失言大王と言えば森喜朗元総理だが、今、中山成彬国土交通相が熱い。 しかし、あれだけ叩く必要はあるのだろうか。 あそこまで行ったら、言論弾圧にならないんだろうか。 日本には、言論の自由があったと思うんだが。
元厚生労働大臣・柳澤伯夫の「産む機械発言」も、歌手・倖田來未の「羊水発言」も、私は全く腹が立たなかった。 何故世間はヒステリックに、あれぐらいの事で大きく騒ぎ立てるのだろうかと、不思議に思ったぐらいである。 本人が悪いと思って、ごめんなさいと言えば、今度は気を付けてね、で済む話ではないのか。 「産む機械」は本人も喩えが悪いと思ったものの、他に言い方を思い付かなかっただけの事だし、「羊水が腐る」なんてのは医学的にあり得ないのだから、ああこの娘は知識が乏しいんだなあと一寸可哀相にこそ思ったが、該当年齢の私でも、怪しからんなんて事は全く思わなかった。 寧ろ、高齢出産で生まれた妹に 「アハハ〜、お前は腐った羊水だったけれど、ちゃんと生まれて来れて良かったね★」 ぐらいの軽口は叩いちゃう。 高齢出産の子供が虐めの対象になるとか頓珍漢な事を言う人もいたが、寧ろあんたの方が倖田來未を虐めてんだろ、と私は思った。 他人の失言には案外寛容な私である。
栗を剥きながら主人が言った。 「外側は普通で虫食いも無いのに、中がしおしおになっているのが偶にあるんだよね〜。何でだろ」 私はゲームをやりながら、ぽっと思い付いた事を言ってみた。 「人間だってそんなもんじゃん。生まれてみたら無頭児だったり、三口だったり、自然界にもエラーはあるさ。栗だって同じ事よ」 「……シオンって、時々平気な顔して凄い事を言うよね」 と主人に言われてハッとした。 あれっ、今のは言っちゃいけなかった? 主人によるとどうやら私は、失言に寛容というより、無神経なのだという。 「シオンは国交相にはなれないね」 うん。厚労相もだよ★
今年も主人の実家から、栗が送られて来た。
激しく要らないんですが。
栗は、食べるのは嫌いじゃないが、調理が嫌い。 売り物ならまだいいのだろうが、これは裏山で拾った物である上に、一度に拾い切れずに何日にも亘って溜めた物だと思われる。 つまり、かなりの確率で、中に虫が巣食っているのだ。 栗なんて、茹でてスプーンで掬って食べれば簡単なのだが、刳り貫いたら虫の屍骸が……!という事になるのが非常に嫌。想像しただけで鳥肌が立つぐらい嫌。 かと言って、面倒だから送って来んなとは言えない、弱い立場の嫁。 でも、主人の実家から送られて来るのに、毎年私が手を煩わせなければならないというのは、如何にも理不尽だ。 ここで、鬼嫁の本領発揮。 「貴方の実家から送られて来たんだから、貴方がやってよ。私は嫌だからね。虫も嫌いだし、手は痛くなるし、私が頼んで送って貰った訳でもないのに栗の皮剥きだなんて、真っ平御免だわ」 主人は勿論乗り気ではなかったが、私にやらせるのは無理と悟ったらしく、 「じゃあ僕がやるよ……」 と渋々台所に立ったのだった。
流石の鬼嫁も、独り黙々と作業を続ける主人が可哀相になり、 「手伝おうか?」(手伝う=あくまで主役は主人) と途中で声をかけたが、 「いや、いい。ここでシオンの手を借りたら、自分が駄目な奴になってしまうから」 と決意の程を見せてくれたので、じゃあそこまで言うなら最後まで頑張れと、その間ずっと私はPCでゲームを続けたのだった。
剥き上がった栗の半分は栗御飯、残り半分は甘露煮になりましたとさ。 美味しかったけれど、休日の午後は栗の皮剥きに費えてしまったのだった。 お蔭で、奥さんはどこにも連れて行って貰えなかったよ! ちゃんと食べたよと報告の電話でもしたら、と言うと、嫌々ながらも主人は自分の実家に電話をしていた。 もう面倒だから送って来なくてもいいと言うかと思いきや、美味しく食べたというだけに留めていたので、来年もきっとまた来るんだろうな……(溜め息)。 ま、来たら来たで、また主人に剥かせればいいだけの事か。
この夏、ロト6で1,000円が当たり、サマージャンボでは1万円が当たった。 そろそろ来る。 今度こそ、大当たりが来る筈!と思って、ロト6を買った。 勿論キャリー・オーバー狙いである。 シートを見てしまうと、バランス良くマークしてしまいそうになるので、わざと固まった数字を事前に狙っておいた。
結果発表。
狙いは良かったと思う。この辺、と思った所に数字は集中していた。 しかし、悉く違う数字だった。 まだまだ修行が足りぬのう、と呟くと、 「まだ続けるつもり? そろそろ諦めたら〜」 と主人に言われた。 貴方はそう仰いますがね、そろそろ来ても良い頃だと思うのよ、私の時代が。
今日はちょいと用事があって、街中まで出掛けた。 主人の仕事で車を持って行かれたので、久し振りにバスに乗って。
お昼時だったので、どこのお店で食べようかなーとわくわくした。 呼び込みなんてやっているのね。 隠れ家的な和風のお店にも惹かれたが、お座敷らしい。 つまり玄関で靴を脱いで、正座して食べないといけないのだろうな。 毛唐ではないので靴を脱いだら負けとは思っていないが、生憎今日の出で立ちは、素足にサンダル履きである。 裸足で上がるのはマナー的に宜しくない。 ここは見送って、他に呼び込みしていた喫茶店に入った。 入ってから余りお腹が減っていない事に気付いたので、ランチセットではなく、ケーキセットを頼んだ。 案内されたのは、とても見晴らしのいい席だった。 目の前には木々に囲まれた公園の池が広がり、涼しい自然の風が入って来る。 これはもしかして、この店で1番の席なのではないだろうか。 いい気分でケーキを食べていると、向かいの席に小太りのおっさんが座った。 昼休みのサラリーマンか、首からぶら下げた携帯電話を頻りに弄っている。 そしてそのおっさん、もう片方の手で、胸ポケットから煙草を取り出した。 嗚呼しまった、ここは禁煙ではなかったのかーと思っていると、そいつは断りもせずに煙草に火を点けた。 相席なのに一言も無しってどうなのよ……。 文句付けたろうかと思ったが、万一殴りあいの喧嘩に発展したらまずい。 下手したら主人が馘になる。そうならなくても私が離縁されてしまう。 ここで揉め事を起こして約束の時間に遅れる訳にも行かないので、さっさと紅茶を飲み干して、店を後にした。
勿論その喫煙者には呪いを掛けてやった。 一生出世出来ない呪いを。
2008年09月09日(火) |
インテリ・ハグリッド |
ある日、何気なくTVを見ていたら、ハグリッドがバイオリンを弾いていた。
えっ!? 何このちぐはぐな取り合わせ。
よくよく見ると、それは
葉加瀬太郎だった。
「ジュリアナ東京が一夜限りの復活!」というのをワイドショーで見た。 そんなに凄いの?ジュリアナって。
青田典子がボディコン姿で登場していたが、私の目はもう釘付け。 彼女の豊満な胸に、ではなく、
下っ腹に。
「デスパレートな妻たち2」の、パーティーで白いドレスを着ていたブリー・バン=デ=カンプを思い出した。 欧米人は下っ腹も気にせずに、ああいう体にぴったりフィットしたドレスも着ちゃうんだろうかと思っていたが、やっぱり日本人は気にした方がいいと思う。 というか、見ている方が気になる。 そりゃ腹回りに脂肪がつくお年頃だが、一応セクシー・タレントじゃないのかい、バブル青田って。 芸能人としてどうなのよ。 元々興味の無いジュリアナ復活よりも青田の下っ腹が強烈に印象に残り、見てはいけないものを見せられた気分になってしまった。
待てよ。 芸能人でもあの腹なんだから、一般人の私はもっと安心してもいいのでは? そう思って主人に問うと、 「いや、もっと気にした方が良いよ」 という言葉が返って来た。 ……その言葉、そっくりそのまま返してやるよ。
原作未読だが、テレビ朝日開局50周年スペシャルドラマという触れ込みで、暫く前から流されていた番組宣伝を見ていて、興味を持った。 開局50周年という節目の年なのに、無名の新人の処女作を取り上げるって、テレビ朝日も随分チャレンジャーだなあ……と思っていたら、正確には開局51年らしい。 そう言えば、昨年大々的な宣伝を打って、「点と線」を放送していたっけ。 あれが、正しい開局50周年スペシャルだったのか。
本作ドラマ放送前に、作者の天野節子さんがTVに出ていたのを見た。 スーパーモーニングと、徹子の部屋。 徹子の部屋なんて普段全く見ないのに、ついつい見てしまった事だよ。 ずっと独り身で通して来て、もう還暦だし記念にと思って本作を自費出版で出したら、出版者が倒産! ああもしかしたらこの倒産ニュース、私もTVで見たかも知れない。 しかも主人と一緒に 「だから自費出版なんて、やめときゃいいのに」 「誰もじいさんばあさんの『思い出の記』なんて、読まないだろ。普通の素人の文章なんて読めたものか」 と散々笑っていたあのニュースだ。 でもそんな中から、「これは名作だ。世に出さないのは惜しい」と編集者をして言わしめる作品が、いきなりドラマ化されて華々しく出て来るとは、これまた何ともドラマのようなお話である。 本筋とは関係ないがこの作者のお部屋、独り暮らしだからこぢんまりとはしているが、とても綺麗に整理整頓されていて、私は大層感心した。 いやあ、偉いわ。私も見習わないと(汗)。
さて、土日の夜に放送された前後編、全部を観た。 主人公はピアニスト。 ドラマは演奏会の場面から始まる。 舞台中央にピアノが置かれ、ドレスを着た米倉涼子がピアノを弾く振りをするのだが、何故かバックに流れるのは
ラフマンPコン2番。
のっけから激しくがっかりです。
オケどこだよ?(怒)
カラオケなの? どうしてソロ形式のピアノ・コンサートで協奏曲が出来るのか、激しく疑問。 おまけに米倉と来たら、どっからどう見てもピアノを弾いているように見えない。 あれじゃピアノを弾く振りをしている演技だろ。 女優と名乗るからには、ちゃんと演技しろよ米倉。 少しは若い子を見習えよ、「のだめカンタービレ」のメンバーは、もっときちんとやっていたぞ。 フジテレビに比べて、テレビ朝日のドラマの作りのお粗末な事ったら。 幾らスペシャル・ドラマと銘打って、豪華キャストを揃えたところで、肝心の演出がこれじゃあ……。
主人公の心の動きには共感出来なかったし、米倉の演技も駄目臭かったが、トリックはなかなか面白かった。 亭主が浮気したら、女はどういう行動に出るのだろう。 以前そんな質問をされて、私だったら愛情がなければ慰謝料ふんだくって別れ、愛していたら庖丁を持って追いかけるかな〜と答えた覚えがある。 この主人公みたいな事は、直情型の私には無理だろうな。
電話の主は、変声機を使っても、喋り方でバレバレだった。 あの甘ったるい喋り方は、えーとえーと、 「名前何だっけ? 保坂尚樹と出来ちゃった結婚して、子供も2人こさえたのに離婚して、既婚者の布袋寅泰と噂になった人」 と私が訊くと、主人は主人で 「あー、あの胸の大きい人ね」 ……そこかいっ。
昨日の晩、面白そうな番組が無いねえ、映画「嫌われ松子の一生」でも観る?とチャンネルを変えていたら、福田首相辞任のニュースが飛び込んで来た。 主人がチャンネルをNHKに変え、 「じゃあ、『嫌われ康夫の一生』でも観ようか」 って……ま、まだ御存命ですよ! 社民党の福島瑞穂は、自民党について 「小泉総理亡き後」 とかインタビューに答えていて、勝手に小泉さんを殺していたけれど。
思い出すのは去年の事だ。 安倍さんが辞任したのも、9月だった。 福田さんは9月になるのを待っていたのだろう。 何故この時期にと記者に問われて、今なら政治空白を作らずに済むからと答えていたが、自民党的にはそうなのだろう。 そして福田さんも嫌になったのだろうな、と思う。 初めこそ支持率は高かったものの、党内部からも創価党からも注文を付けられ、民主党の小沢は食えない狸だし、マスコミは難癖を付けて支持率を下げる。そしてまた注文を付けられての繰り返しで、悪循環に嵌まる。 安倍さんと同じパターンだ。支持率を下げたのは、首相の資質というより、マスコミのせいじゃないのか。 でも、辞任会見でフラフラだった安倍さんと違い、健康上の理由があった訳でもない。 じゃあどうして?と問われ、民主党のせいだと逆切れする一幕もあって、何だか福田さんが気の毒だった。 ああしてくれこうしてくれと、周囲は好き勝手な事ばかり言う。こんなに苦労しているのに、と泣き言を言いたくなる気持ちもわかる。 それでも、こんな風に投げ出さないで欲しかった。 就任当時から貧乏籤内閣などと言っていたようだが、そんなに辞めたかったのか。 1年で辞任、とか報道では言われているが、正味1年も経っていない。 小泉政権の官房長官時代から、福田さん、私は結構好きだったんだけれどな。 フフンと鼻で笑って他人を小馬鹿にした態度を取るから怪しからん、という人もいるが、小泉と違って詭弁を使わない分、腹は立たない。 寧ろ、国民目線とか言っている方がイヤ。白々しい。 国民なんて、勝手なものだ。しかも殆どが愚民。 日本や世界が良くなる事より、自分の利益を考えている人間の方が多い。 今の民主主義は、衆愚政治だ。 どこぞの国のハイパーインフレを見れば判る事で、全ての国民に等しく選挙権を与える事が、本当に世の中のためになるとは思えない。
マスコミは早速、ポスト福田の話に入っているが、何故か有力視されているのが麻生太郎。 どこからどう見ても、やくざなんですけれど……。 街頭インタビューに答えて、通行人が、 「次はリーダーシップのある、強い指導者が欲しい」 などと言っていたが、半分だけ賛成だ。 小泉みたいなのが首相になったら、それはそれで独裁者だからな。 愚民にも政策をきちんと説明し、正しく導く事の出来る政治家はいないものか。
イギリスの元首相マーガレット・サッチャー女史が、痴呆症にかかっているそうな。 鉄の女も、もう82歳。結構なお年である。 娘さんの話によると、ご主人が死んだ事すら忘れてしまっているのだとか。 はじめからいない事になっているよりは、ましなのではなかろうか。
そんなニュースを見てから、買い物に出かける事にした。 買い物リストを書き出してみて、困った。 ……物の名前が出て来ない。 アレが切れていたなあ、ええと、ほら、赤いの。 どうしても思い出せずに、仕方が無いので、メモにはこう書いた。
スパゲッティ用の赤くて辛いふりかけ
正解は「タバスコ」。 スーパーに到着して、漸く名前を思い出した。 誰に見せる訳でもないが、慌てて持っていたペンで修正した。 幾ら、自分が使わない物だからって、これは一寸
ヤバくないか、私(汗)。
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