東京よりはマシなのだろうが、北海道よりは暑かった。
それでも朝から出かけた。 丸1日が潰れた。 色々と不満があって、主人と喧嘩した。 と言っても、主人の中では「喧嘩」では無いらしい。 多分、私が1人でキーキー言っているだけなのだろう。 なので彼にとっては、我々夫婦は今まで1度も喧嘩をした事が無い、という事になっている。 認識の違いってやつか。
去年から、何故かお金が貯まらなくなった。 それまでは毎月少しずつでも、順調に預金額が増えていたのに、毎月少しずつ減ってボーナス時に何とか補填するというスタイルに変わってしまったのだ。 原因はよく判らないが、多分、無駄遣いが多くなっているのだろう。 お金に関心の無い主人は全く気にしていないが、私は気になる。 流石にこれではイカンと思い、財布の紐を締めるようにしている。しかし効果は未知数。 そんな中、久し振りに奮発して、ケーキを買った。 我が家にとっては高いケーキなので、いつもは1つ買って2人で半分こにするのだが、今日は1つずつ買った。 主人の仕事が今日で一段落着いたので、お疲れ様の意味を込めて買ってみた。 夕食後のデザートに食べたケーキは、とても美味しかった。
ドラマ「ROOKIES」最終回2時間スペシャルを観た。主語は主人である。 普段はドラマなど殆ど観ない彼だが、「ROOKIES」と「ごくせん」だけは欠かさず観ていた。 なんでも、「結末は見え見えだが、理想を語っているのはいいものだ」という事らしい。 では「水戸黄門」も好きなのかと言えば、そうではないのだとか……よくわからん。 私はジャンプ連載中に原作を読んだし、ドラマの方はちゃんと観ていなかったが、原作のイメージを損なわない、良い配役だと思った。 マスミちゃん@のだめが普通の男の子になっているのには驚いたが。なるほど、プロの俳優だ。
しかし、あの新聞記者。 あの喫煙場面は必要なのか? 不良高校生が立ち直るという話なので、高校生役の喫煙場面は外せないが、新聞記者に関しては不要ではないだろうか。 そう言えば、先日酷評したキムタク主演糞ドラマ「CHANGE」はもっと酷かった。喫煙場面が多過ぎる。 幾ら隔離された喫煙室で吸って「嫌煙者に配慮していますよ」アピールをしたところで、煙草呑みの吐く息が臭い事には変わりない。 先日書き忘れたが、何だろうこの既視感……と思ったら、同じくキムタク主演の「HERO」と同じなのだ。マイペースな上司と彼に振り回される女房役という主役2人の関係が。 まあ、同じTV局の制作だし、スタッフもかなり被っているのだろう。 でも、同じ2番煎じドラマという事でいったら、テレビ朝日の「パズル」の方が、私にはずっと面白かった。
「ROOKIES」では、番組の終わりに、映画の宣伝もやっていたらしい。 この分だと、映画も見に行くとか言い出すのかな、うちの主人は……。 まあ、付き合ってもいいけれど。 しかし、行く時間があるのか?
7月に入ってから30度を超えた日は、まだ数えるほどだ。 勿論そんな日は暑くて死にそうだったが、それでも連日真夏日の東京なんかに比べたら、北国に住んでいる私は勝ち組!だと思う。 しかし、30度を超えなくても暑い。 梅雨は一応明けたらしいが、恐ろしく蒸し蒸しする。 大嫌いだ。 感じる暑さというのは、温度より湿度なのか? もっとからりとした気候の所に暮らしたい。 日本に住んでいる私は負け組なのか。
じめじめした天気の中、殆ど効果は無いが、ずっと窓を開けていた。 そのうち雨が降って来たが、窓から入って来ないような風向きだったので、寝る時までそのまま開けっ放しにしておいた。 夜明け頃トイレに起きた時(朝まで熟睡出来ない身体になってしまった…)、暑かったので窓を開け、数分後に閉めてまた寝た。 朝起きて主人を送り出し、とっても眠かったので2度寝した。 9時過ぎに起き、布団を上げようとシーツを捲ったら
ヤスデが!!
いやあああああああ
何故だ、何故シーツの下なんかに。 いつ入って来た? 今朝なのか、それとも昨日のうちに入って来て、夜のうちにシーツの下に潜り込んだのか。 潰さなくて良かった……! 汁が付いたら、後片付けが大変だからな。 すぐに窓から外にポイしたが、こいつ1匹だけ? 部屋の隅には、本来の仕舞い場所から溢れて行き場を無くした私の趣味の道具が積み上げられている。 これを一つ一つ点検する根性は無い。 もういない事を祈ろう……。
数年前にも、ヤスデ闖入事件はあった。 雨の日だった。同じ部屋に、開けていた窓から入ったのだ。 それ以来、雨が降ったら必ず窓を閉める事にしていたのだが、昨年窓の外の植え込みが撤去されて、すっかり安心してしまっていたのだ。 窓の下に植物があっても無くても、入って来る物なのか、ヤスデは。 ああ嫌だ、高層マンションの上階にでも住みたい、と私がぼやいていると、主人が言った。 「職場で、マンションに住んでいる人がいるんだけれどさ、昨日の地震でエレベーターが止まっちゃったんだって。でも仕事があるから、昨日は階段降りて出勤してたよ、15階から」 「そ、それは気の毒に……」 「昨日帰る時も、まだエレベーターが動かなかったら15階まで階段を上らなきゃならないかと思うと、家に帰りたくないってぼやいてたよ」 と、主人はマンションに住むなら下の方の階がいいと、さりげなく主張するのだった。 元々主人は地面に近い所が好きなのだ。5階以上だと、気圧が変わって嫌なんだと。そこまで繊細ではない私には、違いが判らないが。 エレベーターの件が無くても、私は上の方がいいんだけれどね。高い所には虫がいないし、ヤスデもそこまで這っては来ないだろう。
その時、私は布団の中にいた。 主人が隣りで本を読んでいて、私は灯りが眩しくて眠れないから早く消してくれと言っていた。 普通、地震が来る前には、何らかの気配がする。 地鳴りだったり、空気が揺れたり、他の事に特に気を取られていなければ、大体わかる。 しかし今回は、殆どいきなり揺れた。 そんな事は無い、直前に地震だと言ったと主人は主張するが、そんなのは無意味である。緊急地震速報だって、これでは役に立つまい。 結構揺れてるねえ、と最初は余裕だったのに、揺れは次第に強くなる。 台所で何かが落ちる音がして、恐怖を覚えた。 戸棚の中には、来客用の薄い湯呑み茶碗が積み上げてある。危険だと思ったが、場所を塞ぐので5個全部積み上げてしまったのだ。 あれが倒れたら、横の硝子コップや珈琲カップにも被害が及ぶだろう。 我が家には高級食器は殆ど無く、ブランド物は全て貰い物、足りない食器はどうせ普段使いだからと100均で揃えた。 それでも、勿体無くて使っていなかった食器が使わないまま砕けたら、それはそれで凹む。 食器棚の扉には、硝子が張ってある。あれが割れたら、硝子屋さんで直して貰えるのだろうか。 破壊音を聞きながら、そんな事を考えた。 「大きいな」 自然現象大好きで地震も平気な主人が、漸く起き上がった。 私は自分の人生で過去最大級の地震に、もう泣きそう。 「怖いよう怖いよう」 「大丈夫、大丈夫だよ。ほら、家具が1番少ないんだから、この部屋が1番安全なんだよ」 と主人が宥めるも、そんな事を言われたら、益々泣きそうになる。コドモか。 漸く揺れが収まった。一体どれぐらい揺れていたのだろう。兎に角永く感じられた。 「うっ、うえ、うええええ」 と泣きそうになっていると、主人に「ウルサイ。窓、開いてるよ」と言われた。 そうだ、TV見る!といきなり元気になって居間に行き、TVをつける私。地震速報で震度を確認するのが好きなんだよね……。 NHKは既に、スタジオからの放送に切り替わっていた。 震度5。やはり過去最大@我が人生。
我が家の被害は、思ったよりずっと少なかった。 食器棚の中で湯飲みが倒れ、冷蔵庫とTVの上の物が落ち、魔窟(居間の洋風押入れ)の中で小規模雪崩が起こったぐらいで済んだ。 湯呑み茶碗は倒れていたが、割れてはおらず、他の食器も無事だった。 TVの上の小さな置物は、目の縁がちょこっと欠けてしまい、変な顔になった。片目はポニョみたいにまん丸なのに、もう片目がまりもっこり……ウィンクにもなりゃしない。
暫くNHKを見てから民放に切り替えると、そちらもスタジオからで、見覚えのあるアナウンサーが地震の報告をしていた。 スタジオに向かう途中で心配そうに外に出て来る住民がいた、という事は、呼び出されたのか……ご苦労様。 でもこういう時、男性はいいよね。顔を洗うぐらいで、お化粧しなくていいんだもの。 そう言えば、男性アナウンサーの顔、一寸テカっている……? ちゃんと顔を洗ったのかしら。 他の民放では、アナウンサーの顔が、何だか斑だった。もしかして、アルコール飲んで寝ていた所を起こされたのかなあ。気の毒……。
地震で興奮してしまったが、警戒していた余震も無いし、明日の仕事もあるので、いつまでも起きている訳には行かない。 「僕の実家の被害も気になるけれど、今電話する訳には行かないからな。明日にしよう」 「あら貴方、こないだの地震の時、私には、すぐに電話して来たのに〜」 「だって、シオンが家に1人で泣いているかと思って」 ……それは、私を心配してくれたって事だと思っていいのかな。
何となく。 押入れの中に放置していた大きな瓶を引っ張り出した。 中の液体は黒に近い色になっている。 大丈夫か?コレ。
中身は何だったのか、覚えていない。 主人によると、花梨だとか。そうだっけ? 私はてっきり杏だと記憶していたのだが、よくある思い違いか。 6年前だったか、私の母が、梅酒を2瓶送ってくれたのだ。 果実酒用の大きな瓶だが、1瓶空けたところで、さてどうしようかとなった。 自分で梅酒を造る? 子供の頃から、母が梅酒を作る所を見ていたが、綺麗に水洗いしてぽちぽち穴を開けて、結構手間がかかったような気がする。 「花梨か杏なんてどう?」 と主人が言った。主人は飲まないのだが。 じゃあそれにする。 で、主人の親がこちらに来る序でに、買って来てくれたのだった。 2袋貰ったものの、1袋は傷んでいたので、無事な方で漬けたのだった。 傷んでいた袋は放置して、虫を湧かせたんだっけ。 という事は、5年前に作った果実酒か。(こういう時に日記は便利だ)
どうやって作ったのか既に覚えていないが、記念すべき私の初自作果実酒である。 1年経ったところで試してみたが、不味かったので、そのまま永き放置プレイに入ったのだった。そして今に至る。 並々と液体が入った瓶が重かったので、主人に頼んでコップに注いで貰った。 早速零していた。下手糞が! 酒の一滴は命の一滴だ。それを判らぬ下戸には、もう頼まぬ。 味見をしてみた。 「これは……」 なかなかいけるではないか。 飲み頃かと思うぞ。
もう少し甘くてもいいかなと思ったので、数年前に作って1年後に不味かったので下手に氷砂糖を足して甘くし過ぎてしまったお酒(「時間が味をつくる」シリーズ。サボリとかいうハーブが不味い素だと思ったので、これは途中で除いた。最初に捨てておけば良かった)をちろりと足して、飲んでみた。 いいよいいよー! 甘くて美味しい。食事には合わないが、実に私好みだ。 砂糖の入れ過ぎで失敗したお酒も、無駄にせずに済む。 小正の梅酒@一升瓶亡き今、暫くこれで行こう。 大事に飲んで来た母の梅酒2瓶目もそろそろ無くなるし、瓶が空いたらまた自分で作ろうかな。
問題は、瓶の底に残った実。 これだけで食べるにはお酒がきついし、捨てるのは勿体無いし、どうしたら良いのだろう……。
キムタク主演のドラマが終わった。 途中つまらな過ぎてどうしようかと思ったほど、豪華キャストを揃えた割には、糞ドラマであった。 キムタク主演じゃなかったら、途中で打ち切られるレベル。 私は最終回以外は、平日昼間の再放送を観たのだが、月曜21時だったら絶対観ていないね。時間が勿体無い。 平日日中だって、ワイドショーの方が面白かったら、そっちを見ているだろう。どうして終わっちゃったのかしら、ザ・ワイド。ミヤネ屋つまんないよ。2時っチャオで金持ちの暮らし振り見たって、こっちの心が豊かになる訳じゃないし、通販番組もBSの株式市場も興味無いし。 出演者達には、本当にこの仕事やりたくて引き受けたの? それでいいの? と問いたい。
特につまらなかった山場(というか谷場?)は第5話であった。 選挙屋の家庭の話が出て来たのだが、一体何のため? 家庭のトラブルに、他人を巻き込むなよ。 コメディー風に描いているのが、却ってこちらの神経を逆撫でする。実に苛々した。 苛つきつつも、あーあの顔、どっかで見た事あるなというのが2人。 韮澤氏の娘とアメリカの人……誰だっけと思ったら、前者は「のだめカンタービレ」の千秋様の前彼女、後者は「パズル」で焼け死んだ外人エキストラだった。 嗚呼すっきり。
ストーリーで苛々したのは、他にもある。 ・教え子達に「モジャ倉」と呼ばせている朝倉。馬鹿か。教師は児童の友達じゃねえぞ。 でも今時は、こういう馬鹿教師が多いらしい。同じ目線でとか言っちゃって。大人が餓鬼と同じ考え方じゃ困るだろうがよ。指導しろよ指導。渾名で呼ばせっ放しにするな。 ・ドーナツ買いに行きたいと我が儘を言う総理。馬鹿か。お前の行く所、警備のために、大勢がお供しなきゃなんないんだよ。秘書の美山嬢もそう言ってんだろ。 いい歳こいた大人なんだろ、設定上も30歳代なんだろ。ついこないだまで小学生と遊んでいたからって、お前の脳味噌まで小学生並みかよ。それで教師とか、笑わせるぜ。 ・小児医療対策はいいけれど、表面的過ぎる。韮澤親子のゴタゴタを描くぐらいなら、こちらを掘り下げても良かったのでは? 小児科医が減っているのは、労働時間だけの問題じゃないよ。今時の親はすぐに訴えるからね。弁護士もけしかけるからね。ふんだくろうとするからね。それに、馬鹿親は、昼間は仕事で来られないからとか混んでいるからとかほざいて、夜中の救急医療を使ったりするからね。もうそんな馬鹿親の子は死ねよと言いたくなるぐらい酷いらしいから。
それから、出演者に対する苛々。 最も酷かったのは、加藤ローサである。 台詞回しなど、「女帝」の時よりはマシになっていたとは言え、あれより酷くはならないだろうからな(苦笑)。 はっきり言って素人。よく他の女優に替えられなかったものだ。 ローサは、他の出演者が折角作った流れを、悉くぶち切る。 ちゃんと観ていなかった私ですら、2回は気付いた。 自分の演技(している振り)と台詞に夢中で、他が見えないのか? とっても不自然だよ……演出家も、NG出して撮り直せよ。不自然だと視聴者に思わせちゃ駄目だろ。
あと、最終回のキムタク長台詞は蛇足だったな。 フジテレビ&キムタク的には、最終回90分スペシャル最大の見所のつもりだったのだろうが、逆効果である。 途中で飽きるよ。ドラマの視聴者だって飽きるんだ、政治家の演説だったらもっと飽きるわ。途中でチャンネル変えちゃうよ。 もっとコンパクトに纏めて、通常の放送時間で良かったような気がする。 いや、寧ろそっちの方がいいだろう。
政治に関心が無かった若者@キムタクが、政治家の息子というだけで選挙に担ぎ出されて、挙句は総理大臣になるという話なのだが……。 政治に無関心な人って、本当にいるの?と、常に世間に文句タラタラな私などは思うのだが、知名度だけでタレントが当選しちゃう世の中、そういう人は本当にいるのだろうな。 そして、フジテレビは、そういう有権者をちくりちくりと随所で揶揄しているのだが、本当に馬鹿な有権者はそれにすら気付かずに「面白い〜」などと言ってこのドラマを観るのだろう。 前々から思っていたのだが、愚民に選挙権を与えても碌な事にならない。 馬鹿はその時の流行やノリで投票するのだ。いい政治家を選ぶ能力など無い。 衆愚政治は悪である事を考えると、現在の主流である議会制民主主義は果たして正しいのだろうかという疑問に行き着く。 本当に正しいのなら、一部の人達だけで政治を決めたっていいと思うんだけれど。 ただ、本当に正しい人かどうかが難しいところなんだよな。
私のくしゃみはいつも大音量。 「シオン、アパート中に聞こえるよ……」 といつも主人に言われる。 うん、小さいくしゃみをするコツは息を吐き出してからする事だとは聞いているんだけれどね、それじゃあくしゃみした気がしないのよ。
今日は2人でデパートに行った。 そろそろ仲人さんにお中元を贈らなければ。 地下の食品売り場は、とても涼しかった。 いきなり冷気に触れて、鼻がヒクヒクした。 「う、うえええ……ええ〜くしょい! えーくしょい!」 息を吸い込む暇も吐く暇も無く、心の準備も出来ないまま、立て続けにくしゃみが出た。 主人から指導が入る。 「うええじゃないでしょ。もっと静かにしなさい。お店のおじさんが、ぷぷって顔でこっちを見ていたよ……」 「ご、ごめん」 鞄からごそごそと鼻紙を引っ張り出し、洟をかんだ。 「シオン、くしゃみが出そうになったら、鼻の付け根を押さえなさい。そうすると、くしゃみが出なくなるから」 えー、くしゃみ止めちゃうの……それじゃあスッキリしないんだけどな。
使用済み鼻紙をごみ箱に捨てて、別の売り場に来た所で、またくしゃみの波が襲って来た。 「うええ……」 となったところで、主人がいきなり私の鼻をつまんだ。 「だーかーらー、ここを押さえなってば」 今度は、お客のおばさんに失笑された。 うう……くしゃみ止まっちゃったよ。
2008年07月12日(土) |
値上げラッシュの次に来るもの |
今月に入って、またガソリンが値上げになったとか。 それに伴い、色々な物が値上がりの気配を見せている。 ぐうたら主婦である私は、物の値段をしっかりチェックしていないので、何がどれだけ上がったかよく判らないのだけれど。(主婦失格)
経済専攻だった主人は言う。 今の原油の値上がりは、所謂バブル経済だ。 アメリカでサブプライムのバブルが弾けて、投資の流れが原油に移行した訳だが、これもいずれ弾ける。 その次に来るのは、世界恐慌だ。 嘗てのブラック・マンデーと同じ事が起こる。
一方私は、社会科は、地歴公民全て苦手だった。 なので、ブラック・マンデーって何だっけ? ケネディ一族が大儲けした奴だったっけ(それはブラック・サーズデー)という有様。 因みに、月曜日の方は1987年である。比較的新しい。 バブル経済が弾けて投資家だけが損を被るのなら我が家には関係無いのだが、困った事にそうではなく、社会全体に与える影響は大きい。 恐慌が起こるというのは、そういう事なのだろう。 ……で、恐慌って何だっけ?(←馬鹿) バブルが弾けた後の事を思い出すと、確か、景気が悪くなったんだっけ。 公務員の給与には関係無さそうだが、民間は大変だ。もろに被る。 私は訊いた。 「じゃあ、恐慌に備えて何をしたらいいの?」 最大の関心事である。 主人の答えは、 「どうにもならない。無理」 「えー! それじゃ困るじゃない。何か無いの?」 「お金の価値が下がったら、貯金も年金も役に立たないよ」 と彼は言う。 あー、その話は子供の頃に聞いた覚えがある。 戦後の話だっけ? それとも戦前? あれは母から祖母の話を聞いたのか、学校の先生から聞いたのか……昭和の事なので、もう記憶が定かではない。(平成どころか今世紀の事も、よく覚えていないけれど) お金が駄目ならどうしたらいい? 私は考えた。 価値が変わらない物……そうだ、金だ! 「じゃあ金を買おう! どこで売っているの?」 しかし私の名案に、彼は溜め息を吐いた。 「お金なんて、そんなに無くてもいいじゃん。最低限、生活出来るだけあればいいじゃない。どうして皆がそこまで血道を上げるのか、正直判らない」 そうね、貴方は先日職場でお金に関するセミナーがあった時も、講師の「お金が好きな人ー?」の問いかけに全員が手を挙げているにも拘らず、お金が嫌いな人ーと言われたら挙手しようと思っていたんだもんね。結局講師の「そうですよね、お金が嫌いな人なんていませんよね」の台詞で終了しちゃって、その機会は失われたんだけどね。どちらかと言うと、お金嫌いなのよね。凄いよね。 私は、備えはしておきたいんだけどな……路頭に迷いたくはないから。
で、結局のところ、恐慌に備える事は出来ないらしい。主人によれば、だけれど。 そんな事を言っている間に、アメリカで地方銀行が破綻したとか。 いよいよ恐慌が来るのかね。 早く金を買わなきゃ……三菱マテリアルでいいのか? それとも土地を買って、畑を耕した方がいいのだろうか。お外は嫌いなんだけどな……。
安田成美と子役の男の子が、歌いながらしりとりをするCMがある。 それに合わせて、主人も歌い出した。 「♪マントヒヒ、ひひひひひひひ」 私も合わせて歌う。 「ひとこぶらくだだだだだだだ」 ダックスフン……と続けるかと思ったら、主人は違う事を口ずさんでいた。 「ダメ嫁めめめめめめめめ、 めざししししししししし、 シオン!」 ……。 「何よソレ」 と言うと、彼は満面の笑みで答えた。 「全部動物園にいます。あれ、違った?」 「違うというより、それは人として間違っていると思います。訴えてやる!」 と私が息巻くと、彼は 「えー、別にシオンがダメ嫁とは言ってないよ〜」 と逃げた。 何かムカつく……。
2008年07月10日(木) |
頭がいいってなんだろう |
山本モナ、また不倫騒動だそうで。 まだ懲りていないのか(笑)。
私が彼女の存在を知ったのは、ニュース23ではなく、民主党議員・細野豪志との不倫騒動でだった。 不倫女にいいイメージは無いが、その後のタレントとしての彼女は結構好きだった。 「太田総理」で、少年法について論じた時の彼女は良かった。 クイズ番組でもなかなかやる。 勉強は出来たようだ。 しかし、キャスターに抜擢されて、また不倫。 本当に頭が良かったら、後先考えずに馬鹿な事はしない。 ああ、この人は勉強は出来ても、本当の意味での賢さは無いんだなあ、と思った。
ニュース23降板の原因となった細野豪志という議員の事も、不倫騒動で知ったのだった。 娘の運動会の日に京都に不倫旅行していたとか、本人は顔も出さずに奥さんだけが涙を流して、地元後援会関係者の間を謝罪行脚をしたとかいう話が出ている。 本人が出るより、奥さんが出た方が同情票を買えるからな。議員連中のやり口は汚い。
今回の相手は、二岡と言う野球選手だとか。 そう言えば、現在休み休み放送中のドラマ「ルーキーズ」の登場人物の名前は、プロ野球選手から取っていると聞いた事がある。 いたね、野球部員に二岡君が。 という事は、野球に興味が無いので全く知らなかったが、モナとホテルに入った二岡は有名な選手なのか。 こちらも妻子持ち、しかも子供は乳飲み子と来た。 妻帯者にちょっかい出す女も悪いが、家庭があるのに他所の女にふらふらする男もどうかと思う。
TVを見ていると、今後の進退について、個人的な問題だから関係無いという人もいるが、馬鹿かと思う。 ただのバラエティ・タレントなら兎も角、ワイドショーに近いとは言え、モナがキャスターを務める「サキヨミ」は、一応報道番組だろう。 読んで字のごとく、不倫とは、人の道に外れる事。 それで政治家や公務員の倫理を問う資格があるのか。 前回の騒動では、まだモナって誰?という人の方が多かったろうが、今度は違う。 落ちた所から、彼女は2年かけて這い上がったが、そこから更に低い所に転落してしまった。 今度は何年かかるのだろう。
この件で1番笑ったインターネットのコメントは、これ。 「モナは、アソコが乾くと死んじゃう生き物なんだよ」 河童か(笑)。
何と言うか、実についていない日だった。
買い物に行けば欲しい物は売っていない、 車はぶつける、 気分転換にと思ったゲームではあり得ない失敗をし、 晩飯の肉は中が生。
いい事と嫌な事を比べたら、圧倒的に後者が多かった。 不幸中の幸いは、車をぶつけた相手が人間ではなかった事か。 やっちまったーと、すぐに主人にメールした。 みっともないから修理に出すべきかと私は思ったのだが、帰宅して車を見た主人は、 「これぐらいなら、別にいいんじゃない? 他にも傷(駐車場で当て逃げされた)や凹み(新車の頃主人がやった)があるし、気にならないよ」 との事。 世の中には、車を奥さん以上に大事にしている人もいるのだろうが、うちの主人は全く無頓着なのだ。車は、仕事の荷物を積めて、燃費が良ければそれでいいと思っているらしい。 「まあでもシオンが気になるなら、色でも塗っとけば?」 色と言われても、私には絵の具ぐらいしか思いつかなかった。 でも水彩だと雨で落ちるよね。油彩?
今日は散々だったからお祓いしてーと言って主人に抱き付くと、 「お祓いは、基本的に無理。出来ません。そういう時はね、人に親切にしなさい。人にやった事は、全部自分に返って来る。僕も悪い事が重なる時はあるけれど、自分が人に何か嫌な事をしたから、こうやって帰って来たんだなって思うよ」 と、有難い説教を頂いた。 「嫌な事……んー、でも私、貴方としか接していないよ。基本的にずっとお家にいるもん」 私がそう答えると、主人はそうかいと言って肩を落とした。
2008年07月08日(火) |
皆さん、大分だけじゃありませんよ〜 |
大分県の教員採用試験で不正が行われていたそうで、逮捕者まで出ている。 今のところ、大分県の話しか出ていないが、大分だけなのかと思ったら、大間違いである。
私の友人知人の中に、何人か教員がいる。何れも、大分県の教員ではない。 で、どうなのかと聞いてみたら、そういう話は聞いた事があるという事であった。 私の友人が賄賂を贈って不正に教員採用試験を通った、という訳ではない(と思う)。 1度試験に落ちたものの、再挑戦して採用された経歴を持つ1人は、こう話してくれた。
1度目の採用試験に落ちた後、教師をやっている知り合いから、こんな話を持ちかけられたそうだ。 「俺が、誰某(国会議員)に話をつけてやるよ。但し、300万必要だ」 友人は答えた。 「300万なんて無理。結構です。来年また受け直します」 「そうか、でもお前の成績じゃ無理だよ」 なんで教育委員会でもないただの教師の筈のこの人が、試験の成績なんて知っているんだろう、と思ったが、それ以上の事は無く、友人は翌年試験に受かり、教員に採用された。 そして裏金の話を持ちかけた人間は、その後校長まで勤めた後、現在は退職して悠々自適の日々を送っている(と思われる)。
「で、誰? その退職教員って。最後はどこの校長をやってたの?」 しかし私の食い付きようが良すぎたらしく、 「何でそんなに目をギラつかせているの……教えないよ」 と言われてしまった。畜生。 もう20年も前の話しだし、証拠も無いし、あったとしても時効である。 だが、私は許せない。 人間誰しも(いや大抵は)、自分の利益を求めるものだ。その気持ちは判る。 しかし、公共の利益より自分の利益を優先させる奴は許せない。 この場合、優秀な人員が教師になる事が公共の利益である。 教育は大切だ。ダメ教師に教えられた子供は不幸である。 子供達には、国の将来がかかっている。 教員採用試験が完全だとは言わないが、志望者を振り分けるにはある程度有効だ。それを笊にしたらどうなる。 教員採用の現場で不正を行う事は、ひいては国の利益をも損なう事になるのだ。 それをわからん人間が、教員の採用を行う事は、絶対に許せない。 だから私は、20年前の話でも、決して裕福ではない家庭の若者に「口を利いてやるから300万寄越せ」と言った教師、しかも後に校長にまで成り上がった奴を許せないのだ。 名前がわかったら晒し者にしてやりたいぐらいの事は思っている。 国会議員の方は判っているが、果たしてこの問題にどこまで本当に関わっていたのか不明なので、名前は伏せておく。 因みに、今でも現役の国会議員らしい。
トイレが近くなった。 日中ならいいが、夜中の1番眠い時にトイレに起きるのは辛い。 大人用オムツの購入も、本気で考えた。 しかし一旦オムツをしたら、オムツをしていない日にもオムツをしていると勘違いしてそのまま垂れ流してしまったら大変な事になるので、やっぱりやめた。 老化現象かと思っていたが、布団に入る直前にトイレを済ませ、夜のがぶ飲みを控えたら改善されたではないか。 これで朝までぐっすり眠れる。 それなのに。
目覚まし時計が鳴る前に、大きな音で起こされた。 何かを引き摺るような音と、衝撃音。 時計を見ると、まだ6時だ。 もう一寸寝かせてくれ、とウトウトすると、また同じ音で眠りから引き戻される。 そんな事が今朝は3回ほど続き、実にすっきりしない寝起きだった。 この春、数箇月空き部屋になっていた上の階に、新しい住人が引っ越して来た。 挨拶に来たのは30歳台と思われる夫婦だったが、子供がいる気配がするから、騒音の主はそいつなのかも知れない。 うちはうちで遅くまで起きている事もあるし、集合住宅では多少の事はお互い様ではあるが、こんな事が続くようなら、管理会社に通告しなきゃなあ、と考えている。 主人は多分、何もそこまでしなくても放置でいいよと思っているのだろうが、睡眠を邪魔されるのは勘弁ならぬ。 私の性格からして、管理会社を通すなんて面倒な事はせず、その場で直接怒鳴り込みに行きそうだが、今朝は眠過ぎて起き上がれなかったのだ。 そう言えば、前の前の住民の時も、苦情を言おうと思った事があったなあ。休日の早朝に夫婦喧嘩していたし。 その点、前の住人は大人しくて良かった。あの人達なら、ずっと住んでてくれても良かったのに。勿論、空室なのが1番望ましいのだが。
人の振り見て我が振り直せ。 私も、興奮して夜に歌うのは止めよう……気を付けなきゃ。
ほんの数日前までは、空にお日様が照っていてもカラリとした空気だったのに、何これ。 昨日から恐ろしく蒸し暑い。 とうとう、私の嫌いな季節の到来だ。 それでも主人に頼まれて、とある所に出かけた。 尤も、家にいるより涼しく過ごせるのだから、ものは考えようだ。駐車料金とお茶代等で、出費は1,000円を軽く上回ったが。 主人はというとあろう事か、忘れ物をしてしまい、他人様からお借りする事に。忘れないように自分で用意しなさいと昨夜あれだけ言ったのに。奥さんがやってあげないと駄目なのか? 後でお礼の商品券でも付けて、お返ししなければ。これまた出費である。
帰宅して、スリッパではなく裸足で歩きたいと思い、床を全て雑巾掛けしたら、滝のように汗が流れた。 掃除を終えてすぐにシャワーを浴び、部屋着に着替えて、部屋の冷房をかけた。 涼んでいると主人から電話があり、迎えに来て欲しそうな様子だったので、しょうがないなあと車を出す。 迎えに来た私を見て、主人は驚いていた。近所に買い物にも行けない程の、パジャマに近い部屋着だったから。絶対に事故に遭えない格好だ。 もう一寸、何とかならなかったのその格好……と主人は呆れたが、風呂上がりなのに迎えに来ただけ有難いと思って欲しいものだ。
ニュースを見たら、洞爺湖サミットが始まったと言っていた。 いいなあ北海道、私も行きたい……とぼやくと、主人がすかさず言った。 「シオンは毎日、ひとりサミットやってるじゃん」 「何ソレ?」 「私が世界の頂点よ!って。ひとり脳内サミット☆」 それじゃちっとも涼しくないじゃんか!
|