昨夜は「オーラの泉」を見た。 堀ちえみの巻である。 堀ちえみには興味は無いが、昨今のいじめ自殺問題について取り上げていたので、そちらを見たかったのだ。 美輪明宏が言うには、自殺した子供達は遺書に「生まれ変わったらまたお父さんお母さんの子供に生まれて来たいです」と書くけれど、生まれ変わるのは競争率が高くて、なかなか大変なのだそうだ。 しかも自殺すると、それまでの経験はリセットされてしまい、また同じ苦労を味わう事になるのだとか。 つまり、それまでの辛い経験も全て無駄になり、非常に馬鹿馬鹿しい事だから自殺はお止めなさい、と言う。 なるほどねえ。 でも私は生まれ変わりと言う概念は嫌いだ。 他所のおうちに生まれたくないもん。 生家の家族は、父と母と妹、それでいい。
美輪明宏は続ける。 苛めるのは、相手の気持ちを慮れないから、つまり想像力が足りないからそのような惨い事をするのだと。 しかし私は言いたい。 他人の事を思いやれないのは、自殺する人間も同じだ。 自分が自殺したら、遺された家族や友人がどれだけ心に傷を負うか、死後の整理でどれだけ面倒な思いをするか、自殺死体を片付ける人や発見者がどれだけ嫌な思いをするか、少しは考えてみろ。 偶に起こる巻き込み自殺なんて、傍迷惑の最たるものだ。 何故わざわざ下に他人がいる所で飛び降りるのだ? 確か姉歯の妻も、他人の車の上に飛び降りて目茶目茶にしていたな。車の持ち主はいい迷惑だったろう。 自殺志願者も、想像力を養った方がいい。
想像力を養うためには、詩を読めと美輪は言う。 隣りでスピリチュアル・カウンセラー江原啓之が、小説でも絵画鑑賞でもいい、と付け足していたが、私も読書の方がいい。 詩なんてつまらん、国語で詩の授業の時は、私はいつも教科書の他の頁を開いて小説を読んでいた、という話を主人にすると、 「そりゃ当たり前だ。国語でやる授業なんてつまんないよ。でも、詩はいいよ」 と言って、お気に入りの谷川俊太郎の詩集を持って来た。 「シオンには、この詩がいいな」 彼はそう言うと、詩集を広げて私の前に置いた。
「聞こえるか」
黙ってみないか ちょっとでもいいから 黙ってみないか 新聞もラジオも君も
なんか……ムカつくな。
雨が降る中、買い物に出かけた。 徒歩では辛いが、車での買い出しだし小雨だし、買い物に行かねば食べる物も無い。 買い物から裏道を帰って来る途中、向こうの山にくっきりと、大きな虹が見えた。 折角だから写真に撮ろうと、車を路肩に停め、鞄の中をごそごそまさぐった。 デジカメは重いから、普段は持ち歩かないので、携帯電話を取り出した。 カメラ起動! しかし、ボタンを押しても「起動中」の文字がいつまで経っても消えない。 何度挑戦してみても、同じ。 何なのよ〜一体。
そのうち、虹は薄くなってしまった。
どうやら、携帯電話のカメラ機能がいかれたらしい。 実はこの電話、半年前に、記憶させていた電話帳がいつの間にか全てパァという事件があり、電話帳機能が既にいかれている。 買って3年しか経っていないのにどういう事よ、三菱電機め。私は10年ぐらい使うつもりだったのに。 幸い今までに撮った物は無事に見られるので、そっちはさっさとPCに保存しておこう。(尤も大した作品は無いのだが) そろそろボーナスだし、私の誕生日だし、ここらで新しい携帯電話を買ってもいいかなとも思うが、それでは「壊れるまで使い倒す」という私の信条に反するので、迷うところだ。 だって、壊れたのは写真機能だけで、「携帯電話」本来の電話機能には問題無いのだから。 写真は写真機で撮ろう。
録画していた「氷点」を観た。
しかし、最初の事件が終わった所で始まっていた……設定の失敗である。 だってだって、Gコードで予約しようとしたら何故か、チャンネルが違うってエラーが出たのだ。 仕方が無いので手動で入力したのだが、どうやら開始時間を数分間違ってしまったらしい。 まあ、ストーリーは知っているし、冒頭部ならちょこっとだけど旅館でも観たので、これぐらいのミスなら許容範囲だ。
「あの陽子ちゃん役の子供、ちびまる子ちゃんだよね?」 と主人に言われて初めて気が付いた。(遅いぞ) 今回は鬘じゃなくて地毛なのね。 しかし上手いわこの子。 健気な可愛い陽子ちゃんのイメージぴったり。 飯島直子は夏江さん役やるには一寸品が無いかなーと思っていたけれど、予想よりは大分良い。 と言うか、「氷点2001」の浅野ゆう子が最悪だったからな。それに比べればOK。 でも辰子さんが岸本加世子というのは、一寸イメージが違う。 岸本さんでは一寸ねえ……「竹を割ったような性格」の演技は良いんだけれど、もう一寸品が欲しいなあ。 村井先生が北村一輝というのも、大分違う。村井先生を演じるなら、もっといい男じゃないと! 悪いけれど、北村氏って、私の中では「いい男」じゃなくて「きもい男」なんだよね……そういう役が多いから、イメージが固定されちゃっているのだ。
あと、公式サイトのキャストを見ると、大きくなった徹君はジャニーズタレントなのね。 だって、徹君だけ写真が無いんですもの。 「芋たこなんきん」の公式サイトもそうだけれど、ジャニーズは肖像権がどうとか煩いから、写真を使わせてくれないんですって。 公式サイトってのは、興味があるから見るもので、見る事によって更に興味を惹き起こすものだと思う。 それなのに出演者の写真が、不自然に1箇所だけ抜けているというのは、いとわろし。大変興醒めである。 もうドラマにジャニーズは使わなくていいよ!>TV各局
で、小さい陽子ちゃん(=ちびまる子ちゃん=嫌われ松子)の可愛さを堪能して、大きい陽子ちゃんの石原さとみが登場したところで、
カシャッ。 ガ〜〜〜〜〜……
テープが巻き戻りました……カックン。 「3倍」にしていた筈が、何故か「標準」にリセットされていたらしい。 ショックを受ける私に、天の助けが。 密かにダーリンが、自分の妹に録画を頼んでいてくれていたのである! 何て優しいんだ〜!と感動する私。 しかし彼に言わせると、 「万一録画を失敗していたら、シオンが僕に当たりまくってとばっちり受けるのが嫌だから。先手必勝だよ」 という事らしい。 まあどっちでもいいですよ。本当に有難う。 という訳で明日は手土産持って、義妹のところにビデオテープを借りに行くのだ。
そう言えば、神田うのが婚約会見を開いていたのはもう2週間も前か。 相手は、パチンコ屋の息子だとか。 人間的に素晴らしい人だとか何とか言っていたが、パチンコ屋ってだけで人間的にどうなの、と私は思ってしまう。 悪いけれど、私の中では、パチンコ屋は女衒と同格なのだ。 少なくとも、まともな職業ではないと思えてしまう。 パチンコに嵌まる人間もまともではないが、そんな連中から金を巻き上げるのも、やはりまともではない。 だから、神田うのがパチンコ玉をあしらった指輪と耳飾を披露したのを見て、げんなりしてしまった。 幸せそうなのは結構だが、パチンコ狂から吸い上げた金で暮らすのって、何だか嫌だけれどなあ。 幸せそうな他人の幸せにケチは付けたくないが、何だかそんな事を思ってしまったのだった。
温泉で一泊した帰り、近くの街の大型ショッピング・センターに寄った。 主人は途中でお気に入りの蕎麦屋さんで昼食を摂りたがっていたのだが、店が潰れたのか移転したのか、今まであった場所に店は無く、彼はかなりのショックを受けていた。 尤も私はお蕎麦が好きではないのでラッキーだったが。 大型店なら取り敢えず、食べるものはあるだろうと入ってみたのだが、これが失敗だった。 ショッピング・センターに行くなら平日昼間、休日に買い物するなら百貨店に限る。 休日のショッピング・センターなど、行くものではない。
餓鬼がうるせえんだよ(怒)。 子供連れで来るのは構わない。 ただ、連れて来るなら他人の迷惑にならないよう、躾してから外に出せ! 何故最近の親は、自分の子供にすら注意しないのだ? 放し飼いにすんなよ……。 子供にとってふかふかの絨毯は、遊び場のものと変わらないだろうが、頼むから通路で遊ぶのは止めてくれ。 邪魔なんだよ。 踏ん付けるぞ? それから店側も、こども向けの大きな乗り物型カートを置くのは止めてくれ。 本当に邪魔なんだよ。
でも本心は、 今の子供はいいなあ。 私もああいうのに乗りたかったよ……なのである。 尤もうちの親は、私が乗りたいと言っても、邪魔だから駄目ね!で済ませただろうけどさ。
「氷点」を録画予約して、温泉にやって来た。 ここのお宿に泊まるのは3度目である。 食事は山の物が美味しいが、全体的には大した事無いし、お部屋も綺麗な旅館ではない。 それでも来るのは、やはりお湯がいいからなのだ。 お宿の中に何種類かの温泉があり、宿泊せずに外からお湯に浸かる為だけにやって来る温泉客も多い。 何せ朝から老人が、団体でバスに乗ってやって来るのだ。 混んでいたのでささっと入って、夕食後暫くして、そういう客がいなくなった頃を見計らって、ゆっくり入り直した。 長い廊下を通って温泉に行くまでは寒くて足早になるが、湯上がりに部屋に戻る時にはすっかりぽかぽかである。 「やっぱりここはいいわねえ。特に○○の湯がとろとろしてて大好き♪」 部屋に戻ってから主人にそう言うと、 「でも××の湯の方がもっととろとろだよ」 と言われたので、私は驚いた。 「えっ、○○が1番とろとろじゃない?」 「ううん、××だってば。もしかして、シオンは○○にしか入っていないのか」 「うん……だって、前に来た時に、○○が1番だったと記憶していたから」 と私が言うと、主人は大笑いした。 「シオンの記憶は全く、当てにならないなあ!」 ……失礼な。
××の湯に行ってみると、○○よりも遥かにとろとろだった。 おかしいなあ、確かに○○だと思っていたのに。 しかもこれだ!と思うと、そればっかりの一丁食いになってしまうから、間違いに気付きにくいと来たもんだ。 よし、今度は間違わないぞ。
一昨日から、いつもより30分早く起きていた。 主人が、もっと早く仕事に行く、と言ったからである。 今日は職場の健康診断があったので、更に30分早く出かけていた。 目覚ましをセットしようとして、 「明日は何時に起きます?」 と主人に訊くと、 「いつも通り」 という返事が返って来た。 「いつも通りと言うと、7時?」 「ううん、7時半」 ……あれ? 「心を入れ替えて早起きするんじゃなかったの? 折角最近早く起きるようになったのに」 「ああ、あれはね、今日の健康診断のため。今朝早かったから、それに慣れようと思ってやっていたの。もう終わったから」 だからもういいの、と彼は言った。 一寸がっかりだ。 早く出かけてくれれば、それだけ家の事をさっさと終わらせられるのになー。
金曜日に休みが取れたら、木曜から4日間の連休になるかも、と言っていたのに、またもやそれは淡い夢であった。 木曜も金曜も、土曜の午前も仕事だってさ! 秋の京都に行ってみたかったのに……横浜中華街もいいなあ。 お正月にも、纏まった休みは取れないらしい。 尤もお正月じゃなあ……。 お正月は、家族で旅行するんじゃなくて、家族でのんびりするのがいいでしょ。
でもその代わり、この週末には近場の温泉に連れて行ってくれるって。 京都や横浜とは随分差があるけれど、それでもいいやあ。 あんまり遠出すると却って疲れるし、私のお気に入りの温泉だし。 滑りのあるお湯はピーリング効果があるようで、湯上りにはしっとりすべすべのぽかぽかになるので、大好きなのだ。 アルカリ性なので、硫黄臭がしないのもいい。 1度だけ硫黄系の温泉にも連れて行って貰ったが、残念ながら私には合わなかった。 だって、どこもかしこも強烈な匂いがするのだ。 ゆで卵の匂いだけでお腹一杯になっちゃったよ。
温泉ワーイと喜んでいたが、この週末にはスペシャル・ドラマ「氷点」をやるというではないか。 旅行先でTVに齧り付くのもどうかと思うので、録画予約して行かねば。
私にとって水曜日は、1週間のうちで、最も楽しみが多い日である。 この場合の楽しみとは、TV番組の事なのだが。
19時から2時間続けてテレビ朝日系、21時は何も無ければお風呂、22時にBS2、45分からNHK総合、23時過ぎに再びテレビ朝日系か場合によってはこの時間で急いでお風呂、そして23時半頃に日本テレビという具合に、TV番組の梯子をするのだ。 ただのテレビっ子なのだよウフーフ。 ゲストによっては見るが、23時過ぎの「オーラの泉」は、私の中で優先順位は低い。 美輪明宏が好きじゃないのだ。 いい事を言う時もあるが、大分前にワイドショーのコーナーで「ハァ?」ととんでもない事を言っていたので、その頃から私の中での評価はマイナスになった。 大体私の嫌いな同性愛者だしな。 それに気持ち悪いんだもん。声も見た目も。 化粧をしてなけりゃ、ただのじいさんじゃん。 尤もこんな事は大声では言えない。 万一本人やシンパに知れたら、呪われそうだし。 あびる優みたいな目に遭うのはごめんだ。
で、23時半の楽しみは、「NANA」である。 この歳でアニメに嵌まっているなどと恥ずかしくて口に出来ないが、漫画は大好きだ。 麻生さんみたいには恥ずかしくて公言出来ないけど。西洋では子供の読み物だと言うし。 でもねえ、矢沢あいはいいわー。流石に面白い。 1番好きなのは「天使なんかじゃない」だけど。古くてごめん。 「NANA」は原作漫画も読んでいないし、映画も観ていないので、余計にどっぷりアニメに嵌まっている。 万一見逃しても、YOU TUBE で観られるのもいい。 誰かがアップしてくれているので助かるが、先日見てみたら、原作漫画まで載っていた……そりゃ流石に駄目だろ。 ところで日本テレビって、「愛は地球を救う」での会場の不適切な発言の動画は必死になって削除していたのに、このアニメについては寛容なのね。 と一寸矛盾を感じたのだった。
愈々寒くなって来たので、タイヤをスタッドレスに替えた。 無論自分では出来ないので、ガソリンスタンドにお願いした。 そうしたら、そろそろ新しいタイヤに買い換えた方が良いと言う。 晩御飯は、鍋物にした。 温かいし、楽ちんだし、そろそろおでんもいいねえ。 などと話しながら食べていて、私はゆずぽんの瓶に手を伸ばした。 しかし瓶を振りながら、自分の近くに持って来る途中で、手が滑ってしまったのだ。 落下地点には運悪く、私のとんすいがあった。 飛び散る野菜や肉。 汁がぽたぽたとテーブルから垂れ、床を濡らした。 エプロンをしたままの私の膝にも、榎茸と肉が飛んでいた。 動いたらエプロンの水溜りも瓦解してしまう。どうしよう。 私が呆然として、膝の榎茸と肉を手掴みで食べていると、 「あーあ。ほら、これで拭きなよ」 と、ダーリンが台拭きを持って来てくれた。しかしこれでは到底足りない。 仕方が無いので立ち上がると、エプロンの上の汁溜りが床に落ちた。 洗面所の雑巾もバケツごと、全部持って来て欲しかったのだが、台拭きを持って来たら自分の役目は果たしたとばかりに、自分だけ食事の済んだダーリンは、既にそっぽを向いてPCで遊んでいた。 零したのが彼だったら、こうは行かない。 雑巾やら何やら持って来て床を掃除し、彼を風呂場に追い遣り、着替えまで用意するのは、きっと私なのだ。 しかし私が零した場合、私が全部自分でやらなければならないのは何故だろう。 釈然としない思いを抱えつつ、半ば諦めて、私はとぼとぼと、水を滴らせながら風呂場に向かった。
エプロンを脱ぎ、水でざっと洗い、洗濯機に放り込んだ。 ズボンも靴下も濡れていたので、同じく洗濯機へ。 結構な嵩になったし、明朝まで放置すると汚れが染み付いてしまいそうな気がしたので、夜だけれど深夜じゃないので、洗濯機を回した。 スリッパにも汁が染み込んでいたので、これはゴミ箱に。 洗えないスリッパだし、夏中使ったのでもういいかなと。 上とパンツだけは無事だったので、ズボンだけ履き替えた。
居間に戻ると、テーブルの上の食器は殆ど片付いていた。 「すいとんに罅が入っていたから、まだ中身は残っていたけれど、捨てちゃったよ。欠片が入っていたら危ないからね」 床もテーブルも水溜りはそのままだが、遊んでいる振りして、少しは手伝ってくれたのか。 お礼を言って雑巾がけをしていると、また彼が言った。 「これがシオンの実家だったら、絶対怒られてるね」 「うむ……」 確かに、うちの親なら怒る。零すのは、行儀が悪いからだと。 「貴方のおうちでは怒られないの?」 と訊くと、 「うちは、やっちゃったもんは仕方ないって考えだからなあ」 だそうで。 確かにそうだわな。
昨日は休みだったので、主人と一緒に買い物に行った。 チョコレートを1つだけ買おうとしたら、3つセットならおまけが付くと店員が言う。 大したおまけではないが、好きなチョコなので無くなったらまたどうせ買うだろうし、纏め買いしてもいいかと思ったので、主人に頼んで好きなのを持って来て貰った。 中に洋酒の入ったチョコレートだった。 ……仕方が無いので買った。
私はワインも含め、洋酒が余り好きではない。 しかし主人は、飲めないくせに、好きなのだ。 洋酒入りチョコも大好きだと言う……すぐに顔が真っ赤になってのぼせるのに。 夕食後、 「そう言えば、チョコ買ったんだっけ。食べてもいい?」 と言いながら、私がいいとも悪いとも言っていないのに、さっさと開けて食べていた。 じゃあ訊くなよ! 私も1欠片貰って、洋酒さえ入っていなければもっと美味しいのに何故こんな物をわざわざ入れるのだろうと思いながら食べていた。 「あっそうだ、お風呂に入る前に、久し振りに運動しよう♪」 と言って彼は、通販で買った何とかステッパーを押入れから引っ張り出し、踏み始めた。 その様子に何となく違和感を感じながら、 「幾つ召し上がったの?」 とチョコの数を訊くと、 「んーとね、4つ。エヘヘ、美味しかったー♪」 との返事……愈々おかしい。 3つでもぷは〜と言う人が、4つは多過ぎやしないか? 「あははー、運動終わり。おっとっと」 「一寸、大丈夫?」 ステッパーから降りた彼がよろけたので、私は慌てて近寄った。 「ああもう、シオンってば危ないぞーイタタ」 と言いながら、彼は反対側によろけてドアにぶつかった。 何だコイツ危険だぞと思いながら彼を支えようとすると、彼はがっしり私を捕まえた。 「お相撲だ〜。はっけよーいソレ〜」 と彼が言うと、ぐるりと天井が見え、何かがぶつかる音がして、ストーブが止まった。 ……彼が私を部屋の隅に投げ飛ばしたのだ。 余りの痛さと驚きで、私が動けないでいると、彼は言った。 「ごめんね、痛かった? 投げる振りをしようとしたのに、思ったよりシオンが重くってさ〜」 言うに事欠いてソレかい(怒)。 「ほら、お相撲ごっことかすると、普通踏ん張るでしょ。シオンは女の子だからそんなのした事無いのかなあ。踏ん張らないで投げ飛ばされちゃったから、吃驚したよ」 いや踏ん張るも何も、私はお相撲ごっこに全く同意していないから。 大体「のこった」言う前に投げたら反則だろ。 本気で怒ったので、寝るまで私は口を利かなかった。
どうやら、洋酒入りチョコを食べた後すぐに運動したせいで、酔いが全身に回ったらしい。 お酒が飲めない人だから、酔って酒乱になる事も無いだろうと思って結婚したのに、こんな落とし穴があるとは。 その後も四の五の 「でも僕は普段、これよりずっと酷い事を沢山シオンにされている」 などと言っていたが、酔いがすっかり醒めてから、ホントにごめん反省してると謝ったから許してやる。 ストーブは蓋が少し壊れただけで、一応動いている。 しかし当分チョコは無しだ! そして洋酒入りのは2度と買わないからな!!
2006年11月19日(日) |
安藤美姫ではキム・ヨナに勝てない |
フィギュアスケート・グランプリシリーズ第4戦・仏蘭西大会・女子シングルをTVで観た。 スケートするのは苦手だが(手摺磨き専門。スキーと違って、転ぶとケツ痛いし!)、観るのは好きだ。 スピードスケートはミズスマシみたいで詰まんないけどな(笑)。
TV朝日が推す今回の目玉は、安藤美姫とキム・ヨナ(韓国)らしい。 以前も書いたが、復活後の安藤は力強い滑りがいい。 しかし、何かが足りない。 それは10点差を付けられての2位だった事にも現れているが、エキシビションを観て、よく解った。 彼女の演技は、繊細さに欠けるのだ。 彼女が好きだと言う、絢香とかいう歌手の「I believe」は比較的しっとりした曲なのだが、それにも拘らず彼女の振り付けは一本調子に力強いのだ……それは違うだろ。 そこへ行くとキム・ヨナは、身体がまだ軽い事もあって重量感を感じさせない上に、繊細さも持ち合わせている。 このままでは、安藤は勝てない。 力いっぱい表現するだけが表現ではないのだ。
ところで、中国大会で見かけた背負い籠の子供達には大笑いだったが、仏蘭西大会では見なかった。 フィギュアの大会では、選手が滑った後に、観客が花や縫い包みを投げ込む。 それを拾う係りの子供達がいるが、中国大会ではその子供達が、背中に籠を背負っていたのだ。 あれは中国限定なのだろうか。 拾ったそばからポイポイと背中に投げ込めば手が空き、作業も楽だし、万一転んでも安心だ。 あんな素晴らしいシステム、中国大会だけに留めておくのは勿体無い。 スケート連盟では是非、全世界的に採用すべきである。
料理好きの母は、ビタクラフト愛用者だ。 10年ほど前だったか、それまで約30年使っていた鍋の取っ手が取れ、駄目で元々とビタクラフト社に問い合わせたところ、無償で修理に応じてくれたので感動していた。 ビタの鍋は質も良いが、会社の対応も良かったという話である。 (尤もサイトを見てみると、現在ビタクラフト社は、有償修理に切り替えているようである。)
結婚してから料理を始めた私は、貰い物の鍋の他に、ホームセンターで安く売っている行平鍋を使っていた。(「行平鍋」という名称も、それまで知らなかった) しかし最近になって、この安っぽい鍋が気に入らなくなって来た。 安っぽ過ぎて、安っぽい金属の味が料理に移ってしまいそうな気がして来たのである。 よし、新しい鍋を買おう。 第一候補はビタクラフトであったが、最近よく見かける琺瑯製のル・クルーゼも気になる。 だって、可愛いんだもの。 どっちにしようかなと主人に相談すると、 「ル・クルーゼは重いぞ。シオンには持てないんじゃないか」 と言う。 ようし、本当に持てないかどうか試してみようじゃないか、と言う事で百貨店に行ってみた。 ル・クルーゼの小型片手鍋を持ったところ、 「重!」 ずっしりし過ぎて無理。 空の鍋でこの重さでは、中身が入ったらどうなる事やら。 「貴方の仰る通りでした。お箸よりも重い物を持った事の無い私には、使いこなせそうにありません」 と私は素直に認めるところとなった。
その店にビタシリーズは1種類しか置いていなかったので、持ち比べが出来なかったのは残念だが、私はネット通販でビタクラフト・ウルトラの片手鍋を買ったのだった。 使ってみて、7層構造の素晴らしさを実感した。 火から降ろしても、鍋がなかなか冷めないのだ。 いつまで経っても温かい。これは凄い。 おまけとして、料理本までついているし、ビタクラフト万歳!
この料理本を活用出来るか否かがまた問題なんだけどな。
今週は私にとって、大仙祭りだった。 勿論、秋田県の子殺し事件の事である。 「犯人の進藤美香は『チャーリーとチョコレート工場』のウンパルンパそっくり」 という書き込みを見付けて、この映画は1年前に飛行機の中で観たものの、ウンパルンパの顔までは覚えていなかったので、検索してみた。 確かに似ていて、思わず笑っちゃった。
でも、笑えない事も……。 ワイドショーは、犯人の過去まで洗い出す。 高校の卒業アルバムからと思われる彼女の写真、これが、私の友人にそっくりなのだ。 髪型といい、顔の輪郭といい、よく似ている。 うわー友人にメールしたい!と思いつつ、殺人犯に似ているなんて言ったら悪いかしら……と流石の私も躊躇してしまい、未だにメールを出せないでいる。 因みにこの友人、和歌山カレー事件の時、実の母親に 「この林眞須美って、アンタに似ているねえ」 と言われたそうで、甚く憤慨していた。 「自分が産んだ子供に対して、それって酷くない!?」 そりゃ酷いね……でも言われてみると、確かに似ていなくも無い。 殺人犯に似ていると言われ慣れているにしても、こちらから大仙の件に触れるのは如何なものかと思うので、彼女からのメールを待っているところである。 事件が風化する前にメールしてくれ〜電話でもいいからっ。
鈴香といい美香といい、子殺しは秋田にばかり集中しているような気がするが、秋田と言えば自殺率全国1位を誇る県である。 何故か。 秋田をはじめとする東北には、陽が差さない。特に冬場の日照時間は少ない。 盆地なんかだと、午後の4時には暗くなって来るので、日が暮れるの早っ!と驚いたほどだ。 「同じ日本に住んで、同じ税金を払っているのに、東北は不公平だよな〜」 と言った人もいた。 鬱とお日様には関連性があるらしい。そういう論文も出ている。 だから、自殺したい人はなるべく陽の光に当たるといい。電灯じゃ駄目である。 寒いとなかなか外に出たくないものだが、東北人もお天道様と顔を合わせよう。
2006年11月16日(木) |
愛国心は強要されるべきものなのか |
野党が議会をボイコットしたが、与党による強行可決で、教育基本法が改正された。 何かっちゃあ野党議員は集団でボイコットするけれど、議会に出席するのって、国会議員のお仕事じゃないの? ちゃんと仕事しなきゃ駄目でしょうが。 与党も、数の力に物を言わせて強行採決するのは良くない。 勘違いしている人が多いけれど、民主主義=多数決じゃないのよね。 その前に、ちゃんとした話し合いが必要なのだ。 私は民主主義が絶対とも、最善とも思っていないんだけれどね。 良い結果を出せるのなら、独裁政治でもOKだと思っている。 ただ、その独裁者が心悪しき人だと困るのだ。 やはり私が大統領にならないと!
さて、教育基本法。 一応調べてみたものの、元々がどんな物で、どこがどう変わったのかよく解らないが、今回焦点になったのは「愛国心」についてらしい。 学生時代(最近、中学高校も「学生時代」に入ると勘違いしている人が多いのが気になる。中高生は「生徒」であり「学生」ではない。学生とは高校卒業後の大学生や専門学校生の事を指す。よって高卒に学生時代は存在しない)仲間内の雑談で、日本が戦争に巻き込まれたらどうするか、という話になった。 先輩と後輩は、そうなったらとっとと外国に逃げるよなあと笑いながら言い、私はそれを見て非常に嫌〜な気分になった。 率直に言えば、お前等死ねと思った。言わなかったけれど。 同年代の若者(当時)しかも男の癖に、愛国心の欠片もない事が、私にはショックであった。 母国が戦渦に巻き込まれた場合、逃げていいのは乳飲み子を持つ母親だけだ。 男なら銃を取れ。
愛国心は、教育によって育まれる。 しかし私は、愛国心を強制されて育った訳ではない。 それは、自然に身に着くのが望ましい。 「強制しても意味は無い。法律に盛り込むよりも、この国に生まれ育って良かったと思えるような国にするのが、政府の仕事じゃないのかな」 と、強行採決のニュースを見た主人が呟いた。 その通りだと思う。
松坂大輔投手のお値段は、5111万ドル(約60億円)だそうで。 しかしこれは、松坂投手との独占交渉権を得るために、アメリカの球団が西武に支払った額らしい。 ……もし松坂投手がNOと言ったら、この60億円はどうなるのだろう。 野球の事には全く興味が無いので、私にはよく解らん。 序でに、高が野球選手を呼ぶために、そこまでする神経も解らん。 街頭インタビューに答えて、アメリカ人が 「5000万ドルもの価値がある野球選手などいない」 と言っていたが、その通りだと思う。 大体、これって人身売買じゃないの? 人権団体的にはOKなの?
マドンナがアフリカ人の子供を養子にした事について、「マドンナの売名行為だ」とか「これは嘗て、白人が黒人を奴隷としてアメリカに連れて行ったのと同じだ」とか、人権団体の人間が言っていたが、松坂の方がよっぽど問題あるんじゃないのか。
松坂を売って60億円を獲得した西武は、このお金を何に遣うのだろう。 「西武百貨店はこれを記念して、新しいデパートを建てる。名付けて、『松坂屋』だ!」 とダーリンの同僚が言って、皆に馬鹿にされたという。 「それって、実は貴方の発言なんじゃないの? 貴方、そういう事言いそうだもの」 と私が言うと、彼は完全否定した。 「僕はそんなくだらない事は言わない」 んだそうで……寧ろ、いつもの発言内容と同じレベルかと私は思ったのだが。 何に遣うかは西武の自由だが、ただの赤字補填に遣ってしまったら馬鹿だな。 何か、世の中の役に立つ事に遣えば、西武の株も上がると思う。
2006年11月14日(火) |
矢田亜希子は幸せになれるのか? |
♪よ〜く考えよ〜 お金より大事だよ〜♪
押尾学と矢田亜希子が結婚したという。 矢田嬢は、よっぽどこの男に惚れているのだなあ、と思うと同時に、大丈夫かいなという心配が。 だってねえ、女の幸せは男で決まるのだもの。 幾ら好きでも、本当にこの人と添い遂げられるのか、添い遂げたいのか、よくよく自問しなければならない。 今の彼女は、「恋は盲目」の状態にあるような気がする。 盲目の間はいいのだ、本人は誰よりも幸せなのだから。 怖いのは、魔法が解けた時だ。 我に返って、何故こんな男と(主語が男の場合は女と)一緒になってしまったのだろうと愕然とする。 その時に、子供がいなければ幸いだ。
離婚騒動で、多くの人に「やっぱりね」と言われた竹内結子は、その点で実に軽率だった。 獅童も駄目だが、そんな駄目男を選んだ時点で、女も駄目女だ。 だから、出来ちゃった結婚は駄目なのだ。 離婚家庭の子供達は一様に傷付くが、出来ちゃった結婚で離婚した親の子供は、もっと傷付くのではないだろうか。 だって、自分が生まれなければ、親は結婚する事も離婚する事もなかったのだから。 離婚するには、子供がいないならまだいい。 しかし子供がいたら、そこには親としての責任と義務がある。 金銭的な責任だけではない、子供に温かい家庭を提供すべき義務が、親にはあるのだ。
押尾夫妻は出来ちゃった結婚ではないし、その点では評価するが、何となく、出来ちゃった結婚と同じ不安定さを感じる。 婚姻届を出した時の押尾夫人は、実に幸せそうだったと言う。 その笑顔の通り、幸せになれると良いのだが。 ナルシストと言われる男は、自分以上に妻を大切に出来るだろうか。 是非、奥さんを幸せにする事で、自分も幸せになって欲しいと思う。
「のだめカンタービレ」を観ていたら、今日はラフマニノフのピアノ協奏曲第2番が出て来た。 いいよねー、これは。大好きだ。 友人なんて、これの総譜を買ってピアノパートを練習し、持っているCDに合わせて弾いて、ソリスト気分を味わっているほどだ。 (私もやってみたいが、残念ながらこれを弾けるほどの技術を持ち合わせていない) 「やっぱりラフマンはいいねえ」 と私が浸っているのに、 「この曲知らなーい」 とダーリン……何故だ、私よりずっと音楽に詳しいくせに。 「だってピアノには興味ないもーん」 だってさ! 詰まらん男よのう。
本物の音大生は、こんなにおちゃらけて遊んでいないのかしら、と彼に訊いてみると、 「んな事は無い。プロになれない奴は幾ら頑張っても駄目だし、プロになれる奴は遊んでてもなる。それに人格や生き方と、その人の生み出す芸術は別のものだよ」 「なるほど、モーツァルトは従姉に『ウンコ』を連発した手紙を書いたと言うしね」 「そう。芸術家なんて、皆ウンコみたいなもんさ」 ……そうなのか?
妹との会話。 「見て見て、これって『ほわ〜ん』じゃない?」 「あっホント、『ほわ〜ん』だね」 「ほわ〜ん」 「ほわ〜ん」 我々の「ほわ〜ん」とは、ほわ〜んとシアワセな気分にさせてくれる物、つまり「素敵な物」である。 例えば、買い物に行って「ああ、いいなあ」と思えるような素敵な服に遭遇した時に、このような会話が成立するのだ。
ダーリンの休日に、2人で百貨店に行った。 すっかり寒いねえ。 まだ秋だと思っていたのに、もう冬なのかしらん。 靴売り場では、沢山のブーツが並べられていた。 その中で、一寸変わったブーツが、私の心を掴んだ。 以前の私なら、実用的ではないという理由で却下していたのに、その靴が気になって気になって仕方がない。 同じデザインの物が3色並んでいたので、彼に訊いてみた。 「ねえねえ、あの靴、可愛いくない?」 と言ってみると、ああいいねえと言うではないか。 よし。 「黒、茶色、白とあるけれど、あの3色の中ならどれが似合うと思う?」 「そうだなあ、その服なら、白かな」 白……それは最も汚れが目立つ色。そのために私が敬遠している色。 でも私に似合うって。(今日の服ならという限定付きなのに、その部分は既に飛んでいる) でも高い。 でも可愛い。変な模様も素敵。 でも私には、可愛過ぎる? もっと若い子向けの物なのかも。 と逡巡するうちに、ダーリンがさっさと歩いて行ってしまったので、私は慌てて追いかけた。
帰宅しても、あのブーツが頭から離れない。 「あの靴、可愛かったよねえ」 と何度も繰り返してはほわ〜んとしていると、とうとうダーリンが 「そんなに欲しかったら、買ったらいいのに」 と言ってくれた。 彼の欲しい物は私が却下してしまったのに、何て優しい人。 お言葉に甘えて、翌日、朝一番で店に行ってしまった。 黒と茶があっても、白のサイズが無ければ諦めようと覚悟して行ったら、白だけ私のサイズが残っていた。 運命だわ。 という訳で買ってしまった……きゃー。
玄関にどどーんと置いておいたら、ダーリンから、 「これ、仕舞う場所無いの?」 と言われてしまった。 「ごめん、邪魔だった? 私としては、目に付く所に置いておいて、見る度にほわ〜んとすると同時に、常に貴方に対する感謝の気持ちを忘れないようにしようと」 「いや、『早くこれに似合うスカートを買え!』と言われているようでさ」 ……幾ら何でも、それは穿ち過ぎですよ貴方。 でも、いつものジーンズにブーツインで履いてみたら、 「それじゃあまるで、パッと見、ゴム長みたいだな。やっぱりスカートの方がいいよ」 と言われたので、スカートも欲しくなってしまった。 流行のスキニーとやらもユニクロで試着してみたけれど、どうにもあの腰穿き感が駄目だった。落ち着かなくて。 それにあれって、細身の人が穿くからいいのであって、デブが穿くと犯罪以外の何者でもない。 幸い今のところ、そのような身の程知らずには街でまだお目にかかっていないけれど、私がその第1号になる訳にも行かないので、このほわ〜んなブーツに似合うスカートを探そうと思う。
お菓子が大好きだ。 毎日食べていたら体重が増加してしまったので、最近は控えているが、それでも美味しそうな物を見付けると、時々買ってしまう。 本日スーパーで見付けたのは、「明治果汁グミ ぷぷるん カシス味」「グリコポッキーデコレ 林檎のクリーミーカスタード」。 お家に着いてから、わくわくして開けてみた。
ぶへぇ。
どっちも不味っ。 「カシスなんとか」という名前のカクテルは好きなのに、くろすぐりだけだと美味しくない。 ブルーベリーやラズベリーも嫌いだもんな、私。 ベリー系で好きなのは、ストロベリーだけだ。 ポッキーの方は、普通の林檎なら好きなのだが(但しふじりんご。それ以外は嫌)、このクリーミーカスタードはシナモンが利き過ぎ。 にっき嫌いなんだよー! 残りについては、 「これ全部貴方にあげる。職場に持ってっておやつにしていいよ!」 とダーリンに丸投げ。 こういうハズレがあるから、私はいっちょ食いに走ってしまうのである。 ハズレ少なき人生を送るには、なるべく新しい物に手を出さない方が良いのではというのが私の持論だが、それでは詰まらないのか。
自民党の、所謂郵政造反組が復党するかどうかで揉めている。
主人の見解としては、一旦離れたのだから、復党はあり得ない。 仮令個人の意見があるとは言え、皆で選んだ党首の言う事に従えなかったのだから、復党を許してはいけない、というもの。 しかし私は一寸違う。 復党はあり得る。但し、条件がある。 「私だったら、小泉の首と引き換えじゃなきゃ戻らないと言うね。だって、ちゃんとした議論も無いまま、参院の議員達を脅して、強行可決に持って行ったんだよ。しかも否決したのは参院なのに、反対していた衆院の議員を見せしめに追い出したんだよ、おかしくね? そんな奴と一緒にやって行けるかっつの。造反組は、小泉が自民党から追い出されない限り、復党すべきじゃないと思うね」 と鼻息荒く語る私に、主人は一言、 「いやあ、それは無いだろ……」 と呆れたように言った。
造反組が帰って来るとなると立場が危うくなるのは、落下傘部隊とか刺客とか言われた、小泉チルドレンである。 「政治家っていうのは、常に使い捨てされるという事を覚悟しなければいけない。使い捨てにされるっていう事を嫌がっちゃいけない。総理大臣だって使い捨てにされる。国会議員だって、一回一回選挙毎に使い捨てにされるという事を覚悟しなきゃいけない。当たり前なんです。甘えちゃ駄目です。だからこの時使って貰った、選んで貰ったという事に喜びを感じながら、その度全力を尽くす。更に使おうと有権者が思ったら、また使って貰えばいい。使い捨てされるなんて嫌だなんて言った人は、国会議員にならない方がいい。常に使い捨てされて当たり前だと思って、日頃向上心を持って頑張って頂きたい」 と言われたチルドレンは、少なからずショックを受けたらしい。 桃色スーツのおじおばさんは、 「冷たいなあと思いました」 などと言っていたが、何を今更という感じだ。 小泉が冷たいなんて、普通に判りそうなものだけれど、判らなかったのかしらね。 「使い捨てされないように頑張る」 と言っていたタイゾーの方が、まだなんぼかマシだ。 使い捨てなんて世の流れに逆行しているみたいだが、逆に造反議員はリサイクルされるのか。
雌猿は発情すると、お尻が赤くなる。 猿から進化した人間は、お尻の代わりに唇に紅を引き、雄を誘惑するのだという説がある。 本当かどうか知らないが。
主人がこっそりお菓子をつまみ食いして、ポロポロと床に零して痕跡を残していたので私が叱ると、彼はぷぅ〜と膨れた。 その様子が子供みたいだったので、 「ぷぷっ、可愛いなあ。ほっぺが膨らんで、お尻みたいよ。尖った口も肛門みたいだし。あっ、そう言えば口の周りにはお髭が生えてて、もじゃもじゃにしたら益々肛門みたいになるわね」 と私が笑うと、彼は 「酷い。亭主の口を肛門扱いするとは怪しからん」 と憤慨していた。
翌日、帰宅した彼におかえりのちゅーをしようとすると、 「シオン、何か匂うよ」 とくんくんされた。 「昨夜は頭洗っていないからかな(毎日洗うと禿げるため、洗髪は1日置き)。そんなに臭い?」 と自分でもくんくんしてみたが、自分の匂いは自分ではわからぬものだ。 主人は私の頭をくんくんすると、 「違う、頭じゃない。もっとこう……」 「うんこ臭い?」 「まあ、それに近いかな」 ガーン……別にトイレを我慢している訳でもないのに、何故。 はっ、そう言えば。 「出てないの?」 と、心配そうに訊く彼。 「ううん、出たは出たけれど、調子が良い訳ではない。それでかなあ」 はっ、もしかして。 「口がうんこ臭いのは、貴方が呪いをかけたのね? 私が昨日、貴方の口を肛門みたいと笑ったから!」 「ふふふ、やっと気付いたか。人を呪わば穴2つ」(意味が違う気が) 早く解いて下さい、このヘンな呪い。
2006年11月08日(水) |
ずれる論点、ぼやける焦点 |
文部科学大臣宛に、差出人不明の手紙が届いた。 「苛められた。何とかしてくれないと自殺する」というものである。 文部省ではわざわざ深夜に記者会見まで開いて、全国の苛められっ子達に、自殺を思い止まるようメッセージを送ったという。
バッカじゃねえの? 幾ら何でも、騒ぎ過ぎだろう。 どうせ記者会見するなら、こんな脅迫状を送り付けるなど怪しからん、と怒ったらいいのに。 それを、まるで腫れ物に触るかのような扱いをするから、餓鬼共が付け上がって、 「僕が死んだら先生のせいです」 などと馬鹿な事を抜かすのだ。 先生のせいだ? 巫山けるな。 苛めっ子のせいだろ。明後日の方向に責任転嫁するんじゃない。 文部科学省も、これは立派な脅迫状である、威力業務妨害の容疑で捜査して貰う、ぐらい言ったらいいのに。情けねえな。
岐阜県瑞浪市立瑞浪中学2年の女子生徒が自殺した件では、彼女にボールをぶつけるなどして苛めていたという、同じバスケ部の少女4人が、登校拒否になっているという。 普通の神経なら、この状況では登校出来ないだろう。 周囲の目が厳しいからか、良心の呵責があるからなのか判らないが、この子供達は多少なりとも普通の神経を持ち合わせているようで、その点では安心した。 しかし、自殺少女の父親は、 「苛めた側の心のケアも必要である。学校の対応が悪い」 と言ったとか。ハァ? 何でもかんでも学校が悪いって、そりゃないでしょ。 学校に言ったけれど、学校は何もしてくれなかっただと? 学校は、親の言う事を聞くべきだとでも思ってんのか。 勘違いも甚だしいぞ。 基本的に、学校は勉強を教わる所だと私は思っている。 教師だって、生徒1人1人の事なんか看てられるかっつの。 子供の面倒は親が看ろよ。 それが出来ないなら、親なんてやめちまえ。
忘れているみたいだから教えてやるが、苛めたのは学校じゃなくてバスケ部員達だろ。 娘は苛めを苦にして自殺したんじゃないのか? 親の癖に、責任を学校に転嫁するんじゃない。 悪いのは苛めた子供だろ。 それを心のケアだと? 馬鹿も休み休み言え。 こんな駄目親父では、娘が自殺しても仕方ないかもな。
兎に角、誰が悪いのかと言えば、苛めっ子と、そんな子供に育てた親である。 それを全部学校のせいにするとは、どこまで寝惚けているんだか。 因みに私は、あの脅迫状は悪戯だと思っている。 万一本物だった場合、マスコミに叩かれるのを恐れて文部科学省も大々的に会見を開いちゃったんだろうけれど。 自殺を考えている苛められっ子には、自殺したら皆が同情してくれるなんて、甘ったれんじゃないよと言ってやりたい。
楽器を演奏している振りというのは、演奏経験の有無によって結構差が出るものだと、ドラマを観ていて思った。 「のだめカンタービレ」で、主人公のだめ役を演じる上野樹里は、小学校6年生までピアノを習っていたという。 勿論今回のドラマ撮影にあたっても、ピアノの練習をしたらしいが、仮令「振り」であっても弾いているように見えるから、やはりその経験はちゃんと役に立っているのだろう。 それに対して、相手役とバイオリンの男の子は……うーん、もう一寸何とかならなかったのかなあという気がする。 それともう1つ、何とかならなかったのかと思うのが、竹中直人……あれで独逸人(だったかな?)役というのは、ちと厳しい。 あの仮装で、ドラマの質が一気に学芸会レベルまで下がって、雰囲気がぶち壊され兼ねない。 しかしあそこまで濃く演じられる外国人役者というのも、なかなか探せなかったのかも……と思うと、仕方が無いのか。
玉木宏と竹中直人の指揮も、何とかならんのか。 最初に出て来たマエストロ・ヴィエラ先生の指揮は、本物っぽくて良かったのになあと思っていたら、演じていたのは何と、チェコフィルの主席指揮者、ズデネク・マカル氏だそうで。 本物のマエストロだったとは、お見それしやした。 指揮者役に指揮者を使うとは、フジテレビ恐るべし……!
最近、髪の毛が伸びて来て、のだめに似ていると主人に言われた。 クレラップ→ちびまる子ちゃん→のだめ と、私も進化したか。 でも私、あんなにほわ〜んとしたキャラじゃないんだけれどね。 毎週ドラマに夢中になっていると、原作漫画買おうか?と主人が言い出した。 どうやら私が、読みたいって顔をしていたらしい。 余りドラマを観ない主人だがこういう音楽系の話には弱いので、多分本人も読みたいのだと思うが、楽しみがなくなっちゃうから、ドラマが終わるまで本は我慢しようよ。
日曜日の朝、TVを付けたら、核保有議論についての意見が飛び交っていて驚いた。 中川、まだそんな事言ってたんだ……全然諦めていないのな、この人。 核保有についての議論があってもいい、などと言っている政治家が何人かいるが、議論したいという事は、最終的に核保有の方向に持って行きたいとしか思えない。 だって、核兵器を持つべきではないと本当に思っているなら、そんな議論をしようなどとは、考えも付かないだろう。
日本はアメリカの核の傘に守られていると言うが、アメリカが本気で日本を守ってくれるとは考え難い。 アメリカにとって日本は使いっ走りで、カツあげの出来る相手に過ぎない。 北朝鮮が日本を攻撃しようとしても、アメリカは事前に防いじゃくれない。 真珠湾の例を見ても明らかで、攻撃された事を格好の言い訳にして、アメリカは北朝鮮を攻撃する。日本はアメリカに利用されるだけだ。 だから日本も自力で自国を守れるように、核保有をしてもいいんじゃないかというのが中川達核議論賛成派の考えらしいが、果たしてそれで平和になるとでも思っているのだろうか。 アメリカの銃犯罪社会を見れば、そんな事はないと判りそうなものだが。 寧ろ、唯一の被爆国として、核兵器廃絶を世界に呼びかけるのが、日本の役割ではないのか。
ところで自民党の中川昭一政調会長、段々麻生さんみたいに口がひん曲がって来ている。 もうね、あれだけで「こいつ、信用出来ないな」と思ってしまう。 大体私は、この人、好きじゃないのだ。 今年の春頃だったか、日テレのズームインだったと思うが、朝の番組で、「コンピューター好きの高校生がビル・ゲイツに話しかける」という企画をやっていた。 ビル・ゲイツが参加するパーティーにその高校生が潜入、ビル・ゲイツに話しかけ、コンピューターについて話をするという計画だ。 高校生は勇気を振り絞り、ビル・ゲイツに話しかける。 ところが、思わぬ邪魔が入った。彼が話しているというのに、ある政治家が横から割り込んで、ビル・ゲイツと他の話を始めたのだ。 そればかりか、その後延々30分もビル・ゲイツを独占し、高校生は隣りでしょげ返っていたのだった。 その政治家が、中川昭一である。 話し中に割り込むのは、百歩譲ってそれに気付かなかったとしても、色々な人と話をするスタイル立食パーティーで、30分間も1人を独占するのはマナー違反だろう。 この様子を見て、私は一気にこいつを嫌いになった。
そう言えば以前知り合いが、とあるパーティーでやはり自民党の加藤紘一と一緒になった事があるのだが、こいつもまた会話の途中で割り込んで挨拶して来たらしい。 政治家は票が命だから、色々な人に挨拶するのは仕方ないとしても、タイミングというものがあるだろう。 何て馬鹿で無礼な奴なんだ、と知り合いは大層立腹していた。 まあ、タイミングを読めないからこそ、バ加藤の乱で大コケしたのだろう。 それにしても、政治家はどうしてこう、他人の都合とか考えないのかね。 人が会話しているところに割り込むのって、普通にお行儀が悪いと思うのだが、政治家の家ではそういう躾けはしないのだろうか。
TVを付けたら、「スタ☆メン」で、鬼嫁特集をやっていた。 私自身は余り良い嫁とは言えないが、そんな私から見ても、あり得ないような妻達の振る舞いである。 夫の小遣いは昼食代込みで週に千円なのに自分は時々友人と外食するとか、夫が悪さ(どんな悪さかは聞き逃したが)をしたら子供と一緒に夫のパンツに落書きするとか、夫を顎で扱き使うとか、酔って寝転がる夫(これは夫も悪いが)を邪魔だと足蹴にするとか、兎に角驚いた。 鞭だけでなく、時には飴も与えて上手に亭主操作をしているように見えるが、それって、暴れた後にはとっても優しくしてくれる暴力亭主と同じなのでは……。 そりゃあ一緒に暮らしていれば、相手に腹の立つ事もあるだろう。 しかし苛めと一緒で、「ここまでやったら駄目」というラインが、普通は何となく判ると思うのだが、怒りの沸点が高いご主人なのかしら。 どうしてこのご主人達はここまでされても、奥さんに唯々諾々と従っているのだろう。 それでも奥さんを愛しているのか、子供のために我慢しているのか、単に奥さんを恐れているからなのか、私にはよく判らなかった。 というか、それを許している夫が情けないような気がする。 まあ、情けない夫に鬼嫁、割れ鍋に綴じ蓋という事か。 夫婦の事情はそれぞれ、家庭が平和ならそれに越した事は無いが、少なくとも子供の前で亭主を貶すのは、教育上宜しくないと思う……。 担当ディレクターは 「鬼嫁夫婦って、実は最高の夫婦関係なのかもしれません」 などと無理矢理纏めていたが、それは無いだろうよ。
私としてはこの番組を主人に見せて、うちの奥さんはなんて優しい良い奥さんなんだ!という事を相対的に感じて貰おうと思っていたのだが、生憎主人は入浴中だったので、それが叶わなかった。 何故かこういう時に限って長湯をするよね。 そして、即決でコーラングレを却下した私は、主人の中では鬼嫁に認定されてしまっているのであった。 納得行かないわ〜。
2006年11月04日(土) |
今年のボーナスは全額貯蓄しちゃうよっ |
普段お金に関しては全くと言っていいほど無関心な主人が、 「今年ももうすぐ、冬のボーナスが出るね」 と言ったので、驚いた。 しかし私が 「幾らぐらい出るの?」 と訊くと、 「さあ。いつも通りだと思うけれど、幾らだっけ?」 ……この辺りはやはりいつもの彼か。 彼の口からお金の話が出たという事は、何か欲しい物があるんだな。 そう察知した私は、水を向けてみた。 「いつも私の物ばかり買って貰っているから、貴方のも買いましょうね。何が欲しいの?」 「いいの!? えと、ええとね、
コーラングレ♪」 コーラングレて……イングリッシュ・ホルンかい!
テルミン熱が冷めたと思ったら、今度はコーラングレですか。 一体、幾らすると思っているのかしら。 中古でも、ボーナスだけじゃお釣りが出ないどころか、足が出ちゃうと思うんですが。 買っても自分が吹ける訳じゃないのに。 馬鹿じゃないの!? 喉まで出掛かった言葉を飲み込んで、私は 「却下」 と言うのがやっとだった。 買えない金額じゃないけれど、ボーナスは夫婦の共有財産なんだから、2人のために遣おうよ……。 それなのに、 「何が欲しいの?って言うから、正直に答えただけなのにぃ」 と口を尖らせ、恨めしそうに私を見る主人。 己はマトリョミンでも弾いてろっ。
「幸せって何だっけ」を見た。 本日の相談者は、青森県某所在住の36歳主婦。 「10年前に同い年の男性と結婚し、2世帯住宅で義父母と同居。共働きで、同意の上で子供は作らなかったが、そろそろ生んでもいいかなと思った矢先に主人から離婚したいと切り出され、半年が経過。どうしたら主人を引き止められるでしょうか」 細木の回答は、 「アンタが悪い。離婚するしかないね」 と、取り付く島も無し。
というのも、この奥さんに言わせると、ご主人はとっても優しい人で、 「料理好きだから、僕が料理するよ。夕食が出来るまでの間、お風呂に入って来たら」 と言ってくれるので、その言葉に素直に従っていたという。 頼めばやってくれるので、朝のごみ出しもご主人の仕事。 そんな生活が10年も続いたある日、ご主人が突然 「離婚しよう」 と言い出した。 奥さんにしてみれば青天の霹靂だが、客観的に見れば、まあ……である。
……あれ? 料理好きで優しくて、ごみ出しもしてくれる亭主って、うちにもいたような……とドキドキしていたら、主人もそう思ったようで、 「何か、どこかで見たパターンだな」 と、ぼそりと呟いた。 「ねえねえ、うちは大丈夫? まだ5年だし」 慌てて主人の首に腕を回すと、彼はさっと避けた。 「という事はあと5年か。折り返し地点だな」 ガーン……。
夕食後、主人がお腹イッパイと言って腹を摩っていたので、 「頑張ってダイエットでもしたら? そのままじゃ、プーさんみたいにお腹つっかえちゃうよ!」 と助言すると、彼はちらりと横目でこちらを見て、 「今ので3年減った。残り2年か」 と言い、向こうを向いてしまった。 私に巻き返しのチャンスは無いのか!?
2006年11月02日(木) |
弱い者達が夕暮れ さらに弱い者をたたく |
妹からのメールを読んで、飲んでいたお茶を噴きそうになった。 「いじめを苦にした自殺について、お母さんは、苛められっ子の親に対して批判的でした。私、やっぱりお母さんの娘だわ……。“ハ!やっすい命だな〜”って、同情する気も起きないもん」 笑い転げちゃったよ。流石我が妹。 そして私も、やっぱりお母さんの娘だわ……。
連鎖的に、全国の苛められっ子が自殺している。 私も子供の頃、苛められた。 幸いな事にそれは永くは続かなかったし、暫くすれば皆そんな事ケロリと忘れたかのように、元に戻って遊んでいた。 苛められる側の辛さが解り、私にとっては良い経験だった。 そして思い返せば、私にも非があったのだ。 TV番組でタレント歌手が 「苛められる側は、100%悪くない」 などと言っていたが、そんな訳はアンメルツヨコヨコ。 どこかしら何かしら悪い所があるから、「あいつ苛めてやろう」と思われるのだ。 にんげんだもの、悪い所の1つや2つはあるし、全く無ければ無いで、それが他人の気に障る事もあるだろう。 誰でも苛めの標的になり得るのだ。
子供に対して「苛めは駄目!」と言っている大人の世界にだって、苛めはある。 子供を持つ母親達の間にも、ママ友だの派閥だの、苛めはあるだろう。 インターネットの世界だってそうだ。 自分と考えの違う人間のブログを2ちゃんねるに晒して炎上させたり、子猫殺しを告白した作家を集団で否定したり、あれだって立派な苛めだ。 (そしてそんな連中に限って、言論の自由だの軽々しく口にするのだ。自分の言論だけは否定されたくないんだな) マスコミも同じだ。 自殺した子供とその親を被害者扱いして、学校と教育委員会を槍玉に挙げる は、正義の味方のつもりなのだろうが、見ていてげんなりする。 福岡の自殺生徒を「からかっていた」というあの元担任は確かに悪いが、一般人に対して写真機のフラッシュと共に罵声のような質問を浴びせかけるのは、明らかに行き過ぎである。 強い者が夕暮れ、更に強い者達に叩かれる、か。 冷静に考えれば判りそうなものだが、悪いのは学校ではなくて、苛めた子供達だろう。 集団ヒステリーみたいなものだろうか、皆が皆、学校と教員の管理責任がどうのと、全くお門違いな事を言っているのには呆れてしまう。 死んだ子供の親までが、苛めた子供の親は謝罪に来てくれたから許す、学校が悪いなどと頓珍漢な事を言い出す始末……馬鹿か。 苛めっ子の親も、本当に悪いと思っているなら、子供を連れて来てしっかり謝らせるべきだろう。
苛められる方も、苛める方も、両方に非があると私は思う。 もっと言ってしまえば、そんな子に育てた親が悪い。 大人なら理性で回避または対処出来る苛めだが、子供にはそれだけの知恵が無い。 親ならちゃんと子供を見て欲しい。 決して学校のせいにするな。 子供も安易に自殺するな。 自殺すれば皆が可哀相にと同情してくれるとでも思っているのだろうが、甘えるな。 少なくとも、うちの母と妹は同情していないぞ(笑)。
髪が伸びて来た。 「その髪型、ちびまる子ちゃんみたいだ」 とダーリンに言われた。 それは、あんまりだと思う。
「セーターにはまだ早いし、普通のシャツだと寒いから、この時期は着る物が無くて困る」 と妹が言うので、またミシンカタカタ。 そしてまた肩凝り。 ロイヒつぼ膏を、ダーリンに貼って貰った。 自分では、どこがつぼだか判らないからである。 貼ってから、ものの1分もしないうちに焼けるような痛みが。 ドンピシャでつぼだったようである。
あーあ、裁縫部屋が欲しいな……。 一部屋空ける事は可能なのだが、そこにはTVもPCも無い上、壁を隔てた隣の家には、赤ん坊がいるのだ。 昼寝の時間とかち合ったりしたら悪いかなあと思うと、なかなかその部屋ではミシンを踏めない。 大きな作業台も欲しいなあ……床にうんこ座りしてしまうので、首と肩がすぐやられるのだ。 でもそんな大きな机を置ける部屋なんて、無いのよね。 だからと言って、大きな家は欲しくない。 お掃除大変だも〜ん!
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