さて今日はフィギュアのエキシビションですよ! と張り切ってTVを付けたら、どどーんと
字幕と日本地図が。 ……。 そういや昨夜あったね、チリで地震が。 放送法で「放送事業者は、国内放送を行うに当たり、暴風、豪雨、洪水、地震、大規模な火事その他による災害が発生し、又は発生するおそれがある場合には、その発生を予防し、又はその被害を軽減するために役立つ放送をするようにしなければならない」(第6条の2)と定められているとは言え、邪魔でしょうがない。 到達予想時刻が14〜20時なので、夜の再放送に賭ける事にした。
そして夜。 まだあるよ、地図……。 それでも字幕が消えただけましかと思って、気を取り直してエキシビを観賞した。 多少の邪魔があっても、脳はそれなりに対応してくれる事に一寸驚いた。私の脳なのに凄いな。 1番盛り上がったのはプルシェンコ君。流石だ。 それと同じぐらい盛り上がったのが、ロシアの川口&スミルノフペア。 アクロバティックな技がてんこ盛りで、1歩間違ったら大惨事になりそうだけれど、ストーリー性があり、とても楽しくて惹き付けられた。 やっぱり、観ている方としては、楽しいのがいいなあ。とど素人は思うのだ。 真央ちゃんはエキシビも短調……解説の八木沼さんも言っていたが、これは競技会で観たいな。 エキシビなのに、観客が全然のってないし。 ロシアの放送席ではタラソワコーチが笑顔で嬉しそうに彼女を見守っていたらしいが、やっぱこのコーチ、駄目なんじゃ……。
私の妹は、BSが無いので民放で観たらしい。 有名選手しか映さないんだよ、これだから民放は!と怒りのメールが来た。 何よりも許せなかったのは、最後に全種目の上位選手がリンクに上がって滑っていた時、 「さあ、全員のスピンです!」と言いながら、画面に映っていたのは
熱唱している歌手のおっさん!! (のアップ) だったらしい……それは許せんわ。
あーあ、日本地図のお蔭で折角のエキシビも完全には堪能出来ず、五輪も最後は不完全燃焼で終わってしまった。 画面の端っこに「津波情報は総合かBS2でどうぞ」だけで、地図無しという訳には行かなかったのだろうか。 太平洋側県民の私でさえこうなのだから、日本海側や海無し県民は、津波情報なんてどうでもいいよ!と思っているだろうなあとぼやいたら、 「シオンって本当に人でなしだな」 とぼそりと主人が呟いた。 思い切り低い声だけれど、はっきりと私に聞き取れる程度で独り言ちる貴方も相当だよね。
女子フィギュアはキム・ヨナの優勝で幕を閉じた。 結果は予想出来ていたとは言え、ショートもフリーもノーミスとは、その精神力の強さに恐れ入った。 真央ちゃんは気の毒だったね……演技終了直後にインタビューを受ける姿は、可哀相でならなかった。 すぐ後に表彰式が控えているのだから、あそこでわざわざ泣かせる事ないじゃん。 いつも思うのだけれど、あのインタビューって、断れないものなのかね。 お相撲さんだってそうだけれど、取り組み直後の息が上がっている時にインタビューに答えなきゃならないって、大変だと思う。 真央ちゃんには「チッ、うるせーな」ぐらい言って欲しかったわあ。(そういうキャラじゃないから)
採点基準がどうのとか、ソルトレイク五輪のような買収疑惑だとか色々言われるけれど、結局負けは負け。 完璧な演技だったら物言いも付けられるだろうが、あの子は必ずどこかでこけるよね……。(転倒ではなく、失敗という意味で) ショートは頑張っていたが、フリーではど素人の私ですらああっと思ったのが3箇所もあった。 ミスは仕方ない。本人の責任だ。 でも、あのプログラムはもう一寸何とかならなかったのかね。 採点基準は最初から判っていた筈。 本気でキム選手に勝つつもりなら、その枠の中で最高点を取れるようなプログラムを組むべきだった。 曲も悪い。もっと彼女に合った明るくて観ていて楽しいプログラムにすりゃいいのに。 浅田選手の最大の悲劇は、スタッフに恵まれなかった事だろう。 その点、キム・ヨナは指導者に恵まれていた。 特に007は良かった。彼女の魅力を最大限に引き出していると言ってもいいのではないだろうか。 しかしキム選手有利と言われたショートで5点差、なのにフリーだけで更に15点差て。 私はど素人なので採点の事は判らないが、観ていて楽しかったのはキム選手の演技だった。 浅田選手のはショートもフリーも短調で、特にフリーは重苦しくて観ている方も歯を食い縛ってしまうようなものだった。 あれじゃこっちも疲れるわ。
女子で観ていて楽しかったのは、ショートのキム選手、フリーの鈴木選手と長洲選手。 特に長洲選手のカルメン! 真央ちゃんの失敗でどよーんとしていたが、あれを観られて良かった。 ショートでは鼻血を出していたけれど、あの年頃って一寸興奮するとたりーってなるのよね。私もそうだった。 耳鼻科に行って、鼻の中に薬を塗って貰ったら、ピタっと止んだけれど。
演技と演技の間に客席が映されるのだが、日本選手男子3人組が仲良く並んで応援している様子が、とても微笑ましかった。 いいねえ可愛いねえ。
表彰式まで見たが、3位のロシェット選手と2位の浅田選手が表彰台でハグする場面でうるうる来てしまった。 昨年不調だったから地元なのに大丈夫かと思っていたロシェットも、ママの初七日すらまだなのに、よく頑張ったよ。(あ、キリスト教圏内では初七日とは言わない?) 安藤選手にもう少し頑張って欲しかったが、今回はロシェット選手が3位でいいやと思った。
もう限界。 という事で、皮膚科に行って来た。 昨年夏には数年ぶりに肘・膝の裏と腋にアトピーが出て、秋には顔に、その後一進一退だったのが、今月に入って酷くなっていたのだ。 体中顔中痒くて、次は皮膚科も一緒に受診するようにと漢方医に言われたので、行って来た。 皮膚科では、飲み薬と塗り薬を処方された。 プロトピック単独じゃ駄目なんだって。 ロコイドと混ぜて使うらしい。 なるべくステロイドは塗りたくないんだけれどな……。 そんな私の思いを見透かしたかのように、医者からはちゃんと塗るようにと釘を刺されたので、朝晩欠かさず塗っている。 なるべく薄ーく。 でも、幾ら何でも20gは多いと思うよ。
2日経って、痒みは殆ど引いた。 飲み薬の威力って凄い。これは切れた時が怖いぞ。 でも、精神的にはとても楽になった。 痒みが酷かった時はよく眠れなかったし、鬱の3歩手前ぐらいまで行っていた。 ヤスデもそうだが、原因のわかっている鬱は、大本を解決しないと意味が無い。 昨年の金融恐慌で破綻して追い詰められた人々の心のケアをするとかいうKBSニュースをBSで見たが(勿論和訳で)、カウンセリングでは対処療法にもならないのでは……と思った。 カウンセラーは話を聞いてはくれるだろうが、お金は出してくれないじゃない。
取り敢えず、私の精神状態がどうにかなるのは避けられた。 転勤は確実なので、次の梅雨にヤスデで心を病む事も無いだろう。 ……でも次の住まいもヤスデ発生地だったら!? そう考えると鬱だわー。
カーリング女子、予選敗退がほぼ決まり。 世界の壁は厚いのね。 でもカーリングって歴史の浅いスポーツだし、世界の強豪チームでは、40台の選手もバリバリ活躍している。 夏季五輪とは違い、冬季五輪は他にも、30台後半の選手達が大活躍している。 夏の暑さで死にそうになる事も無いし、選手層の薄いカーリングなら、狙い目では……。 今から日の丸飛行隊に入隊するのは無理だし、大体あれは男子限定種目である。 スケートも手摺磨き職人なので、スピードを競うのは無理。 その点、ドイツのカーン選手(仮名)も44歳で活躍中のカーリングなら、行けるんじゃない? 「よし、今からカーリングをやって、ソチ五輪に出よう!」 と私が高らかに宣言すると、主人が言った。 「ストーンとして? いいね、史上初の人間ストーン。話題になるよ〜」 なるほど、ショートトラックで倒れる時に「只で転ぶものか」とばかりに両隣の選手の脚を手で薙ぎ払って巻き添えにする某国の選手みたいに、相手チームのストーンに近付いたらエイって遠くに押し出す訳ね。 「違う! 選手として出るの〜。ストーンなんてお尻が冷えるじゃん」 「あーハイハイ。8年前に始めていれば今頃世界の桧舞台に立てたかも知れないのにね。惜しい事をしたね」 そうだった。 8年前はカーリングチームがある土地に住んでいたのに、何その地味な競技(ぷっ)と、変な物好きの主人を小馬鹿にしていたのだ。そして4年前も。 でも今回、これは面白いかもと興味を持ったのだ。 チーム青森の活躍よりも、小林さんの解説(応援)によるものが大きいが。 一回あのストーンを投げてみたい。 私の事だから、思うように行かないと、 「何コレ、全然面白くないじゃん!」 と怒るんだけれどね。
昨年の秋から再発したアトピーが、ますます酷くなった。 プロトピックで良くなったと思ったのも束の間、化粧水すら付けられない状態になったので、余計に引き籠もり。 主人が休みの日ぐらい、2人でお出かけしたいのに、それすら嫌。 こういう時は、専業主婦で良かったと思う。 誰にも会わずに済むし、五輪中継も見られるし。 顔の状態が酷いので、買い物も夕方に、帽子を目深に被ってささっと行って来るぐらいになった。 お蔭で、日々の出費は減ったような気がする。
以前聞いた話によると、アトピーの語源は、「よくわからない」という意味の言葉らしい。 漢方では、血流が悪くなり、体の芯が冷えて、代わりに体の表面が熱を持つのが原因と言われる。 確かに、患部は熱を持って痒い。 あまりに辛い時は、保冷剤で冷やして落ち着けている。 でも体の内側は温めないといけないのだそうだ。 そこで生活習慣を見直してみる事にした。 必要なのは、 1.適度な運動 2.体を冷やさない食事 3.早寝早起き 4.ストレスの無い生活 あと1つは何だっけ……忘れた。 このうち、自信があるのはストレスの無い生活だけ(笑)。今は好きなようにやっているからなあ。 引き籠もり気味で動かないし、夜更かし寝坊好きだし。 食べ物に関しては、元々珈琲も麦酒も飲まないが、緑茶大好き、スナック菓子大好き、甘いの大好きで、玄米嫌いだし。 お茶は体にいいと言われるが、緑茶は体を冷やすから駄目らしい。 発酵・半発酵の烏龍茶や紅茶が良いのだそうだ。 仕方が無いので、暫く緑茶は封印する事にした。 こないだ美味しいのを買ったばかりなのに……しくしく。
TVでアイスダンスのコンパルソリーでも観ようかと思ったが、今日は午後から主人が休み。 平日の日中のTVは私の物だが、休日ぐらい見せてやらないとなと思い、今日は主人に譲る事にした。 正午から始まっていた対イギリス戦を観ながら、カーリングのルールを主人が説明してくれた。 どこぞで本でも読んだのかと思えば、大体見て覚えたそうで……流石、取説を読まずとも機械の使い方が大体わかる人は違うのね。 ルールがわからないと全然面白くないので全く興味が湧かなかったが、なるほど、氷上のチェスと呼ばれるのも頷ける。 最終的に、丸の中心に近い所に石が残っている方が勝ちだと言うが、そこまでの過程が面倒臭い。 駆け引きを楽しむゲームだと主人は言うが、私はそういうの性格的に向かないな。 「要はガツーンとさ、相手の石を全部弾き出しちゃえばいいんじゃないの?」 と私が大雑把発言をすると、 「シオンはそうだろうね……。銃で皆殺しにするゲームの方が向いてるな」 と、私を野蛮人扱いしてくれた。 まあ、その通りなんだけれどさ……RPGより単純なシューティング・ゲームの方が好きな私。
でも、カーリングは観ていて面白かった。解説が(笑)。 「半分だぞ、半分」 「よーし!よしよしよしっ」 解説というより、殆ど応援。 小林さんという人らしいが、「僕も日本チームの一員ですから!」と公言していたから、これはこれで許される……のか? 試合を重ねるにつれて、実況のアナウンサーも小林さんの弟子化しているのがおかしい。 ゲームそのものより、小林さんの応援を聞くのが楽しみだったりする。
お昼頃、主人の親から電話があった。 近くまで来ているので、届け物を持って来るとの事。 何時ごろがいいかと訊かれたので、迷わず、 「2時過ぎ……2時半なら大丈夫です」 と答えた。 勿論2時というのは、フィギュア・スケート男子シングルのフリー・スケーティング予定終了時間である。 電話が鳴った時も観戦中だったので、チッ誰だよこんな時に電話しやがってと思ったのは、ここだけの話。 フリーの演技が全て終了して、魂が抜けた状態になっているところに、主人の両親はやって来た。 タイミングとしては上出来である。
高橋選手、銅メダルおめでとう。 出るからには金を狙って4回転に挑戦して転んでしまったが、4回転を飛ばずに無難に纏めていたら、ノーミスだったとしても後悔が残ったことだろう。 失敗したのは悔しいだろうが、飛ばない後悔よりはいいと、本人も思っているのではないだろうか。 表彰台では目に涙を浮かべていて、こちらも貰い泣きしそうだった。 織田選手は気の毒だった。 演技が始まった時からずっと、表情が硬かったのが気になっていた。 コミカルなプログラムで、いつもはもっとにこにこしていた筈なのに。 おまけに靴紐が切れるなんて、ついてないな。 小塚選手には驚いた。 今大会、殆どの選手が挑戦しては自滅して消えて行った4回転を、あそこで決めるとは。 今持てる力を本番であれだけ出せれば、たいしたものだ。 4年後が楽しみである。
がっかりしたのは、プルシェンコ君だ。 彼は確かに凄い。普通の選手なら転ぶような軸のずれたジャンプでも、意地で着氷する。 ここ8年間、ジャンプで転んだ事が無いそうだ。 人を惹き付ける滑りをし、客を乗せるのも上手い。 しかし今日の彼の演技は、非常に雑だった。 実況のアナウンサーが、 「力で捻じ伏せたような、そんな4分30秒でした」 と言っていたが、まさにその通り。 強引なのだ。美しくない。 あれで金メダルでは、他の選手が気の毒だ。 緻密でミスの無い演技をしたライサチェクの演技は、完璧だった。 プルシェンコ君はそれが不満だったようで、それを隠そうともしない。 表彰台に載る時も、わざわざ1位の台を踏みつけにしてから、2位の台に向かって、ブーイングを浴びていた。 表彰式後の会見でも、言いたい事だけ言うと、さっさと中座してしまったらしい。 ……いつまで経っても子供だなあ。 日本でそんな事してみろ、親が出て来て「うちの息子は五輪に出場する資格はありません」と謝罪する事態になるぞ。 プルシェンコ君のスケートは観ていて楽しいし、スケートだけしている分には、何やってもいいよと思うけれど、スケート人生はそんなに永くない。 彼にはそろそろ大人になって欲しい。好きだからこそ、そう思う。
他の選手達が4回転を跳ばない事について、プルシェンコ君は相当怒っているようだ。 そりゃ、技術を磨かないと、より高みを目指さないと、競技の進化はそこで止まってしまうという彼の気持ちは解る。 しかし、高度な技というのは、その分危険も伴う。 フィギュア・スケートでは、危険だという理由で、バック・フリップが禁止されている。 でもジャンプだって充分危険なのだ。高橋選手だって、それが原因で大怪我をしている。 金メダルを獲ったライサチェクだって、以前は4回転を跳んでいたが、足だか腰だかを痛めたために今は止めたという。 選手のためを思えば、ジャンプにばかり拘るのは、如何なものかと思う。 しかし以前、伊藤みどり選手が活躍していた頃、私は今のプルシェンコ君と同じ事を思っていたのだ。 当時、伊藤みどりは他のどの女子選手よりも、素晴らしいジャンプをしていた。今でも彼女を越えるジャンプを跳べる人は、そうそういないのではないか。 しかし彼女が、カタリーナ・ビットより評価される事は無かった。 芸術面での評価が低かったらしいが、みどりちゃんのジャンプは今見ても芸術的だと思う。 フィギュア・スケートはスポーツか、それとも芸術か。 男子が4回転をバンバン決めるのを観たい気はするが、それで選手生命を縮めてしまうのでは、本末転倒なのではないか。 その辺りは、これから議論される事になるだろう。
個人的には、ジョニーが可愛かったからいいや。ショート直後の投げキッスにはクラクラ来た。録画すれば良かった。しかも可愛いだけじゃなくていい奴だとは。ジョニー株急上昇だ。 調子はイマイチだったものの、ランビエールは渋みが増して益々素敵な王子様だったし。 ただ、主人が 「この人、ますだおかだの岡田に似てる。パァ!とかやらないの?」 と水を差すような事を……。 うん、閉店ガラガラもやらないから。
今日は、スノーボード・ハーフパイプの試合を観た。 パイプの中は氷の壁。 着地に失敗して、顔面強打する選手を見てしまった。 それで皆、マウスピースを着けいてたのか。 リュージュでは死人が出たし、冬の五輪競技って怖いのばっかりだな……。 スケートも氷の上だし、雪の上の競技と言う点で、スキーそれもクロス・カントリーが1番安全なのではないだろうかと思ったが、ちらりと変えたTVで、涎を垂らしながらゴールする選手を見てしまって、何とも言えない気持ちになった。 美しくないのはやはり駄目だ。
さて、服の着こなしが美しくない、注目の国母選手。 結果は残念であった。 でも国内ではこの子が1番上手いのか……朝青龍みたいな奴だな。 強けりゃいい、勝てば官軍というのでは、スポーツマンシップに則っていない。 親方の教育が悪いという点でも同じか。 でも日本人なのだから、親がちゃんと躾ければ済む話。 学生とは言え、結婚していて一家の主なんだし、もう一寸ちゃんとしろよ。 彼が叩かれるのは、服装の件だけではない。 その後の記者会見での態度も悪かった。 大人として、公的な場できちんとした態度を取れないのは、問題である。 自民党のナントカいうジジイが、売名行為のように擁護していたが、あんなの個性じゃねーよ。 個性重視の教育の結果がこれだ。
主人の同僚が言っていたらしい。 「あんなのアスリートじゃない。所詮スノーボードなんてのは、ゲームなんだよ」 何だか納得。 アメリカのスラム街で、ストリート・バスケットをやっている層とイメージが被るもんなあ。 少なくとも、紳士のスポーツではないと思った。
テレビ朝日「ニュースステーション」で、古館キャスターが国母擁護発言をしていた。 曰く、「あれは個性」「あれが駄目なら、小林幸子さんはどうするんだ」などと、何とも的外れな発言のオンパレード。 所詮スポーツ中継畑の人だから、思い付きだけで言っているのだろうが、あまりに酷い。 あれは個性ではない。 オンとオフの区別を付けられない奴は、駄目だ。 この程度の人間が報道番組の看板をやっているなんて、日本のマスコミはもうお仕舞いだな、と思った。
今日も10:00〜14:00の間、TVに齧り付いていた。 NHK総合で、フィギュア・スケート男子シングルのショート・プログラムを観ていたのである。 女子より男子の方が、スピードも迫力もあって好きなのだ。
五輪で日本人選手を応援しないと非国民みたいに思われそうだが、そんなのは俄かファンがやる事である。 私はスケートは全く出来ないし、ジャンプの種類はおろか何回回っているかすら見分けの付かないド素人だが、フィギュアは子供の頃から観ていて大好きなスポーツだ。 尤も私は、フィギュア・スケートをスポーツとして見ているのではなく、人間の肉体が作る芸術と見做しているのかも知れない。 TV各局でフィギュア・スケートで日本にメダルを!などと言っているのを見ると、非常に不愉快に思う。 勿論、日本人選手には頑張って欲しい。 でも、どんな競技でも、メダル欲しさに上位選手の大コケを願う奴は下種だ。 どの選手だって、この晴れ舞台のために努力を重ねて来たのだ。 それを解らない奴は、生きている資格が無い。 死ねとすら思う。
と言いつつ、棚ぼた当たり前のスノーボード・クロスを楽しく観てしまう私であった。
で、男子シングルのショート。 大興奮の4時間であった。 カーリングのせいで第1グループの演技を見られなかったのは残念だが(カーリングなんてBSで同じ放送をやっているのだから、地上波はとっととフィギュアに切り替えれば良かったのに)、プルシェンコからライサチェクまで、手に汗握って観ていたものだから、終わった時にはすっかり燃え尽きてしまった。 個人的には、ライサチェクが1位かなと思ったのだが、あれで2位とは厳しいなあ。 男子で今季1番好きなプログラムは、ライサチェクのカスチェイ大魔王@火の鳥だが、本日観ていて楽しかったのは上位4人とウィアーかな。 ジャンプが惜しかったのはランビエール。でも溜息が出るほど素敵。 明後日のフリーでは、誰も魔物の餌食になって大コケしませんように、皆が実力を出し切れますようにと願わずにはいられない。
2010年02月16日(火) |
参加するだけに意義は無い |
パソコンのキーボードが壊れた。 端っこの文字を入力しようとキーを叩くと、隣と合わせて2文字表示される。 おかしいなあと思っているうちに、1叩きで両隣と合わせて3文字表示……。 こりゃもう駄目だね、と言う事で、私が日中に買いに行く事になった。
しかしペアのフリーがあるので、14時まではTVの前に鎮座。 その後で買って来た。 機械関連は全くわからないので、店員に勧められたのを素直に買ったのだが、今時のキーボードって安いのね。 1,000円しなかったーと主人に報告したら、3,000円ぐらいのって言ったでしょ……と脱力された。 嗚呼そう言えば、そんな事を言われた気が。 明日返品して来ようかと申し出たら、いやいいよ、また壊れるまで使おうと言われたのでラッキー。 明日は男子シングルの日だから、10時までに家事を済ませてTVに齧り付くのよ!
ペアのフリー演技は、中国が素晴らしかった。 中国ってシングルではいい選手が出て来ないけれど、ペアは凄いなあ。 シンクロ率の高さも技の高さも、群を抜いている。 ロシア代表ペアは惜しかった。 折角国籍まで変えたのに。 どうせ負けるなら、4回転に挑戦したかったろうな……と気の毒に思った。 でも勝負の世界って厳しい。 スピードスケートで銅メダルを獲得した日本人選手が、色が違うだけでこんなに悔しいとは、と言っていた。 それを聞いたうちの主人が、 「うん、それでいい」 と言っていたので、驚いた。 主人は争いを好まず、どちらかと言うと「参加する事に意義がある」派だと思っていたので、この言葉は意外であった。 「参加するだけじゃ駄目なんだよ。参加する以上は1番を狙わないと。努力しただけじゃ駄目なんだ、結果が全てなんだよ。負けたら悔しいのは当たり前。その悔しさを次に生かせよ」 なんか思うところがあったのかね、この人。
2010年02月15日(月) |
新聞を取らなかったのを不利だと感じる時 |
いつものように昼間のワイド・ショーを見ていたら、特集で大家族スペシャルをやっていたので、速攻でチャンネルを切り替えた。 嫌いなのだ、大家族もの。 基本的に貧乏で汚くて、子供達は乱暴で、野生の王国状態。 元金持ちの大家族だけは、ちゃんとした両親で子供達もしっかりしていて例外だったが、あれは非常に稀なケースだと思われる。 大抵の大家族は、家の中は散らかり放題、上のきょうだいが弟妹を暴力で支配していたりして、うんこを見る気分になってしまう。 自分の排泄物ですらまじまじと見たりしないのに、何故こんなの見なきゃならないのかと。 それでもあの手の番組が無くならないのは、自分より底辺の生活をする人間を見て安心する人がいるからなのだろう。
それで他の民放と間違ってNHKにチャンネルを替えたら、フィギュア・スケートのペアのショート・プログラムをやっているではないの! しかもロシアの川口ペアが終わるところ!! 朝の10時からやっていたらしい……またフィギュアは民放が持って行っちゃうのかと思ってノーチェックだった自分の馬鹿馬鹿。 そこから終わりまで、ずーっと観ていた。 明日のフリーもNHKで、朝10時から生中継だとか。 絶対観るのだ。
ロシアペアの女性は川口さんという。スケートのために国籍をロシアに移した人だ。 表記はロシア語経由なので、KawaguchiではなくKavagutiになっていた。 ロシア語には「わ」の発音が無い。 首都モスクワも、本場の発音ではマスクヴァになる。 これだけでも胸に来るものがあった。 心無い事を言う人もいるだろうが、彼女が国を捨てたとは思わない。 他のスポーツ選手と同じく、スポーツのために国籍を変えただけ。 ちゃんとロシア語も喋れるし、拠点もしっかりあちらだし、立派だと思う。 彼女を非難するなら、日本に帰化したサッカー選手の事も同様に非難すべきだろう。
明日の買い物は14時以降か。 しかしスノーボード・クロス男子も観たい。 折角の4年に1度の祭典である。 同じアホなら踊らにゃ損損!
布地のお店 ソールパーノ
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