的だったが、近所で別の歯医者を探そうと思ったのであった。 あーあ、普通の歯医者さんで完全予約制じゃなかったらなあ……。
髪がボッサボサよー! 面倒だしどうにもならないので、後ろで1本に纏めているが、前髪もぼさぼさなので、非常に老けて見えるのだ。 只でさえ、引越しの心労で老けて見えるというのに。
もう限界。 財布を持って、家を飛び出した。 ぶらぶらと歩いて、小洒落た店構えの美容院に飛び込んだ。 店主と思われる中年女性が、いらっしゃいと言いながら、読んでいた雑誌を横に置いて、ソファから立ち上がって出迎えた。 閑古鳥……まあ、待たずに済むからいいか。
肝心の腕はと言うと、微妙であった。 私の場合、美容院に求めるのは、仕上がりだけではなく、癒しの時間でもある。 それがこの女店主、何をするのも大雑把。 下手ではないが、上手でもない。 良かったら通おうかと思ったが、これは今回限りだな。
翌朝、毛先は思いっ切り跳ねていた。 どうして跳ねやすい長さで切るのよ……。 もう行かね。
高速道路の料金が変わるらしい。 普通車は、上限2,000円になるのだとか。 以前住んでいた所の病院に、引越しした今も定期的に通わなければならないため、往復5,000円以上かかるところが4,000円になるのは、私にとって有り難い。 民主党は高速料金無料にすると言っていたが、私はそれには反対なので、前原さんの案でいいと思うよ。 最近知った言葉で「受益者負担」というのがあるが、その通りである。 欲しい人が買えばいいのと同じで、使う人がお金を出せば良いのだ。 あれもただ、これもただでは、人はその恩恵の有り難味が判らなくなる。 小児医療も老人医療も、ある程度は負担させた方がいいというのが、私の持論である。
ETC車載器持ちは文句を言うだろうが、買ってからこれまでにその恩恵を受けただろうからそれでいいだろうと思う。 まだ元を取れていない!という人もあろうが、それは仕方ないよね。 地球のためを考えたら、ETC車載器購入者の利益より、休日の渋滞緩和の方が大事なのは明らかだ。
黄金週間には私の実家に行く予定である。 それに向けて、ちょこちょこと、撮り溜めたドラマや映画を観ている。 留守中にも色々と録画しておきたいのでな。
BS-hiで放送中の「蒼穹の昴」が、結構溜まってしまったので、現在消化中。 10年以上前に読んだが、原作には嵌まった。 中国語習いたい、と思ったぐらいに嵌まった。 なので原作と違う箇所があると、一々萎えてしまうのだ。 NHKなので、登場人物の名前が日本語読みなのも頂けない。 ここは原作通り、中国語読みでやって欲しい……。 でも原作以上に素晴らしいのが、ミセス・チャンだ。 この女優さん、イイ! 顔立ちも可愛いが、視線の使い方が凄い。 対象を真っ直ぐに見ず、→↑という感じで目を動かすのだ。 猫のようで、それがなんとも美しく、非常に魅力的に映る。 彼女が着る西洋のドレスも素敵だし、化粧もいい。 これはメイクさんの腕がいいのか。 和服にも使えそうである。 是非真似したい。 でもあの目の動きは真似出来ない。難しいよ……。
居間兼食堂兼台所と寝室は何とか片付いたが、あと1部屋が物置状態になっている。 さっさと片付けたいのだけれどね。不要な衣類とかPCの部品とか。 衣類は福祉関係に寄付しようと思っている。 私は基本的に、福祉には興味の無い人間で、弱者に対しても、他人に頼らずに自分の面倒は自分で看ようぜ、という考えを持っている。 だから募金や寄付をお願いされるのは嫌いだ。町内会で強制的に赤十字募金をさせられるのもうんざり。 捨てるのは服が可哀相だし、古着屋に持って行った所で、たいした金額にもならない。 換金して、たったこれっぽっちか……と悲しい思いをするより、まあ誰か使ってくれればいいやというだけの事である。 遠方のため、持ち込みするにも何かの序でという事になるので、暫く保管しなければならない。 PCの部品は、現在主人が調査中。 さっさと調べて欲しいのだけれど、余りせっつくと機嫌が悪くなるからなあ。
これ等が片付いたら、家具の配置換えをしたい。 どの部屋を何に使うかで、主人と私との間に意見の相違があったのだ。 取り敢えず、主人の意見を優先させてみたのだが、現状では居間から遠い方の部屋を活用出来ず、このまま物置になってしまいそうである。 主人は、居間の隣りを寝室にすれば、冷暖房の関係上便利だと言う。 それは理解出来るが、私は居間の隣が寝室なのは嫌。 予定は無いが、来客があった場合を考えると、寝室は居間から遠い所、そしてトイレの近くがいい。 居間の隣室には、電子ピアノと本棚とCD棚を置いた方が色々と便利だ。 そしてその部屋は、私の作業部屋にしたい。 面倒なのよね、食事の度に、布団を敷く度に片付けなきゃならないなんて。 道具を出しっ放しにして、作業を翌日に持ち越せる生活に憧れている。 ただ、出しっ放しだと、片付けなくなる虞もあるのだけれど。
まずは、不用品を片付けてからである。 早く落ち着きたいわー。
取り敢えず生活出来るぐらいには家の中が片付いたので、東を目指して、主人とドライブに出掛けた。 とは言え、野と山の他には何も無いのだけれど。 でも私は行ってみたかったのだ。もしかしたら主人が飛ばされていたかも知れない土地に。 1時間ほどで行き着いたそこは、現住所より更に田舎であった。 地上デジタル放送や、フレッツ光も来てなさそう。 これは……、もしここに転勤になっていたら、物件探しが更に大変だったろうなと思った。 半端な田舎の現住所でさえ探すの大変だったのに、昭和の匂いの残るこの土地だったら……と考えると、やはり今の転勤先で良かったのだろう。 主人は子供の頃、ここに住んでいた事があるらしい。 「どう、覚えている?」 と訊いてみると、 「なんとなく。所々だけれどね」 と彼は言った。 特に、懐かしいという感情も無いらしい。
帰りは別ルートで、道の駅に寄ってみた。 主人が好きなのだ、道の駅……私はどちらかと言うと、何処にも寄らずにとっとと目的地に着きたいタイプ。 でも特に急ぎでもない時は、主人と一緒に、あれこれ見て回るのも悪くない。 地元の工芸品コーナーを見ていたら、手芸品に混じって、見た顔が……。 白い兎の編みぐるみ、黒いお目目に、ばってんのお口。 えーと、これって、みっひーでは……。 「知的所有権的にどうなのー?」 と主人の袖を引っ張ったら、 「まあ、いいんじゃないの、田舎なんだし」 えー? 良くないと思う……。 これじゃあ、中国の事を笑えないよ。
引っ越したものの、他の物件が気になる私。 更に田舎で完全に徒歩圏外になるが、追い焚き・エアコン・畳付き、2DKで4.6万円/月のアパートがあったのだ。 収納もあり、間取りも良い。 そしてすぐ傍にスーパーが! これなら、主人の通勤に車を取られても、買い物で困る事は無い。 いいなあいいなあ……。 見るだけ見てみたいという事で、休日、主人の運転で出かけてみた。 やはり遠い。車でも余裕で10分以上掛かる。 地図を頼りに、ここでバイパスを降りて、次の角で曲がって……と顔を上げると、真っ白な看板が目に入った。 嫌な予感がした。 どう見ても何かの跡地である。 手許の地図と比較する。 近くで看板を見ると、白く塗り潰された下に、店名が書いてあった。
ビンゴー
はい、スーパー潰れていました(笑)。 「駄目だね、こりゃ……」 「うん。スーパーが無いとなると、ここに住むメリットはゼロだね」 そう言えば、以前住んでいたアパートも、入居暫くして隣りのスーパーが無くなっちゃったんだよなあ。 お蔭で、往復30分近くも歩いて、別のスーパーに買い物に行かなきゃならなくなったのだ。 あの時ほど、もう1台、車が欲しいと思った事は無い。 しかし車は、色々とお金がかかる。 幾ら家賃が安くとも、車を2台持つとなったら、余計に出費が嵩みそうだ。 そんな事を考えながらアパートの裏手に回ると、そこは畑で、この物件もヤスデ地獄の可能性ありだった訳だ。 今の住処は周囲がコンクリートなので、多分ヤスデに悩む事は無い。その点だけでも良かったと思おう。 これですっぱり、諦めが付いた。 畳部屋は無いけれど、今のマンションで良かったんだわ、きっと。
となると、 次はベッドが欲しいな……物欲は止まる事を知らず。
愚痴ばかり吐いてしまったが、いい事もあったのよ。
色んな手当てが削減されつつある昨今、引越し手当てなんて当然出ないものと思っていた。 配偶者の扶養手当ですら、1万一寸しか出ないのだ。 人1人がたったそれだけで1箇月生活できる訳無いのに。 引越し料金と敷金・礼金で、大体50万円の出費になった。 主人は、お金が無いなら定期を解約すればいいじゃないと言うが、それってとっても敗北感。 多分、彼には判らないのだろうなあ、この感覚が。 なので先月下旬、私の貯金や他行の口座から掻き集めて、何とか引越し費用を工面した。 その時点で、メイン口座の残高3万円。 次の給与振込みまでの間に、カードや光熱費の引き落としがある。給料日までにマイナスになるのは、間違い無い。 ボーナスまだかな……。
と、青息吐息(私だけ)だった我が家に朗報が! それは、野村證券からのお知らせ。 我が家では、第一生命に加入しているのだ。 これでお判りですね。 そう、株。 私はこの手の書類が苦手なので、主人に解読して貰い、内容は判らないまでも、忘れないように「3月29日〜31日の間に電話する事!」と赤ペンででかでかと封筒に書いて、各種手続き重要書類と一緒に纏めておいた。 引越しが終わったその日に、そう言えばこんなのあったよと主人にホイと手渡すと、そう言えばこんなのあったね、と言われた。 主人はお金に執着が無いので、株をどうするかは私に委ねられた。 私の答えは「売る」である。 株を持っていても、JALや長銀みたいに只の紙切れになるかも知れないし、それならさっさと現金化した方がいいというのが、私の考えである。 それに、学生時代、経済学部の友人から聞いたNTT株の話を思い出したのだ。 その話というのは、友人のゼミの先輩がNTT株を上場当日の朝に買って、夕方に売っただけで200万円稼いだというもの。 何その濡れ手に粟! 株って美味しいんじゃ……と涎を垂らしつつ、怖いので手は出したくないヘタレな私。 手許に残しておいても怖いし、それなら友人の先輩のように、初日に売りに出すという黄金の手を使いたい。 という事で、その場で主人に電話して貰い、売って貰う事にした。
そして4月1日。 片付けや各種手続きで忙しく、株の話を思い出したのは夕方だった。 ずっとTVの前に座ってニュースを待っている訳にも行かないし、ネットが出来ないのは不便だ、と初めて思った。 そこでデータ放送ですよ。 地上デジタルTVにして良かったと、改めて思った。こんな使い方もあるのね。 当初の予想は14万円だったが、結果は16万円。 16万×3=48万! 手数料やら何やらでここから引かれるのだろうが、引越し費用とほぼトントンじゃないの〜! はー良かった……。 思わぬ、神様からの引越し手当てであった。 ま、就職当時から加入していた主人のお蔭なんだけれど。
職場からは出ないと思っていた引越し手当て、実は出るらしい。 主人に訊いたら、後から出るのだそうで。まあ少しだけなのだろうけれど。 考えたらおかしいのだけれどね。 君はどこそこに転勤ね、と異動の指令だけ出しておいて、引越し手当てを出さないなんて。
長所:住まいは割と新しくて綺麗 故郷に似た程よい田舎で、親近感が湧く 駅に近い
短所:家賃が高い(駅前だから。田舎の癖に) 折角買ったワンセグが使えない(鉄筋だから) NHK第2すら入らないので語学学習を出来ない 水に鉄錆が混じる 畳部屋が無い(板張りだと布団が湿気る。ベッド欲しいが出費が嵩む) 埃が舞う(フローリングだから。畳ならいいのに……) 台所が狭い 対面キッチンなので水音がTVの邪魔 スーパーが遠い(駅前なのに買い物出来る店が無い。あるのは飲み屋) 品揃えが全く違うので、今までと同じ物が手に入らない 今までの給水ボトルが使えない(別タイプ)
という訳で、新たな物欲が。 今は浄水器が欲しい。 アイロン台も欲しい。 主人はホームベーカリーが欲しいそうだが……我が家の主食は米なのに。
駅から近いので、電車の音は気になる。 しかし主人は気にならないらしいので、一寸安心した。 ストーブや冷蔵庫の音は気にするのに、電車は平気だなんて。 子供の頃、線路傍に住んでいたから、慣れているのだとか。変なの。
休日を使って、探検がてら、近所の何店かに行ってみた。 美味しいと評判の店が閉まっていたり、いいかなーと思っていた店が外れだったりで、ショックを受ける主人。 「無くなる前に、早く色んな店を回らないと!」 といつにない真顔で言っていた……そこまで真剣になるほどの事か?
引越して困るのは、ごみ出し。 今までと分別が異なるので、役所に行った時にガイドブックが欲しいと言ったのに、「どうせネットで調べられるから」と却下した主人。 結局、暫くネットに繋げずに困った訳だが。 そんな事も積もり積もって、主人にはすっかり不信感。 もうこいつの言う事なんて聞かね。 そうそう、主人への不満は兎も角、分別が面倒なの。 今までのところは、燃えるごみ・燃えないごみ・瓶缶ペット・紙ごみと、大雑把だったのに、今度は細かいのでとても面倒で不便に感じる。 そりゃ過疎化も進むわー。 暫く暮らしてみて、良いようだったら、いっそ家でも建てる?と主人は言うが、私ゃこんな面倒なところ絶対嫌だね!と速攻で却下してしまった。 前の所がずっと良かったよ。 車さえあれば、街にも近くて便利だし。
2010年04月07日(水) |
敷金精算額:23,328円 |
引越しをして気付いた事。 我が家には、無駄に荷物が多い。 2人暮しなのに、押入れ3つ付きの2LDKか3DKじゃないと無理って、やはり物が多いのだと思う。 特に、私の物が多いと思った。 趣味のアレやコレやが、嵩張るのよねー。 そして消費し切れないうちに、次の物を買ってしまうのが敗因。 それでも愛着があるので趣味系は捨てなかったが、その他の物はこの度大分処分した。 ところが、主人が更に
職場に置いておけなくなった荷物を持って来た。
向こう1年は今までとは違う部門だから、まあ仕方ないのだけれど。 書類が段ボール3箱、その他嵩張る物が幾つか……。 邪魔だわー。 押入れに仕舞っておけと主人は言うが、こんな汚い虫が湧きそうな段ボール、服と一緒に家の中に置いておきたくない。 早くもとの部門に戻って、これ等を引き取って行ってくれるといいのに……嗚呼でもそうすると、土日の休みも無くなるのかー。 ダイレンマ。
収納は何とかなりそうだが、もう1つ棚が欲しい。 どうせ数年で引っ越すのだからカラーボックスでいいやとホームセンターへ行ってみたが、丁度いいサイズのが無い。 自分で作ろうにも、道具も技術も無いし。 (組み立て式のカラーボックスさえ、螺旋の締め方が悪くて、ガタガタになる私。力仕事は駄目なの★) こうなったら、オーダー家具か? 主人は、そんな事にお金をかけるなんて本末転倒、メタルラックでいいじゃんと言い、メタルラックなんて許せるのは洗面所までよ、そんなダサいの居間に置いておきたくない!という私と衝突。 彼に言わせると、引っ越してからというもの、私の機嫌がMAXに悪いらしい。 自覚はあるのよ。自分でも、凄くカリカリ苛々しているなあと。 引っ越しは最悪だったし、いつまで経っても家の中は片付かないし、各種手続きも終わらないし、前の敷金は返って来ないし、金はかかるしで、そりゃ苛々するわ。 そうなのよ、敷金! 返還を求めるべく、現在あちこちのサイトで勉強中。 面倒だから、いきなり内容証明でいい?と主人に訊いたら、まずは話し合いが大切、取り敢えず電話で交渉してみては?だってさ。 そりゃね、貴方は敷金返還されなくてもいいやと思っているから、立会いの際にさっさとサインしちゃったんだよね。私だったら絶対納得しないのに。 ここはもう、主人の言う事は聞かないのが吉かな。 でも書類作るのも面倒だから、行政書士や司法書士なりに、さっさと丸投げしちゃおうかなーと、更に金のかかりそうな事を考えてしまう私。
引っ越して7日、やっとネットが出来るようになった。 おせーよ(怒)。 大体我が家はIP電話だっつの。 携帯電話は持っているものの、ネット回線に繋がらないと電話も出来ないのに、何故こんなに日数がかかったのか。 そもそも工事は、主人在宅の土曜日の予定だったのだ。 夕方になっても来なかったから、NTTに電話を入れたら、折り返しで下請けから電話があり、予定が押していて火曜日にならないと無理と言われたのだ。 今日も9時半にやって来て、当初は2時間ほどで終わると聞いていたのに、実際にかかったのは3時間半。 買い物序でにお昼はどこかで食べて来ようかと思っていたのに、またもやこちらの予定はパァ。 こんな感じで工事の予定が押しているのだろうなーと容易に想像が付いた。 NTT東日本め、下請けはちゃんと選べよ! 大手だからって殿様商売しやがって、畜生。
物心付く前のものも合わせて、これまでの人生で10回以上引っ越したが、今回のは電話工事も含めて最悪であった。 引越し業者が大はずれだったのだ。 実際来てくれた人達は、よくやってくれたとは思う。 しかし、心遣いの細やかさが、こちらの思惑とは程遠いところ、かなり方向違いのところでしか発揮されなかったのだ。 こんな事なら、最初から前回頼んだD社にしときゃ良かった……各社見積もり申し込みなんて、余計な事しやがって!>亭主 アンタはネットで申し込むだけだから楽だろうが、実際応対するのは私なんだから、私に相談もせずに余計な事すんな!と叱り付けておいた。 向こうは八つ当たりされたと思っているようだが、ホントに止めて欲しいわ。 本人はいい事したつもりなんだろうが、全然良くないっつの。 引越し業者も同じ。その気遣い、ここには必要無いから、他のところで頼む……と思うような事が多々あったのだ。 例えば、給油ポンプ。 私は使った後の給油ポンプを、縦長のビニール袋に入れて、灯油缶の脇に置いている。 なのに業者はわざわざそれを袋から出して、ストーブと一緒に梱包しやがった! ポンプに付いていた灯油が、ストーブの側面に移ってギトギトする。 しかもストーブの足に付いていた埃が、ポンプの先に付いているし。 異物の混入を防ぐためにも、ポンプを隔離していたのに……どうして余計な事を? 引越し会社のマニュアルにあるの? 他にも、仕舞っておくつもりで梱包した段ボール箱を全部開封されたり、本の並べ方が全くごちゃごちゃだったり……。 布団類は自分でやるからいいと言ったのに、笑顔で「いいですよー、こちらでやりますから」と返されたら、もう脱力するしかなかった。 埃塗れで何に触ったか判らない手で触って欲しくないからやらなくていいと言ったのに……そのシーツ類、この前洗濯したばっかりなのに、また洗い直しかよ。 これなら、自分で梱包して自分で開封した方が100倍マシ。 金返せよ!と言いたくなる仕事振りであった。 後日使用済み段ボールを引き取りに来た時も、変だった。 前日に携帯電話に連絡をくれる筈だったのに、いきなり来訪、しかもチャイムも鳴らさずにいきなりドアを開けようとするとか無いわー。 私は在宅していたので、急にドアがガツーン!と言ったのには驚いた。 主人でさえ、帰宅時にはチャイムを鳴らすというのに、何なのこの人。 幾ら若い会社だといっても、これは無いわー。 C社には金輪際、絶対に頼まない。というか、早く潰れろ。 地方でしか展開していない会社らしいので、都心部や西南の人達は安心してね。 私が呪いをかけておいたので、いずれ消えるだろうし。
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